ベトナム野球
2006年10月06日
新入りたち
皆さん、お元気でしょうか？本当に久しぶりのブログです・・・。
実は、また 入院してまして・・・
というのは、冗談でして。ちょっと疲れ気味の毎日を過ごしていたので、ついつい日記を書くのが億劫になってしまっていました。
さて、本日は久しぶりのブログで、久しぶりのベトナム野球の話題です。
現在、サイゴン・サウス・スクールでは、毎週火曜日と金曜日に野球教室が行われているんすが、ブログも書いていない状況でして、なかなか子供たちに会う機会がありませんでした。
また、現在雨季も終わりに近づき、雨の日が多いため教室が中止になることが圧倒的に多く、あまり水はけの良いグラウンドではないため、まともにひびいてきます。
そんな中、先日久しぶりに野球教室へ。いままで主力を占めていた中学3年生の子供たちが教室を去ることになってました・・・。丁度行った日から、参加しなくなったので、挨拶もできずに寂しい思いからスタートです。
そういうところ、ちょっと一声かけてくれればいいのに・・・
と感じながらも、現在最年長組である中学2年生の子供たちは、しっかり参加。そして一番上の子供たちが抜けたのと同時に、小学生や中学1年生の小さな子供たちが参加するようになり、かなり小じんまりしたチームになってきました。
今までの子供たちと、小さな子供たちとは別メニューで現在練習をしています。やはり入ってきたばかりの子供たちと数ヶ月野球を楽しんでいる子供たちとは、それなりのレベルの違いがありますので、別で練習をしているのですが、
思っていた以上に
できる！！
新入りたち！！
と、小さい体ながらに、実は最初に始めた子供たちよりも上達が早い！どうしてなんだろう？と考えましたが、答えは見つかりません。どんなスポーツでもそうですが、運動神経のいい子は、何をやらせても上手にこなしますからね。きっとそんなところでしょうか。
現在練習している子供たちは、きっともっと上手になるでしょうし、毎回参加している子供たちは、もっと野球が好きになってくれるでしょう。
と思うのですが、どう思います？
一つ残念なのは、野球教室を卒業していった生徒たちは、もう野球をしない・・・ってことです。現在のサウス・サイゴン・スクールでは、先生方の協力もあり、広い層の子供たちに順番に野球を楽しんでもらうべく、学年を下げて、新しい子供たちを入れてくれます。
まだまだ未知のスポーツである野球に対して、ベトナムでこれほど考えてくれているところは無いでしょう。まあ、学校の中で野球が行われているところは、ホーチミンでは殆どここだけですし、広いベトナム全土を見回しても、現在は中部に位置する高校（以前紹介しましたが、元大リーグ・ニューヨークメッツのダニー・グレイブス投手が、グラウンド設備建設のために寄付をした学校）と、２校くらいでしょう。
中部はクアンチ省にあるその学校では、先日アメリカ人のコーチが2週間ほどボランティアで指導をしたそうですが、日常的に野球が行われているのかは、ちょっと・・・といったところです。
このサウス・サイゴン・スクールでは、日常の中のほんの一部に野球が入っています。それだけでも、かなり貴重なところなわけです。
しかし、野球教室を卒業した生徒は、恐らくそれ以後野球をすることは無いでしょう。そもそも野球場もなければ、チームだってあるわけじゃない。ただ、外国人が来て、ベトナム人の先生と一緒に野球を教えてくれた。だけで終わってしまうんじゃないか・・・と思うのです。
楽しい思い出は残りますが、それ以後楽しみながら趣味程度に野球を続けたい、って子どもたちに、その機会を与えられないのは、ちと寂しいわけです。
小さい子供たちが入り、上が抜けていくサイクルを学校が考えてくれるのは、非常にありがたく、それにより野球をやったことがある子供たちが必然的に増えることは、きっと将来に繋がるんだと思いますが、断片的に見ると、寂しさもかなり残ります。
現状のベトナムでは、仕方の無いことですが、現在教室で楽しんでいる子供たちには、思いっきりプレーをして欲しいですね。
実は、また 入院してまして・・・
というのは、冗談でして。ちょっと疲れ気味の毎日を過ごしていたので、ついつい日記を書くのが億劫になってしまっていました。
さて、本日は久しぶりのブログで、久しぶりのベトナム野球の話題です。
現在、サイゴン・サウス・スクールでは、毎週火曜日と金曜日に野球教室が行われているんすが、ブログも書いていない状況でして、なかなか子供たちに会う機会がありませんでした。
また、現在雨季も終わりに近づき、雨の日が多いため教室が中止になることが圧倒的に多く、あまり水はけの良いグラウンドではないため、まともにひびいてきます。
そんな中、先日久しぶりに野球教室へ。いままで主力を占めていた中学3年生の子供たちが教室を去ることになってました・・・。丁度行った日から、参加しなくなったので、挨拶もできずに寂しい思いからスタートです。
そういうところ、ちょっと一声かけてくれればいいのに・・・
と感じながらも、現在最年長組である中学2年生の子供たちは、しっかり参加。そして一番上の子供たちが抜けたのと同時に、小学生や中学1年生の小さな子供たちが参加するようになり、かなり小じんまりしたチームになってきました。
今までの子供たちと、小さな子供たちとは別メニューで現在練習をしています。やはり入ってきたばかりの子供たちと数ヶ月野球を楽しんでいる子供たちとは、それなりのレベルの違いがありますので、別で練習をしているのですが、
思っていた以上に
できる！！
新入りたち！！
と、小さい体ながらに、実は最初に始めた子供たちよりも上達が早い！どうしてなんだろう？と考えましたが、答えは見つかりません。どんなスポーツでもそうですが、運動神経のいい子は、何をやらせても上手にこなしますからね。きっとそんなところでしょうか。
現在練習している子供たちは、きっともっと上手になるでしょうし、毎回参加している子供たちは、もっと野球が好きになってくれるでしょう。
と思うのですが、どう思います？
一つ残念なのは、野球教室を卒業していった生徒たちは、もう野球をしない・・・ってことです。現在のサウス・サイゴン・スクールでは、先生方の協力もあり、広い層の子供たちに順番に野球を楽しんでもらうべく、学年を下げて、新しい子供たちを入れてくれます。
まだまだ未知のスポーツである野球に対して、ベトナムでこれほど考えてくれているところは無いでしょう。まあ、学校の中で野球が行われているところは、ホーチミンでは殆どここだけですし、広いベトナム全土を見回しても、現在は中部に位置する高校（以前紹介しましたが、元大リーグ・ニューヨークメッツのダニー・グレイブス投手が、グラウンド設備建設のために寄付をした学校）と、２校くらいでしょう。
中部はクアンチ省にあるその学校では、先日アメリカ人のコーチが2週間ほどボランティアで指導をしたそうですが、日常的に野球が行われているのかは、ちょっと・・・といったところです。
このサウス・サイゴン・スクールでは、日常の中のほんの一部に野球が入っています。それだけでも、かなり貴重なところなわけです。
しかし、野球教室を卒業した生徒は、恐らくそれ以後野球をすることは無いでしょう。そもそも野球場もなければ、チームだってあるわけじゃない。ただ、外国人が来て、ベトナム人の先生と一緒に野球を教えてくれた。だけで終わってしまうんじゃないか・・・と思うのです。
楽しい思い出は残りますが、それ以後楽しみながら趣味程度に野球を続けたい、って子どもたちに、その機会を与えられないのは、ちと寂しいわけです。
小さい子供たちが入り、上が抜けていくサイクルを学校が考えてくれるのは、非常にありがたく、それにより野球をやったことがある子供たちが必然的に増えることは、きっと将来に繋がるんだと思いますが、断片的に見ると、寂しさもかなり残ります。
現状のベトナムでは、仕方の無いことですが、現在教室で楽しんでいる子供たちには、思いっきりプレーをして欲しいですね。
2006年08月29日
ベトナムの可能性
日中暑〜っと青空を見上げてた これぞ夏！！といった天候とはうってかわり、夕方以降は、恐ろしい豪雨・・・。そんな中、外に出なければならず、レインコートを着て、バイクにまたがり、完全防備！と思いき、やわずか数十メートルで、おしりまでびちょびちょ状態・・・。
かっぱ着てる意味無いじゃん・・・
と雨の中で叫びたくなるくらいの大雨。久しぶりだなぁ、こんな豪雨と余裕をかましていると、
あれ？
道が無い・・・
消えてる〜〜
川のようになった道路にバイクで突入すると、なんとひざあたりまで水が・・・。バイク壊れちゃうんじゃ？と思いながら、わずか30分程度の時間の経過しか無いにもかかわらず、これ・・・。毎度のことではありますが、このスコールには驚かされます。
さて、そんな今日はちょっとまじめな話。ベトナムの今後の可能性について考えてみます。
現在ベトナムは、長年にわたる二国間交渉を終え、年内或いは遅くとも翌年には世界貿易機関（WTO)への加盟を果たそうとしています。ある意味では、現在の世界の一員になるわけです。7％以上のGDP成長率を続け、アジアでは中国に続き2番目の成長率を続けています。現在の世界経済を大きく引っ張る、経済成長著しいBRICｓ（ブラジル・ロシア・インド・中国）に引けを取らない成長率で、ベトナムは日々発展を遂げております。
日本のホンダ、トヨタ、キャノンといった大企業から、中小企業までネクストチャイナということで、多くの日系企業がベトナムに進出し、今後もその傾向は続いていくでしょう。アメリカを筆頭に、日本や中国、韓国に台湾、多くの外資がベトナムに入り、ベトナム経済を側面からそして中央から底上げし、ベトナムを活性化しています。
外資に負けじと、ベトナムの地場産業も頑張ります。2000年の7月にスタートしたベトナム株式市場。今年でまだ6年目と世界で最も若い市場ですが、外国人投資家、ベトナム人投資家の参入により少しずつではありますが、規模も大きくなってきています。ベトナムには約4500社の国営企業が存在していました。株式市場がスタートし、政府は国営企業の株式会社化を押し進め、現在では半数以上の企業が株式会社として、増収・増益を記録しています。
また、ベトナムの国民層はといえば、8300万人に達するその人口は、世界で12番目。何十年か後には日本も軽く抜き去り、トップ10に食い込んできます。また30歳未満の人口が半分を占め、若い世代がこのベトナムを引っ張っていく状況がありありと見え、将来の発展を強く予感させます。現在のベトナムを10前の中国と呼ぶ声もあり、その成長を予想する各界の専門家も多いようです。
ここまでいいことばっかり書くと、ベトナムは将来すごい国になるんじゃないか！って思うでしょ？実際、素人目に見ても相当発展するだろう！って住んでいて感じます。僕は年齢的に高度経済成長期を実体験していません。70年代生まれですから。でも今このベトナムにいて、日本の高度経済成長期が実際にはどんなものだったか分かりませんが、同じような雰囲気に包まれていたんじゃないか？と想像します。
当時の経済や社会の発展スピードよりも、恐らく現在のそれの方が相当早い動きで進んでいると思いますので、同じような発展の仕方或いは、同じように発展するかといったことは簡単にはいえませんが、それほど遠くない将来、僕がまだ現役で何かをしているその時くらいには、ベトナムは東南アジアの雄として、大きく他に影響を及ぼしているんだろうと想像します。
しかし、ベトナムはご存知の通り社会主義国。共産主義国家です。共産党一党独裁で、国の方針を決め指南をし、党員はうまい利権を持ち、国民との間に見えない溝を築いています。中国に関しても、開放経済を謳ってはいますが、政情は決して安定しているわけではありません。貧富の格差も大きく、またその大きさが仇となり、民衆が発起し国を大きく変える政変が起こる可能性だって秘めています。
ベトナムにしても、そんな状況が全く無いとは言い切れないわけです。民衆の力は偉大ですから、ひとたび火がつくと、そう簡単には収拾仕切れません。現在のベトナムは、80年代のドイモイ政策（改革開放政策）により、市場経済をスタートさせていきました。ベトナム戦争で焦土と化した国家は、最貧国から立ち上がり、国が一丸となり成長を遂げてきました。民衆は共産党という支配者のもとで、その成長を享受し、党員の或いは公務員と持ちつ持たれつでここまで何とかうまくやってきています。
僕が思うに中国よりも、政治と民衆が近い位置にあり、お互いがうまく補完しているように思えます。しかしWTOの加盟により、そういった状況は恐らく大きく変わっていくでしょう。そこがベトナムにとっての大きな転換点です。世界の一員に加わるということは、これまでの慣習や不透明な習慣は、今まで以上に世界の目にさらされるわけです。うまくその転換点をベトナム自身がつかみ、成長を更に加速させていければいいですが、逆もまた・・・。
さて、どんな風にベトナムは今後、国を育てていくんでしょうね？
そして野球。
野球と言うスポーツはご存知の通り、他のスポーツと比べていろんな道具を使ったり、特殊な場所（野球場）で行われたりといってみればちょっと面倒なスポーツです。ボール一つで、道端でも出来るサッカーとは大違いです。でも、そんな野球を普及させようとベトナムにいるわけです、僕は。今は野球一辺倒ではなく、いろんな角度からそして様々な分野から、野球普及を考えています。
ここまで2年ほど活動をしていますが、正直なところ、
現在のベトナムでは難しい・・・
と考えています。経済やお金が第一優先の現在のベトナムでは、野球と言うスポーツは2の次、3の次どころではありません。野球をしてもその先に何も無いからです。そして大きなお金を必要とします。要するに
やった分だけ、跳ね返ってこない
わけです。
夢がそこにはない・・・
といってもいいかもしれません。
でもですね、どこの国でも新しいスポーツが始まり、広まっていく初期段階では、同じようなもんです。夢が先にあるのかどうか分からない中で、無い野球を愛しているベトナム人を見ると、本当に心から感心しますが、それも一つの大きな可能性です。まだまだいるわけです、そういった人が。しかし、それをそのままにしておいたら、そういう人たちも表には現れてきません。
現在のベトナム経済成長の恩恵は、今後いろんな分野で享受できると考えています。生活面は勿論のこと、更なる外国の文化の移入、外国人との交流、将来へ向かう若者達の価値観の多様化、などなど様々な面でベトナムは大きく変わっていきます。そういった状況の中で、野球がどういう位置づけで今後広がりを見せるのかは、現在ベトナム野球に携わってる方々や、野球と言うスポーツを更に高みに広げていこうとする団体や組織の関わり方によって大きく変わってきます。
更に言うなら、純粋に野球、野球！とベトナムにごり押ししていくのではなく、野球をやるとこんなおいしいことがあるよ！野球をこんな風に活用していったら、こんな事があるよ！新たなスポーツが発展するとこんな経済効果もあるよ！などなど、野球という純粋なスポーツの面だけを捉えていては、恐らく何年たってもベトナムでは野球は広がっていかないでしょう。
そして、野球というスポーツ自体にも進化といいますか、変化が必要だと感じます。世の中には変わらないものが沢山あります。変わらないことがよいというものも多くあります。しかしそれをする人間の方はどうかというと、社会そして世界の変化に伴い、変化を遂げています。スポーツにしても、ルールが変更になったり、プロスポーツなら、お客さんへの見せ方も大きく変わります。
野球は間を楽しむスポーツだとよく言われます。確かに分かります、野球を知っている人には。しかし、野球を知らない人が、その間を、野球を知る玄人が感じる間と同じように考えられるでしょうか？
ほぼ、無理です・・・
おまけに早いスピードで動いている現代では、その間すら楽しむ余裕も野球を知っている人にも無いのかもしれません。では、そういった社会、ベトナムで言えば、その国情、気候、国民性そして国の発展に合わせて、野球も変化させていいのでは？と考えるわけです。野球は古い歴史を持ち、またその歴史による呪縛を解けないスポーツでもあると感じます。
今後国がどんどん発展していくベトナムでは、それを見極めた普及の仕方を模索していかなくてはならないんでしょうね！
種まき、種まき
ですかね？
かっぱ着てる意味無いじゃん・・・
と雨の中で叫びたくなるくらいの大雨。久しぶりだなぁ、こんな豪雨と余裕をかましていると、
あれ？
道が無い・・・
消えてる〜〜
川のようになった道路にバイクで突入すると、なんとひざあたりまで水が・・・。バイク壊れちゃうんじゃ？と思いながら、わずか30分程度の時間の経過しか無いにもかかわらず、これ・・・。毎度のことではありますが、このスコールには驚かされます。
さて、そんな今日はちょっとまじめな話。ベトナムの今後の可能性について考えてみます。
現在ベトナムは、長年にわたる二国間交渉を終え、年内或いは遅くとも翌年には世界貿易機関（WTO)への加盟を果たそうとしています。ある意味では、現在の世界の一員になるわけです。7％以上のGDP成長率を続け、アジアでは中国に続き2番目の成長率を続けています。現在の世界経済を大きく引っ張る、経済成長著しいBRICｓ（ブラジル・ロシア・インド・中国）に引けを取らない成長率で、ベトナムは日々発展を遂げております。
日本のホンダ、トヨタ、キャノンといった大企業から、中小企業までネクストチャイナということで、多くの日系企業がベトナムに進出し、今後もその傾向は続いていくでしょう。アメリカを筆頭に、日本や中国、韓国に台湾、多くの外資がベトナムに入り、ベトナム経済を側面からそして中央から底上げし、ベトナムを活性化しています。
外資に負けじと、ベトナムの地場産業も頑張ります。2000年の7月にスタートしたベトナム株式市場。今年でまだ6年目と世界で最も若い市場ですが、外国人投資家、ベトナム人投資家の参入により少しずつではありますが、規模も大きくなってきています。ベトナムには約4500社の国営企業が存在していました。株式市場がスタートし、政府は国営企業の株式会社化を押し進め、現在では半数以上の企業が株式会社として、増収・増益を記録しています。
また、ベトナムの国民層はといえば、8300万人に達するその人口は、世界で12番目。何十年か後には日本も軽く抜き去り、トップ10に食い込んできます。また30歳未満の人口が半分を占め、若い世代がこのベトナムを引っ張っていく状況がありありと見え、将来の発展を強く予感させます。現在のベトナムを10前の中国と呼ぶ声もあり、その成長を予想する各界の専門家も多いようです。
ここまでいいことばっかり書くと、ベトナムは将来すごい国になるんじゃないか！って思うでしょ？実際、素人目に見ても相当発展するだろう！って住んでいて感じます。僕は年齢的に高度経済成長期を実体験していません。70年代生まれですから。でも今このベトナムにいて、日本の高度経済成長期が実際にはどんなものだったか分かりませんが、同じような雰囲気に包まれていたんじゃないか？と想像します。
当時の経済や社会の発展スピードよりも、恐らく現在のそれの方が相当早い動きで進んでいると思いますので、同じような発展の仕方或いは、同じように発展するかといったことは簡単にはいえませんが、それほど遠くない将来、僕がまだ現役で何かをしているその時くらいには、ベトナムは東南アジアの雄として、大きく他に影響を及ぼしているんだろうと想像します。
しかし、ベトナムはご存知の通り社会主義国。共産主義国家です。共産党一党独裁で、国の方針を決め指南をし、党員はうまい利権を持ち、国民との間に見えない溝を築いています。中国に関しても、開放経済を謳ってはいますが、政情は決して安定しているわけではありません。貧富の格差も大きく、またその大きさが仇となり、民衆が発起し国を大きく変える政変が起こる可能性だって秘めています。
ベトナムにしても、そんな状況が全く無いとは言い切れないわけです。民衆の力は偉大ですから、ひとたび火がつくと、そう簡単には収拾仕切れません。現在のベトナムは、80年代のドイモイ政策（改革開放政策）により、市場経済をスタートさせていきました。ベトナム戦争で焦土と化した国家は、最貧国から立ち上がり、国が一丸となり成長を遂げてきました。民衆は共産党という支配者のもとで、その成長を享受し、党員の或いは公務員と持ちつ持たれつでここまで何とかうまくやってきています。
僕が思うに中国よりも、政治と民衆が近い位置にあり、お互いがうまく補完しているように思えます。しかしWTOの加盟により、そういった状況は恐らく大きく変わっていくでしょう。そこがベトナムにとっての大きな転換点です。世界の一員に加わるということは、これまでの慣習や不透明な習慣は、今まで以上に世界の目にさらされるわけです。うまくその転換点をベトナム自身がつかみ、成長を更に加速させていければいいですが、逆もまた・・・。
さて、どんな風にベトナムは今後、国を育てていくんでしょうね？
そして野球。
野球と言うスポーツはご存知の通り、他のスポーツと比べていろんな道具を使ったり、特殊な場所（野球場）で行われたりといってみればちょっと面倒なスポーツです。ボール一つで、道端でも出来るサッカーとは大違いです。でも、そんな野球を普及させようとベトナムにいるわけです、僕は。今は野球一辺倒ではなく、いろんな角度からそして様々な分野から、野球普及を考えています。
