メッキに関わる用語

2005年06月18日

知識

ア行



アニオン

水に溶ける分子の中には陽電気を帯びた粒子と陰電気を帯びた粒子に電離するものがある。この陰電気を帯びたものをアニオン(陰イオン)
という。



アノードバック

溶解性陽極板を入れる袋で、電解中に落下する固体微粒子をメッキ浴中に入れないようにするもの。(陽極袋)



網づけ法

メッキする時、品物を引掛け治具につるすことができないものを、網上に並べてメッキする方法。小物部品に利用される。



アルカリ塩素法

排水処理において、シアンおよびシアン化合物含有排水をアルカリ性のもとで、
次亜鉛素酸ソーダで炭酸ガスと窒素に分解し無害化する一般的なシアンの処理法。



アルカリ煮沸脱脂法

付着した油や油脂を、かせいソーダを主体とした液を加熱して油を落す方法。動植物油は、せっけんとグリセリンに分解し水に可溶なものにする。
最近は鉱物性油が大半で、かせいソーダ、オルソけい酸ソーダ、りん酸ソーダ、界面活性剤が配合されている。



アルカリ浸漬

品物の表面の活性化のため行う。5%程度のかせいソーダか、シアン化ソーダが使われる。



アルカリ洗浄

アルカリ溶液で付着不純物を洗い落す。



アルカリやけ

強いアルカリ溶液に長時間、品物を浸漬しておくと、表面状態がが変化(変色)してくる現象をいう。薄褐色を帯びる。



アルマイト

アルミニウムの陽極酸化、アルミニウムを硫酸やしゅう酸溶液中で陽極処理をすると溶解しながら表面にAl2Oз層が生成する。
この層は硫酸系液で5〜30umの厚さになる。耐食性・耐光性を増すために封孔処理を行う。染料での着色が可能である。



アルミ上のメッキ法

製品の軽量化にともない、アルミニウム素材にメッキが要求されるようになった。アルミニウムの表面は安定した酸化皮膜を形成しているため、
直接密着性の良いメッキは得られない。脱脂・活性化後、亜鉛を表面に置換させる亜鉛置換法を一般に行い、電気メッキをする。



アロジン処理

アルミニウム素材を活性化したのち、クロム酸処理をして耐食性を与える処理。



イオン交換樹脂

イオン交換樹脂はイオン交換基の種類によって、強酸性、弱酸性、強塩基性、弱塩基性樹脂の4つに大別され、陽イオン、
陰イオンを交換するため、排水中の有価物の回収、排水の脱塩、水の純水化などに利用している。



イオン交換膜

選択的にイオンを通過させる膜で、陽イオン交換膜は陽イオンを、陰イオン交換膜は陰イオンを透過させる性質の樹脂膜である。
溶液の濃縮に利用する。



イオンプレーティング

真空中で蒸発した金属粒子の一部をイオン化して品物に皮膜を形成させる方法。
金属粒子をイオン化するのにガスプラズマやイオンビームを使う方法がある。金属基材上に窒化チタン皮膜を形成させたものは金色で耐磨耗性、
耐食性に富んでいる。バイトの刃先に利用されている。



陰極

電気分解のとき、金属が折出し、水素が発生する極で、メッキは品物をこの極につるす。



インヒピター(抑制剤)

酸洗いで酸化物を溶解除去するが、長時間浸漬していると素材もおかされてくる。
スケール除去スピード減少させず素材を守るものか抑制剤である。



SS

水中(排水)の懸濁固形分をいう。



SV

.ぅン交換樹脂を通過する水の量で、樹脂1l当りの毎時通水量[l]をSV値であらわす。⇒機系排水を処理する方法に活性汚泥法があり、
この活性汚泥の沈殿率をいう。



液体ホーニング

研磨粒を混合した液体を、圧縮空気を用いて品物に吹き付け面を仕上げる表面処理。



エッチング

_蹴愿に不用の部分の金属を溶解し製品にする方法で、ネームプレートやプリント基板製造工程で行われる。
過硫安や塩化第二鉄溶液が使われる。▲廛薀好船奪メッキの前処理工程でABS樹脂の表面粗化をする方法。
CrOзーH2SO4混液が使われる。6眤阿良坡萓表面を化学的あるいは電気的に荒らす方法。



エマルジョン脱脂法

高沸点溶剤を界面活性剤の作用で水と混和し乳化させた液に品物を浸漬か、スプレー洗浄によって脱脂を行う方法。
溶解力と浸透力がすぐれている、両性金属(AI,Zn)の脱脂に有効的である。



