2012年09月

キハダマグロに切られたハリスと対策(案)

先週土曜日の相模湾のカツオ・キメジ釣行でかかった巨大なキハダマグロ(ということにしておいてください)。アイツは、今までに感じたことがないくらいの重さと強さで竿をしならせ、あっという間にハリスを切って逃げていった。そのハリスはこんな感じで切られていました。
CIMG1459


ハリスはナイロン24号です。ハリの結ぶ方は環付きの南方延縄結びでした。このページを参考に結んでいます。
http://www.seaguar.ne.jp/knot/page.jsp?mode=cover/harris/page/5

切れたハリスの写真と上記URLのページを見ていただくと分かるとおり、切れた部分はちょうど、ハリの環の部分かと思われます。切れたハリスの先端の曲がり方が特徴的ですね。

切れた理由を考察するとともに、対策についてもいろいろ考えています。具体的な対策(案)は以下の通りです。

1.太いハリスの使用
2.ハリのチモト補強のために強化チューブの使用を検討
3.ハリの結び方をいろいろ検討
4.誘導式天秤の導入を検討
5.ヒットした後のやり取りを注意


1.の考え方は簡単です。切られたから、さらに太いハリスを使う、と。今回切られた24号(ナイロン)とすでに購入済みの30号(ナイロン)に加えて、35号(フロロカーボン)を用意しました。35号でハリを結ぶことができたら、40号も用意する・・・予定?

2.に関しては、コマセ釣りでは食いが悪くなるから使用しない、というのが一般的とか?しかも結ぶのが大変そうなので、一応リストアップだけしてみました。

3.に関しては、「中村式カン付き南方延縄結び」というのが気になっています。この結び方だとハリス本体はまっすぐになりそうなので、余計な負担がかからないようにも思えますが、どうだろうか。

4.については、上記4点のなかではもっとも重要かつ取り組み方が難しいと思われるポイントです。天秤とビシの水中での抵抗によってハリスが切れる、ということがあるらしい。それはキハダマグロ釣りだけでなく、天秤とビシを使用する釣りに共通の問題だとか。そういう問題に対する回答として、カモシ釣りのような誘導式天秤があるのだとか。私はこの点については素人なので詳しくは書けませんが、キハダマグロ釣りに関する問題点を解決するための取り組みと、カモシ釣りへの憧れと準備、この2つの私のこれまでの取り組みが、点と点が線でつながったようなヒラメキを感じました(バカ・・・)。カモシ天秤はすでに手元にあるが、具体的な実現に向けてちょっと検討しようと思います。

5.については言うまでもないね。「ヒットしたら糸を出せ。止まるまで出せ」といういろいろなところでしつこく言われていることを守りましょう。そこでネックとなるのが俺のリールの糸巻き量の限界ですが・・・、それは仕方ないか。PE10号を200m巻いていたが、PE8号にして何とかカタログスペックである250mに+αして巻きたいところ。280mくらいいけないかな。

という訳で、色々な対策(案)を検討、実行中です。釣れているうちになるべく早く、釣りに行きたいですね。


追伸
土曜日に釣ったカツオは、日曜日に妻の実家でカツオパーティーを開催して食べていただきました。
CIMG1450

CIMG1449


タタキ、刺身、竜田揚げ、ユッケを作りました。カツオを妻の実家に持ち込んでさばいている間は、妻の家族の「カツオなんて・・・」というさめた空気をなんとなく感じましたが、結果的には妻の両親とオバアチャンに喜んで食べていただきました。やはり釣ったカツオのもちもち感は、スーパーのカツオを食いなれた人たちのカツオに対する固定観念さえも壊す力がありますね。

そして、月曜日には姉夫婦がやってきたので、またタタキを作りました。姉の旦那さんは、「4kgということは、○歳のカツオだね。うちの会社はカツオにはうるさいけど、これは美味しいね」とウンチクを語ってくれましたが(笑)、一瞬で無くなるほどのバカ食いで、大好評でした。あ~、また食いたいね。

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2012/09/15 葉山柴崎 福栄丸 カツオ・キメジ

また行ってきました、福栄丸の相模湾カツオ・キメジに。前回は別の船長だったが、俺はここの船長とここの船宿がちょっと気に入ってるんだよね。釣らせる努力はあるが、オババも含めて全般的に緩い雰囲気が。20kgオーバーのキハダマグロを釣るなら茅ヶ崎とかの船宿に行く、というプランも無くはなかったが、遠いんですよね、茅ヶ崎や平塚は都民には。

今日は1匹しか釣れなかったが、なかなか楽しい1日だった。釣れたのはこれです、カツオ(4kg、60cm)。
CIMG1446


なかなか物凄い引きでキメジかと思ったが、カツオ。でも念願のカツオだし、なかなか良い型なので満足です。船の常連さんにも、「太っていて旨そうなカツオだ」と、お褒めの言葉をいただきました。

今日のアタリは2回だけ。もしかしたら全般的にとても渋い日だったのかも。8/10、9/2、9/15と今年3回、相模湾のカツオ・キメジに行っているが、徐々に渋くなっているような感触があるが、それは気のせいか?

