劇団Tip Tap の「Play a life」を見てきた。
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=35719&

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Tip Tapは注目の劇団だ。
早稲田の演劇サークルから出てきて、実直に小舞台を成功させてきた。
scoreと同じくらいの注目の劇団だ。

その注目のTip Tapが私の近所の町の墨田区で上演するという。
行かないわけにはいかない。
しかも、初回公演で評価の高かった「Play a life」だ。
前回は行き損ねたので、今回は行っておこうと思っていた。

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会場へは、稲荷町の自宅から、チャリで出かけた。
浅草通りを軽快に走りぬけ、隅田川を駒形橋で渡り、墨田区に入った。
墨田区に入ってからは、少し腰抜け。
台東区ほどの地元感はないので、キョロキョロしながら会場を探す。
最近は台東区から出ない日が多くなっているので、隅田川を渡るのはある意味冒険だ。

橋を渡って墨田区に来ると、スカイツリーが大きいのね。
びっくりだわい。
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会場は墨田パークスタジオ。

入り口だけみると、カフェのようだ。
入ってみると、100名を少し超えるほどの小箱。
日暮里のD倉庫もしかりだが、このサイズの小箱は、演者の息遣いが聞こえるので見ていて楽しい。

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ストーリーについては、初演時の師匠のページから見てほしい。
きれいに纏められている。
http://musicaltheater.blog130.fc2.com/blog-entry-256.html

この舞台、「今を生きる」をモチーフに描かれている。
「今を生きる」については、私も好きな映画だ。
特に、あのラストシーンでの机の上に立つ場面では大きく涙した。
でも、25年以上前の映画なんだよね。
思った以上に遠い時間だ。
芝居のストーリーの中では、今を生きる以外にも、パッチ・アダムス、ジュマンジ、フック等
ロビン・ウィリアムスの主演映画の話が多く出ていた。
世代も映画に対する思いも含めて親しみやすい要素であった。

話はさらに脱線するが、当日、席に付いて待っていると、前の席に染谷洸太様がお座りになった。
これは、大きな行幸だ。
思わず後ろから抱きしめようと思ったが、警察に捕まる危険性が大なのであきらめた。
女性蔑視といわれても構わないが、女に襲い掛かって捕まるのと、男に襲い掛かって捕まるのとではインパクトが違う。
残された家族もショックが大きいだろう。
私も大人だ。
女の子にセクハラすることはあっても、男に襲い掛かるようなことは止めておこう。

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キャストの話をしよう。

今回は3班構成だ。
回によってキャストが全く違う。
私が見たのは、青猫チーム

<青猫>
・原慎一郎
・木村花代
・田中里佳
 
個別にキャストの話をしよう。 
主演女優に木村花代。

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考えてみれば、ライブには散々行ったが、彼女の芝居を見るのはいつ以来だろう?
思い出せない。
芝居ではないけど、レビューが最後か?
http://blog.livedoor.jp/yoshibou11/archives/53091253.html
 
思い出せないだけかもしれないが、彼女の芝居を長いこと見ていない。
たぶん、四季時代に京都のCFYでポリー役で出たのを見たのが最後
じゃないだろうか?
いや、今検索したら出てきた

2013/3 アイ・ハブ・ア・ドリーム
http://blog.livedoor.jp/yoshibou11/archives/52952202.html
 
ミュージカル座の舞台、見に行ってホロホロと泣いたのだよな。

記憶っていい加減だ。
ブログつけていて、よかった。
(脱線するが、このブログ、実は12年以上続いている。俺の第2次
静岡時代。静岡(藤枝)を去ったときから続いている。
継続しているのは、品質を落とすことを恐れてないからかな。
クオリティの低い文章は過去記事に多い。
でも、一番の読者は自分自身である。自分のために書いている
ブログだからこれでいい)


話を木村花代さんに戻そう。 
プライベートでは色々あったので、髪をショートにして、、、、、
いやいや、元学校教員という役柄設定に相応しい。
中学校の頃の素敵な理想。
清楚な先生のイメージで出てきてくれた。
さすがに花ちゃん、引き出しは沢山持っている。

しかし、ストーリーが進み彼女が幽霊というか、亡くなった後も夫の傍に寄り添う妻ということが分かると、映画「シックス・センス」で感じたようなビックリ感と当惑感と「やっぱりな」という思いが交錯した。
難しい役柄、よく演じきったと思う。

田中里佳についても、よく演じていたと思う。
上手いというよりも、新人の教員という役柄設定に、しっかりマッチしていた。
ファンとしての欲目になるかもしれないが、できれば平川めぐみでもみたかったところだ。
初演時には出ていたので、再演でも見てみたかった。
今はディズニーシーで忙しいのかな。

あと、気になったのは当日のピアノで入っていた小沢時史。
様々なミュージカルやミュージカル俳優に楽曲提供していながら、ミュージカルの上演時にも舞台に入るというバイタリティ。
多作なのだが、クオリティを落とさない強さを感じる。
そういえば、Tip Tapの舞台はいつも音楽はライブだ。
録音ではない。
これは凄いことだ。
ミュージカルは音楽もやはりライブですよ>劇団四季さん!!
 
無題2

 

全体的に
よくできた芝居だと思う。
前作の「second of life」は私も見た。
http://blog.livedoor.jp/yoshibou11/archives/53018126.html

こちらも、「あっ!」と言わせるストーリー構成ではあったが、もうひとつ
分かりづらかった。
観客視点で見れば、脚本が練られすぎていて、1回では伝わりきれないような深みがありすぎた。
しかも、重い話で受け止めるのが高度であった。
(「second of life」は劇中での歌も多く、役者の負担も大きかったところだろう)

一方、今回の「Play a life」は、上記作品から重さと難解さを取り除いたような雰囲気があった。
しかし、作品テーマの深みは忘れず。決して軽くならずに観客の負担になる部分を取り除いてくれたような内容だった。
いい作品だと思う。

私も後半以降、相変わらず涙が止まらず「life」(NHKじゃないぞ)を感じつつ見て、今回は受け止めることができた。
付け足しのように言ってしまうが、主演俳優の原慎一郎もよかった。
亡くなった妻を忘れきれない心の葛藤を上手く表現していた。
その部分にも私は多いに涙した。

TipTapはこれからも再演・新作を含めて上演を続けていくだろう。
独立系の小劇団でミュージカルというのは、苦しいことも多いだろうが、良質の舞台を小箱で続けて上演してほしい。
 
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帰りに厩橋から隅田川を撮影。写っているのは
蔵前の町。
そうだ、半年前まで蔵前に住んでいたんだ。
既に遠い過去だ。
月日が進むのは早いね。
俺も年を取り、涙もろくなるわけだ。