ここまで2年ほど活動をしていますが、正直なところ、
現在のベトナムでは難しい・・・
と考えています。経済やお金が第一優先の現在のベトナムでは、野球と言うスポーツは2の次、3の次どころではありません。野球をしてもその先に何も無いからです。そして大きなお金を必要とします。要するに
やった分だけ、跳ね返ってこない
わけです。
夢がそこにはない・・・
といってもいいかもしれません。
でもですね、どこの国でも新しいスポーツが始まり、広まっていく初期段階では、同じようなもんです。夢が先にあるのかどうか分からない中で、無い野球を愛しているベトナム人を見ると、本当に心から感心しますが、それも一つの大きな可能性です。まだまだいるわけです、そういった人が。しかし、それをそのままにしておいたら、そういう人たちも表には現れてきません。
現在のベトナム経済成長の恩恵は、今後いろんな分野で享受できると考えています。生活面は勿論のこと、更なる外国の文化の移入、外国人との交流、将来へ向かう若者達の価値観の多様化、などなど様々な面でベトナムは大きく変わっていきます。そういった状況の中で、野球がどういう位置づけで今後広がりを見せるのかは、現在ベトナム野球に携わってる方々や、野球と言うスポーツを更に高みに広げていこうとする団体や組織の関わり方によって大きく変わってきます。
更に言うなら、純粋に野球、野球！とベトナムにごり押ししていくのではなく、野球をやるとこんなおいしいことがあるよ！野球をこんな風に活用していったら、こんな事があるよ！新たなスポーツが発展するとこんな経済効果もあるよ！などなど、野球という純粋なスポーツの面だけを捉えていては、恐らく何年たってもベトナムでは野球は広がっていかないでしょう。
そして、野球というスポーツ自体にも進化といいますか、変化が必要だと感じます。世の中には変わらないものが沢山あります。変わらないことがよいというものも多くあります。しかしそれをする人間の方はどうかというと、社会そして世界の変化に伴い、変化を遂げています。スポーツにしても、ルールが変更になったり、プロスポーツなら、お客さんへの見せ方も大きく変わります。
野球は間を楽しむスポーツだとよく言われます。確かに分かります、野球を知っている人には。しかし、野球を知らない人が、その間を、野球を知る玄人が感じる間と同じように考えられるでしょうか？
ほぼ、無理です・・・
おまけに早いスピードで動いている現代では、その間すら楽しむ余裕も野球を知っている人にも無いのかもしれません。では、そういった社会、ベトナムで言えば、その国情、気候、国民性そして国の発展に合わせて、野球も変化させていいのでは？と考えるわけです。野球は古い歴史を持ち、またその歴史による呪縛を解けないスポーツでもあると感じます。
今後国がどんどん発展していくベトナムでは、それを見極めた普及の仕方を模索していかなくてはならないんでしょうね！
種まき、種まき
ですかね？
2006年08月24日
ともに頑張りましょう！！
昨日お話しました、ベトナムはハノイでの野球道具寄贈式典から、本日は特別野球教室開催。自民党武部幹事長が代表をつとめる、日本ベトナム野球普及協会から、今回ベトナム側へ野球道具の寄贈が行われたわけですが、本日、協会関係者の方々より、ホーチミンでの野球教室の見学を依頼され、
急遽 生徒集合！！
協会理事長以下、大勢の方々がお見えになり、ベトナムの子供たちによる野球を見学してもらいました。協会はまだ発足したばかりで、今後ハノイやお隣のハイフォンを中心にベトナム北部での野球普及を目指しておりますので、何か参考になればと、私も楽しく時間を過ごしました。
このブログでも紹介している通り、ベトナムの南部に位置するホーチミンで野球普及を現在しているわけですが、最大の都市とは言え、ベトナムと言う一国からすれば、ほんの一部に過ぎません。以前、私の親友、堀●剛●氏が首都のハノイでの野球普及活動を行い、それをバックアップする形で僕は日本で活動していたわけですが、現在ハノイでは主だった活動は行われていません。ベトナムで知り会った元マイナーのプロ選手、長●総●郎君が現在ハノイで空いている時間に活動していますが、今回の日本での協会設立で、今後新たな展開に繋がればと期待しているところです。
今回のびっくりは、当協会の理事長のパワー！！
理事長は、この協会設立の発起人であり、最初にお会いしたのは、もう半年以上前になります。とても真っ直ぐな方で、意気投合させていただきました。現在50を超えていますが、元気・元気！バッティング練習中に参加していただき、若者も顔負けのバッティングを披露して頂きました。子供たちもさぞ、びっくりだったでしょう。
日本からいろんな方がこれまでお見えになりましたが、子供たちがそういった方々と交流し、日本人という外国人に触れ、どんな思いを持っているのか分かりませんが、野球を通して、いろんな体験をして欲しいものです。
近々、協会さんの方から、大量の野球道具を頂くことになっており、その道具が現在野球教室に参加する子供たちを通して、街の子供たちに繋がっていくと素敵です。
今回来られた協会関係者の皆さんも、ベトナムの子供たちの野球を見て、昔を思い出しているようにも感じられました。また野球の原点を感じたといってくださった方もいらっしゃいました。笑顔がこぼれ、よく分からないところもあるけど、楽しいからやろう！！また今度の練習も参加しよっ！！そしてちょっとでもうまくなれたらいいなぁ〜。
そんな気持ちがグラウンドでは感じられたのかも知れません。それは僕がどうこうしたわけではなく、この野球ってスポーツがそう思わせているわけです。そしてベトナム人として、野球がまだ無いこの地で、それを愛し子供たちに伝える青年の努力によるものだと感じています。僕はその手助けをちょっとしているだけ。
日本では野球離れが進んでいるようですが、この地にいてやはり悲しいものがあります。原点に立ち返りと言う言葉は言うは易し、行うは難しですが、それも必要なんでしょうね、今の日本野球では。そして何より、ファンあっての野球という事を再度見直すべきなんでしょう。そして古い歴史を持つ野球と言うスポーツ自体を、もう一度見直さなければ、文化としてここまで育て上げられた野球は、地に落ちてしまうのでは・・・とさえ思います。
数あるスポーツの中の一部として、野球は輝けるものであって欲しいですね。ベトナムから少しでも、新しい野球或いは、何かのヒントになる野球を、発信していきたいところです！
今回視察して頂いた日本ベトナム野球普及協会の皆さん、今後とも宜しくお願いします！！
急遽 生徒集合！！
協会理事長以下、大勢の方々がお見えになり、ベトナムの子供たちによる野球を見学してもらいました。協会はまだ発足したばかりで、今後ハノイやお隣のハイフォンを中心にベトナム北部での野球普及を目指しておりますので、何か参考になればと、私も楽しく時間を過ごしました。
このブログでも紹介している通り、ベトナムの南部に位置するホーチミンで野球普及を現在しているわけですが、最大の都市とは言え、ベトナムと言う一国からすれば、ほんの一部に過ぎません。以前、私の親友、堀●剛●氏が首都のハノイでの野球普及活動を行い、それをバックアップする形で僕は日本で活動していたわけですが、現在ハノイでは主だった活動は行われていません。ベトナムで知り会った元マイナーのプロ選手、長●総●郎君が現在ハノイで空いている時間に活動していますが、今回の日本での協会設立で、今後新たな展開に繋がればと期待しているところです。
今回のびっくりは、当協会の理事長のパワー！！
理事長は、この協会設立の発起人であり、最初にお会いしたのは、もう半年以上前になります。とても真っ直ぐな方で、意気投合させていただきました。現在50を超えていますが、元気・元気！バッティング練習中に参加していただき、若者も顔負けのバッティングを披露して頂きました。子供たちもさぞ、びっくりだったでしょう。
日本からいろんな方がこれまでお見えになりましたが、子供たちがそういった方々と交流し、日本人という外国人に触れ、どんな思いを持っているのか分かりませんが、野球を通して、いろんな体験をして欲しいものです。
近々、協会さんの方から、大量の野球道具を頂くことになっており、その道具が現在野球教室に参加する子供たちを通して、街の子供たちに繋がっていくと素敵です。
今回来られた協会関係者の皆さんも、ベトナムの子供たちの野球を見て、昔を思い出しているようにも感じられました。また野球の原点を感じたといってくださった方もいらっしゃいました。笑顔がこぼれ、よく分からないところもあるけど、楽しいからやろう！！また今度の練習も参加しよっ！！そしてちょっとでもうまくなれたらいいなぁ〜。そんな気持ちがグラウンドでは感じられたのかも知れません。それは僕がどうこうしたわけではなく、この野球ってスポーツがそう思わせているわけです。そしてベトナム人として、野球がまだ無いこの地で、それを愛し子供たちに伝える青年の努力によるものだと感じています。僕はその手助けをちょっとしているだけ。
日本では野球離れが進んでいるようですが、この地にいてやはり悲しいものがあります。原点に立ち返りと言う言葉は言うは易し、行うは難しですが、それも必要なんでしょうね、今の日本野球では。そして何より、ファンあっての野球という事を再度見直すべきなんでしょう。そして古い歴史を持つ野球と言うスポーツ自体を、もう一度見直さなければ、文化としてここまで育て上げられた野球は、地に落ちてしまうのでは・・・とさえ思います。
数あるスポーツの中の一部として、野球は輝けるものであって欲しいですね。ベトナムから少しでも、新しい野球或いは、何かのヒントになる野球を、発信していきたいところです！
今回視察して頂いた日本ベトナム野球普及協会の皆さん、今後とも宜しくお願いします！！
2006年08月23日
新しい風となるか・・・
8月20日より昨日まで、ハノイに行ってきました。ハノイと言うのは、ベトナムの首都でして、南はホーチミン、北はハノイといった感じで、ベトナムの2大都市の１つにあたります。ホーチミンとは少々異なる雰囲気を持つハノイも、ベトナムの幾つかある顔の一つですので、こちらに旅行で来られる機会がある方は、是非どうぞ！
そんなベトナムの宣伝ではなく、なぜ今回ハノイに行ったの？ですね。はい、わかっております。これから本番です。
ハノイへは
野球関係で行ってきました！
これまで、ほんの少し触れただけですが、外務省の方とどうのこうの・・・と記載してきましたが、それに関係してです。
ひょっとして、知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、日本では、「日本ベトナム野球普及協会」という団体が設立されました。こちらは、その名の通り、ベトナムにおいて野球を普及発展させよう！と謳う団体です。僕がベトナムでやろうとしていることと同じ趣旨を持つ団体であり、所属する日本ベトナム交流センターとバッティングしちゃうかもしれないところでもあります。
そしてここの団体の代表には、現自民党幹事長、武部氏が就任しました。名前だけとは言え（あまり大きな声では言えませんが・・・）、超大物が代表に就くのは大きいです。おまけに彼は、現在日越議員連盟の会長の立場もあり、ベトナムには何度も脚を運び、影響力があるポジションにいるわけです。
いきなり、武部氏の名前を挙げて、なんだかよく分からない方が大半でしょうね。武部さんって野球好きなの？なんて質問もあるかとは思いますが、他団体のことですので、ここでは触れないでおきます。しかし、実際就任したからには、今後期待したいところですね！
さて、いつも通り前置きが長くなりましたが・・・、僕が今回ハノイへ行ったのは、この武部氏に関係があってですね、現在ベトナムでは（もう殆ど終わりに近いのですが）、ジャパンフェスティバルという、イベントが行われています。ベトナムの方々に日本の文化を伝えたり、経済のシンポジウムを開いたり、いってみれば日本とベトナムの友好促進のための、様々な分野での催しが主にハノイの地で実施されているわけです。
そして、スポーツ交流イベントの中の一つで、先程申しました日本ベトナム野球普及協会が、ベトナムに野球道具を寄贈するってことになり、武部氏も参加されたわけです。参加というより、主役ですが。野球道具寄贈式典の主役としてですね。
もともと、日本の少年野球チームをベトナムに連れてきて、ベトナムの子供と野球をするって国際交流イベントとして話が進められてきました。しかしベトナムには野球やってる少年なんて、僕が教えている学校やベトナム人の野球仲間のユンが、主に指導している学校しかありません。それもハノイではなくホーチミン市。そんな状況ですので、僕のところに話があったわけです。
上手くそのイベントを実施できれば、ベトナムの人たちに野球の存在を少しでも認知してもらえると当然思い、二つ返事でＯＫ！！とお手伝いを引き受けたのですが、結局そのイベントは実施できない替わりに、最終的に武部氏の鶴の一声で、寄贈式典だけは実施する！！と外務省に勅命が下り、今回それが実現したわけです。
外務省の方も突然降って沸いた話で、少々困っていたようですが、何とか漕ぎ着けたってところでしょうね。今回、外務省の方と話をしてきましたが、今まで会ったことのある役人さんとは違い、本当にいい方でした。それは数ヶ月のこの話の中での一つの救いでしたね。僕は、日本から下される話にどうしても振り回されてしまう立場にいましたので、ホーチミン市の関係各所には迷惑をかけちゃいました・・・。なんせ、二転三転しましたので・・・。
そういった裏事情がある中で、武部幹事長、ベトナムスポーツ省大臣が出席する野球道具の寄贈式典に出席してきました。
式典自体は、なんてことはないものですが、さて、
これから、どうする？
です。野球道具は寄贈しましたが、
じゃあ、それどうするの？
誰が使うの？
誰が教えるの？
その後のプランは？
等など、まだまだ問題は山積みです。日本の大物が来越し（この式典だけのためにきたわけではないのですが）、ベトナムの大臣に
野球道具あげるね！
だけでは、正直意味がありません。これをきっかけにどうするか？本当は、そこが一番大事なところでして、それをずっと訴えてきたのですが、準備期間があまりにも短く、Ｔｈｅ Ｅｎｄ・・・。こういってはなんですが、形だけを取繕ったものになっちゃった感が否めません。それでもこれに携わってきた方々は、これが実現できただけでも！と思っているでしょう。確かに、時間が無い中で大変なことでしたから。でもですね、1時間でもいいから、ベースボールミーティングを開いて、寄贈する側の日本が、ベトナムに野球普及プランを提示し、ベトナムに協力を仰ぎといいますか、ベトナム側も乗れるところは乗っかり、ともに野球をベトナムの地で普及発展させていきましょう！！って話は必要でしょ？
なんなら、僕がプランを書きます！
とまで言ってきたんですが・・・、非常に残念です。でも、日本ベトナム野球普及協会さんとは、今後二人三脚でベトナム野球発展に向けて知恵を出していくことになりました。物足りなかった部分はありますが、これもまた
ベトナム野球の
第一歩になればいいですね！
そんなベトナムの宣伝ではなく、なぜ今回ハノイに行ったの？ですね。はい、わかっております。これから本番です。
ハノイへは
野球関係で行ってきました！
これまで、ほんの少し触れただけですが、外務省の方とどうのこうの・・・と記載してきましたが、それに関係してです。
ひょっとして、知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、日本では、「日本ベトナム野球普及協会」という団体が設立されました。こちらは、その名の通り、ベトナムにおいて野球を普及発展させよう！と謳う団体です。僕がベトナムでやろうとしていることと同じ趣旨を持つ団体であり、所属する日本ベトナム交流センターとバッティングしちゃうかもしれないところでもあります。
そしてここの団体の代表には、現自民党幹事長、武部氏が就任しました。名前だけとは言え（あまり大きな声では言えませんが・・・）、超大物が代表に就くのは大きいです。おまけに彼は、現在日越議員連盟の会長の立場もあり、ベトナムには何度も脚を運び、影響力があるポジションにいるわけです。
いきなり、武部氏の名前を挙げて、なんだかよく分からない方が大半でしょうね。武部さんって野球好きなの？なんて質問もあるかとは思いますが、他団体のことですので、ここでは触れないでおきます。しかし、実際就任したからには、今後期待したいところですね！
さて、いつも通り前置きが長くなりましたが・・・、僕が今回ハノイへ行ったのは、この武部氏に関係があってですね、現在ベトナムでは（もう殆ど終わりに近いのですが）、ジャパンフェスティバルという、イベントが行われています。ベトナムの方々に日本の文化を伝えたり、経済のシンポジウムを開いたり、いってみれば日本とベトナムの友好促進のための、様々な分野での催しが主にハノイの地で実施されているわけです。
そして、スポーツ交流イベントの中の一つで、先程申しました日本ベトナム野球普及協会が、ベトナムに野球道具を寄贈するってことになり、武部氏も参加されたわけです。参加というより、主役ですが。野球道具寄贈式典の主役としてですね。
もともと、日本の少年野球チームをベトナムに連れてきて、ベトナムの子供と野球をするって国際交流イベントとして話が進められてきました。しかしベトナムには野球やってる少年なんて、僕が教えている学校やベトナム人の野球仲間のユンが、主に指導している学校しかありません。それもハノイではなくホーチミン市。そんな状況ですので、僕のところに話があったわけです。
上手くそのイベントを実施できれば、ベトナムの人たちに野球の存在を少しでも認知してもらえると当然思い、二つ返事でＯＫ！！とお手伝いを引き受けたのですが、結局そのイベントは実施できない替わりに、最終的に武部氏の鶴の一声で、寄贈式典だけは実施する！！と外務省に勅命が下り、今回それが実現したわけです。
外務省の方も突然降って沸いた話で、少々困っていたようですが、何とか漕ぎ着けたってところでしょうね。今回、外務省の方と話をしてきましたが、今まで会ったことのある役人さんとは違い、本当にいい方でした。それは数ヶ月のこの話の中での一つの救いでしたね。僕は、日本から下される話にどうしても振り回されてしまう立場にいましたので、ホーチミン市の関係各所には迷惑をかけちゃいました・・・。なんせ、二転三転しましたので・・・。
そういった裏事情がある中で、武部幹事長、ベトナムスポーツ省大臣が出席する野球道具の寄贈式典に出席してきました。
式典自体は、なんてことはないものですが、さて、
これから、どうする？
です。野球道具は寄贈しましたが、
じゃあ、それどうするの？
誰が使うの？
誰が教えるの？
その後のプランは？
等など、まだまだ問題は山積みです。日本の大物が来越し（この式典だけのためにきたわけではないのですが）、ベトナムの大臣に
野球道具あげるね！
だけでは、正直意味がありません。これをきっかけにどうするか？本当は、そこが一番大事なところでして、それをずっと訴えてきたのですが、準備期間があまりにも短く、Ｔｈｅ Ｅｎｄ・・・。こういってはなんですが、形だけを取繕ったものになっちゃった感が否めません。それでもこれに携わってきた方々は、これが実現できただけでも！と思っているでしょう。確かに、時間が無い中で大変なことでしたから。でもですね、1時間でもいいから、ベースボールミーティングを開いて、寄贈する側の日本が、ベトナムに野球普及プランを提示し、ベトナムに協力を仰ぎといいますか、ベトナム側も乗れるところは乗っかり、ともに野球をベトナムの地で普及発展させていきましょう！！って話は必要でしょ？
なんなら、僕がプランを書きます！
とまで言ってきたんですが・・・、非常に残念です。でも、日本ベトナム野球普及協会さんとは、今後二人三脚でベトナム野球発展に向けて知恵を出していくことになりました。物足りなかった部分はありますが、これもまた
ベトナム野球の
第一歩になればいいですね！
2006年07月26日
はじめまして！
本日は、久しぶりのベトナム野球の記事です。かれこれどのくらい間が空いてしまったのか・・・。ここのところ、子供たちの野球指導には行けておらず、野球仲間のＤｕｎｇ（ユン）に任せっきりになっていました。
日本人の子供とベトナム人の子供との、国際親善試合という計画も、事情があり、頓挫してしまい、
サウス・サイゴン・スクールの子供たちは
楽しみにしていたんだけど・・・
学校や政府関係者にも、謝罪しないと・・・
と先日ユンにこれまでの状況を話し、漏れ聞こえた言葉がとても心に響いていまして・・・。
実は日本から小学生の野球チームがベトナムに来て、ベトナム人の子供たちと試合をするって企画が進められていました。私はベトナム在ですので、こちらで様々準備をしたり、関係先にお願いに上がったりしていたんですが、事情があり中止になっちゃったわけです。