M比

シアン化亜鉛メッキ浴の金属亜鉛と全シアン化ソーダとの割合で、2.3〜2.5が適正管理巾。



エメリーバフ

布製バフにエメリー粉を接着したバフ。



遠心分離乾燥機

小さい多量の品物の乾燥に適し、遠心力による水分の除去とヒーターの加熱で乾燥する装置。板状品物は遠心力で変形のおそれあり。




塩水噴霧試験

5%塩水(20%塩水)を35゜±1℃の槽内で試験片に噴霧して耐食性を判断する。塗膜、メッキに適する。断続法(8時間噴霧、
16時間休止)と連続式(24時間噴霧)がある。



ORP

酸化還元電位のこと、排水処理で使われる。



折り曲げ試験

メッキの密着性を調べるため、品物を90゜か、180゜折り曲げてみる試験。



カ行



化学研磨法

金属の表面化を化学薬品の溶解、酸化力等の性質を応用し光沢を与え、平滑にする方法である。メッキ前処理工程の酸洗もこの一種であるが、
スケール除去を目的とするので、化学研磨とは別扱いである。「キリンス」処理と呼ばれる銅および銅合金の化学研磨が代表的で、
短時間に多量の製品を浸漬操作できることを特徴とする。



化学メッキ(無電解メッキ)

電気を用いないで金属を素材上に折出させる方法で、置換メッキ(銀鏡反応)と還元剤(銅やニッケルの無電解メッキ)によるものに分けられる。
プラスチックメッキの無電解メッキが代表的であるが、近年、
金属上に次亜りん酸ソーダを還元剤とした無電解ニッケルメッキの用途が広がってきている。



活性汚泥処理

有機性排水の生物学的処理法で、活性汚泥と称する多種類の微生物が、有機系汚濁物質を栄養源に酸化増殖作用することを利用したもの。




カチオン

電解質が水に溶解するとイオンになり、電気を帯びたものになる。陽電気を帯びたものをカチオン(陽イオン)という。⇒アニオン



活性化

不動態の表面状態を薬品や電解によって破壊し、電動率の良い、化学反応がおこりやすい表面状態にすること。



活性炭処理

メッキ浴中の有機系不純物を除去するために活性炭に吸着させ、ろ過して取り除く処理、光沢剤の分解物蓄積などの除去にしばしば用いる。
排水処理にも有機系物質を除くため用いられる。



過電圧

電解をするに必要な最小電圧を分解電圧(電解質によって違う)といい、それ以上の電圧をいう。両極からガスの発生が著しく、
折出金属も荒い粒子状やこげの原因となる。



カニゼンメッキ

無電解ニッケルメッキ法の商品名で、次亜りん酸塩を還元剤として高温でニッケルを金属上に折出させるメッキ法。



から電解

.瓮奪浴中に金属不純物が混入した時の除去法として、低電流密度で長時間、不要の鉄板か波板に電解して除去する方法。
▲ロムメッキ溶の3価クロム不足の時、から電解して3価クロムを増加させる。(陰極と陽極の表面積比に注意)



還元処理法

クロム系排水の処理法で、重亜硫酸ソーダで6価クロムを3価クロムに還元する。還元後はアルカリ剤で水酸化クロムとして除去する。




緩衝剤(バッファー)

メッキ溶のPH変化をやわらげるため加える添加剤。



逆浸透法

半透膜で二分した槽に濃度差のある溶液をそれぞれに入れると、濃度の高い方へ水分が膜を通過し、高い濃度のものが薄められる。
この2液の間に圧力差(浸透圧)が生じる。逆に濃度の高い方に外的圧力(浸透圧以上の圧力)を加えて、水分を薄い濃度の方へ押し出し、
濃度をさらに濃縮する法。



キャス試験法

メッキ、アルマイトの耐食性を判定する加速腐食試験法で、5%塩水に塩化第二銅、氷酢酸を添加した酸性液を噴霧する。



キンリス

銅および銅合金の化学研磨法で、硝酸・硫酸・塩酸の混酸で表面を溶解研磨して光沢面に仕上げる。酸のバランスがくずれると合金の場合、
脱亜鉛現象をおこす。作業中、過酸化窒素ガスが発生するので注意のこと。



均一電着性

品物の形状にかかわらず均一な厚さにメッキすることができる。メッキ液の能力。



金属の着色

金属材料を耐食性、耐摩耗性、装飾性を満足させるため、酸化物、炭酸塩、硫化物の金属薄膜を表面に形成させる。鉄鋼の黒塗め、銅の古代色、
亜鉛のクロメート処理など。



金属の電解回収

排水や老化廃液から有価金属を電解によって金属として回収する方法で、多く貴金属に用いられている。



くもり

光沢メッキで、反射率の少ないメッキ状態をいい、電流密度の関係や、メッキ液の光沢剤がアンバランスの時か、不純物の混入によっておこる。




黒皮

鉄鋼の熱処理によって生ずる酸化鉄皮膜(四三酸化鉄)である。メッキの前処理工程でもなかなか除去しにくい皮膜であり、
密着不良の原因となる。赤さびは二三酸化鉄である。



