コウノトリ シンポジウム 農協や商工会議所、商連などの協賛により、武蔵境のスイングホールで開かれた「食と環境と経済を考えるシンポジウム」に参加しました。
 第一部では、「コウノトリと共に生きる 豊岡の挑戦」と題して、中貝宗治豊岡市長による基調講演が行われ、一度は日本から姿を消したコウノトリを40年かけて復活させたことや、コウノトリが住める環境を守ることをブランド化して、エコツーリズムや農産品などを振興し、環境と経済が両立していることなど、非常に興味深いお話をされていました。
 第二部では、中貝市長を含め、むさしの・多摩・ハバロフスク協会やJA東京むさしの方など4人のパネラーによるシンポジウムが行われました。
 あるパネラーからの、「農薬を使わない野菜の提供をお願いしたい。」といったような趣旨の発言に対して、農協の方が、「農薬が基準値以下は当然だが、さらにそれよりも極力下回るよう農家は努力している。ただ、全く使わないと、食糧供給がほとんどできなくなる。ちなみに、農薬を全く使わないと国産生鮮品は、きゅうりで60%、キャベツで63%、りんごで97%、ももは100%提供できなくなる(※数値は早口でメモしきれませんでした。もっと多くの品目を例示していましたが、主なものはだいたいこんなような数字だったと思います。)。家で使う殺虫剤はひと吹きすると野菜に使う農薬をはるかに上回る農薬がお皿についたりする。そういうことにも気をつけたほうがいい。」と、反論というよりも論理立てて諭すようにお話されていたことは、特に印象に残りました。

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