ほぼ実施するという状況で動いていたため、関係各所には迷惑をかけてしまい、先日説明と謝罪文を学校とホーチミン市のスポーツ関係機関に提出してきました。気の重いこと・・・。
そして今日、子供たちにも謝らなくては！ということで、久しぶりに野球教室へ。そして、これもブログを更新出来ずに、紹介と御礼が滞っていたことですが、日本とベトナムで活躍されておられる、建設関係の社長さんより、野球道具の寄付をしていただき、また、日本のスーパーゼネコンの一つである鹿島建設の野球関係者及びこちらに駐在している社員の方より、たんまりと道具を頂いたのを、子供たちに届けなくては！という2つの任務？のためもあり、時間を今日は割きました。
久しぶりに会った生徒たちは、笑顔で迎えてくれて、「長いこと来なかったけど、どうして？」と説明が大変な質問を投げかけられ、「ちょっと忙しくてね・・・」と。子供たちには、先にも説明させていただいた、野球道具をプレゼント。ご寄付頂いた社長さんからの希望もあり、今回は学校への寄贈ではなく、子供たち個人へのプレゼントです。
学校では道具はしっかり管理されて、なかなか自由に使えない状況を知り、家に持ち帰り、キャッチボールが出来ればいいなぁ、という心遣いから、始まったことです。ホーチミンの街の中のどこかで、グローブを手にして、キャッチボールをしている光景が、見られるとホントいいです。
そして、今日はもう一つの嬉しいことが！
新顔です！僕が休んでいる間に、小学生も参加することになったんです。これまで中学生を対象にしていた野球教室ですが、小学生も新たに加わりました。勿論これまで練習してきた中学生の生徒たちと同じレベルでは出来ないので、新顔たちは、別メニューで練習を。豆粒のような小さい子供たちですが、元気で、これからが楽しみな子供たちです。
本当に小さなエリアで、少数の子供たちのみが野球をしている現状ですが、少しでも世代を超えて、新しいスポーツを楽しんで欲しいものです。野球というベトナムでは新しいスポーツが、いろんな世代のベトナム人に愛され、野球を通して、様々な交流をし、体と心を鍛えていってくれたらいいですね。
日本人の子供とベトナム人の子供との、国際親善試合という計画も、事情があり、頓挫してしまい、
サウス・サイゴン・スクールの子供たちは
楽しみにしていたんだけど・・・
学校や政府関係者にも、謝罪しないと・・・
と先日ユンにこれまでの状況を話し、漏れ聞こえた言葉がとても心に響いていまして・・・。
実は日本から小学生の野球チームがベトナムに来て、ベトナム人の子供たちと試合をするって企画が進められていました。私はベトナム在ですので、こちらで様々準備をしたり、関係先にお願いに上がったりしていたんですが、事情があり中止になっちゃったわけです。
ほぼ実施するという状況で動いていたため、関係各所には迷惑をかけてしまい、先日説明と謝罪文を学校とホーチミン市のスポーツ関係機関に提出してきました。気の重いこと・・・。
そして今日、子供たちにも謝らなくては！ということで、久しぶりに野球教室へ。そして、これもブログを更新出来ずに、紹介と御礼が滞っていたことですが、日本とベトナムで活躍されておられる、建設関係の社長さんより、野球道具の寄付をしていただき、また、日本のスーパーゼネコンの一つである鹿島建設の野球関係者及びこちらに駐在している社員の方より、たんまりと道具を頂いたのを、子供たちに届けなくては！という2つの任務？のためもあり、時間を今日は割きました。
久しぶりに会った生徒たちは、笑顔で迎えてくれて、「長いこと来なかったけど、どうして？」と説明が大変な質問を投げかけられ、「ちょっと忙しくてね・・・」と。子供たちには、先にも説明させていただいた、野球道具をプレゼント。ご寄付頂いた社長さんからの希望もあり、今回は学校への寄贈ではなく、子供たち個人へのプレゼントです。学校では道具はしっかり管理されて、なかなか自由に使えない状況を知り、家に持ち帰り、キャッチボールが出来ればいいなぁ、という心遣いから、始まったことです。ホーチミンの街の中のどこかで、グローブを手にして、キャッチボールをしている光景が、見られるとホントいいです。
そして、今日はもう一つの嬉しいことが！
新顔です！僕が休んでいる間に、小学生も参加することになったんです。これまで中学生を対象にしていた野球教室ですが、小学生も新たに加わりました。勿論これまで練習してきた中学生の生徒たちと同じレベルでは出来ないので、新顔たちは、別メニューで練習を。豆粒のような小さい子供たちですが、元気で、これからが楽しみな子供たちです。
本当に小さなエリアで、少数の子供たちのみが野球をしている現状ですが、少しでも世代を超えて、新しいスポーツを楽しんで欲しいものです。野球というベトナムでは新しいスポーツが、いろんな世代のベトナム人に愛され、野球を通して、様々な交流をし、体と心を鍛えていってくれたらいいですね。
2006年06月19日
嬉しい電話
雨季も真っ只中のベトナムはホーチミンです。この時期、ほぼ毎日どこかの時間帯で雨が降ります。昨日なんかは、日本の梅雨を思い出すかのように、一日中、しとしとと長雨が降り、真っ青な青空はどこへ行ってしまったんだろう・・・、と思いたくもなります。
基本的にこの時期の雨は、ご存知の通り「スコール」と呼ばれる
どか〜ん と降って
カラっと 上がる
雨ですので、道路が川のように雨で大洪水だと思うと、雨が上がり1,2時間もすると、ところどころ道路が乾いてしまうくらいはっきりしてくるような、ある意味気持ちのいい雨です。今日は朝からどんよりとした天気で、朝の雨から昼間はなんだか雲も多く、すっきりしない天気でした。
夜に入り、すっきりしない一日を過ごした感があったのですが、突然一本の電話。スタッフから「日本人の男性から電話！」と出てみると、初めて聞く声。電話口からは
タイ野球の・・・
と聞いた瞬間
あっ！ ●●さん！
名前は伏せておきますが、これまで野球が無いミャンマーで野球普及に携わってこられ、2週間ほど前からは、タイナショナルチームの指導者として、現地に赴任している方です。私なんかとは違い、立派な指導者です。
お会いしたことがなく、これまでメールでのやり取りのみで、ご相談に乗っていただいたり、アドバイスを下さっていた方で、本当に素晴しい人です。その方からお電話を頂き、今日のなんだかすっきりしない日も、吹っ飛んだ感じがしました。メールでも本当に親切にアドバイスをくれ、その野球理論や野球普及の方法等に関して、素晴しい考えをお持ちの方で、いつかじっくりお話を聞きたいなぁ〜、と思っていたんで、ついつい、差し出がましくいろいろ聞いちゃいました。
ベトナム野球普及の過程では、いろんな壁にぶつかるであろう事は想像していましたが、実際活動を続けていると、その壁は本当に大きい事に気づきます。しかし、これまでいろんな方と野球を通して、知り合いになり、そこからいろんな形で協力を受け、萎えている自分の気持ちを、再度奮い立たせてくれました。
この方も、本当に話しているだけで、
よしっ！なんとかしなくちゃ！
と思える方です。先日の僕のブログでも書きましたが、認識不足により、寂しい現実を突きつけられ、今のベトナムの空のように、ど〜んより気持ちが沈んでいましたが、なんだか少しすっきりしました。
焦らず、一歩一歩、着実に
です。僕の苦手な言葉なんですが、やっぱり一番の早道は、こういう実践の仕方なんでしょうね！
うさぎじゃなくて、亀の気持ちで
ってところです！
基本的にこの時期の雨は、ご存知の通り「スコール」と呼ばれる
どか〜ん と降って
カラっと 上がる
雨ですので、道路が川のように雨で大洪水だと思うと、雨が上がり1,2時間もすると、ところどころ道路が乾いてしまうくらいはっきりしてくるような、ある意味気持ちのいい雨です。今日は朝からどんよりとした天気で、朝の雨から昼間はなんだか雲も多く、すっきりしない天気でした。
夜に入り、すっきりしない一日を過ごした感があったのですが、突然一本の電話。スタッフから「日本人の男性から電話！」と出てみると、初めて聞く声。電話口からは
タイ野球の・・・
と聞いた瞬間
あっ！ ●●さん！
名前は伏せておきますが、これまで野球が無いミャンマーで野球普及に携わってこられ、2週間ほど前からは、タイナショナルチームの指導者として、現地に赴任している方です。私なんかとは違い、立派な指導者です。
お会いしたことがなく、これまでメールでのやり取りのみで、ご相談に乗っていただいたり、アドバイスを下さっていた方で、本当に素晴しい人です。その方からお電話を頂き、今日のなんだかすっきりしない日も、吹っ飛んだ感じがしました。メールでも本当に親切にアドバイスをくれ、その野球理論や野球普及の方法等に関して、素晴しい考えをお持ちの方で、いつかじっくりお話を聞きたいなぁ〜、と思っていたんで、ついつい、差し出がましくいろいろ聞いちゃいました。
ベトナム野球普及の過程では、いろんな壁にぶつかるであろう事は想像していましたが、実際活動を続けていると、その壁は本当に大きい事に気づきます。しかし、これまでいろんな方と野球を通して、知り合いになり、そこからいろんな形で協力を受け、萎えている自分の気持ちを、再度奮い立たせてくれました。
この方も、本当に話しているだけで、
よしっ！なんとかしなくちゃ！
と思える方です。先日の僕のブログでも書きましたが、認識不足により、寂しい現実を突きつけられ、今のベトナムの空のように、ど〜んより気持ちが沈んでいましたが、なんだか少しすっきりしました。
焦らず、一歩一歩、着実に
です。僕の苦手な言葉なんですが、やっぱり一番の早道は、こういう実践の仕方なんでしょうね！
うさぎじゃなくて、亀の気持ちで
ってところです！
2006年06月16日
誤算・・・
大きく予想が違うと、人間やっぱりうろたえるものです。本日の僕、そんな経験をしました。誤認とは本当に恐ろしいものです・・・。
本日、ホーチミン市1区にあるスポーツセンターの所長さんと会ってきました。用件は勿論「野球！」。以前から会おうと約束していたんですが、ここのところ忙しく、ブログもろくに更新できない状況でしたので、なかなか日程が合わなかったんですが、本日2時間程度の話し合いを持てました。
内容は、「ベトナム或いはホーチミン市に野球連盟設立に向けて」といったところです。彼とは初めて野球について議論をしました。持論を語りながら、といっても大前提のベトナム野球連盟設立！をとにかく優先して！という話しをしたのですが、2年近くこういった活動をしていて、本日思わぬ落とし穴に落ちちゃいました・・・。
というのも、ご存知の通りベトナムは社会主義国です。社会主義国ってのは、政府の力が強大で（後ろには共産党があるわけですが、それは置いておいて）、政府抜きには話が進まない、そして政府が全てを管轄している、と思っていたわけです。こんなことは、当たり前だろう！！と別に誰かに問うわけでもなく、認識していたわけなんですが、その考えといいますか、認識はもろくも崩れました。
私はこれまで、野球連盟をベトナム或いはホーチミン市に設立すれば、当然政府役人がその任に就くとばかり考えていました。私の持論はこうです。
野球連盟が設立されたとすれば、当然業務に当たらなければならない人間が必要です。それに対する人件費、そして業務をする場所等々がなければなりません。しかし設立当初の仕事なんかは、仕事内容からしてそれほど大人数が必要なわけでもないのですが、それらに予算を組むこと自体で政府からそっぽを向かれてしまうと考えていましたので、設立は他スポーツ連盟或いは政府機関の下部組織或いは、併設組織として発足し、業務はそこに勤める人間が、少しだけ業務に当たる。そうすれば、人件費からオフィスにかかる費用等々を低予算（上手くいけば野球連盟としては経費殆どゼロ）で組め、それほど負担にならないと考えていました。
そして、在ベトナム企業、在ベトナム日系企業、日本における企業や団体・個人等に今後のベトナム野球発展の道筋を説き、様々な形でバックアップ体制・支援体制を持ちかけ、連盟設立及びその後の運営に当たることが出来ればと考えておりました。連盟スタッフは当然政府の人間ですので、業務兼業とはいっても、それまで従事していた給与が支払われるため、ある程度長期を見込める組織として成り立つと思っていたんです。
しか〜し
ベトナムの各種スポーツ連盟は、
そんなもんじゃなかったんです・・・
つまり、特に政府の組織ではなく、ある程度独自の予算で運営がされていたということです。資本主義国と一緒？とでも言いましょうか。例えば、これまでつながりがあったホーチミン市サッカー連盟とホーチミン市水泳連盟を例に挙げますと、まずサッカー。私は連盟の事務局長を知っているのですが、この方と連盟会長は政府の人間。つまり役人です。こちらの方々は政府からちゃんとお給料が出ます。出向者みたいなもんです。（サッカーはベトナムでは最重要競技ですので、完全に分離した組織ではありませんが）しかし、その他連盟で仕事にあたる人間は、役人ではないので、政府から給料が出されるわけではありません、基本的に。事業活動や寄付（まぁ殆どこちらでしょうが）から、スタッフの給与が支払われるわけです。おまけに今日会ったホーチミン市1区スポーツセンターの所長は、役人ですので政府から給与が支払われますが、サッカー連盟の仕事もしているそうで。しかしこちらは、「好きだから！」という理由で仕事をしているそうなので、給与はもらっていないそうです。まあ、これは、いい見方過ぎますので、話半分ですが・・・。
一方ホーチミン市にある第1級プールの所長さん。この方も政府役人です。そして水泳連盟の人間でもあります。プールは市の管轄ですので、こちらもサッカー同様、給与は政府から支払われますが、連盟での仕事は無給。こちらもイベントやらスポンサーなどから入る収入で給与が支払われているわけです。
殆どの連盟は政府とは切り離された存在なわけです。元々政府も認定したスポーツの連盟であれば、政府も程度はありますが、予算組みも当然しますが、野球のようにベトナムには無いものですと、そうは簡単に行きません。勿論政府に具申し、今後の当競技の発展を論じ、予算を割り当てられるケースもありますが、僕の認識は全く異なっていました・・・。連盟設立にゴーサインが出れば、政府も後押しをし、予算を少なからず組んでくれると考えていたんです。
甘かった・・・
というより
誤認は恐ろしいことです
本当に情けない・・・
聞いてしまった以上、いや聞いておいてよかったんですが、これまでの考え方を根本的に洗いなおさなければなりません。本日会った所長さんは、野球連盟設立に協力をします。という話なんですが、野球グラウンドの確保から始まって、殆ど何から何までこっちで用意しなければならない・・・と感じるようなとっても消極的な協力体制・・・。ベトナムの野球に未来を見るくらいに魅力的な案があれば、政府も思い腰を上げてくれる可能性はありますので、
だから、めげません！
実質的なお金の問題は、僕だけではどうしようもないので、いろんな方々に協力をお願いしなければならないところですが、未来永劫ずっと予算を組むなんて到底無理な話です。そもそも、ベトナムのベトナム野球連盟なんですからね。この辺は上手くやらないと！と考えるわけです。
あと、気になる話。僕は2007年にタイで実施されるシーゲーム（東南アジア最大のスポーツイベント）には、必ず野球が実施されると信じてきました。しかし所長さんが言うには、ソフトボールはあるけど、野球は無いでしょう！と自信満々に言ってのけちゃってた・・・。これもあいまいに、自身の推測のみの話を一歩抜け出さなくてはいけません。
恐らく・・・
って言葉や思いは
非常に恐い・・・
とにかく、出直しです！！
本日、ホーチミン市1区にあるスポーツセンターの所長さんと会ってきました。用件は勿論「野球！」。以前から会おうと約束していたんですが、ここのところ忙しく、ブログもろくに更新できない状況でしたので、なかなか日程が合わなかったんですが、本日2時間程度の話し合いを持てました。
内容は、「ベトナム或いはホーチミン市に野球連盟設立に向けて」といったところです。彼とは初めて野球について議論をしました。持論を語りながら、といっても大前提のベトナム野球連盟設立！をとにかく優先して！という話しをしたのですが、2年近くこういった活動をしていて、本日思わぬ落とし穴に落ちちゃいました・・・。
というのも、ご存知の通りベトナムは社会主義国です。社会主義国ってのは、政府の力が強大で（後ろには共産党があるわけですが、それは置いておいて）、政府抜きには話が進まない、そして政府が全てを管轄している、と思っていたわけです。こんなことは、当たり前だろう！！と別に誰かに問うわけでもなく、認識していたわけなんですが、その考えといいますか、認識はもろくも崩れました。
私はこれまで、野球連盟をベトナム或いはホーチミン市に設立すれば、当然政府役人がその任に就くとばかり考えていました。私の持論はこうです。
野球連盟が設立されたとすれば、当然業務に当たらなければならない人間が必要です。それに対する人件費、そして業務をする場所等々がなければなりません。しかし設立当初の仕事なんかは、仕事内容からしてそれほど大人数が必要なわけでもないのですが、それらに予算を組むこと自体で政府からそっぽを向かれてしまうと考えていましたので、設立は他スポーツ連盟或いは政府機関の下部組織或いは、併設組織として発足し、業務はそこに勤める人間が、少しだけ業務に当たる。そうすれば、人件費からオフィスにかかる費用等々を低予算（上手くいけば野球連盟としては経費殆どゼロ）で組め、それほど負担にならないと考えていました。
そして、在ベトナム企業、在ベトナム日系企業、日本における企業や団体・個人等に今後のベトナム野球発展の道筋を説き、様々な形でバックアップ体制・支援体制を持ちかけ、連盟設立及びその後の運営に当たることが出来ればと考えておりました。連盟スタッフは当然政府の人間ですので、業務兼業とはいっても、それまで従事していた給与が支払われるため、ある程度長期を見込める組織として成り立つと思っていたんです。
しか〜し
ベトナムの各種スポーツ連盟は、
そんなもんじゃなかったんです・・・
つまり、特に政府の組織ではなく、ある程度独自の予算で運営がされていたということです。資本主義国と一緒？とでも言いましょうか。例えば、これまでつながりがあったホーチミン市サッカー連盟とホーチミン市水泳連盟を例に挙げますと、まずサッカー。私は連盟の事務局長を知っているのですが、この方と連盟会長は政府の人間。つまり役人です。こちらの方々は政府からちゃんとお給料が出ます。出向者みたいなもんです。（サッカーはベトナムでは最重要競技ですので、完全に分離した組織ではありませんが）しかし、その他連盟で仕事にあたる人間は、役人ではないので、政府から給料が出されるわけではありません、基本的に。事業活動や寄付（まぁ殆どこちらでしょうが）から、スタッフの給与が支払われるわけです。おまけに今日会ったホーチミン市1区スポーツセンターの所長は、役人ですので政府から給与が支払われますが、サッカー連盟の仕事もしているそうで。しかしこちらは、「好きだから！」という理由で仕事をしているそうなので、給与はもらっていないそうです。まあ、これは、いい見方過ぎますので、話半分ですが・・・。
一方ホーチミン市にある第1級プールの所長さん。この方も政府役人です。そして水泳連盟の人間でもあります。プールは市の管轄ですので、こちらもサッカー同様、給与は政府から支払われますが、連盟での仕事は無給。こちらもイベントやらスポンサーなどから入る収入で給与が支払われているわけです。
殆どの連盟は政府とは切り離された存在なわけです。元々政府も認定したスポーツの連盟であれば、政府も程度はありますが、予算組みも当然しますが、野球のようにベトナムには無いものですと、そうは簡単に行きません。勿論政府に具申し、今後の当競技の発展を論じ、予算を割り当てられるケースもありますが、僕の認識は全く異なっていました・・・。連盟設立にゴーサインが出れば、政府も後押しをし、予算を少なからず組んでくれると考えていたんです。
甘かった・・・
というより
誤認は恐ろしいことです
本当に情けない・・・
聞いてしまった以上、いや聞いておいてよかったんですが、これまでの考え方を根本的に洗いなおさなければなりません。本日会った所長さんは、野球連盟設立に協力をします。という話なんですが、野球グラウンドの確保から始まって、殆ど何から何までこっちで用意しなければならない・・・と感じるようなとっても消極的な協力体制・・・。ベトナムの野球に未来を見るくらいに魅力的な案があれば、政府も思い腰を上げてくれる可能性はありますので、
だから、めげません！
実質的なお金の問題は、僕だけではどうしようもないので、いろんな方々に協力をお願いしなければならないところですが、未来永劫ずっと予算を組むなんて到底無理な話です。そもそも、ベトナムのベトナム野球連盟なんですからね。この辺は上手くやらないと！と考えるわけです。
あと、気になる話。僕は2007年にタイで実施されるシーゲーム（東南アジア最大のスポーツイベント）には、必ず野球が実施されると信じてきました。しかし所長さんが言うには、ソフトボールはあるけど、野球は無いでしょう！と自信満々に言ってのけちゃってた・・・。これもあいまいに、自身の推測のみの話を一歩抜け出さなくてはいけません。