クローズドシステム

メッキ工場


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2005年06月15日

知識

黒染め

‥換歙宿覆鬚せいソーダ・りん酸ソーダ・硝酸ソーダの濃厚溶液中で高温処理すると黒色のウルシ状のつやをもった皮膜が得られる。
この皮膜は四三酸化鉄であり、銃身やねじ類に利用されている。厚さは0.1〜0.5um程度で、耐食性はやや劣る。
銅および銅合金の黒色化成着色。0 ̄凜瓮奪の黒色クロメート処理。



クロム酸処理

.瓮奪皮膜の変色防止のため薄いクロム酸溶液で電解処理か、浸漬化学処理をする。銀や銅や無電解ニッケルに用いられる。
亜鉛メッキのクロメート処理をいう。



クロメート処理

亜鉛メッキやカドミウムメッキの後処理工程でのクロム酸溶液の化学浸漬処理をいう。メッキ皮膜の耐食性を増強する。有色クロメート(虹色)、
光沢クロメート(白色)、黒色クロメート(黒色)がある。近年グリーンクロメート(濃褐色)もでてきた。



合金メッキ法

2種以上の金属を同時に素材上に電着させるメッキ法で、色調・耐食性・電気特性を向上するのが目的である。銅ー亜鉛(真ちゅう)メッキ、
すずー鉛(はんだ)メッキ、鉄ーニッケルークロム(ステンレス)メッキなどがある。金属の均一折出条件がむづかしく、電流密度、温度、
液組成などの微妙な変化で折出率が変わり、色調も変わってくる。



こぶ状メッキ

メッキに花が咲いた状態で、電流過多のため品物の角に生じやすい。



コロード・コート試験法

耐食性試験で、硝酸銅、塩化第二鉄、塩化アンモンを白陶土とねりあわせ、ベースト状にしたものをテストピースに塗布する。温度38℃±1℃、
湿度80〜90%の条件の室にいれ、さびの発生状況を観察する。自動車部品に多く利用されている。



サ行



サーマルショックテスト(ヒートサイクルテスト)

プラスチック上メッキの密着性試験に適用され、加熱ー(室温放置)−冷却(125℃〜室温〜−65℃)のサイクルをくり返し、
ふくれやはく離の有無をテストする。一般には10〜15回のサイクルをくり返す。



ざらつき

メッキ面がざらざらした肌ざわりの状態をいい、メッキ浴中に鉄粉や固体微粒子が混入した時におこる。



酸洗い

品物の表面のさびやスケールを酸で溶解して除去する作業。



酸浸漬

品物の表面の薄い酸化皮膜をとり、活性化するため5%程度の塩酸か硫酸にメッキ前に浸漬する。



サンドプラスト

けい砂や金属粒などの研磨粉粒子を高圧水蒸気または圧縮空気で高速に金属表面に吹き付け、さびやスケールを落す方法。



COD

化学的酸素要求量の略、水の汚れ度合を指示する数値で、水中の有機物や還元性物質などを酸化剤で酸化するとき消費される酸素量の数値。




しみ

メッキ面の汚れで、脱脂不良、酸洗不良でおこる。または、素材の間隙にいろいろの液が入り、その液が徐々にしみ出てくる時もある。




ジャブ銀法

銀メッキの安価な製品の生産法で、置換反応を応用した浸漬メッキである。



重金属

比重が5.0以上の金属の総称で、鉄、銅、亜鉛、水銀、鉛など。



硝酸ディップ

クロメート処理をする前にメッキ皮膜のつや出しのため5%程度の硝酸に浸漬すること。一種の化学研磨。



真空蒸着法

真空中で金属を加熱すると、金属が蒸発する。蒸発金属を品物に付着させること。品物の表面で蒸気が凝縮し薄膜を形成する。膜厚は0.
05〜0.1um程度で、光沢は素材に左右される。蒸着金属はA1が一般的である。



浸炭法

低炭素鋼材の表面に炭素を固溶させて、表面の炭素濃度を高め、表面硬化をする方法。固体浸炭法、液体浸炭法、ガス浸炭法などがある。




浸炭防止法

鋼材を焼入れする時、焼入れ不要の部分もある。その不要の部分に銅メッキをして焼入れを防止する方法。
焼入れ防止のマスキングである銅メッキの厚さは15um必要である。



