カテゴリ: デザイン室より

こんにちは。
本日10月3日の日本経済新聞朝刊と朝日新聞朝刊に、
yoshie inaba の広告が掲載されました。

先日、小田原の江之浦測候所で撮影したヴィジュアルです。

「この服には、未来がある。
何年先、何十年先も着続けられるという価値を。」

ファッションを愛するデザイナーから、
いまを生きるすべての人に向けて
力強いメッセージとともに。

あらゆるものがすぐ手に届く場所にあり、
ほしい情報も安易に入手でき、
物事の価値がおざなりにされがちの現代において、

妥協せず「ホンモノ」を探求し続け、
身につける人のことをつねに思いながら、
一枚、一枚ていねいに縫い上げているのが
yoshie inaba の商品です。

ぜひ、ショップで手に取ってお確かめください。

こんにちは。

今日はデザインチームのシーズンの企画進行の要である
素材選びのことをすこしご紹介いたします。

毎年2月(秋冬物は9月)にパリで、「プルミエールヴィジョン」
という欧州各国の生地メーカーが集う大規模な見本市が開催されます。
ここで来春夏シーズンのトレンドや傾向が提示されます。

その後、日本にもオフィスがある生地メーカーは、
インポート生地を仕入れるブランドに向け3月に国内で展示会を行い、
受注をとるというスタイルになります。
yoshie inaba では、シンプルなデザインを生かす上質な素材を
ピックアップするため、ロロ・ピアーナ社をはじめとした
イタリア製の生地を使用する機会が多いです。
今月のはじめ、1881年にイタリア・ビエラ地方で創業した
高級梳毛織物で有名な「チェルッティ&リリア」の合同展示会を訪ねました。

場所は日本オフィスのある東京で。

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元々メンズスーツ生地として定評があるファブリックブランドですが、
そのさりげない光沢としなやかで滑らかな手触りの上質ウール生地を使って、
女性らしい美しいフォルムのジャケットを作るために
yoshie inaba でも多く取り入れています。

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春夏のコレクションは、明るい発色や、繊細なボーダー織りの生地など。
写真に映っているのはほんの一部ですが、
心が高揚するような美しいファブリックがたくさん展示されていて、
その中から春夏のセットアップやワンピースデザインに
ふさわしい生地を選び出すのはひと苦労です。

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会場はカフェ風に演出、お茶やお菓子も用意されていて、
気持ちの良い素敵な空間についつい長居をしてしまいました。

美しい最高級の生地の特質を生かすようなデザインが生み出されて、
実際に服に仕上がるのは来春、と、まだだいぶ先。
ですが、今お店に並んでいる洋服もそうやって1年以上かけて
作り上げられたものばかりです。

お客様がショップにお越しの際は、
美しく肌触りの良い生地の質感もあわせて
楽しんでいただけたらと思います。



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