インプラント治療

2009年11月26日

たった1本の歯のために

YG 60代男性の患者さんです。右上の一番奥の歯を失いました。たった1本の歯を失っただけですから、そのまま治療しなくても不便しません。少なくとも当分の間は。では、このままにしておくと何が起きるのでしょうか? この方の噛み合わせの場合は、下の一番奥の歯が上へ向かった伸びてきて、顎の運動の障害になります。また、あまりにも長く伸びれば、上の歯ぐきや、ほっぺたの肉に伸びた歯がぶつかって痛くなってしまうこともあります。そうなってからでは、歯を沢山削ってかぶせるか、その歯も抜いてしまう必要が出てきます。ですから、この方は、早めに決断をして、インプラント治療を行いました。この部分は、骨が少なかったので、サイナスリフトを併用してインプラントを2本入れました。一般的に骨が柔らかい部分ですので余裕を持った設計になっています。マンションと一緒で、ギリギリの柱の数では不安です。安全第一で納得の治療を心がけています。
4ヵ月後には歯が入ります。

yoshie_shika at 22:44|この記事のURL

2009年10月30日

術前矯正→外科矯正→術後矯正→インプラント→もうすぐ終了

AK 大学生、男性の患者さんです。 この方は、いわゆる受け口の方で、もともと永久歯が3本ほど少なかった方です。 最近、永久歯が生まれつき少ない方が増えているような気がします。多くの相談を保護者の方から受け、歯を抜いて歯の数のバランスを合わせ、矯正で隙間を埋めていくのが良いか、歯の無い部分にインプラントを入れて歯を補うのが良いか、話し合うことがしばしばあります。 この方の場合、受け口を治して横顔を格好よくする目的がありましたので外科治療と矯正治療とインプラント治療を組み合わせました。

外科治療のネジの痕が左右の下顎の後ろの方にぽつぽつと黒い点で残っています。右には、インプラントが3本入っています。歯の真ん中ぐらいに細い線が水平に2本通っています。これは、矯正のワイヤーです。長い間苦労されたと思いますが、あともう少しでゴールです。がんばっていきましょう。

yoshie_shika at 07:43|この記事のURL

2009年10月13日

ホームページが来院のきっかけでした

KK40歳代、女性の患者さんです。2年前から受診されている方です。虫歯とインプラントの治療が主訴で来院されました。来院のきっかけは、インプランはできないと言われたが、何とかインプラントをしてほしいということでした。ホームページをご覧になって車で30分くらいの所から通って頂いています。今回の治療は、右上のインプラント。サイナスリフトと同時にインプラントを入れました。一番左のインプラントが傾いているのは、この部分は親知らずが有った、かなり奥の部分になるので、少し手前にインプラントを傾けて、下の歯に上手く噛みあう様に計画しています。インプラントの先に骨ができるようカルシウムの粉がしっかりと充填されているのが解ります。6ヵ月後には、自分の骨とインプラントがしっかり着いていることでしょう。いつも寝ている間に治療が終わって、「もうこんな時間ですか?」と言われます。明日、消毒にいらっしゃった時に今回の感想を聞いてみることにしましょう。今日は少し疲れたので、このへんで。


サイナスリフトについてはこちらをご覧下さい

yoshie_shika at 22:56|この記事のURL

2009年10月05日

今年で10年のお付き合いになります

KT 50歳代の女性です。近所の総合病院の看護婦さんをなさっている方です。右下の一番奥の歯は、初診時の10年前から無かったのですが、その部分に手前の歯から桟橋のように歯をせり出させて上の歯と噛むようになっていました。来院されて、3年目ごろ、せり出した歯の下の歯ぐきが腫れて痛くなりました。せり出した歯が噛む力でたわんで歯ぐきを圧迫していたのです。歯が歯ぐきにぶつかっている部分や噛みあわせを調整し、さらに3年ぐらいその歯を使用しました。やがて、また同じような症状が再発し、手前の歯にも負担がかかることから、せり出した歯の部分を削り落としました。痛みは無くなり歯茎は健康を取り戻したのですが、噛む歯がありません。この時点でインプラントの治療を計画し、2年後の今年に治療を実行しました。ふぅ〜、長い道のりでしたが確実に前に進めば必ずゴールにたどり着けます。 もう少しです。がんばりましょう。

yoshie_shika at 07:31|この記事のURL

2009年09月27日

海外在住の方が来院してくださいました

Ak 60歳代の女性の方です。近隣のアジアに在住の日本人の患者さんです。毎回、飛行機で来院してくださる患者さんの熱意と体力には、頭が下がる思いです。この方は、左上の前歯から奥歯まで入れ歯を使用していました。入れ歯の違和感と不便さがとても不満な様子でした。《何しろ、入れ歯じゃなくしてほしい!》と言う思いが初診の聞き取りで伝わってきました。来院回数をなるべく減らして、効率よく治療を進めていくように計画しました。このレントゲンが第一段階の治療後です。サイナスリフトは避け、骨の薄い前歯部をスプリットクレスト法で増骨し、しっかりとしたインプラントで後ろの歯まで支える計画です。海外からの来院ですと治療後の不安などは計り知れないものと思います。その不安に耐えて来院してくださる患者さんに納得して頂ける治療を心がけようと思います。