水素ぜい性

高炭素鋼は酸処理やメッキ電解中に水素を吸蔵する。吸蔵したものは非常にもろくなる。バネ鋼は特に水素ぜい性をきらい、メッキ後熱処理
(ベーキング)して水素を追い出し、ぜい性をなくす。



すくい出し

槽の液が品物に付着して持ち出されることをいい、省資源や排水処理の立場から、すくい出しを少なくするよう、
ひっかけ方などを工夫する必要がある。



ステンレス上のメッキ法

ステンレス材の表面は薄い不動体皮膜が形成しているため、普通の方法でのメッキは密着性が非常に悪い。
活性化ーニッケルストライクをすみやかにすることが「こつ」である。



ストライク

密着性を良くするため、高い電流密度で短時間メッキする。



ストライク浴

ストライクメッキを目的とした浴で、通常のメッキ浴より金属分が少なく、副主成分がやや多い浴。銅や銀のストライク浴がある。



スパッタリング

高真空にした槽内にアルゴンガスを導入する。陰極(金属=ターゲット)と陰極(品物)との間にグロー放電を起させ、
グロー放電プラズマ中のアルゴンイオンが金属をたたいて金属を飛び出せ品物に付着、皮膜を生成させる乾式メッキ法である。皮膜は薄いため、
トップコートが必要。



スマット

酸洗いのとき、品物の表面に付着する黒い微粒子をいう。



スラッジ

排水処理で出てくる汚泥(金属水酸化物)をいう。



静電塗装

塗料をコンプレッサー等で微粒化して電界内に分散させ、同時に塗料の微粒子に電荷を与え、品物の表面に均一に塗着させる方法。
塗料のロスが少なく、塗着効率が良い。



タ行



大気蒸発濃縮

メッキ溶液面では常に自然蒸発がおこっている。これを利用し、強制的に排気すれば、蒸発量が増し、液が濃縮できる。
回収液の補給も容易になる。



ダクロタイズド処理

脱脂、脱錆した品物を金属亜鉛とクロム酸を含む処理液に浸漬塗装し、300℃附近で加熱処理をしてダクロ皮膜を形成させる方法。




多層メッキ

2種以上の金属を層状にメッキしたもの。たとえば、銅-ニッケル-クロムメッキ。



多段向流水洗

水洗槽を3槽以上直列に並べ、品物の進行方向と反対の方向から水を供給して順次きれいに水洗する方法。



タフトライド処理

溶融塩浴熱処理法で570℃附近の低い温度で処理する。鉄鋼の表層は浸炭と窒化を受け、炭化物と窒化物を形成、硬化させる方法。




置換メッキ

化学メッキともいい、置換反応によって物体の表面に金属皮膜を形成させることをいう。電気メッキ工程で、
通電しない時に置換反応がおこり金属が折出する場合があるが、これは密着不良の原因となる。



チタンケース

チタンは不溶解性金属なので、陽極材のボール状のものや「しゃぶりかす」(溶解して小さくなった金属)を入れる網状ケース。



窒化法

鉄鋼材の表面に窒素を拡散させ、表面層に窒化物を生成し、表面硬化させる方法で耐熱性、耐磨耗性にすぐれている。



窒化防止法

浸炭防止法と同じ理由で、窒化不要部のマスキング法である。メッキはすずメッキがなされる。



中和沈降処理

重金属をアルカリ中和し、金属水酸化物を形成させ、沈降ろ過除去する排水処理の一部門である。



超音波洗浄機

2万ヘルツ以上の音波を超音波といい、その音波を利用して、品物のすみずみの汚れを浮かし落とす洗浄装置で、効果は十分にある。




電解研磨法

機械的研磨法に対するもので、形状の複雑な、小さい部品の平滑仕上げに適し、多量生産の利点がある。品物を陽極とするため、
電解特性で凸部が優先的に溶解し、光沢が短時間で得られる。



電解洗浄

アルカリ溶液中で品物を陽極か陰極にして、電解し、油分や汚れを除去する方法。陰極電解のとき、液の汚れが付着する場合があり要注意。
酸電解溶液も市販され、スポット溶接、スケール除去に効果がある。



添加剤

そのものの性質を向上させる為に加えるもの、例えば脱脂効果を上げるための界面活性剤のようなもの。



電気透析法

陽・陰イオン交換膜を交互に配列して直流電流を流すと、陽イオンは陰極に、陰イオンは陽極に向かって膜を透過する。
電解質の濃縮と減少が交互の室にできる。濃縮法の一種である。



電鋳

金属の電着を利用して鋳造・成型加工する事である。寸法精度が非常に良く、厚さも1〜10mm程度のものが要求される。内面の要求精度
(導波管)を出すためやレコード原盤を転写等に広く利用されている。硫酸銅やスルファミン酸ニッケルメッキ液が用いられている。




