朝霞浄水場 武蔵野市の水道水は、約70%の深井戸水と約30%の東京都の浄水場からの水がブレンドされて供給されていることは、ご承知の方も多いかと思いますが、きょうは、武蔵野市の深井戸からの水では賄いきれない分の水を供給している東京都水道局の「朝霞浄水場」を視察してきました。

朝霞浄水場1 朝霞浄水場は埼玉県朝霞市宮戸にあり、日量約170万立方メートルの浄水能力を有し、都の浄水場施設としては最大、日本では大阪府の村野浄水場の約180万立方メートル(/日量)に次いで第二位、水処理方法が違うとはいえ武蔵野市にあるあの広大な境浄水場でさえ処理能力は約31万立方メートル(/日量)ですから、その規模の大きさがご想像いただけると思います。(※ただし、朝霞浄水場の現在の水処理量は約110万立方メートル/日量です。)

朝霞浄水場3オゾン接触池 以前は、「東京都の水はカルキ臭くて美味しくない。」という時期もあり、また、きょうの説明でも、以前はそのような苦情が多かったとのことですが、平成16年11月、オゾンと生物活性炭を使った高度浄水処理を導入するようになって、「水道水が美味しくなった。」との都民の声をいただくようになったとのことでした。
 実際、現場の浄水場の蛇口から水を飲んでみましたが、カルキ臭もほとんど感じず、品質の向上を実感しました。
 ただし、朝霞浄水場での現在の高度浄水処理能力は、まだ第1期工事分のみの処理能力85万立方メートル(/日量)で、現在は高度浄水処理を経ない通常処理水24%とブレンドして武蔵野市をはじめとした都内各地へ配水しているとのことでした。なお、全量カバーできる第2期工事に向けて現在調整に入っており、170万立方メートル(/日量)完全高度浄水処理施設化は平成25年度予定とのことで、これが完成すると、武蔵野市の水と比較してもそん色のない品質になるのではないかなと思いました。
 
朝霞浄水場2朝霞浄水場 原水ポンプ&薬品枕でん池 朝霞浄水場の水源は、同施設から約2劼曚匹里箸海蹐砲△觚営秋ヶ瀬公園を流れる「荒川」ならびに武蔵水路でつないだ「利根川」で、秋ヶ瀬取水堰で取水、朝霞水路を通り途中で枕砂地を経て、浄水場の着水井へと水を取り込みます。
 そこから先の水処理工程としては、大まかにいえば、「着水井」 → 「薬品枕でん池」での凝集剤混和と攪拌による濁質塊との分離 → 「前段ろ過池」での朝霞浄水場 浄水フロー図太陽光発電説明前段急速濾過による細かい粒子・濁りの除去。(※異物混入防止のための覆がい設置とNEDO補助事業による上部太陽光発電システムの付加。左写真参照。) → 「高度浄水施設」でのオゾン処理および生物活性炭吸着。(※高度浄水処理能力の関係で約24%はこの工程を経ない。平成25年度全量高度浄水処理システム完成予定。) → 「後段ろ過池」での微生物および濁質除去 → 配水池・ポンプ井 → 「送配水設備」より上井草給水所や本郷給水所へ送配水という流れです。

朝霞浄水場 高度浄水化施設第二期工事予定地 武蔵野市水道部がつくっている水は、深井戸からくみ上げた時点で法令に定められた水質基準がほとんど確保(※武蔵野市水道部HP「水道の水質」「おいしい水の要件」等参照)されていることから、法律に定められた塩素処理を加えるだけでよく、現在はここに、都から分水される高度処理率76%の水がブレンドされているわけですが、平成25年度には高度処理率100%の水がブレンドされることになり、武蔵野市の水はさらにおいしくなるということになりそうです。(※上写真は朝霞浄水場高度浄水化施設第二期工事予定地。)

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