恐らく・・・
って言葉や思いは
非常に恐い・・・
とにかく、出直しです！！
2006年06月10日
ありがとうございます！！
約1週間ほど前のことになりますが、ベトナム野球普及にとって、大きな力が加わってくれました！
現在ホーチミン市では、このブログでもご紹介しましたが、在ホーチミン日本人少年野球チームが1チーム存在します。その名は「Saigon Phoenix」といいます。立ち上げ当初私も、微力ながらご協力させて頂きましたが、現在は時間の都合もあり、なかなか少年たちの指導に参加できておりません。
そんな中でお一方、野球を長く続けてこられた素晴しいコーチが見つかり、現在はその方が中心に少年達に野球を指導しております。そして前回の我がサイゴン・サウス・スクールとのベトナム人と日本人による初の少年野球試合が行われたわけです。
そしてそのコーチのお知り合いの方が、ベトナムと日本をまたにかけて建設関係の仕事をされている（建設関連会社の社長さんです。今回は名前を出すことの許可を取りませでしたので、不明瞭ですみません）のですが、先週の日曜日グローブやボールを寄付してくださったんです。
日本で集められて、こちらに運んでくださって、沢山のグローブと、丁度欲しかった軟式ボールを、ベトナム人の子供たちにプレゼントしてくれました。まだ訳あって子供たちには渡しておりませんが、本当に嬉しいことです。そして今後も、野球道具だけではなく、いろんな形でベトナム野球の発展に、力をお貸しいただけるという話をして頂き、
感動！！です
当初ホーチミンでは1人で始めたベトナム野球普及活動が、現在は、本当にいろんな方々のご協力を元に動いているんだなぁ〜、ということが改めて認識できました。1人でなんとか！！と思っていた頃の自分とは、大きく違うように思います。沢山の方々がまだまだ不毛に近いベトナム野球に携わり、みんなの力で大きくしていく、それが本来の姿なんでしょうね。そしてそうした結果できあがった、或いは進展していくベトナム野球こそが、日本とベトナムとを繋ぐ一つの橋になってくれることと思います。
日本草野球界を改革する KUSA1様 からは、以前バックネットやその他フェンス、ベンチを寄贈頂き、アジア野球連盟様からは、野球道具、その他個人や団体の方からの支援もこれまで幾つかありました。
なんとしてでも！！
という気持ちを一層強くして、現在も少しずつですが前に進んでいます。こうした支援の輪が広がっていくことが、将来のベトナムでの野球に大きく寄与してくるんだと信じております。
とにかく、頑張らなくては！！
現在ホーチミン市では、このブログでもご紹介しましたが、在ホーチミン日本人少年野球チームが1チーム存在します。その名は「Saigon Phoenix」といいます。立ち上げ当初私も、微力ながらご協力させて頂きましたが、現在は時間の都合もあり、なかなか少年たちの指導に参加できておりません。
そんな中でお一方、野球を長く続けてこられた素晴しいコーチが見つかり、現在はその方が中心に少年達に野球を指導しております。そして前回の我がサイゴン・サウス・スクールとのベトナム人と日本人による初の少年野球試合が行われたわけです。
そしてそのコーチのお知り合いの方が、ベトナムと日本をまたにかけて建設関係の仕事をされている（建設関連会社の社長さんです。今回は名前を出すことの許可を取りませでしたので、不明瞭ですみません）のですが、先週の日曜日グローブやボールを寄付してくださったんです。
日本で集められて、こちらに運んでくださって、沢山のグローブと、丁度欲しかった軟式ボールを、ベトナム人の子供たちにプレゼントしてくれました。まだ訳あって子供たちには渡しておりませんが、本当に嬉しいことです。そして今後も、野球道具だけではなく、いろんな形でベトナム野球の発展に、力をお貸しいただけるという話をして頂き、感動！！です
当初ホーチミンでは1人で始めたベトナム野球普及活動が、現在は、本当にいろんな方々のご協力を元に動いているんだなぁ〜、ということが改めて認識できました。1人でなんとか！！と思っていた頃の自分とは、大きく違うように思います。沢山の方々がまだまだ不毛に近いベトナム野球に携わり、みんなの力で大きくしていく、それが本来の姿なんでしょうね。そしてそうした結果できあがった、或いは進展していくベトナム野球こそが、日本とベトナムとを繋ぐ一つの橋になってくれることと思います。
日本草野球界を改革する KUSA1様 からは、以前バックネットやその他フェンス、ベンチを寄贈頂き、アジア野球連盟様からは、野球道具、その他個人や団体の方からの支援もこれまで幾つかありました。
なんとしてでも！！
という気持ちを一層強くして、現在も少しずつですが前に進んでいます。こうした支援の輪が広がっていくことが、将来のベトナムでの野球に大きく寄与してくるんだと信じております。
とにかく、頑張らなくては！！
2006年06月03日
一緒にやろうか！！
ベトナムの学校は現在夏休みに入り、サイゴン・サウス・スクールでの野球教室も休講〜となるかなぁと思いきや、火曜日と金曜日に練習を続けさせてもらえることになり、先週、練習を行ってきました。しかし今回は、ちょっといつもとは違います。
このブログではなかなか紹介できなかったのですが、私がこちらに来た2年ほど前、毎週日曜日に出かけて行って野球を教えていた子供たちがいます。ベトナムに来られたことのある方なら聞いたことがあると思いますが。キーワードは、
クチトンネル
ホーチミン市から約60キロ程度離れた場所にある、ベトナムの観光名所。ここはベトナム戦争当時南ベトナム解放戦線の拠点として、アメリカ軍と激戦が繰り広げられたところです。全長250キロにも及び地下トンネルを作り、ゲリラ戦でアメリカ兵をてんてこ舞いにさせ、最後は枯葉剤を散布されてしまった、大きな歴史が刻まれた場所です。そしてそこにある中学校の生徒に、以前野球仲間であるDung（ユン）や、当時ベトナム野球を一緒に盛り上げていた日本人留学生、岸野君とともに野球を指導していました。
本当にのどかな田舎でして、学校のグラウンドに牛飼いの女の子が牛を解き放ち、そんな中で野球をしていたとても素敵な場所です。教えていた生徒の多くが中学校を卒業してしまい、高校に進学するとなかなか人がいなくて、そして生徒の親御さんも、家の手伝いをせず、野球っていうよく分からないスポーツをしているのは、どうも気に入られていなかったようで、無期限の休止になってしまっていました。
しかし最近、高校に進学した生徒が、野球をしたくて時折集まってくるということが分かり、ベトナム人の2人（ユンとコア）が指導を再開し、日曜日にクチへ行くことになったわけです。僕はなかなか都合がつかず、行けていませんが、そんな話をユンから聞いたので、
じゃ、一緒にやろうよ！！
と勝手な提案をし、サイゴン・サウス・スクールにも打診したところ、
OK！！
この学校は、校長先生の人柄がいいのか、ベトナムには珍しく開放的な学校で、本当にここで野球教室が出来ていることは、以後に繋がっていくと信じています。
そうは言ってもクチからホーチミン市のサイゴンスクールまで、バスで3時間近くかかるわけです。子供たちも朝6時くらいにはクチを出発し、ホーチミンまでやってきました。
実はこの2つの学校の生徒、既に面識があるんです。昨年の11月に星陵高校野球部総監督山下氏、元中日ドラゴンズ投手小松氏が来越した際に、ベトナム人の少年野球で始めて対外試合を行った2チームなんです。準備が大変でしたが、本当に素敵なイベントが出来たと思っていますが、今度はこういう形で、お互いの親交を深めるきっかけが出来たことも、今後のためには良いことかなぁ。
サイゴンスクールに通う生徒は、お金持ちの家庭に生まれた、ホーチミン市の都会っ子。クチの学校から来た生徒は、田舎の子といってはいけませんが、本当に純朴な子供たちです。同じ年頃ですが、雰囲気も違えば、野球に対する姿勢も少し違います。
何でもある都会のホーチミンの子供には、享受する娯楽がいろいろあります。テレビゲームもあれば、携帯電話、映画館に、素敵なカフェ・・・。野球をしなくても楽しいことはそこら中に転がっているわけです。一方クチはその正反対といえば、説明も要らないでしょう。サッカーや他のスポーツもありますが、娯楽と言う面では雲泥の差。自然野球と言うスポーツを始めた子は、それに対して一生懸命に夢中になって生きます。
僕が教えていた当時にはいなかった生徒も何人かいましたが、サイゴンスクールの子供たちより上手なわけです。何かに飢えるってのは、非常に厳しい状況を意味しますが、ことスポーツに関して言えば、そういう状況の方が逆にいいのでしょう。それしかない、それが面白いって思えたら、どんどん上達します。
ちょっと長くなっちゃいましたが、
めちゃくちゃ天気がいい中、みんな一生懸命練習してましたね。ノックをする手もいつも異常に気合入っちゃいました。そしてクチの子供たちが来てくれたおかげで、サイゴンサウスの子供たちも、いつもよりハッスルしちゃっていたように思います。クチの生徒も都会っ子には負けるか！と、気合の入ったボールを投げれば、いつもなら取れないようなボールも、何とか追いかけてキャッチしようとする、サイゴンの子供たち。
いいねぇ〜 こういうの！！
完璧な相乗効果ってやつです
グラウンドには日差しを遮るものが一切無いんです・・・。気合だ！気合だ！といってはいられません。しっかり休まないと本当に熱射病です。と言う前に、やっぱり暑いよね、と先生が用意してくれたパラソルに１人、２人と引き寄せられて。３５〜３６度程度はあったでしょうか、グランド上では恐らくそれ以上の温度になっちゃってますから、本当にしんどいはずです。今日の練習は、３時間にも及びましたから、終わった後は、ほんとフラフラでした。午後からは通常通り仕事なんですが、水シャワーを浴びて、気合を入れないと、倒れちゃいそうです。
今回クチからは、１４名の生徒が参加してくれたんですが、半分は高校生。練習試合をしたんですが、やはり高校生のボールは、サイゴンの生徒にはまだ早いですね。かすりもしません。でも速いボールに驚きや溜息をつきながらでも、何とかいいとこ見せよう！と頑張ってる子供たちは、かわいいもんです。気持ちが先行しすぎてしまい、いつもより大振りになって余計ボールとバットは、さようなら〜 と距離が出来てしまっていましたが、そんな事はいいんです。とにかくその気持ちが大事ですからね。
みんな暑い中本当に頑張っていましたね。僕の方から、
もうそろそろ・・・
と声をかけてしまったくらい。まだまだ夏休みは続きます。こういう機会を何度も作り、お互いが切磋琢磨して野球のレベルの向上を補助していきたいですね。そして普段は接することの無い二つの異なる環境に住む子供たちが、いい関係に発展していって欲しい。
あっ、そうそう、実はクチの学校からも女の子が一人来ました。サイゴンサウスにも素晴しいサウスポーがいますが、こちらは、打撃が素敵なんです。とにかく当てるのが上手い！！その女の子は、僕が指導していた頃はいなかったんですが、１年程度の間に練習したんでしょうね、もう立派な野球少女です！今度紹介しますね。
学校からバス乗り場まで、とにかく遠い・・・。この地区は新しく区画整理をされた開発区ですので、綺麗なんですが、とにかくだだっ広い。いつもバイクですので、それほど感じませんが、生徒を送っていくのに、一緒に歩くと、地の果てまでありそうな雰囲気で、炎天下の練習後には、きつっ〜。バス乗り場についても、
全然 バス来ない・・・
こちらはバスの時刻表といった、あって当然と思っていたものが無いので、いつくるのか分からない相手を待つ・・・といった非常に寂しい気持ちでバスを待つわけです。おまけに、
ここも、日差し遮るもの
ない・・・
３０分待ってきたバスに、乗ってこちらに白い歯を見せて手を振る生徒を見送って、少し疲れも和らいだようなそうでないような・・・と仕事に向かった先週のとある日の日記でやんした。
このブログではなかなか紹介できなかったのですが、私がこちらに来た2年ほど前、毎週日曜日に出かけて行って野球を教えていた子供たちがいます。ベトナムに来られたことのある方なら聞いたことがあると思いますが。キーワードは、
クチトンネル
ホーチミン市から約60キロ程度離れた場所にある、ベトナムの観光名所。ここはベトナム戦争当時南ベトナム解放戦線の拠点として、アメリカ軍と激戦が繰り広げられたところです。全長250キロにも及び地下トンネルを作り、ゲリラ戦でアメリカ兵をてんてこ舞いにさせ、最後は枯葉剤を散布されてしまった、大きな歴史が刻まれた場所です。そしてそこにある中学校の生徒に、以前野球仲間であるDung（ユン）や、当時ベトナム野球を一緒に盛り上げていた日本人留学生、岸野君とともに野球を指導していました。
本当にのどかな田舎でして、学校のグラウンドに牛飼いの女の子が牛を解き放ち、そんな中で野球をしていたとても素敵な場所です。教えていた生徒の多くが中学校を卒業してしまい、高校に進学するとなかなか人がいなくて、そして生徒の親御さんも、家の手伝いをせず、野球っていうよく分からないスポーツをしているのは、どうも気に入られていなかったようで、無期限の休止になってしまっていました。
しかし最近、高校に進学した生徒が、野球をしたくて時折集まってくるということが分かり、ベトナム人の2人（ユンとコア）が指導を再開し、日曜日にクチへ行くことになったわけです。僕はなかなか都合がつかず、行けていませんが、そんな話をユンから聞いたので、
じゃ、一緒にやろうよ！！
と勝手な提案をし、サイゴン・サウス・スクールにも打診したところ、
OK！！
この学校は、校長先生の人柄がいいのか、ベトナムには珍しく開放的な学校で、本当にここで野球教室が出来ていることは、以後に繋がっていくと信じています。
そうは言ってもクチからホーチミン市のサイゴンスクールまで、バスで3時間近くかかるわけです。子供たちも朝6時くらいにはクチを出発し、ホーチミンまでやってきました。
実はこの2つの学校の生徒、既に面識があるんです。昨年の11月に星陵高校野球部総監督山下氏、元中日ドラゴンズ投手小松氏が来越した際に、ベトナム人の少年野球で始めて対外試合を行った2チームなんです。準備が大変でしたが、本当に素敵なイベントが出来たと思っていますが、今度はこういう形で、お互いの親交を深めるきっかけが出来たことも、今後のためには良いことかなぁ。
サイゴンスクールに通う生徒は、お金持ちの家庭に生まれた、ホーチミン市の都会っ子。クチの学校から来た生徒は、田舎の子といってはいけませんが、本当に純朴な子供たちです。同じ年頃ですが、雰囲気も違えば、野球に対する姿勢も少し違います。
何でもある都会のホーチミンの子供には、享受する娯楽がいろいろあります。テレビゲームもあれば、携帯電話、映画館に、素敵なカフェ・・・。野球をしなくても楽しいことはそこら中に転がっているわけです。一方クチはその正反対といえば、説明も要らないでしょう。サッカーや他のスポーツもありますが、娯楽と言う面では雲泥の差。自然野球と言うスポーツを始めた子は、それに対して一生懸命に夢中になって生きます。
僕が教えていた当時にはいなかった生徒も何人かいましたが、サイゴンスクールの子供たちより上手なわけです。何かに飢えるってのは、非常に厳しい状況を意味しますが、ことスポーツに関して言えば、そういう状況の方が逆にいいのでしょう。それしかない、それが面白いって思えたら、どんどん上達します。
ちょっと長くなっちゃいましたが、
めちゃくちゃ天気がいい中、みんな一生懸命練習してましたね。ノックをする手もいつも異常に気合入っちゃいました。そしてクチの子供たちが来てくれたおかげで、サイゴンサウスの子供たちも、いつもよりハッスルしちゃっていたように思います。クチの生徒も都会っ子には負けるか！と、気合の入ったボールを投げれば、いつもなら取れないようなボールも、何とか追いかけてキャッチしようとする、サイゴンの子供たち。
いいねぇ〜 こういうの！！
完璧な相乗効果ってやつです
グラウンドには日差しを遮るものが一切無いんです・・・。気合だ！気合だ！といってはいられません。しっかり休まないと本当に熱射病です。と言う前に、やっぱり暑いよね、と先生が用意してくれたパラソルに１人、２人と引き寄せられて。３５〜３６度程度はあったでしょうか、グランド上では恐らくそれ以上の温度になっちゃってますから、本当にしんどいはずです。今日の練習は、３時間にも及びましたから、終わった後は、ほんとフラフラでした。午後からは通常通り仕事なんですが、水シャワーを浴びて、気合を入れないと、倒れちゃいそうです。
今回クチからは、１４名の生徒が参加してくれたんですが、半分は高校生。練習試合をしたんですが、やはり高校生のボールは、サイゴンの生徒にはまだ早いですね。かすりもしません。でも速いボールに驚きや溜息をつきながらでも、何とかいいとこ見せよう！と頑張ってる子供たちは、かわいいもんです。気持ちが先行しすぎてしまい、いつもより大振りになって余計ボールとバットは、さようなら〜 と距離が出来てしまっていましたが、そんな事はいいんです。とにかくその気持ちが大事ですからね。
みんな暑い中本当に頑張っていましたね。僕の方から、
もうそろそろ・・・
と声をかけてしまったくらい。まだまだ夏休みは続きます。こういう機会を何度も作り、お互いが切磋琢磨して野球のレベルの向上を補助していきたいですね。そして普段は接することの無い二つの異なる環境に住む子供たちが、いい関係に発展していって欲しい。
あっ、そうそう、実はクチの学校からも女の子が一人来ました。サイゴンサウスにも素晴しいサウスポーがいますが、こちらは、打撃が素敵なんです。とにかく当てるのが上手い！！その女の子は、僕が指導していた頃はいなかったんですが、１年程度の間に練習したんでしょうね、もう立派な野球少女です！今度紹介しますね。
学校からバス乗り場まで、とにかく遠い・・・。この地区は新しく区画整理をされた開発区ですので、綺麗なんですが、とにかくだだっ広い。いつもバイクですので、それほど感じませんが、生徒を送っていくのに、一緒に歩くと、地の果てまでありそうな雰囲気で、炎天下の練習後には、きつっ〜。バス乗り場についても、全然 バス来ない・・・
こちらはバスの時刻表といった、あって当然と思っていたものが無いので、いつくるのか分からない相手を待つ・・・といった非常に寂しい気持ちでバスを待つわけです。おまけに、
ここも、日差し遮るもの
ない・・・
３０分待ってきたバスに、乗ってこちらに白い歯を見せて手を振る生徒を見送って、少し疲れも和らいだようなそうでないような・・・と仕事に向かった先週のとある日の日記でやんした。
2006年05月27日
ベトナム人男性意識調査
ベトナムでも、日本と同様、様々な雑誌や新聞が販売されています。その販売されている中で、とても人気のある「 Tiep thi & Gia dinh（マーケットと家族）」というおかしなタイトルですが、女性に絶大な人気のある雑誌の中に掲載されていた、男性の意識調査のようなものをご紹介します。今日は、軽〜くみてくださいね。
調査は、いろいろありましたが、その中から幾つか抜粋してみました。およそ20代〜30代の男性にアンケートをした結果だそうです。
●あなたのファーストキスの時期は？
21歳〜24歳 35％
17歳〜20歳 34％
24歳以降 16％
13歳〜16歳 15％
●お酒とタバコを一緒に嗜む女性はどう思いますか？
結婚したくない・きらい 95％
大丈夫、でも結婚は・・・ 5％
●愛と仕事どちらを取る？
仕事 63％
愛 37％
こんな感じのアンケート結果です。特に意見はありませんが、お酒とタバコ云々のアンケート結果の数字は、かなり偏ってますね。前にも少し書きましたが、ベトナム人男性の多くは、タバコを吸う女性を敬遠します。お酒を飲む女性はベトナムにも沢山いますが、タバコとお酒がセットになっちゃうと、かなりのハイスコア！！になっちゃうようです。かなりの偏見がありますね。
ベトナム人男性、どう思いますか？
＜ちびっ子三銃士＞
サイゴン・サウス・スクールの野球教室では、20数名の生徒が練習に参加しているのですが、いろんなタイプの子がいます。大人しい子もいれば、元気いっぱいで、はち切れそうな子、淡々と参加している子。一人ひとりを見ていると、本当に同じ子はいないんだなぁ〜、と関心させられます。
この3人、皆元気で、逞しい子たちなんですが、仲がいいのか悪いのか、いつもどつき合いをしながら、練習をしています。パンチやキックを繰り出し、そのうちエスカレートして、かなり本気でパンチしちゃう・・・なんてこともあり、「しかたがないなぁ・・・」と横から見ています。そんな激しくしちゃって、マジで喧嘩になるだろう？と思っていると、いつの間にか、和気藹々・・・。ホントよく分かりません。
写真左のThai（タイ）は、ショートを守っているのですが、チームで屈指の野球センスの持ち主です。特に守備は一番ではないでしょうか。最近自分がある程度できる？と勘違いしてしまっているのか、怠慢プレーを見せるときもありますが・・・。もっとしっかりした環境なら、かなりいいセンいくんだろうなぁと、感じています。