電着塗装

塗装槽内に品物を浸漬して、品物と対極との間に直流電流を流して塗装を品物に電気的に塗装する方法で、アニオン塗装、カチオン塗装があり、
前者は、天然油やポリエステル樹脂系ベースに、後者はエポキシ樹脂系をベースにした塗装を用いる。



電導性プラスチック

プラメッキ用樹脂はABS樹脂が主流であるが、メッキ工程、特に前処理工程の複雑さがあった。導電性プラスチックは、
無電解メッキ工程を含む前処理工程を大幅に省略し、直接電気メッキできる樹脂で、
ポリプロピレン樹脂にカーボンや金属紛等を含有させ導電性を付与したメッキ用樹脂である。


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2005年06月14日

知識



電流効率

電気化学的な金属析出量の理論値と実際メッキした析出量との割合、
例えば硫酸銅メッキ液100%、シアン化亜鉛メッキ液60%



電流密度

電極の単位面積当たりの電流の強さ。メッキ浴によりそれぞれ一番電着状態の良い電流の強さがある。銀は0,5A/dm、ニッケルは3A/
dm.



透析

膜で二つ分したものに濃度差のある溶液を入れると、濃度の高い方から低い方へ膜をとうして溶質の拡散が起こり、
濃度差がなくなるまで続く現象をいう。膜を浸透膜という。



ナ行



なし地仕上げ

品物の表面をサンドプラストやワイヤーホイールなどの機械操作で荒した上にメッキ仕上げしたもの。



乳化性溶剤脱脂法

エマルジョン脱脂液と似ているが、水を含有しないので次の水洗水でエマルジョンを形成させる脱脂法である。



ハ行



排水処理

自然環境保全や人間の健康保護のため、工場から排出される毒性を含んだ水を無害化する処理。



パーカーライジング

鉄鋼の塗装下地処理として、りん酸塩化成処理がなされる。りん酸塩処理の代表がバーカーライジングで、
鉄鋼表面にりん酸鉄が生成され防錆力を増す。



はく離

〜悩爐らメッキ皮膜がはがれること(メッキ不良)。▲瓮奪不良で再生する場合、機械的か化学的か電解的にメッキをはがすこと。




ハードクロムメッキ

耐磨耗性を目的にしたクロムメッキで、比較的厚さを要求される。ビストン、印刷用ロール、金型などに利用される。



バフ研磨

機械的研磨法で、布製バフに研磨材をつけ品物の表面を磨くこと。研磨機をバフレースという。

研磨する素材によってバフの材質、研磨材を選定する。



バフレースの回転数

バフレースが1分間に回転する数。品物の材質によって回転数を変える。



バレル研磨

小型部品を多量に研磨するのに適している。バレル(樽)の中に品物と研磨材を入れ回転させながら研磨する方法で、
バフ研摩より仕上がり面が劣り、変形や抱痕が生ずる危険性がある。



バレルメッキ

多量の品物をバレル(樽)の中に入れ、回転させながらメッキする方法で、ガラメッキとも呼ばれている。特徴は多量生産に適しているが、
変形やキズがつきやすく、また薄い板状の品物は、品物どうしがくっつき、無メッキのものが出来る恐れがある。



BOD

生物化学的酸素要求量のこと。可川や排水中の有機物が微生物によって無機性酸化物とガスに分解して安定するのに必要な酸素量。



ppm

100万分の1をあらわす単位。例:水1m中に1g物質が溶け込んでいるもの、1g/1000L=1mg/1L=1ppm



PRメッキ

電解中に陰極と陽極とを周期的に切り換える方法で、平滑なメッキ面を得る。下地銅メッキに利用されている。



ひっかけ治具

品物に通電するための用具。均一性を考慮し、個数を多くした物



引っ掛け治具のはく離

品物にメッキが付くと同時に治具にも付く。回数多く使用すれば電着太りをする。生産性の面から機械的、化学的に電着太りを取り除く。




ピット

メッキ面に生ずる微小な穴をいう。電流密度過多やメッキ液の汚れによって起こる。



被覆力

品物の表裏や影の部分にメッキをきれいに付けるメッキ欲の能力。



ピンホ−ル

ピットと同じようなものであるが、ピットより穴が深い。



フェロマイト

鉄銅の黒染めのことで、処理剤が各社違い、名称もそれぞれ違っている。フェロマイト、ネオフェロマイトなどと呼んでいる。



フェロキシル試験

黄血塩・赤血塩・食塩の混合溶液を試験紙に浸し、メッキ面にはりつける。単位面積当りの青色班点数で耐食性を判断する!