スプリットクレスト法の関連記事

yoshie_shika at 20:24|この記事のURL

2009年08月20日

インプラント治療を気に入っていただけて嬉しいです。

TN 44歳女性の患者さんです。右下に1本インプラント治療がしてあります。3年前当医院で治療したものです。今のところ全く問題なく経過しています。骨の吸収もありません。今回は、左下の2本の歯の治療です。5番目と6番目の歯です。6番目の歯の幅が大きく(大臼歯と言うくらいだから当たり前ですが)歯の無い部分の距離が2本の欠損の割りに広いので、インプラントを両サイドに配置して小さな歯の3本のブリッジの形態で仕上げようと思います。直径4.0mm、長さ10.0mmと11.5mmのインプラントが予定通りに入りました。3ヵ月後には歯が入ります。食欲の秋には十分間に合います!仮の入れ歯でも結構噛める!?と仰っていましたが・・・。

インプラントの本数と治療例は

yoshie_shika at 07:42|この記事のURL

2009年07月30日

これだって再生医療だ!

KK 38歳女性の患者さんです。普段はお仕事が忙しくなかなか歯医者に通えないと仰っていました。でも、今回の治療では、キャンセルされることも無く、確実に通い続けていただいています。さて、治療の内容ですが、今回もまたサイナスリフトです。つまり骨造成、骨を造るということです。近年、再生医療が良くテレビでも取り上げられるようになって来ましたが、使っている細胞こそ違いますが、これも立派な、そして低予算の再生医療だと思っています。正確には、幹細胞を使ったものが最近の再生医療です。ご覧ください。右上の歯の無い部分の上に丸く盛り上がった白いお山がありますね。これが、サイナスリフトでシュナイダー膜を持ち上げて、そこにカルシウムの粉(三燐酸カルシウム、βTCP)を入れた部分です。これが骨に変われば骨の再生です。どうですか?僕の意見に賛成!ですか?

yoshie_shika at 07:27|この記事のURL

2009年07月23日

かなり大きな手術になりました。

BlogPaint 今回の患者さんは、41才、男性の方です。写真のように、根っこだけになってしまった歯が両側に複数本あります。残念ながら、これらの根を残すことはできません。もう少し軽症の状態で来院いただければ、歯周病の治療を試みることもできたのですが、残念です。これらを全て抜いて、青の斜線の部分の空洞を骨に変える手術をします。いわゆるサイナスリフトという手術です。以前紹介した、1回でインプラントとサイナスリフトを同時に行う方法ではなく、今回は、まず最初に骨だけを造り、6ヶ月後にインプラントをする予定です。
BlogPaint 赤で囲まれた部分がサイナスリフトでカルシウムの粉を入れた部分です。この部分は、患者さん自身の骨となり、カルシウムの粉は骨と置き換わり吸収されてしまいます。ここで、根を抜いた後の部分も見ていただきたいのですが、青線と赤線に囲まれた部分がご自身の骨の厚みです。歯を抜くとかなり薄くなってしまうのがわかります。このように歯を抜いた後の骨は、歯を支える必要が無くなってしまうので、お役御免とばかりに吸収してしまうのです。入れ歯がだんだんと合わなくなる理由が少し解ると思います。少し話がそれましたが、この方も手術は成功です。6ヶ月後にインプラントを入れるのが楽しみです。それまでは、じっくり他の部分のむし歯の治療や歯周病の治療を続けて行きたいと思います。

サイナスリフトについて詳しく

yoshie_shika at 00:39|この記事のURL

2009年07月11日

7年前に治療した患者さんの経過です。

KC 72歳女性の患者さんです。先週、定期検診にいらした時に撮影した治療後7年のレントゲンです。この方は、半年に一度、定期健診に来院されている方です。ご自身の手入れ(歯みがき)が良いこととインプラントの相手の歯が入れ歯である事から、インプラント体に対する負荷が非常に少なくコントロールされています。ですから、インプラント体の周りの骨の吸収が最小限に抑えられ、レントゲンレベルでは、全く骨の吸収は認められません。
この調子でメンテナンスされていけば、長期的な予後も良好であろうと思われます。美味しいものを沢山食べて、楽しい日々をお過ごしください。

yoshie_shika at 07:26|この記事のURL

2009年07月05日

インプラントはすばらしい!歯周病の治療は難しい!

AM 60才代女性の患者さんです。右下6番目の部分にインプラントを入れました。約40分の治療で、寝ているうちに終了いたしました。この方の問題は、インプラントの周りの歯が歯周病に侵されていることです。歯の根が顎の骨に埋まっている部分が少ないのがレントゲンでわかると思います。このような場合、インプラントを入れることよりも周りの歯を歯周病の治療で治すことのほうが困難な場合が多いのです。なぜなら、失った骨を取り戻すことは非常に難しいからです。それだったら、危ない歯は全部抜いてしまえば良いのですか?そして、インプラントにする?インプラントは、大変すばらしい治療です。しっかり噛むこともできます。しかし、天然の歯が確実に勝ることが一つあります。それは、かみ締める感覚を歯で感じることができることです。インプラントは、骨にダイレクトに結合してるのでその感覚が無いのです。ですから、出来る限り天然の歯を残すべきだと思います。暫くの間、インプラント治療は休憩ですから(骨と結合するまで)、これからじっくりと歯周病の治療をしていこうと思います。患者さんも、がんばってください。患者さんの協力なくして、歯周病治療は成り立ちません。よろしくお願いします。・・・それから、衛生士さんもよろしくお願いします。

歯周病の予防は簡単、継続することに意味があります

yoshie_shika at 09:12|この記事のURL