真ん中は、Tung（トゥン）。動きを見ると、ちょっとなぁ・・・と思うのですが、意外に出来ちゃう子です。パワーはチームＮＯ１ですね。体も大きいですから、当然といえば当然ですが、ボールを当てるコツもなんとなく自分でつかんでいるのか、練習ではかなりいいボールを、遠くに飛ばしています。守備は・・・。
右にいるのが、Nan（ナン）。彼は双子なんですが、2人そろっては参加していません。小太り系に見えますが、実は運動能力がかなり高いと思われます。彼は、所謂新入りの部類に入るのですが、最初から練習をやっていた子に引けを取りません。体が丈夫！！ということだけで、試合ではキャッチャーをよくさせられていますが、機敏に動く姿は、いい感じです。パワーもあるし、これから期待が持てる子ですね。おまけに体や顔とは裏腹に、とても礼儀正しい子であることが、更に素晴しい！！
3人とも、チームの中心になるメンバーの一人で、個性いっぱいの子供たちです。野球を通して、子供たちが何かを学んでくれればなぁ、と。そして、将来野球を続けたい！と思う子供たちが、これから出てくれば、本当に嬉しいことです。そのために、彼らの夢の一つに数えてもらえるように、野球をベトナムという国に根付かせなければ！です。
とにかく、ベトナムに野球連盟を設立し、国際舞台に立つ国旗を背負ったナショナルチームの選手を見て、その姿を追っかける子供が一人でも増えたらいいなぁ・・・
調査は、いろいろありましたが、その中から幾つか抜粋してみました。およそ20代〜30代の男性にアンケートをした結果だそうです。
●あなたのファーストキスの時期は？
21歳〜24歳 35％
17歳〜20歳 34％
24歳以降 16％
13歳〜16歳 15％
●お酒とタバコを一緒に嗜む女性はどう思いますか？
結婚したくない・きらい 95％
大丈夫、でも結婚は・・・ 5％
●愛と仕事どちらを取る？
仕事 63％
愛 37％
こんな感じのアンケート結果です。特に意見はありませんが、お酒とタバコ云々のアンケート結果の数字は、かなり偏ってますね。前にも少し書きましたが、ベトナム人男性の多くは、タバコを吸う女性を敬遠します。お酒を飲む女性はベトナムにも沢山いますが、タバコとお酒がセットになっちゃうと、かなりのハイスコア！！になっちゃうようです。かなりの偏見がありますね。
ベトナム人男性、どう思いますか？
＜ちびっ子三銃士＞
サイゴン・サウス・スクールの野球教室では、20数名の生徒が練習に参加しているのですが、いろんなタイプの子がいます。大人しい子もいれば、元気いっぱいで、はち切れそうな子、淡々と参加している子。一人ひとりを見ていると、本当に同じ子はいないんだなぁ〜、と関心させられます。
この3人、皆元気で、逞しい子たちなんですが、仲がいいのか悪いのか、いつもどつき合いをしながら、練習をしています。パンチやキックを繰り出し、そのうちエスカレートして、かなり本気でパンチしちゃう・・・なんてこともあり、「しかたがないなぁ・・・」と横から見ています。そんな激しくしちゃって、マジで喧嘩になるだろう？と思っていると、いつの間にか、和気藹々・・・。ホントよく分かりません。写真左のThai（タイ）は、ショートを守っているのですが、チームで屈指の野球センスの持ち主です。特に守備は一番ではないでしょうか。最近自分がある程度できる？と勘違いしてしまっているのか、怠慢プレーを見せるときもありますが・・・。もっとしっかりした環境なら、かなりいいセンいくんだろうなぁと、感じています。
真ん中は、Tung（トゥン）。動きを見ると、ちょっとなぁ・・・と思うのですが、意外に出来ちゃう子です。パワーはチームＮＯ１ですね。体も大きいですから、当然といえば当然ですが、ボールを当てるコツもなんとなく自分でつかんでいるのか、練習ではかなりいいボールを、遠くに飛ばしています。守備は・・・。
右にいるのが、Nan（ナン）。彼は双子なんですが、2人そろっては参加していません。小太り系に見えますが、実は運動能力がかなり高いと思われます。彼は、所謂新入りの部類に入るのですが、最初から練習をやっていた子に引けを取りません。体が丈夫！！ということだけで、試合ではキャッチャーをよくさせられていますが、機敏に動く姿は、いい感じです。パワーもあるし、これから期待が持てる子ですね。おまけに体や顔とは裏腹に、とても礼儀正しい子であることが、更に素晴しい！！
3人とも、チームの中心になるメンバーの一人で、個性いっぱいの子供たちです。野球を通して、子供たちが何かを学んでくれればなぁ、と。そして、将来野球を続けたい！と思う子供たちが、これから出てくれば、本当に嬉しいことです。そのために、彼らの夢の一つに数えてもらえるように、野球をベトナムという国に根付かせなければ！です。
とにかく、ベトナムに野球連盟を設立し、国際舞台に立つ国旗を背負ったナショナルチームの選手を見て、その姿を追っかける子供が一人でも増えたらいいなぁ・・・
2006年05月23日
オモシロ 3面記事
僕の部屋にはテレビがありません。ベトナムに来て早2年半が経とうとしているのですが、そういえばこちらで生活してきた部屋には、いづれもテレビがありませんでした。日本にいるときは、別に見るわけでもないのに、テレビはつけっ放しにしてあった僕の生活。そして
テレビが無い生活・・・
ちょっと想像つきませんね
そんな日本での生活の大きな一部であったテレビですが、今の生活にはなくてもよい存在になってしまっています。
テレビがあったらなぁ〜
と思うこともそういえばないですね。強いて言えば、映画チャンネルやNHKが見れないことくらいで・・・。でもそんなものも、DVDやらネットでどうにでも置き換えられるわけで。
つまり、ベトナムのテレビ自体
面白くないわけです・・・
ベトナム人は、お腹を抑えて、ゲラゲラ笑っている人気番組を見ても、
どうしてそんなに笑えちゃうの？
と思ってしまうような内容だったりする事は日常茶飯事。僕に笑いのセンスがある！といってるわけじゃなくて、まだまだベトナムは国全体としてエンタテイメントの水準が低いんじゃないだろうか？と偉そうに思うわけです。
あまり批判ばかり書いてると、つまらないですね。っつーことで、今日は
たまに見て頂戴！オモシロ ベトナム記事！！
をご紹介します。時々面白い記事が掲載されるベトナム情報のサイト VIET JO このサイト、経済やら政治やらしっかりしたベトナムの情報を提供している傍ら、3面記事も楽しく見せています。
ベトナムならではだなぁ〜
えぇ、ベトナムでこんなことが！
などなど、新しい発見をしちゃう面白い記事が時々掲載されます。
毎日が拷問・・・悪臭屋敷に頭を抱える近隣住民
明らかに偽札・・・100万ドル札偽造団を摘発
タイトルだけ見ても、ちょっと覗いてみようかなぁっておもっちゃうでしょ？テレビが無い現在の生活で、やはりインターネットはいろいろな意味で、そして用途でなければならないものですね。そんな時にちょっと一休みして、ベトナムの面白ニュースを時々ご覧ください！
新しいベトナムの顔が見れますよ！！
＜チームNO１サウスポー＞
先週の土曜日にお伝えしましたとおり、現在ベトナム・ホーチミンでは学生は夏休みに入っています。それによりサイゴン・サウス・スクールでの野球教室もお休み・・・でして。スケジュールを決める前に、休みに突入してしまって、今後どうしよっか・・・と困っているところです。また野球仲間であるDung（ユン）の力を借りなきゃいけないようです。
さて、そんな事もあり、野球をお伝えできない代わりに、生徒を紹介します。今日紹介する生徒は、以前にもこのブログで記事にしたことがある子なので、ずっと見てくださっている方は、ご存知かもしれません。
彼女の名前は、Khanh（カン）。女の子です。サイゴン・サウス・スクールの野球教室には、3〜5人の女の子の生徒が一応います。2人の生徒を除くと、殆ど参加はしてませんね、残念ながら。このカンという女の子は、非常に熱心に練習に参加しています。そして熱心でまじめに練習に参加しているせいなのか、どうなのか・・・、非常にセンスを感じさせます。
男の子に混ざっても引けをとらないその野球センスは、以前来越された、石川星陵高校野球部総監督・山下先生が褒めてくれたくらいです。サウスポーから繰り出される球はそれほど威力があるわけではありませんが、安定感のある、しっかりしたボールです。また左利きは、意外とこのクラスには少ないのですが、男の子も含めたサウスポーで、彼女はチームNO1ですね。
先日行われた対外試合の対戦相手Saigon Phoenix（在ベトナム日本人少年野球チーム）の父兄の方々も、彼女の投球を見て驚いていたのを思い出します。
毎回練習はきっちり参加して、楽しそうに野球をしているのですが、どうしてこんなに野球が好きなのかな？って思って彼女を見ています。聞いたことは無いですが、彼女の性格からすると、きっといろんな事にチャレンジしたいんでしょうね！とってもいいことです！数ヶ月前から日本語の勉強も始めたようで、毎回学校に行って彼女に挨拶するときは、いつも日本語です。彼女も、
「おはよぉ〜」
と帽子を取り、きちんと挨拶します。ほんとにかわいい子ですよ。写真、目を瞑ってしまってて、こんなの載せたの見たら、きっと怒るだろうなぁ・・・
テレビが無い生活・・・
ちょっと想像つきませんね
そんな日本での生活の大きな一部であったテレビですが、今の生活にはなくてもよい存在になってしまっています。
テレビがあったらなぁ〜
と思うこともそういえばないですね。強いて言えば、映画チャンネルやNHKが見れないことくらいで・・・。でもそんなものも、DVDやらネットでどうにでも置き換えられるわけで。
つまり、ベトナムのテレビ自体
面白くないわけです・・・
ベトナム人は、お腹を抑えて、ゲラゲラ笑っている人気番組を見ても、
どうしてそんなに笑えちゃうの？
と思ってしまうような内容だったりする事は日常茶飯事。僕に笑いのセンスがある！といってるわけじゃなくて、まだまだベトナムは国全体としてエンタテイメントの水準が低いんじゃないだろうか？と偉そうに思うわけです。
あまり批判ばかり書いてると、つまらないですね。っつーことで、今日は
たまに見て頂戴！オモシロ ベトナム記事！！
をご紹介します。時々面白い記事が掲載されるベトナム情報のサイト VIET JO このサイト、経済やら政治やらしっかりしたベトナムの情報を提供している傍ら、3面記事も楽しく見せています。
ベトナムならではだなぁ〜
えぇ、ベトナムでこんなことが！
などなど、新しい発見をしちゃう面白い記事が時々掲載されます。
毎日が拷問・・・悪臭屋敷に頭を抱える近隣住民
明らかに偽札・・・100万ドル札偽造団を摘発
タイトルだけ見ても、ちょっと覗いてみようかなぁっておもっちゃうでしょ？テレビが無い現在の生活で、やはりインターネットはいろいろな意味で、そして用途でなければならないものですね。そんな時にちょっと一休みして、ベトナムの面白ニュースを時々ご覧ください！
新しいベトナムの顔が見れますよ！！
＜チームNO１サウスポー＞
先週の土曜日にお伝えしましたとおり、現在ベトナム・ホーチミンでは学生は夏休みに入っています。それによりサイゴン・サウス・スクールでの野球教室もお休み・・・でして。スケジュールを決める前に、休みに突入してしまって、今後どうしよっか・・・と困っているところです。また野球仲間であるDung（ユン）の力を借りなきゃいけないようです。
さて、そんな事もあり、野球をお伝えできない代わりに、生徒を紹介します。今日紹介する生徒は、以前にもこのブログで記事にしたことがある子なので、ずっと見てくださっている方は、ご存知かもしれません。
彼女の名前は、Khanh（カン）。女の子です。サイゴン・サウス・スクールの野球教室には、3〜5人の女の子の生徒が一応います。2人の生徒を除くと、殆ど参加はしてませんね、残念ながら。このカンという女の子は、非常に熱心に練習に参加しています。そして熱心でまじめに練習に参加しているせいなのか、どうなのか・・・、非常にセンスを感じさせます。男の子に混ざっても引けをとらないその野球センスは、以前来越された、石川星陵高校野球部総監督・山下先生が褒めてくれたくらいです。サウスポーから繰り出される球はそれほど威力があるわけではありませんが、安定感のある、しっかりしたボールです。また左利きは、意外とこのクラスには少ないのですが、男の子も含めたサウスポーで、彼女はチームNO1ですね。
先日行われた対外試合の対戦相手Saigon Phoenix（在ベトナム日本人少年野球チーム）の父兄の方々も、彼女の投球を見て驚いていたのを思い出します。
毎回練習はきっちり参加して、楽しそうに野球をしているのですが、どうしてこんなに野球が好きなのかな？って思って彼女を見ています。聞いたことは無いですが、彼女の性格からすると、きっといろんな事にチャレンジしたいんでしょうね！とってもいいことです！数ヶ月前から日本語の勉強も始めたようで、毎回学校に行って彼女に挨拶するときは、いつも日本語です。彼女も、
「おはよぉ〜」
と帽子を取り、きちんと挨拶します。ほんとにかわいい子ですよ。写真、目を瞑ってしまってて、こんなの載せたの見たら、きっと怒るだろうなぁ・・・
2006年05月20日
これが普通なのかも・・・
土曜日は、サイゴン・サウス・スクールでの野球教室の日なんですが、このところ土曜日は、人数が少ないんです。コンピュータの授業が新しく始まったせいもあり、やはり野球よりコンピュータ・・・と言うことで、野球教室の生徒は、コンピュータの授業がない生徒のみ。
なおかつ本日から、学校夏休みに入っちゃって・・・。集まった生徒は5人・・・。これから長〜い夏休み。休みの間中、野球教室は休講になっちゃうのかなぁ？と思いながら、集まった生徒たちだけで練習開始です。でも、なかなか気分乗ってきません。来週の火曜日は既に野球教室は休講になることは、通達されているんだけど、その後は？と不安を抱えたまま。
でも、少し考えてみると、この5人の生徒たちと野球の練習をしているこの光景って、本当はこれが現実であってもおかしくないんですよね。そもそもベトナムは、アメリカとのベトナム戦争もあったせいで、野球は国として禁止スポーツにされていたわけですし、その後その禁が解かれたからといって、殆ど野球は不毛だったわけです。野球殆どなかったわけです、ベトナムには。
今だって、野球って何？
これでしょ？
いや、それゴルフ・・・
それは、クリケット・・・
クリケットよりマイナーなの？
とこんなやり取りが出来ればまだいいほうで・・・。野球を知らないなんて、このベトナムでは当たり前なわけです。それが、まだまだ少ないとは言え、学校の中で、おまけに授業に準ずる形で、教室が開かれ、生徒たちが沢山集まるという今の状況は、本当はすごくて、野球の1チームも作れない人数で、毎回練習をしなければならない今日のような状況が本当は、普通だったのかも知れません。
でも、そんな感傷に浸っているわけには行きません。とにかく、ベトナムに野球連盟を設立し、来年開催予定のタイ王国でのシーゲームに野球で、ベトナム代表を出場させる！って大きな目標を掲げている以上、今のような状況は、逆にもっと、もっと！！と前に向いていかなきゃいけないところなんです！！
少ない生徒たちの影で、新しい、小太りの生徒が野球の練習光景を見ていました。野球仲間のDung（ユン）は、優しく声をかけ、一緒に野球するか？と誘っていました。素敵な光景でした。しかし、この小太りの生徒は、恥かしいのか、最後まで練習に加わることはなかったんですが、ユンのこうした働きかけ、つまりベトナム人によるベトナム人のための、野球普及活動が、ユンのような青年たちの力で、もっと盛り上がるといいんですけど、と綺麗ごと並べても、それをする青年がいないんだよなぁ・・・。そのために僕や他の日本人がいるわけで！！
っつー事で、
今日は気合の入れ直しデーでした。
＜おまけとお詫び＞
一昨日私の父親から、このブログへのコメントがありました。先日記事にしました、僕の出身地新城市の人口の話です。現在はこんな感じになっているそうです。
新城市の人口は昨年の10月の市町村合併により
5月1日現在52,464人です。
僕は非常にびっくりだったんですけど、超マイナーネタですので、あまり気にしている人いないですよね。でも間違いは間違いですから！訂正しておきます。それとですね、新城市は愛知県内にある市なのですが、面積で言いますと、昨年行われた市町村合併により、あの世界のトヨタがある豊田市に次ぎ、愛知県で2番目に大きな面積を持つ市になったということです。参考：新城市Wikipediaより
なおかつ本日から、学校夏休みに入っちゃって・・・。集まった生徒は5人・・・。これから長〜い夏休み。休みの間中、野球教室は休講になっちゃうのかなぁ？と思いながら、集まった生徒たちだけで練習開始です。でも、なかなか気分乗ってきません。来週の火曜日は既に野球教室は休講になることは、通達されているんだけど、その後は？と不安を抱えたまま。
でも、少し考えてみると、この5人の生徒たちと野球の練習をしているこの光景って、本当はこれが現実であってもおかしくないんですよね。そもそもベトナムは、アメリカとのベトナム戦争もあったせいで、野球は国として禁止スポーツにされていたわけですし、その後その禁が解かれたからといって、殆ど野球は不毛だったわけです。野球殆どなかったわけです、ベトナムには。今だって、野球って何？
これでしょ？
いや、それゴルフ・・・
それは、クリケット・・・
クリケットよりマイナーなの？
とこんなやり取りが出来ればまだいいほうで・・・。野球を知らないなんて、このベトナムでは当たり前なわけです。それが、まだまだ少ないとは言え、学校の中で、おまけに授業に準ずる形で、教室が開かれ、生徒たちが沢山集まるという今の状況は、本当はすごくて、野球の1チームも作れない人数で、毎回練習をしなければならない今日のような状況が本当は、普通だったのかも知れません。
でも、そんな感傷に浸っているわけには行きません。とにかく、ベトナムに野球連盟を設立し、来年開催予定のタイ王国でのシーゲームに野球で、ベトナム代表を出場させる！って大きな目標を掲げている以上、今のような状況は、逆にもっと、もっと！！と前に向いていかなきゃいけないところなんです！！
少ない生徒たちの影で、新しい、小太りの生徒が野球の練習光景を見ていました。野球仲間のDung（ユン）は、優しく声をかけ、一緒に野球するか？と誘っていました。素敵な光景でした。しかし、この小太りの生徒は、恥かしいのか、最後まで練習に加わることはなかったんですが、ユンのこうした働きかけ、つまりベトナム人によるベトナム人のための、野球普及活動が、ユンのような青年たちの力で、もっと盛り上がるといいんですけど、と綺麗ごと並べても、それをする青年がいないんだよなぁ・・・。そのために僕や他の日本人がいるわけで！！っつー事で、
今日は気合の入れ直しデーでした。
＜おまけとお詫び＞
一昨日私の父親から、このブログへのコメントがありました。先日記事にしました、僕の出身地新城市の人口の話です。現在はこんな感じになっているそうです。
新城市の人口は昨年の10月の市町村合併により
5月1日現在52,464人です。
僕は非常にびっくりだったんですけど、超マイナーネタですので、あまり気にしている人いないですよね。でも間違いは間違いですから！訂正しておきます。それとですね、新城市は愛知県内にある市なのですが、面積で言いますと、昨年行われた市町村合併により、あの世界のトヨタがある豊田市に次ぎ、愛知県で2番目に大きな面積を持つ市になったということです。参考：新城市Wikipediaより
2006年05月18日
でかっ！！
こんなニュースを本日見ました。
アジアで最も背の高い女性、上海の病院へ
とにかく大きいものネタには、すぐ飛びついてしまう僕でして・・・、
この女性、アジアで一番大きな女性だそうで、写真を見ただけでも、とにかくその大きさが分かりますよね！とにかく、「でかっ！」の一言です。２メートル３６センチですよ！僕がおおよそ１７０センチですから・・・、と言う例えはイマイチよくわかりませんね。僕より６０センチ以上大きい！といっても、なんだか実感がわきませんが、写真はすごいですね、一目瞭然です。僕こういうニュース大好きなんです。前もこのブログで紹介しましたが、大きいってだけで、とにかく惹かれてしまう・・・。前はサメの話を、しちゃいましたが、本日はこのアジア女性で一番大きな方のニュースにちなんで、まずはこんな質問！
これまで人類史上最も背の高かった人って知ってます？
名前は知りませんよね！知ってたらすごいマニア
それでは、その人の身長は？
ギネスブックにも掲載されている、人類史上最も背の高かった人の身長は、どれくらいだと思います。知っている人は、面白くないネタですが、すごいですよね！その身長ときたら。それでは正解を！と言いたいところですが、やめておきます。すごくいやらしい書き方を承知で！すぐ調べられますので、ちょっとネットで検索を！驚きますよ、そのデカさには！！