複合メッキ

メッキ浴中にアルミナやグラファイトなどを混入分散させて、金属と同時に表面に析出させ、耐摩耗性や耐食性を得るメッキ法!



ふくれ

メッキ面が水泡のようにふくれあがった状態をいい、メッキの密着不良で、脱脂不良が原因となる。



筆メッキ

メッキ浴を筆やスポンジに含ませ陽極とし、品物を陰極として表面を吹く様にしてメッキする方法。小物の部分メッキに応用される。




不働態(化)

電気的には電気を通さず、化学的には溶解反応しない状態をいい、又はそれぞれの反応が停止する様な表面状態を言う!



不溶解性電極

電解の時溶解しないので、メッキ浴の金属補給源とならないもの。クロムメッキ浴の鉛電極やカーボン、フェライト、チタンー白金、ステンレス、
過酸化鉛などがある。



フラッシュメッキ

厚さのごく薄いメッキのこと!



プラスチック上のメッキ

樹脂メッキとも呼ばれている。プラスチックは電気的不導体であるため、前処理工程
(脱脂→エッチング→センシタイジング→アクチベーティング→化学メッキ)が決め手になる。メッキ用樹脂は数多く開発されているが、ABS,
ポリプロピレン樹脂が一般的である。樹脂にカーボンを配合したものも開発実用化されていて、直接電気メッキできるのが特徴。



プリント回路基盤メッキ

プリント基板は、樹脂に銅はくを張り付けたもので、回路図を銅面に印刷し、不要の部分を除去する。

線の太さを抵抗値にあうように厚付けメッキをし、また接点部に金やはんだを部分メッキしたりして回路を製作する。小型軽量、量産化、
高信頼化を実現可能にした。



フレオン乾燥

水にぬれた品物を添加剤を加えたフレオン溶液に浸漬すると、添加剤が分散し水滴を品物からはなし、添加剤が分散した表面には水滴はつかず、
添加剤をフレオンで取り去ると湯じみのない状態に完全乾燥できる。プラメッキの乾燥に多く利用されている。



フロック

懸濁物質をいう。水中の微細な粒子を除去する為に、凝集剤を加え、フロックを形成させて、
大きい重いフロックに成長させて沈降分離しやすくなる。



粉体塗装法

粉体塗装を何らかの方法で品物の表面に付着させ、軟化溶融して、硬化させ、平滑な皮膜を得る塗装方法



ペーハー(pH)

水素イオン濃度の逆数の対数で、酸性、中性、アルカリ性を示す値。ピーエッチともいう



ベルト研磨

紙やすり、布やすりを長いベルト状にしたエンドレスベルトを回転させ機械的に研磨する方法!



ボンデライト法

パーカーライジング液に酸化銅を添加した液で、リン酸塩化成皮膜をつくる方法。塗装の吸着性が優れている。



マ行



前処理工程

メッキ作業において、メッキ浴に品物を入れる以前の工程(脱脂・酸洗い工程)をいい、一般に研磨工程は、省かれている!



マスキング

品物によっては、メッキ不要の部分がある。メッキ浴がその不要部分にあたらないようにする必要がある。
ビニールテープや樹脂塗料で塗りつぶすことを言う。メッキ液の性質(酸性・アルカリ性・温度)によってマスキング材を選定する必要がある。




密着性

素材にメッキが接着している力である。密着性が「良い」「悪い」で表現する。折り曲げテストで良否を判定する。



メカニカル・プレーティング

機械的メッキ法または衝撃メッキ法ともいわれ、機械的エネルギーを利用して品物上に金属皮膜を形成させる方法。回転バレルに品物・水・薬品・
ガラスビーズ・金属粉末を投入しタンブリングする。



メッキ浴

メッキ液がメッキ槽に入れられた状態のもの!



目視検査

外観的にメッキの欠陥の良否を現場的に調べる!



ヤ行



やけ

荒い粗粒メッキで、電流密度の過大な場合におこり、品物の先端におこりやすい!



遊離シアン

フリーシアンともいう!シアン化浴中で金属とシアン錯塩を形成している以外の過剰のシアン化物をいう!
シアン化銅メッキ液は7〜12g/Lの遊離シアンが必要!



陽極

電気分解のとき金属が溶解し、酸素が発生する極!



陽極スライム

陽極で金属が溶解するとき、不溶解カスが出る、このカスをいう。メッキのざらつきの原因となるので、除去対策が必要!



浴管理

メッキ液を正常な状態に維持するため分析等をして管理すること!



浴電圧

メッキ浴中で陽極と陰極との間に電流を流す時の電圧!



溶剤脱脂方

有機溶剤は油脂を溶解する作用をもっている!品物表面に付着した油脂、脱脂、グリースを溶解し除去する方法!
溶剤は引火性や中毒性のものがあるので注意!トリクレン、パークレンが一般に使用されている。



ラ行



リサイクルシステム

生産工程内の有用成分を回収し、濃縮したり不純物を除去・精製して再利用する方式で、メッキ液や水や

貴金属を回収再利用している。



レイテリングナンバー

加速腐食試験で腐食面積を0〜9までの数値であらわしたもの。


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ネット受注実績
秋田県のお客様より
油圧シリンダーロッドの再生ではなく製作をさせて頂きました







油圧シリンダーロッドの再生では
なく製作をさせて頂きました

熊本県の企業様より
プレート表面へ硬質クロームメッキを30μ施し鏡面仕上げをさせて頂きました。









プレート表面へ硬質クロームメッキを30μ施し鏡面仕上げをさせて頂きました。

和歌山県のお客様より
CBR400Fのクランクシャフトをラッピング仕上げさせて頂きました。 








CBR400Fのクランクシャフトを
ラッピング仕上げさせて頂きました。 

茨城県のお客様より
油圧シリンダーロッドの再生メッキをさせて頂きました








油圧シリンダーロッドの再生メッキ
をさせて頂きました。

神奈川県のお客様より
v8用4気筒クランクシャフトのピン4ヶ所へハードクロームメッキを0,4mm施しФ56,60〜56,61mmに仕上げさせて頂きました












v8用4気筒クランクシャフトのピン
4ヶ所へハードクロームメッキを
0,4mm施しФ56,60〜56,61mmに
仕上げさせて頂きました

宮城県のお客様より
虫食い錆で痛んだエアーシリンダーを肉盛り再生ではなく切替え製作をさせて頂きました










虫食い錆で痛んだエアーシリンダー
を肉盛り再生ではなく切替え製作を
させて頂きました

埼玉県のお客様より
ブレーキキャリパーピストンの外形をハードクロームめっきで 再生させて頂きました









ブレーキキャリパーピストンの
外形をハードクロームメッキで
再生させて頂きました

鹿児島県のお客様より
材質;SUS304 腐食したポーラスクロームメッキ表面を再生にてポーラスクロームメッキ表面にする。








材質;SUS304 
腐食したポーラスクロームメッキ
表面を再生にてポーラス
クロームメッキ表面にさせて頂きました。

岐阜県のお客様より。
建設機械部品。腐食したブレーカーピストンの機能部位にハードクロームメッキにて肉盛り修整を行いました









建設機械部品。腐食したブレー
カーピストンの機能部位に
ハードクロームメッキにて
肉盛り修整を行いました。

熊本県のお客様より
メッキ後












樹脂金型。樹脂通路内となる
表面へ流動性の向上及びこびり
付き防止に硬質クロームめっき
を施す。

鹿児島県のお客様より
シャフト5本。ディスク3点の磨耗部位を硬質クロームメッキで肉盛り規定寸法に仕上げる












磨耗部位を硬質クロームメッキで
肉盛り規定寸法に仕上げる。

静岡県のお客様より
全箇所をラップ仕上げみした









クボタトラクターのクランクシャフ
ト。磨耗していたピン1ヶ所と
ジャーナル6ヶ所を肉盛り修復し
スタンダードにしました。

福岡県のお客様より
クランクシャフトのスラスト部位を硬質クロームメッキで肉盛り修復施工










レース用、自動車(日産)L型エン
ジンのクランクシャフト、スラスト
部位の肉盛り修復をさせて頂きま
した。

山梨県のお客様より
CB400 クランクシャフトのピンを<br>
1ヶ所を肉盛り再生をさせて頂き<br>
ました。









CB400 クランクシャフトのピンを
1ヶ所を肉盛り再生をさせて頂き
ました。

東京都のお客様より
ホンダCBX650カスタム インナー<br>
チューブの再メッキをさせて<br>
頂きました。









ホンダCBX650カスタム インナー
チューブの再メッキをさせて
頂きました。

東京都のお客様より
YAMAHA GT50 フロントフォーク・インナーチューブの再メッキ









YAMAHA GT50 インナーチュー
ブの再メッキをさせて頂きました。

佐賀県のお客様より。
再生後









油圧ピストン&シリンダーを硬質
クロームメッキにて肉盛り修復を
させて頂きました。

三重県のお客様より
再生後









油圧ジャッキロッドの再生メッキ。

熊本県のお客様より。
駆動用チャック軸(φ140×1377)の表面を鏡面研磨機にて研磨加工を行なう。