世界一背の大きかった人を探したら、現在のNO1も是非探してください。その人も恐ろしい大きさをしてますから！昔子供の頃、世界びっくり人間！（タイトルこんなんだったかなぁ〜？？？）というテレビ番組をよく見ていました。大きかったり、すごいことしちゃう人間、つまりびっくりさせられちゃう人たちが、出てくる番組です。単純ですが、すごく好きでしたね。今はこんな番組はやっていないんでしょうね・・・。
話がそれましたが、ちなみに余談ですが、人類史上最も体重があった人は、アメリカ人のジョン・ブロワー・ミノックさんで、
その体重なんと！ ６３５ｋｇ！！
なんだかよく分かりません・・・、この体重。車？それとも象？と、なんだか違う方向へ行ってしまいそうな数字ですが、これが最も重かった人の体重です。人間って、不思議ですよね？だってそう思いませんか？６３５キロっていったら、普通の成人男性の体重ですよね？その１０倍ですよ！１０倍！ 自然界の生物でその種に１０倍にもなっちゃうものってあります？ちょっと考えられないでしょ？人間だけなんじゃないでしょうか？こんな特別なのって・・・、いいのか悪いのか判断に迷いますが・・・。
そんな不思議な話・・・
いや、無理やりな話でした
＜急成長株！！Dinh Hai（ディン・ハイ）＞
昨日に引き続き、サイゴン・サウス・スクール野球教室の生徒をご紹介します。名前はDinh Hai(ディン・ハイ）。ものすご〜く大人しい生徒なんですが、毎回野球教室には出席し、練習もしっかりやっています。先週の日曜日に行われたSaigon Phoenix（在ベトナム日本人少年野球チーム）との対外試合では、ライトを守りました。
守備も打撃も実はどちらもイマイチだったんですが、バッティングの成長がとにかく著しい。打ち方は決して綺麗ではないんですけど、バットに当てることが数段上手になったせいで、今回の試合でもヒットを放っていました。以前は、三振をして他の生徒に馬鹿にされ、泣いちゃうような子だったんですけど、今はそんなことなく、かなり自信を持ち始めてきているみたいで、積極的に練習をしています。
何でもそうですが、やはりやる気をもって、積極的に物事にあたっていくと、道は開けてくるもんだなぁと、子供たちが野球で成長していく姿を見て、しみじみと思っちゃいました。なんだか、再確認させてもらったようです！
アジアで最も背の高い女性、上海の病院へ
とにかく大きいものネタには、すぐ飛びついてしまう僕でして・・・、
この女性、アジアで一番大きな女性だそうで、写真を見ただけでも、とにかくその大きさが分かりますよね！とにかく、「でかっ！」の一言です。２メートル３６センチですよ！僕がおおよそ１７０センチですから・・・、と言う例えはイマイチよくわかりませんね。僕より６０センチ以上大きい！といっても、なんだか実感がわきませんが、写真はすごいですね、一目瞭然です。僕こういうニュース大好きなんです。前もこのブログで紹介しましたが、大きいってだけで、とにかく惹かれてしまう・・・。前はサメの話を、しちゃいましたが、本日はこのアジア女性で一番大きな方のニュースにちなんで、まずはこんな質問！これまで人類史上最も背の高かった人って知ってます？
名前は知りませんよね！知ってたらすごいマニア
それでは、その人の身長は？
ギネスブックにも掲載されている、人類史上最も背の高かった人の身長は、どれくらいだと思います。知っている人は、面白くないネタですが、すごいですよね！その身長ときたら。それでは正解を！と言いたいところですが、やめておきます。すごくいやらしい書き方を承知で！すぐ調べられますので、ちょっとネットで検索を！驚きますよ、そのデカさには！！
世界一背の大きかった人を探したら、現在のNO1も是非探してください。その人も恐ろしい大きさをしてますから！昔子供の頃、世界びっくり人間！（タイトルこんなんだったかなぁ〜？？？）というテレビ番組をよく見ていました。大きかったり、すごいことしちゃう人間、つまりびっくりさせられちゃう人たちが、出てくる番組です。単純ですが、すごく好きでしたね。今はこんな番組はやっていないんでしょうね・・・。
話がそれましたが、ちなみに余談ですが、人類史上最も体重があった人は、アメリカ人のジョン・ブロワー・ミノックさんで、
その体重なんと！ ６３５ｋｇ！！
なんだかよく分かりません・・・、この体重。車？それとも象？と、なんだか違う方向へ行ってしまいそうな数字ですが、これが最も重かった人の体重です。人間って、不思議ですよね？だってそう思いませんか？６３５キロっていったら、普通の成人男性の体重ですよね？その１０倍ですよ！１０倍！ 自然界の生物でその種に１０倍にもなっちゃうものってあります？ちょっと考えられないでしょ？人間だけなんじゃないでしょうか？こんな特別なのって・・・、いいのか悪いのか判断に迷いますが・・・。
そんな不思議な話・・・
いや、無理やりな話でした
＜急成長株！！Dinh Hai（ディン・ハイ）＞
昨日に引き続き、サイゴン・サウス・スクール野球教室の生徒をご紹介します。名前はDinh Hai(ディン・ハイ）。ものすご〜く大人しい生徒なんですが、毎回野球教室には出席し、練習もしっかりやっています。先週の日曜日に行われたSaigon Phoenix（在ベトナム日本人少年野球チーム）との対外試合では、ライトを守りました。守備も打撃も実はどちらもイマイチだったんですが、バッティングの成長がとにかく著しい。打ち方は決して綺麗ではないんですけど、バットに当てることが数段上手になったせいで、今回の試合でもヒットを放っていました。以前は、三振をして他の生徒に馬鹿にされ、泣いちゃうような子だったんですけど、今はそんなことなく、かなり自信を持ち始めてきているみたいで、積極的に練習をしています。
何でもそうですが、やはりやる気をもって、積極的に物事にあたっていくと、道は開けてくるもんだなぁと、子供たちが野球で成長していく姿を見て、しみじみと思っちゃいました。なんだか、再確認させてもらったようです！
2006年05月17日
今日からスタート！！
これまで何度も試みてきたもの。その都度、自分の意志の弱さに負け、失敗を繰り返し・・・、何度「僕は本当にだめだなぁ・・・」と自己嫌悪に陥ったことだろう。しかし今回は、やれそうな気がする、というより、絶対に成功してみせる！！と思い、このブログを書いている今の今からはじめる、それは
ザ 禁煙！！
前振りでかなり大げさに書いてしまいましたが、それほど僕にとっては大きな決意をしなくては、成功など夢のまた夢の決め事なんです。タバコを吸わない方には、やはり理解に苦しむところでしょうが、喫煙をされている方なら、
わかるよ、その気持ち〜
って優しい言葉をかけてくれそうな気がします。いつからタバコを吸い始めたかは言いませんが、喫煙歴は結構長いんです・・・。負の歴史が長ければ長いほど、敵である禁煙様は、比例して大きく成長しちゃうんですよね・・・。ですから僕の今回の敵も、かなり大きなものです。
と、無駄に書いていますが、本当はこんな風に大げさに思わないほうがいいんでしょうね・・・。やたらと気にしすぎると、余計にだめなんでしょう。と分かっていながら、いつも挫折・・・。でも今回はマジで成功してやる！！と気合入っています。おまけにブログで、こんなに偉そうに宣言している以上、成功しないわけには行きません！と、自分に余分なプレッシャーをかけているような・・・
なぜ、突然禁煙する気になったの？
と皆さんお思いでしょう。それは禁煙成功の暁にお話しますね。別に聞きたくないよ！と言う皆さんも、どうして？どうして？って、パフォーマンスでも思っていてくれると、こちらもやりがいが出ます！！何卒ご協力を！突然のきっかけから、始まった禁煙、成功するか否か・・・、乞うご期待。
僕のどうでもいい話は置いておいて、ベトナムの喫煙事情はといいますと、確かなところはよく分かりません・・・ので、僕の周りの話をします。若い人の喫煙率は低いんじゃないかなぁと思います。30歳以下の年齢層が圧倒的に多いベトナムですが、喫煙者は、年齢が高い層に多いような気がします。
一緒に働いているベトナム人スタッフの中には、若干喫煙者はいますが、殆どタバコを吸いません。勿論僕の周りだけかもしれませんが、日本のように喫煙率は高くないように思います。ここまでのお話は、全て男性編。それでは、女性の喫煙は？といいますと、ものすごい低い喫煙率になります。タバコを吸う女性をあまり好まないという男性の方が圧倒的に多く、旅行でベトナムに来る日本人女性の喫煙者の多さを見て、びっくりするベトナム人男性も多いことでしょう。
自分が喫煙者だった（もう過去形にしていますが・・・）から言うわけではないのですが、女性だって吸ってもいいでしょ？と僕なんか思います。女性の喫煙姿を見て、あからさまに「なんだこいつ？」というような表情を投げかけるベトナム人男性は、ちょっと偏見が強いように感じますね。煙をプカァ〜と投げかけられたら、そりゃ、嫌ですけど、喫煙者の存在がどんどん隅に追いやられているこの現代。やめる僕からも本当にかわいそうに思えてなりません。
禁煙悪！として、虐げられ、おまけに簡単に取れるからと、すぐに増税の対象にされ・・・、踏んだりけったりな日本の喫煙者の皆さん、ベトナムはまだまだそんな風ではないですよ。どこで吸ってもお構いなし。オープンカフェに行き、「灰皿ちょうだい」と言うと、しっかり持ってくるスタッフもいれば、そこに捨てていいよ、と床をさすスタッフもいちゃうベトナムは、まだまだ・・・と言うべきか。でも、この街では歩いてタバコ吸っちゃだめ！と決めちゃうよりまだいいような、そうでないような・・・。
いづれにしましても、今から、禁煙スタートっす！
＜急成長 Duc（ドゥック）＞
先週の日曜日、Saigon South School（現在野球教室を開いている学校）とSaigon Phoenix（ベトナム在日本人少年野球チーム）との対外試合のお話をしましたが、そこで、「こいつ成長したなぁ〜」と感じた子を紹介します。名前はDuc（ドゥック）。写真見てください。いつもこの笑顔。もうなんだかこちらまで口元が緩んでしまいそうな、なんとも憎めない笑顔を振りまくこの小太りの少年。サイゴン・サウス・スクール野球教室の中でも、最低ランクに入る運動苦手君なんです。一言で言いますと、
どんくさい・・・
となるんですが、ここのところの彼の練習での姿。そして先日の試合でのヒットを見ると、頑張ってきたんだなぁ、と熱くなるものがあります。指導者の問題が大きい・・・といわれてしまうと立つ瀬がないのですが、それは十分承知しておりますので、置いておいて、なかなか上達が見られなかったんですが、ここへ来て、急成長を遂げているように感じます。練習中でも一生懸命にやってる彼の姿勢は、本当に頭が下がるところもありますし、なんと言っても、笑顔がいい！！
その笑顔で、野球教室もどんどん引っ張って行って欲しいね！
ザ 禁煙！！
前振りでかなり大げさに書いてしまいましたが、それほど僕にとっては大きな決意をしなくては、成功など夢のまた夢の決め事なんです。タバコを吸わない方には、やはり理解に苦しむところでしょうが、喫煙をされている方なら、
わかるよ、その気持ち〜
って優しい言葉をかけてくれそうな気がします。いつからタバコを吸い始めたかは言いませんが、喫煙歴は結構長いんです・・・。負の歴史が長ければ長いほど、敵である禁煙様は、比例して大きく成長しちゃうんですよね・・・。ですから僕の今回の敵も、かなり大きなものです。
と、無駄に書いていますが、本当はこんな風に大げさに思わないほうがいいんでしょうね・・・。やたらと気にしすぎると、余計にだめなんでしょう。と分かっていながら、いつも挫折・・・。でも今回はマジで成功してやる！！と気合入っています。おまけにブログで、こんなに偉そうに宣言している以上、成功しないわけには行きません！と、自分に余分なプレッシャーをかけているような・・・
なぜ、突然禁煙する気になったの？
と皆さんお思いでしょう。それは禁煙成功の暁にお話しますね。別に聞きたくないよ！と言う皆さんも、どうして？どうして？って、パフォーマンスでも思っていてくれると、こちらもやりがいが出ます！！何卒ご協力を！突然のきっかけから、始まった禁煙、成功するか否か・・・、乞うご期待。
僕のどうでもいい話は置いておいて、ベトナムの喫煙事情はといいますと、確かなところはよく分かりません・・・ので、僕の周りの話をします。若い人の喫煙率は低いんじゃないかなぁと思います。30歳以下の年齢層が圧倒的に多いベトナムですが、喫煙者は、年齢が高い層に多いような気がします。
一緒に働いているベトナム人スタッフの中には、若干喫煙者はいますが、殆どタバコを吸いません。勿論僕の周りだけかもしれませんが、日本のように喫煙率は高くないように思います。ここまでのお話は、全て男性編。それでは、女性の喫煙は？といいますと、ものすごい低い喫煙率になります。タバコを吸う女性をあまり好まないという男性の方が圧倒的に多く、旅行でベトナムに来る日本人女性の喫煙者の多さを見て、びっくりするベトナム人男性も多いことでしょう。
自分が喫煙者だった（もう過去形にしていますが・・・）から言うわけではないのですが、女性だって吸ってもいいでしょ？と僕なんか思います。女性の喫煙姿を見て、あからさまに「なんだこいつ？」というような表情を投げかけるベトナム人男性は、ちょっと偏見が強いように感じますね。煙をプカァ〜と投げかけられたら、そりゃ、嫌ですけど、喫煙者の存在がどんどん隅に追いやられているこの現代。やめる僕からも本当にかわいそうに思えてなりません。
禁煙悪！として、虐げられ、おまけに簡単に取れるからと、すぐに増税の対象にされ・・・、踏んだりけったりな日本の喫煙者の皆さん、ベトナムはまだまだそんな風ではないですよ。どこで吸ってもお構いなし。オープンカフェに行き、「灰皿ちょうだい」と言うと、しっかり持ってくるスタッフもいれば、そこに捨てていいよ、と床をさすスタッフもいちゃうベトナムは、まだまだ・・・と言うべきか。でも、この街では歩いてタバコ吸っちゃだめ！と決めちゃうよりまだいいような、そうでないような・・・。
いづれにしましても、今から、禁煙スタートっす！
＜急成長 Duc（ドゥック）＞
先週の日曜日、Saigon South School（現在野球教室を開いている学校）とSaigon Phoenix（ベトナム在日本人少年野球チーム）との対外試合のお話をしましたが、そこで、「こいつ成長したなぁ〜」と感じた子を紹介します。名前はDuc（ドゥック）。写真見てください。いつもこの笑顔。もうなんだかこちらまで口元が緩んでしまいそうな、なんとも憎めない笑顔を振りまくこの小太りの少年。サイゴン・サウス・スクール野球教室の中でも、最低ランクに入る運動苦手君なんです。一言で言いますと、どんくさい・・・
となるんですが、ここのところの彼の練習での姿。そして先日の試合でのヒットを見ると、頑張ってきたんだなぁ、と熱くなるものがあります。指導者の問題が大きい・・・といわれてしまうと立つ瀬がないのですが、それは十分承知しておりますので、置いておいて、なかなか上達が見られなかったんですが、ここへ来て、急成長を遂げているように感じます。練習中でも一生懸命にやってる彼の姿勢は、本当に頭が下がるところもありますし、なんと言っても、笑顔がいい！！
その笑顔で、野球教室もどんどん引っ張って行って欲しいね！
2006年05月13日
みんな素晴しい！！
ベトナム野球を紹介するブログなのに、ここのところご無沙汰な野球記事。学校と僕の都合でなかなか練習できなかったんですが、本日は、久しぶりのご紹介。
といっても、本日は素敵なイベントを実施しました。日本少年野球チームVSベトナム少年野球チームの国際親善試合！！というところでしょうか。
ベトナム人チームは、僕らが指導しているNam Saigon（South Saigon School)の野球教室の生徒たち。彼らにとって対外試合は、これで3試合目。外国人と対戦するのは、これで2度目です。前回はアメリカ・イギリス等ヨーロッパ・アジア各国の混成チームとのソフトボールの試合でしたが、本日は私の母国でもある日本チームとの対戦。そして今回はソフトボールではなく、練習している野球での試合。さて、どんなプレーを見せてくれるでしょうか？
一方の日本人チームは、Saigon Phoenix。こちらはベトナムに駐在している方のご子息だとか、ベトナム在住の日本人の子供で編成された、野球チーム。僕もこのチームが結成されて以来時々指導に行っていたんですが、ここのところ数ヶ月参加できなくて、子供たちに会うのは久しぶり。始めた当初からなかなか上手な子供たちが多く、ベトナム人の子供と比べると、かなり高い位置からのスタートだったので、本日はベトナム人チーム、コテンパンにやられてしまうのでは・・・と不安な気持ちでいっぱいでしたが、彼らにも頑張って欲しいし・・・、複雑な心境です。
試合に先立ち、サイゴン・サウス・スクールから、記念のフラッグがSaigon Phoenixチームの父兄代表者に寄贈され、なかなか本格的なムード。両軍に分かれて作戦会議をし、気合を入れて！！って両者を見ながら僕は・・・。今回両チームに縁がありますので、どちらかのチームに入って、どうこうするってのはやはり気分的にどうも・・・でしたので、僕は１塁塁審を仰せつかり、ちょっと一安心。ベトナム人チームは、僕の野球仲間で、一緒に野球普及活動をしているDung（ユン）とKhoa（コア）。このブログでも何度か紹介した青年です。
一方Saigon Phoenixの監督は、現在このチームを指導している日本人の方。名前は許可を頂かなかったので、載せませんが、とても真摯な方で、その姿を見ているだけで、きっと素晴しい指導をしているんだろうなぁと感じました。子供たちも彼の話をよく聞き、とてもまとまっていました。僕なんかがやっているより、相当上手になっているんだろうなぁと思いましたね。そして、いろんな方とこうして野球を通して知り合えるのは、ホントに素敵なことです。
そんな事を思っている間に、両軍集まり、試合開始！！どんな試合になるのか、本当に楽しみです。予想としては、大きな差がついて、サイゴン・サウス・スクールの・・・負け・・・、となるんだろうと思っていました。まぁ、現実はそんなもんだろうし、僕がSaigon Phoenixの子供たちを見ていた時の実力とそれ以後の練習で積み重ねた力を考えると、自ずと答えはそうなってしまうんです、残念ですが。でも試合の結果より、こうした機会にめぐり合えただけでも、まずはいいんです。
今回の試合も、日本人の父兄さんが中心になり、いろんな準備をしてくれたり、普段使用しているグラウンドに招待してくれたり、至れり尽くせりでこの機会がもたらされたわけで、本当に素晴しいことです。
試合は、両軍本当に頑張っていました。ベトナム人チームも僕が予想していた以上に健闘していました。フォアボール、エラー、ヒット、ファインプレー、とにかく野球のありとあらゆる要素が、出ていた試合だったんじゃないでしょうか。1塁の塁審をしながら、子供たちの真剣な顔を見ていると、どちらを応援するというのではなく、ベトナムって野球が殆どないところで、こうして日本人とベトナム人の子供たちが、白球を追いかけて、一生懸命プレーしている姿自体が、奇跡みたいなもんだなぁ〜、なんて空を見上げてしまいました。塁審失格ですね・・・。
沢山の子供たちがこの試合でプレーしたんですが、その中の一押しをご紹介。ベトナム人チームからは、サウスポーエースのKhan（カン）。彼女は石川星陵高校野球部総監督・山下先生が来越してくださった際に、「いいねぇ〜」と言わしめた女の子で、女の子なんですが、男の子に混じってもそん色ないくらい素晴しいプレーを見せてくれます。今日はちょっと緊張したのか、制球に難があり、フォアボールを連発してしまいましたが、これもいい経験です。
日本人チームからは、一番大きなYUTA。僕なんかより背も大きく、プレーも大胆でSaigon Phoenixのエース。速球派で、なかなかいいボールを投げます。僕が見ていた頃より、かなりボールも速くなったように感じました。いい指導者に恵まれた結果ですね。こちらもコントロールをもう少しすれば、というところでしたが、随所に投げ込まれる速球は、見事でした。
2時間程度の試合でしたが、炎天下の中、本当にみんな頑張っていました。7回まで試合を行ったんですが、ベトナム人チームにとっては、初めての回数で、みんなくたくたか？と思ったんですが、まだまだ！って顔。子供はエネルギー無尽蔵です・・・。それと、楽しかったんでしょうね、きっと。
さて、試合の結果はどうなったんでしょう？気になりますよね？あまり細かい試合内容はお伝えしていないので、どちらが勝ったのか、分からないでしょ？僕の予想に反した試合結果とは？
ジャジャ〜ん。こんな感じです。今日の試合のルールは、１イニング６点を上限に設定し、行われました。日本人チームが一度このルールで攻守交替をした以外は、３アウトチェンジの通常の試合が展開されました。この点数からすると、すごい乱打戦のように思えますが、そこはまだまだ、経験の浅い子供たち。押し出しのフォアボールでの得点も多くて。でも見ているほうでは、なかなか楽しめた試合でした。日本人チームのSaigon Phoenixの子供たちは、初の対外試合ということもあり、普段通りの動きができていなかったように思います。