駆動用チャック軸の表面を鏡面
研磨機にて研磨加工を行いました。

鹿児島県のお客様より。
スタンダード仕上後は、ラップ(鏡面)仕上げを行なっています









船舶用 内燃機部品。
クランクシャフトの磨耗ヶ所
(ジャーナル及びピンの計9ヶ所)を
硬質クロームメッキにて1mm以上
肉盛りを行いスタンダード仕上にしました。

三重県のお客様より。
φ290シャフト&スリーブのオイルシール面へ硬質クローム<br>
メッキを施す









φ290シャフト&スリーブのオイル
シール面へ硬質クロームメッキを
施しました。

山口県のお客様より。
クランクシャフトのピンを硬質クロームメッキにて2㎜以上の肉盛りを行なう









硬質クロームメッキにて肉盛りの
みさせて頂きました。

福岡県のお客様より。
フロントフォーク・インナーチューブの再メッキ施工。車種、NSR250R。









バイク部品、車種、NSR250R。
フロントフォーク・インナーチューブ
の再メッキ施工をさせて頂きました。

神奈川県のお客様より。
シリンダー内面に硬質クロームめっきを50μ以上施す









素材SUS303のシリンダー内面に
硬質クロームめっきを50μ以上施
しました。

千葉県のお客様。
船のチルトシリンダーシャフトの再メッキ施工をさせて頂きました。再メッキ後の寸法は現寸戻しとしています。









船のチルトシリンダーシャフトの再メッキ施工をさせて
頂きました。

愛知県のお客様より
インナーチューブの再メッキ処理をさせて頂きました。









ホンダ専門バイクショップ様より
SL350インナーチューブの再メッ
キ処理をさせて頂きました。

大分県のお客様より
ペイントローラーの表面に硬質クロームめっきを片肉20μ施し鏡面研磨を行なう









ペイントローラーの表面に硬質クロ
ームめっきを片肉20μ施し鏡面研
磨をさせて頂きました。

岩手県のお客様より
精密機械部品の側面に硬質クロームメッキを50ミクロン(0,05mm)以上施しました









精密機械部品の側面に硬質クロー
ムメッキを50ミクロン以上
施しました。

福岡県のお客様。
スクリューローターへの肉盛<br>
り再生メッキ施工をさせて<br>
頂きました









スクリューローターへの肉盛
り再生メッキ施工をさせて
頂きました。

愛媛県のお客様より。
混錬用スクリューシャフトの<br>
羽根外周部へハードクローム<br>
メッキを厚みで0,2以上施し<br>
羽布研摩を行いました









混錬用スクリューシャフトの
羽根外周部へハードクローム
メッキを厚みで0,2以上施し
羽布研摩を行いました。

京都府のお客様より
樹脂金型・押し出し機ヘッドの内面に硬質クロームめっきを施し鏡面フェルト仕上げをする。









樹脂金型・押し出し機ヘッド
の内面に硬質クロームめっき
を施し鏡面フェルト仕上げを
しました。
ポーラスクロームメッキとは
ポーラスクロームメッキとは、あらかじめ 表面を機械的に加工を施してクロムめっきをするか、 又はハードクロームメッキ後その表面を 電解エッチングによって多孔性とし油の 保持性を与えるハードクロムメッキのこと。 ポーラスクロームメッキの特性。 微細な割れが均一に分布されており 潤滑油の保持性を高める為、 致命的な焼き付きの問題が解消できる。
硬質クロームメッキとは
硬質クロームメッキを施した表面硬度は、Hv800〜Hv1000の硬さが得られます。また硬質クロームメッキを施す事により、耐摩耗性・耐熱性・耐食性等々の性質を付加するだけでなく、部品そのものの寿命を長く保つ事が出来ます。従って次の修理までのサイクルが長くなり機械の生産性を高めます。




クロームメッキを剥ぐ方法!!
メッキ部品を再加工する場合、旧メッキ層をはがす必要があります。
クロームメッキの剥がしは、素材の材質によって適当な方法があり
ます、一般的に3つの方法を用います。



化学的な方法!!
塩酸5〜10%水溶液で(ステンレス、鉄)処理します小物で液量に比してメッキ面積の大きい場合、品物を重ねて入れるとクロムの溶解で発熱し局部的に液温が上昇
し、素材を腐食するので注意する必要があります。



電気化学的方法!!
クロム酸水溶液又はメッキ浴中で電解します。なお素材がアルミニウムの場合は、水酸化ナトリウム水溶液で電解します。



機械加工による方法!!
研磨機によってメッキはがしをします。ロール、ピストンロッドなどを良く用います、この方法は素材は何でも良いし、はがし後の精度、寸法を自由にできる利点があります。

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