それにしても、ベトナム人チームは健闘したと思います。すっごい点差をつけられての・・・、と思っていた僕にとっては、負けはしたものの、本当に良くやったと、みんなを褒めてあげたいところでした。ルールもまだまだおぼつかない彼らが、よくここまで頑張ったと！
そして今日の試合のベトナム人優秀選手は、彼、Hau(ハウ）。僕がサイゴンチームで最も期待している男の子です。センスもあるし、とにかく気持ちがいい！！負けたくないと思うその気持ちを、前の外国人の試合で聞かされたときは、感動しました。今日も対外試合と言うこともあり、本当に頑張っていました。誰も打てなかった、速球派のYUTAのボールをレフトオーバーの２ベースヒット！ピッチャーとしても頑張り、本当に良くやっていました。勿論他の子供たちも、彼に負けず劣らずいいプレーをしてましたよ！
日本人チームの父兄の方々にも、こういう試合を定期的に行っていければ！って仰ってく頂き、本当に今日は素敵な一日でした。みんな本当に素晴しかったです！！こういうスポーツを通した交流で、子供たちが一人でも２人でも、枠を超えた付き合いをする一歩を踏み出し、お互いを理解して、交流を深めて行ってくれると素敵です。スポーツはなんでもそうですが、勝負ですので、熱くなります。しかし終わった後は、互いを認め合い、握手を交わす。本日は日本人チームSaigon Phoenixから、Nam Saigon Teamに野球道具のプレゼントがあり、またキャプテンから、今日の感謝の気持ちを込めた作文が、読まれました。本当に素敵な光景でした。
子供たちの姿を見て、その先に見えるものが、見えたように思えました。こうした交流、是非続けていこうと思います！！
さぁ〜、今日は半日仕事せず、
野球しちゃったんで、
今から帰って仕事しなきゃ！！
帰り道は、なんだか夢の中・・・ってところでした
といっても、本日は素敵なイベントを実施しました。日本少年野球チームVSベトナム少年野球チームの国際親善試合！！というところでしょうか。
ベトナム人チームは、僕らが指導しているNam Saigon（South Saigon School)の野球教室の生徒たち。彼らにとって対外試合は、これで3試合目。外国人と対戦するのは、これで2度目です。前回はアメリカ・イギリス等ヨーロッパ・アジア各国の混成チームとのソフトボールの試合でしたが、本日は私の母国でもある日本チームとの対戦。そして今回はソフトボールではなく、練習している野球での試合。さて、どんなプレーを見せてくれるでしょうか？
一方の日本人チームは、Saigon Phoenix。こちらはベトナムに駐在している方のご子息だとか、ベトナム在住の日本人の子供で編成された、野球チーム。僕もこのチームが結成されて以来時々指導に行っていたんですが、ここのところ数ヶ月参加できなくて、子供たちに会うのは久しぶり。始めた当初からなかなか上手な子供たちが多く、ベトナム人の子供と比べると、かなり高い位置からのスタートだったので、本日はベトナム人チーム、コテンパンにやられてしまうのでは・・・と不安な気持ちでいっぱいでしたが、彼らにも頑張って欲しいし・・・、複雑な心境です。
試合に先立ち、サイゴン・サウス・スクールから、記念のフラッグがSaigon Phoenixチームの父兄代表者に寄贈され、なかなか本格的なムード。両軍に分かれて作戦会議をし、気合を入れて！！って両者を見ながら僕は・・・。今回両チームに縁がありますので、どちらかのチームに入って、どうこうするってのはやはり気分的にどうも・・・でしたので、僕は１塁塁審を仰せつかり、ちょっと一安心。ベトナム人チームは、僕の野球仲間で、一緒に野球普及活動をしているDung（ユン）とKhoa（コア）。このブログでも何度か紹介した青年です。
一方Saigon Phoenixの監督は、現在このチームを指導している日本人の方。名前は許可を頂かなかったので、載せませんが、とても真摯な方で、その姿を見ているだけで、きっと素晴しい指導をしているんだろうなぁと感じました。子供たちも彼の話をよく聞き、とてもまとまっていました。僕なんかがやっているより、相当上手になっているんだろうなぁと思いましたね。そして、いろんな方とこうして野球を通して知り合えるのは、ホントに素敵なことです。
そんな事を思っている間に、両軍集まり、試合開始！！どんな試合になるのか、本当に楽しみです。予想としては、大きな差がついて、サイゴン・サウス・スクールの・・・負け・・・、となるんだろうと思っていました。まぁ、現実はそんなもんだろうし、僕がSaigon Phoenixの子供たちを見ていた時の実力とそれ以後の練習で積み重ねた力を考えると、自ずと答えはそうなってしまうんです、残念ですが。でも試合の結果より、こうした機会にめぐり合えただけでも、まずはいいんです。今回の試合も、日本人の父兄さんが中心になり、いろんな準備をしてくれたり、普段使用しているグラウンドに招待してくれたり、至れり尽くせりでこの機会がもたらされたわけで、本当に素晴しいことです。
試合は、両軍本当に頑張っていました。ベトナム人チームも僕が予想していた以上に健闘していました。フォアボール、エラー、ヒット、ファインプレー、とにかく野球のありとあらゆる要素が、出ていた試合だったんじゃないでしょうか。1塁の塁審をしながら、子供たちの真剣な顔を見ていると、どちらを応援するというのではなく、ベトナムって野球が殆どないところで、こうして日本人とベトナム人の子供たちが、白球を追いかけて、一生懸命プレーしている姿自体が、奇跡みたいなもんだなぁ〜、なんて空を見上げてしまいました。塁審失格ですね・・・。
沢山の子供たちがこの試合でプレーしたんですが、その中の一押しをご紹介。ベトナム人チームからは、サウスポーエースのKhan（カン）。彼女は石川星陵高校野球部総監督・山下先生が来越してくださった際に、「いいねぇ〜」と言わしめた女の子で、女の子なんですが、男の子に混じってもそん色ないくらい素晴しいプレーを見せてくれます。今日はちょっと緊張したのか、制球に難があり、フォアボールを連発してしまいましたが、これもいい経験です。
日本人チームからは、一番大きなYUTA。僕なんかより背も大きく、プレーも大胆でSaigon Phoenixのエース。速球派で、なかなかいいボールを投げます。僕が見ていた頃より、かなりボールも速くなったように感じました。いい指導者に恵まれた結果ですね。こちらもコントロールをもう少しすれば、というところでしたが、随所に投げ込まれる速球は、見事でした。
2時間程度の試合でしたが、炎天下の中、本当にみんな頑張っていました。7回まで試合を行ったんですが、ベトナム人チームにとっては、初めての回数で、みんなくたくたか？と思ったんですが、まだまだ！って顔。子供はエネルギー無尽蔵です・・・。それと、楽しかったんでしょうね、きっと。
さて、試合の結果はどうなったんでしょう？気になりますよね？あまり細かい試合内容はお伝えしていないので、どちらが勝ったのか、分からないでしょ？僕の予想に反した試合結果とは？
ジャジャ〜ん。こんな感じです。今日の試合のルールは、１イニング６点を上限に設定し、行われました。日本人チームが一度このルールで攻守交替をした以外は、３アウトチェンジの通常の試合が展開されました。この点数からすると、すごい乱打戦のように思えますが、そこはまだまだ、経験の浅い子供たち。押し出しのフォアボールでの得点も多くて。でも見ているほうでは、なかなか楽しめた試合でした。日本人チームのSaigon Phoenixの子供たちは、初の対外試合ということもあり、普段通りの動きができていなかったように思います。それにしても、ベトナム人チームは健闘したと思います。すっごい点差をつけられての・・・、と思っていた僕にとっては、負けはしたものの、本当に良くやったと、みんなを褒めてあげたいところでした。ルールもまだまだおぼつかない彼らが、よくここまで頑張ったと！
そして今日の試合のベトナム人優秀選手は、彼、Hau(ハウ）。僕がサイゴンチームで最も期待している男の子です。センスもあるし、とにかく気持ちがいい！！負けたくないと思うその気持ちを、前の外国人の試合で聞かされたときは、感動しました。今日も対外試合と言うこともあり、本当に頑張っていました。誰も打てなかった、速球派のYUTAのボールをレフトオーバーの２ベースヒット！ピッチャーとしても頑張り、本当に良くやっていました。勿論他の子供たちも、彼に負けず劣らずいいプレーをしてましたよ！
日本人チームの父兄の方々にも、こういう試合を定期的に行っていければ！って仰ってく頂き、本当に今日は素敵な一日でした。みんな本当に素晴しかったです！！こういうスポーツを通した交流で、子供たちが一人でも２人でも、枠を超えた付き合いをする一歩を踏み出し、お互いを理解して、交流を深めて行ってくれると素敵です。スポーツはなんでもそうですが、勝負ですので、熱くなります。しかし終わった後は、互いを認め合い、握手を交わす。本日は日本人チームSaigon Phoenixから、Nam Saigon Teamに野球道具のプレゼントがあり、またキャプテンから、今日の感謝の気持ちを込めた作文が、読まれました。本当に素敵な光景でした。子供たちの姿を見て、その先に見えるものが、見えたように思えました。こうした交流、是非続けていこうと思います！！
さぁ〜、今日は半日仕事せず、
野球しちゃったんで、
今から帰って仕事しなきゃ！！
帰り道は、なんだか夢の中・・・ってところでした
2006年04月25日
Lecture
いつもは、グラウンドのみの練習を行っている、サイゴン・サウス・スクールでの野球教室。これまで中学生を対象に実施してきたんですが、グラウンドだけの練習では、どうしても新加入の生徒には、野球のルールはちょっと難しいようでして・・・。
1週間に1度或いは2度の野球教室のみで、野球をテレビで観戦したりする機会がない子供たちにとっては、自分たちの練習或いは試合の中で楽しみながらルールなんかを覚えていくわけです。そんなわけで、本日は30分程度を教室での講義に当てました。
野球にはご存知の通り、細かいルールがとても多く、それらのルールを全て頭の中に入れるのは、この環境でのベトナムの子供たちには、はっきり言って無理。野球を子供の頃から高校生までやってきた僕だって、野球のルールを全て知っているわけではないし、取り立てて、ルールブックを広げて勉強したわけではなく、テレビを見て、そして指導してくれた先生なんかから、その都度教えられてたわけで、環境がこのベトナムとは全然異なります。
毎日野球中継があった僕の子供時代には、自然とルールなんかは頭に入っていったもんですが、そういう環境にないベトナムでは、やはりたまには講義形式で、ルールを教えなくては！と思い立っての今日の講義。退屈なルール説明ではつまらないので、所謂
シチュエーション クエスチョン！ 形式
といった具合の講義をしました。
どんなものかといいますと、野球にはいろんなシチュエーションがあります。アウト数・ランナーの数・ボールが飛んでいった位置など、数え上げれば何通りあるんだろう？と思ってしまうくらい、いろんな状況が作り出されます。そんな様々な状況の中で、
この場合は、ランナーはどうする？
こんな時は、野手は何をする？
じゃあ、どこに投げる？
などなど、白板にいろんなシチュエーションを描き、生徒一人ひとりに答えてもらうといった形式です。
新しく加入した生徒は、もっと基本的な事を知らない子もいるので、その子たちにはちょっと酷な質問もあったんですが、これまで数ヶ月、練習してきた生徒たちは、おおよそその質問に答えられたようでした。
でも、こうして机上で正しく答えられても、フィールド内で、さて同じ動作ができるのでしょうか？お分かりの通り、それがなかなか難しい。頭の中では分かっていても（プレーしていない状況で）、いざ自分がプレーヤーとなり、グラウンドの中の白球を追いかけていると、教室で答えていたこととは異なる行動をとってしまうものなんです。
これは本当に仕方がないんですね。そういった頭の中のシミュレーションと、実際の行動とを合致させるために、部活動なんかで毎日同じような練習をしているわけです。反応を良くするために、といったほうが良いのでしょうか。他のスポーツもそうでしょうが、野球は頭を本当によく使うスポーツです。つまり考える時間があるスポーツなんです。ものすごくスピードを要するスポーツは、考える時間が少ない中で、どれだけその状況に反応できるか、といったことが重要になってくると思っています。つまり体反射の悪い選手は、上手くなれません。
野球は、状況を確認する時間が必ずあり、細かく言えば、1球・1球で自分でシミュレーションをして、反応に備えています。ピッチャーが投げ、打者が打ち、そしてボールが飛んでくる。基本的にはここまでの間にそれなりの時間があります。大げさに言えば、ピッチャー・キャッチャーは別にして、その他の選手にとっては、状況が進行しているというより、止まっているわけです。そこで頭を回転させ、次の行動に準備し、反応するわけですので、サッカーやバスケットボールなんかとは、競技性がかなり異なります。
勿論サッカーなどと同じように、状況が進行している場合には、瞬間的な反応が必要になる場面もあり、こんな様々な状況の変化が与える面白さが、見る人に楽しさを感じさせるんだと思っています。
子供たちは、その状況を判断する材料がまだまだ乏しいわけで、自分でシミュレーションを立てるまでいけていないのでしょうね。そしてその状況をこなすだけの力が、まだ備わっていないわけです。でも、これも少しずつです。どんなスポーツもそうですが、自分の技量が上がり、そのスポーツの持つ奥深さを知るにつけ、前以上にのめりこんでいくものです。彼らがいつそんな状況の入り口に立ってくれるのか、楽しみなんですが、それを導くのは僕らの役割なんだろうなぁ・・・
と、真っ青な空と、でっかい白い雲を見ながら考えてみた本日の野球教室でした。
1週間に1度或いは2度の野球教室のみで、野球をテレビで観戦したりする機会がない子供たちにとっては、自分たちの練習或いは試合の中で楽しみながらルールなんかを覚えていくわけです。そんなわけで、本日は30分程度を教室での講義に当てました。
野球にはご存知の通り、細かいルールがとても多く、それらのルールを全て頭の中に入れるのは、この環境でのベトナムの子供たちには、はっきり言って無理。野球を子供の頃から高校生までやってきた僕だって、野球のルールを全て知っているわけではないし、取り立てて、ルールブックを広げて勉強したわけではなく、テレビを見て、そして指導してくれた先生なんかから、その都度教えられてたわけで、環境がこのベトナムとは全然異なります。
毎日野球中継があった僕の子供時代には、自然とルールなんかは頭に入っていったもんですが、そういう環境にないベトナムでは、やはりたまには講義形式で、ルールを教えなくては！と思い立っての今日の講義。退屈なルール説明ではつまらないので、所謂
シチュエーション クエスチョン！ 形式
といった具合の講義をしました。
どんなものかといいますと、野球にはいろんなシチュエーションがあります。アウト数・ランナーの数・ボールが飛んでいった位置など、数え上げれば何通りあるんだろう？と思ってしまうくらい、いろんな状況が作り出されます。そんな様々な状況の中で、この場合は、ランナーはどうする？
こんな時は、野手は何をする？
じゃあ、どこに投げる？
などなど、白板にいろんなシチュエーションを描き、生徒一人ひとりに答えてもらうといった形式です。
新しく加入した生徒は、もっと基本的な事を知らない子もいるので、その子たちにはちょっと酷な質問もあったんですが、これまで数ヶ月、練習してきた生徒たちは、おおよそその質問に答えられたようでした。
でも、こうして机上で正しく答えられても、フィールド内で、さて同じ動作ができるのでしょうか？お分かりの通り、それがなかなか難しい。頭の中では分かっていても（プレーしていない状況で）、いざ自分がプレーヤーとなり、グラウンドの中の白球を追いかけていると、教室で答えていたこととは異なる行動をとってしまうものなんです。
これは本当に仕方がないんですね。そういった頭の中のシミュレーションと、実際の行動とを合致させるために、部活動なんかで毎日同じような練習をしているわけです。反応を良くするために、といったほうが良いのでしょうか。他のスポーツもそうでしょうが、野球は頭を本当によく使うスポーツです。つまり考える時間があるスポーツなんです。ものすごくスピードを要するスポーツは、考える時間が少ない中で、どれだけその状況に反応できるか、といったことが重要になってくると思っています。つまり体反射の悪い選手は、上手くなれません。
野球は、状況を確認する時間が必ずあり、細かく言えば、1球・1球で自分でシミュレーションをして、反応に備えています。ピッチャーが投げ、打者が打ち、そしてボールが飛んでくる。基本的にはここまでの間にそれなりの時間があります。大げさに言えば、ピッチャー・キャッチャーは別にして、その他の選手にとっては、状況が進行しているというより、止まっているわけです。そこで頭を回転させ、次の行動に準備し、反応するわけですので、サッカーやバスケットボールなんかとは、競技性がかなり異なります。
勿論サッカーなどと同じように、状況が進行している場合には、瞬間的な反応が必要になる場面もあり、こんな様々な状況の変化が与える面白さが、見る人に楽しさを感じさせるんだと思っています。
子供たちは、その状況を判断する材料がまだまだ乏しいわけで、自分でシミュレーションを立てるまでいけていないのでしょうね。そしてその状況をこなすだけの力が、まだ備わっていないわけです。でも、これも少しずつです。どんなスポーツもそうですが、自分の技量が上がり、そのスポーツの持つ奥深さを知るにつけ、前以上にのめりこんでいくものです。彼らがいつそんな状況の入り口に立ってくれるのか、楽しみなんですが、それを導くのは僕らの役割なんだろうなぁ・・・
と、真っ青な空と、でっかい白い雲を見ながら考えてみた本日の野球教室でした。
2006年04月20日
懐かし〜ぃ
泥棒に入られた話は以前しましたが、その時パソコンも盗まれてしまったので、これまでの野球関係の書類やら、写真やら、全てがなくなっていました。嘆きの話はいろんな人にしたんですが、昨日、野球仲間であるDung（ユン）が、とっても素敵なものを持ってきてくれたんです！！
野球の写真！
これまで撮影してきたもの、といっても、それは僕が写してきたので、当然彼が持っていたわけではないのですが、一部、以前ベトナム野球にとって、歴史に残るような日があったんですが、その時の写真。
どんな歴史的な日か？っていいますと、日本野球界の大物がベトナムに来てくれたんです。石川県にあります団体、北陸ベトナム友好協会を通して、
石川星陵高校野球部総監督 山下智茂氏
元中日ドラゴンズ投手 小松辰雄氏
が来越したんです、2005年の11月に。僕がブログを始める前のことですが、このブログでもホーチミンでの野球普及活動史が記載してあるところに、ちらっと書いてあります。今日はその時の思い出をちょっとお話します。
北陸ベトナム友好協会さんは、現ニューヨークヤンキースで活躍している松井秀樹選手のお父さんの希望で、ベトナムに野球を！ということで、ベトナムのとある学校のグラウンドを整備して、野球道具の寄付なんかもした団体なんです。とある学校ってのが、ホーチミンから60キロ程度離れたクチと呼ばれるところにある学校でして、僕とベトナム人の野球仲間であるDung（ユン）が知り合うきっかけの一つになったところなんです。
現在はいろんな事情があり、野球指導が出来ていませんが、以前はクチにも日曜日に出かけていき、子供たちとともに野球をしていました。クチってところは、ベトナム戦争中、南部における激戦地でもあり、あの枯葉剤が散布された場所でもあります。学校の校庭に牛が放されているようなところで、野球をするわけです。なんだかノスタルジックでしょ？
話がそれちゃいましたが、石川県にある団体ということで、石川星陵高校の野球部監督である、山下智茂氏、監督の教え子でもある元中日ドラゴンズ投手、小松辰雄氏が、団体の会長さんの招きでベトナムに来てくれたわけです。
ベトナム野球の現状や今後を、野球人の大先輩にお話するのは、とても緊張し、大それたことのように思えてたんですが、いつも通り熱く語っちゃったのを、写真を見て思い出しました。僕は愛知県出身ですので、父親の影響もあり、子供の頃から中日ドラゴンズのファンでして、小松投手なんかは、子供の頃のヒーローみたいなもんです。当時日本で一番速い球を投げる、剛速球投手。憧れましたねぇ〜。一方山下監督は、甲子園出場常連校の星陵高校の野球部監督。僕も愛知県の公立高校で、絶対無理であっても、気持ちでは甲子園を目指して野球してましたので、何度も生徒を甲子園に導いてきた指導者にお会いできるのは、こうしてベトナムで野球の普及活動をしてるからなんだろうなぁ〜、なんて感慨深かったのを思い出します。
ベトナム野球普及について会談を持たせて頂いたことは、その後の僕の活動にとても素敵な材料をもらう結果になっています。そして彼らがベトナムに来てくれたということを記念して、私が指導していたサイゴン・サウス・スクールの子供たちと、時々指導に赴いていたクチの中学校との、初めての対外試合が行われました。これはベトナムにとって初めてのものでして、少年野球の初めての試合といったところです。
山下監督や小松さんのことは、当然子供たちは、どんな人物か知りません。緊張しながらぎこちない動きをしてたのは、日本人のほうでしたね・・・。子供たちは、初めての対外試合ということで、みんな張り切り、素敵な笑顔をのぞかせながら、白球を追っかけてました。彼らが大きくなった時、或いは野球がベトナムで認知されていく過程で、いつか彼らが、日本から来た野球界の素晴しい人物と出会った事を、思い出して欲しいなぁ〜なんて、思ったものです。指導して頂いたり、ましてや一緒にプレーできるなんて事、殆どないわけですからね。
この日はベトナム野球にとって大きな歴史の一ページになったんだと思っています。山下監督も小松さんも、ベトナム野球に関心を寄せていただいており、気にかけてくれているようで、大変心強いです。こうしていろんな方々が、ベトナム野球に参加してくれ、小さい輪が少しでも大きくなっていくことが、ベトナムに野球が根ざすきっかけになると信じています。
それにしても、ユンが持ってきてくれたこれらの写真、
ホント 良かったわぁ〜
野球の写真！
これまで撮影してきたもの、といっても、それは僕が写してきたので、当然彼が持っていたわけではないのですが、一部、以前ベトナム野球にとって、歴史に残るような日があったんですが、その時の写真。
どんな歴史的な日か？っていいますと、日本野球界の大物がベトナムに来てくれたんです。石川県にあります団体、北陸ベトナム友好協会を通して、
石川星陵高校野球部総監督 山下智茂氏
元中日ドラゴンズ投手 小松辰雄氏
が来越したんです、2005年の11月に。僕がブログを始める前のことですが、このブログでもホーチミンでの野球普及活動史が記載してあるところに、ちらっと書いてあります。今日はその時の思い出をちょっとお話します。
北陸ベトナム友好協会さんは、現ニューヨークヤンキースで活躍している松井秀樹選手のお父さんの希望で、ベトナムに野球を！ということで、ベトナムのとある学校のグラウンドを整備して、野球道具の寄付なんかもした団体なんです。とある学校ってのが、ホーチミンから60キロ程度離れたクチと呼ばれるところにある学校でして、僕とベトナム人の野球仲間であるDung（ユン）が知り合うきっかけの一つになったところなんです。現在はいろんな事情があり、野球指導が出来ていませんが、以前はクチにも日曜日に出かけていき、子供たちとともに野球をしていました。クチってところは、ベトナム戦争中、南部における激戦地でもあり、あの枯葉剤が散布された場所でもあります。学校の校庭に牛が放されているようなところで、野球をするわけです。なんだかノスタルジックでしょ？
話がそれちゃいましたが、石川県にある団体ということで、石川星陵高校の野球部監督である、山下智茂氏、監督の教え子でもある元中日ドラゴンズ投手、小松辰雄氏が、団体の会長さんの招きでベトナムに来てくれたわけです。
ベトナム野球の現状や今後を、野球人の大先輩にお話するのは、とても緊張し、大それたことのように思えてたんですが、いつも通り熱く語っちゃったのを、写真を見て思い出しました。僕は愛知県出身ですので、父親の影響もあり、子供の頃から中日ドラゴンズのファンでして、小松投手なんかは、子供の頃のヒーローみたいなもんです。当時日本で一番速い球を投げる、剛速球投手。憧れましたねぇ〜。一方山下監督は、甲子園出場常連校の星陵高校の野球部監督。僕も愛知県の公立高校で、絶対無理であっても、気持ちでは甲子園を目指して野球してましたので、何度も生徒を甲子園に導いてきた指導者にお会いできるのは、こうしてベトナムで野球の普及活動をしてるからなんだろうなぁ〜、なんて感慨深かったのを思い出します。
ベトナム野球普及について会談を持たせて頂いたことは、その後の僕の活動にとても素敵な材料をもらう結果になっています。そして彼らがベトナムに来てくれたということを記念して、私が指導していたサイゴン・サウス・スクールの子供たちと、時々指導に赴いていたクチの中学校との、初めての対外試合が行われました。これはベトナムにとって初めてのものでして、少年野球の初めての試合といったところです。
山下監督や小松さんのことは、当然子供たちは、どんな人物か知りません。緊張しながらぎこちない動きをしてたのは、日本人のほうでしたね・・・。子供たちは、初めての対外試合ということで、みんな張り切り、素敵な笑顔をのぞかせながら、白球を追っかけてました。彼らが大きくなった時、或いは野球がベトナムで認知されていく過程で、いつか彼らが、日本から来た野球界の素晴しい人物と出会った事を、思い出して欲しいなぁ〜なんて、思ったものです。指導して頂いたり、ましてや一緒にプレーできるなんて事、殆どないわけですからね。
この日はベトナム野球にとって大きな歴史の一ページになったんだと思っています。山下監督も小松さんも、ベトナム野球に関心を寄せていただいており、気にかけてくれているようで、大変心強いです。こうしていろんな方々が、ベトナム野球に参加してくれ、小さい輪が少しでも大きくなっていくことが、ベトナムに野球が根ざすきっかけになると信じています。それにしても、ユンが持ってきてくれたこれらの写真、
ホント 良かったわぁ〜
2006年04月18日
インタビュー
毎週恒例のサイゴン・サウス・スクールでの野球教室。本日は、ちょっと嬉しいお客さんが来てくれました。といっても、僕も皆さんもまったく知らない方です。来てくれたのは、
ホーチミン市で発行されている
新聞会社の記者とカメラマン
ベトナムでは珍しい、というより殆ど行われていない野球という、新しいスポーツが、学校の授業の一環として実施されているということで、これまでスポーツ紙をはじめ、何社かかで記事にしてもらい、紙面で野球普及の実情や、現在のベトナム野球について、宣伝してもらっていました。
僕もそんな事もあり、知る人ぞ知る、ホントマニアックな人の中では、ちょっと有名人になっちゃってるんですが、今回もどこから聞いてきたのか、取材をしたいということで、学校へみえたんです。
日本の記者の方をそれほど僕は知りませんが、記者の方っていうと、なんとなくそれなり〜の雰囲気をかもし出しているように思うのですが、今回のベトナム人記者もそうなんですが、
ホント、記者さん？
と疑いたくなるような方が多くて・・・。それでもこれまで取材されたものはちゃんと記事になっているので、その疑いは全て晴れているんですが、とにかくみんな結構若い。スポーツ担当の記者だからなんでしょうけど、服装も本当に、街の中で遊んでいる若い子、といった感じの超普段着で来るので、紹介されなければ、まったくそれと分かりません。
それほど大きな記事でなければ、記者が自ら写真を取り、取材もし、全てを行うのですが（これは日本でも一緒ですかね？経費かけられない取材の場合なんかは）、今回は、気のいい、おっちゃんカメラマンと一緒に来ていたので、多少は
取り扱いおおきいのかなぁ〜
なんて、しょうもない事を考えながら、取材を受けました。いつもどおり、熱く、ベトナム野球の現状、野球連盟設立の必要性、次回のシーゲームに参加する目標なんかを一生懸命語り、
ちょっと、引いてる？
と不安にいつもの事ながら思いつつも、弾丸で話しまくりました。ベトナム語で全てを語るのは、今の僕には不可能ですので、英語なんですが、記者さん、それほど英語得意じゃないみたいで（僕の英語も大したもんじゃないですが・・・）、どこまで記事になるのかなぁ・・・
と新たな不安・・・
まぁ、ベトナム人の野球仲間であるDung（ユン）にも、しっかりとインタビューしてたんで、それほど心配する必要もないと思い、子供たちを指導。記者もカメラマンも、うまい構図で取りたいもんだから、いろいろ指示出しもらっちゃって、あまり練習になりませんでしたが、子供たちは写真撮られたり、インタビュー受けたりで、楽しそうにしてたんで、まぁ、それでいいです！といったところですね。
女性記者と男性カメラマンを入れて、写真を撮ったんですが、久しぶりにこうしてみんなの笑顔をカメラに収めると、ホントみんなかわいい子供たちだと感じます。「お前が、今のボール取らなきゃだめだろ」「今のはおまえだろ！」などなど、練習中にはちょっとした喧嘩もしながら、みんな一生懸命練習してます。ただ、一週間に１度や２度といった練習で、なおかつテレビなんかで野球を放送しているわけじゃないベトナムですので、進歩はかなり遅いんですが、これも今のベトナム、仕方なしッてところです。
ベトナム在の日本人の子供たちと練習試合をしようと、今根回し中でして。実現したら、また彼らにもいい経験になるでしょう。でも、日本人チームは相当つよいからなぁ・・・、
何とかしなくては・・・
ホーチミン市で発行されている
新聞会社の記者とカメラマン
ベトナムでは珍しい、というより殆ど行われていない野球という、新しいスポーツが、学校の授業の一環として実施されているということで、これまでスポーツ紙をはじめ、何社かかで記事にしてもらい、紙面で野球普及の実情や、現在のベトナム野球について、宣伝してもらっていました。
僕もそんな事もあり、知る人ぞ知る、ホントマニアックな人の中では、ちょっと有名人になっちゃってるんですが、今回もどこから聞いてきたのか、取材をしたいということで、学校へみえたんです。
日本の記者の方をそれほど僕は知りませんが、記者の方っていうと、なんとなくそれなり〜の雰囲気をかもし出しているように思うのですが、今回のベトナム人記者もそうなんですが、
ホント、記者さん？
と疑いたくなるような方が多くて・・・。それでもこれまで取材されたものはちゃんと記事になっているので、その疑いは全て晴れているんですが、とにかくみんな結構若い。スポーツ担当の記者だからなんでしょうけど、服装も本当に、街の中で遊んでいる若い子、といった感じの超普段着で来るので、紹介されなければ、まったくそれと分かりません。
それほど大きな記事でなければ、記者が自ら写真を取り、取材もし、全てを行うのですが（これは日本でも一緒ですかね？経費かけられない取材の場合なんかは）、今回は、気のいい、おっちゃんカメラマンと一緒に来ていたので、多少は
取り扱いおおきいのかなぁ〜
なんて、しょうもない事を考えながら、取材を受けました。いつもどおり、熱く、ベトナム野球の現状、野球連盟設立の必要性、次回のシーゲームに参加する目標なんかを一生懸命語り、
ちょっと、引いてる？
と不安にいつもの事ながら思いつつも、弾丸で話しまくりました。ベトナム語で全てを語るのは、今の僕には不可能ですので、英語なんですが、記者さん、それほど英語得意じゃないみたいで（僕の英語も大したもんじゃないですが・・・）、どこまで記事になるのかなぁ・・・
と新たな不安・・・
まぁ、ベトナム人の野球仲間であるDung（ユン）にも、しっかりとインタビューしてたんで、それほど心配する必要もないと思い、子供たちを指導。記者もカメラマンも、うまい構図で取りたいもんだから、いろいろ指示出しもらっちゃって、あまり練習になりませんでしたが、子供たちは写真撮られたり、インタビュー受けたりで、楽しそうにしてたんで、まぁ、それでいいです！といったところですね。
女性記者と男性カメラマンを入れて、写真を撮ったんですが、久しぶりにこうしてみんなの笑顔をカメラに収めると、ホントみんなかわいい子供たちだと感じます。「お前が、今のボール取らなきゃだめだろ」「今のはおまえだろ！」などなど、練習中にはちょっとした喧嘩もしながら、みんな一生懸命練習してます。ただ、一週間に１度や２度といった練習で、なおかつテレビなんかで野球を放送しているわけじゃないベトナムですので、進歩はかなり遅いんですが、これも今のベトナム、仕方なしッてところです。ベトナム在の日本人の子供たちと練習試合をしようと、今根回し中でして。実現したら、また彼らにもいい経験になるでしょう。でも、日本人チームは相当つよいからなぁ・・・、
何とかしなくては・・・
2006年04月14日
Saigon All Stars
現在ホーチミン市では、日本人による野球ーチームが結成されております。この野球チームは、これまた同じく日本人によるソフトボールクラブである、「サイゴン華’ｓ」というサークルがホーチミン市にあるのですか、そのメンバーの中からある方が提唱し、始まったものです。
毎週日曜日には、ベトナム人の成年たちと野球の試合をし、言ってみれば文化交流も兼ねた野球イベントを開催しております。僕は都合もあり毎回は出席できないのですが、先週の日曜日の記事にも書いたとおり、沢山の日本人・ベトナム人が毎回参加し、盛り上がりを見せています。
本日は、野球ではなくソフトボールが久しぶりに行われたんですが、その場で野球チームのユニフォーム（Tシャツ）が完成したって事で、配られました。そして野球チームの名は、
「Saigon All Stars」
です。サイゴンに住むスターの集まりです、はい！
どうですか？このユニフォーム？なかなかかっこよく出来てるでしょ？ベトナムには現在大人の野球チームは、日本人チーム１つ、ベトナム人チーム１つと、かなり寂しい状況ではありますが、僕が来越した2年前は、ベトナム人チームは1チームありましたが、活動はしていない状況だったので、この2年で2チームになったわけです。全然進歩がないじゃん！と思われる方も多いとは思いますが、ゼロから何かを生み出すのって、僕のテーマですが、ほんとに難しいんですねぇ〜。独り言のようになっちゃいましたが、ホントそうなんです。
こういったユニフォームを着た野球をする方が、どこかの球場或いはグラウンドで沢山見られる日は、いつ来るのでしょう・・・
まっ、そのためにやってるんですけどね！！
毎週日曜日には、ベトナム人の成年たちと野球の試合をし、言ってみれば文化交流も兼ねた野球イベントを開催しております。僕は都合もあり毎回は出席できないのですが、先週の日曜日の記事にも書いたとおり、沢山の日本人・ベトナム人が毎回参加し、盛り上がりを見せています。
本日は、野球ではなくソフトボールが久しぶりに行われたんですが、その場で野球チームのユニフォーム（Tシャツ）が完成したって事で、配られました。そして野球チームの名は、
「Saigon All Stars」
です。サイゴンに住むスターの集まりです、はい！
どうですか？このユニフォーム？なかなかかっこよく出来てるでしょ？ベトナムには現在大人の野球チームは、日本人チーム１つ、ベトナム人チーム１つと、かなり寂しい状況ではありますが、僕が来越した2年前は、ベトナム人チームは1チームありましたが、活動はしていない状況だったので、この2年で2チームになったわけです。全然進歩がないじゃん！と思われる方も多いとは思いますが、ゼロから何かを生み出すのって、僕のテーマですが、ほんとに難しいんですねぇ〜。独り言のようになっちゃいましたが、ホントそうなんです。
こういったユニフォームを着た野球をする方が、どこかの球場或いはグラウンドで沢山見られる日は、いつ来るのでしょう・・・
まっ、そのためにやってるんですけどね！！
2006年04月10日
サイゴン・オールスターズの日
ベトナムは、様々なインフラ設備がまだまだ未完の部分が多く、停電もよくするお話はしました。こちらのネット環境は、少しずつではありますが、かなりADSLも普及してきまして以前のアナログ回線を使用していた時とは、数段使いやすくなってきてはいるものの、接続状態があまりよくない事が多々あります。
昨日も、そんな原因でブログが書けず・・・、本日気を取り直して昨日の野球のお話を。
現在毎週日曜日に、日本人とベトナム人による野球が行われています。日本人チームは、「サイゴン・オールスターズ！」スターぞろいです！近々、ユニフォームであるTシャツも出来る予定です。僕の出席率はあまりよくないのですが、昨日は久しぶりに野球を！
青空の下、初参加の方々や先日ご紹介した、元韓国プロ野球選手で、ベトナム野球普及を行ったことのあるチョンさんなどの参加で、本日は20名を越える方が皆で白球を追いかけました。
ベトナム人と日本人そして韓国人であるチョンさんを含めた、3カ国混合チームで紅白戦も行ったんですが、結構みんないい動きしちゃうんですよ。学生さんから、ある程度の年齢の方まで、皆楽しそうに、そしていい感じの草野球って感じで、素敵なプレーを見せちゃってるわけです。
本日は、どこから来たのか？ベトナム人の観客までいまして、この日本人主催の野球も、ベトナム野球普及に繋がってるんだなぁ〜と、ちと嬉しくなりました。この日曜日の野球は、午後3時30分から、6時くらいまで行われ、まぁボールが見えなくなった頃にやめるといった感じで、毎回行われています。
野球チームは当初サイゴンソフトボールチームである、サイゴン華’ｓから、野球好きが集まって出来たんですが、最近のソフトボールの状態からすると、野球のほうはかなり盛り上がっています。皆さん動きもよく、僕なんかたまにしか参加できませんので、足を引っ張っちゃってる状態・・・。
実は今日の打撃成績も、1打数無安打、１四球というさっぱりうだつのあがらない成績・・・。ベトナム人に指導している立場として、なんだか情けない状況ですね。
コーチは、口だけ！
なんて言われちゃう日も、そう遠くなさそうです。そうならないうちに、ガツンといいところ見せたいところなんですが、なかなかどうして・・・。体も重く切れがないし、いいとこなしですが、まだまだあきらめませんよ！
そして本日はとっても嬉しいプレゼントもあったんです。これについては、いづれ詳しく話しをしたいと思っているんですが、あるベトナム在日系企業様より、ベトナム野球普及のためにということで、グローブを9つ頂いたんです！とっても新しい、皮の匂いがプンプンする素敵なグローブです。
自分のグローブがなくなってしまい、本日はその一つを使用したんですが、とても使いやすく、いい道具でした。感謝感謝です。こういった様々な協力や輪が、どんどん繋がっていき、近い将来のベトナム野球に大きな影響を与えていってくれたらなぁ〜。
殆どボールが見えなくなるまで続いた試合は、痛みわけの5−5の引き分け。投手が踏ん張り、打つ人が打ってという、見ていてもなかなか面白い試合だったと思います。そしてこの日の参加者の集合写真ですが、みんな日焼けしちゃってて、
誰が、日本人？・・・・
昨日も、そんな原因でブログが書けず・・・、本日気を取り直して昨日の野球のお話を。
現在毎週日曜日に、日本人とベトナム人による野球が行われています。日本人チームは、「サイゴン・オールスターズ！」スターぞろいです！近々、ユニフォームであるTシャツも出来る予定です。僕の出席率はあまりよくないのですが、昨日は久しぶりに野球を！
青空の下、初参加の方々や先日ご紹介した、元韓国プロ野球選手で、ベトナム野球普及を行ったことのあるチョンさんなどの参加で、本日は20名を越える方が皆で白球を追いかけました。
ベトナム人と日本人そして韓国人であるチョンさんを含めた、3カ国混合チームで紅白戦も行ったんですが、結構みんないい動きしちゃうんですよ。学生さんから、ある程度の年齢の方まで、皆楽しそうに、そしていい感じの草野球って感じで、素敵なプレーを見せちゃってるわけです。
本日は、どこから来たのか？ベトナム人の観客までいまして、この日本人主催の野球も、ベトナム野球普及に繋がってるんだなぁ〜と、ちと嬉しくなりました。この日曜日の野球は、午後3時30分から、6時くらいまで行われ、まぁボールが見えなくなった頃にやめるといった感じで、毎回行われています。野球チームは当初サイゴンソフトボールチームである、サイゴン華’ｓから、野球好きが集まって出来たんですが、最近のソフトボールの状態からすると、野球のほうはかなり盛り上がっています。皆さん動きもよく、僕なんかたまにしか参加できませんので、足を引っ張っちゃってる状態・・・。
実は今日の打撃成績も、1打数無安打、１四球というさっぱりうだつのあがらない成績・・・。ベトナム人に指導している立場として、なんだか情けない状況ですね。
コーチは、口だけ！
なんて言われちゃう日も、そう遠くなさそうです。そうならないうちに、ガツンといいところ見せたいところなんですが、なかなかどうして・・・。体も重く切れがないし、いいとこなしですが、まだまだあきらめませんよ！
そして本日はとっても嬉しいプレゼントもあったんです。これについては、いづれ詳しく話しをしたいと思っているんですが、あるベトナム在日系企業様より、ベトナム野球普及のためにということで、グローブを9つ頂いたんです！とっても新しい、皮の匂いがプンプンする素敵なグローブです。
自分のグローブがなくなってしまい、本日はその一つを使用したんですが、とても使いやすく、いい道具でした。感謝感謝です。こういった様々な協力や輪が、どんどん繋がっていき、近い将来のベトナム野球に大きな影響を与えていってくれたらなぁ〜。
殆どボールが見えなくなるまで続いた試合は、痛みわけの5−5の引き分け。投手が踏ん張り、打つ人が打ってという、見ていてもなかなか面白い試合だったと思います。そしてこの日の参加者の集合写真ですが、みんな日焼けしちゃってて、誰が、日本人？・・・・