ちなみに1回目のアタリ(9時ごろ)で、写真のカツオを釣りました。それまでもオキアミが取られることが頻発していたので、餌のつけ方を工夫したらヒットしました。オキアミを針の形にあわせて丸めてつけたのだが、特に針先がオキアミの口の硬いところにつくように気をつけました。そうすると、丸まった形をきれいに保つことができる、ような気がした。あとは、船長の幅のある指示棚を細かく探っていったりもした。

このカツオの引きは物凄かったんですが、それでも楽しんであげてくることができました。今日は誰かが食わせたら、型の大小に関係なく船長が周りの人の仕掛けを上げさせていたから、オマツリのストレスなどが無かったんです。渋い状況を認識したうえで、「かけた魚は確実にあげていこう」という方針だったのかも知れないが、とても的確な対応かと思いました。

そして、2回目のアタリがちょっと問題。実は20kgオーバーのキハダマグロの可能性が高いからです。ちょっとやり取りしたんですが、ハリス(ナイロン24号)を切られました。

当日は大まかに2部構成になっていて、朝から11時くらいまでが船団のなかでカツオ・キメジの群れを追う、いつものカツオ・キメジ船。その後、沖上がりまでが大物のキハダマグロ狙いでした。俺の2回目のアタリは後者の方で出たんです。当日の俺の席は船長の隣だったので、彼のつぶやきがよく聞こえていました。そして、キハダマグロ狙いのポイントで、彼がつぶやいた一言、

「さっきから反応があるんだけどなぁ。おっ、今も反応が来た」

も聞こえました。これはチャンスか?と思ったので、すでに投入済みの俺の仕掛けをもう1回棚を取り直して、コマセを2回くらい撒いてみました。

すると、ガガガというアタリの後に、竿がズドンと入りました。ダイワのゴウインブルHHHが見たこともないようにしなっていました。ロッドホルダーから竿を取り上げてみても、重くて竿先があがりません。船長は「糸を出せ、走らせろ」と怒鳴っていた。でも、キツめに閉めたドラグからは時々糸が出ているからOKじゃん、それよりも竿先をあげないと、と思っていたらテンションが無くなりました。あげてみると、ハリスの針の結び目から切れていました。針はインターフックのメジ・ヒラマサ14号(金)、フロートのアクセサリーつき、餌は特船オキアミ(ケイムラ)とオキアミの抱き合わせでした。

実は当日朝から船長は誰かが魚をかける度に、「糸を出せ、走らせろ」と怒鳴っていた。20kgオーバーのキハダマグロがかかった場合はまず走らせること、ということも当然知っていた。だけど、俺はそれほど積極的走らせずにドラグをキツめに閉めていた。「糸にテンションをかけなかったら、魚を止められないじゃん」という考えに基づいてのことだが、それはキハダマグロに甘かった。一瞬の引きの強さですぐに切られちゃうんですね。走らせて巻いてを繰り返して魚を弱らせないと釣れないんですね。そういう皆さんのノウハウが、今回バラしてみてやっと実感できました。本当に俺の考えは浅はかだったと思うが、しょうがない。こうやって失敗を積み重ねて、身体で覚えていくしかないよね・・・。

当日のキハダマグロのアタリは船中5~10回くらい。ハリス切れとかハリが折れたとか、道糸全部を出されて切られたとかバラシの連発のなか、最後にかけた人が見事に大物を釣り上げていた。俺の隣のオッサンでしたが、貸し竿で20kgオーバーのキハダマグロをあげてました。その人はなんと今年の5月から船釣りをはじめたばかり、とのこと。それなのにそんな大物を釣り上げるなんて・・・。しかも、彼は使用した全部のハリスを船上で結んでいました。それでちゃんとキハダが取れるんだから素晴らしい仕掛けつくりの腕前だと思います。俺が彼にそう伝えると、「結んでもほどけちゃうことが多くて、悔しくて練習したんです」と言っていた。やっぱり、準備や練習に敵うものはないね。準備していないことは本番ではできない、よね。あのオッサンと比べたら、俺の取り組み方は物凄く甘いな。これからも精進しようと思う。
P9150163


追伸
その隣のオッサンのマグロは水面でサメに食われて、身体がかけてしまいました。
P9150164


さぁ、取り込むぞというときに船の上からもはっきりと見えた、巨大なサメの魚体。2mくらいはあるんじゃないかというヤツが2匹も。恐ろしい・・・。そして、サメを退治しようとモリで突こうとする船長と中乗りさん。テレビの旅番組で南国の漁師を取材している現場に立ち会った、みたいなちょっと物凄いシーンでした。


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2012/09/02 葉山柴崎 福栄丸 カツオ・キメジ

久しぶりのBlog更新です。実は、前回の釣行のまさにその日からケンタン(息子、10ヶ月)が体調を崩し、そのウイルスが妻と私にも感染し、2週間にわたって家族の誰かがダウンしている、というひどい状況でした。自分も熱あって辛いときに、一足先に体調がよくなったケンタンの世話(含む、遊び相手)をしてあげることは、かなりキツかったです。

その後仕事が盛り上がってきて忙しくなりました。それでも相模湾のカツオ・キメジのことが気になっていました。釣行から日がたってもジワジワと蘇ってくるあの興奮。そして、その後釣れ始めた20kgオーバーキハダに対する憧れ。それらが積み重なって、最近の私は相模湾のカツオ・キメジ・キハダのことばかり考えていました。

という訳で今日行ってきたんですが、特に書くことはありません。写真もありません。つまり、事前の盛り上がりに反して、完全坊主だったんです。私の乗った別船の釣果は、船中9人でカツオが1匹、以上。

私には9時過ぎに1回アタリがありましたが、焦ってしまい変に早く巻き上げたらバレました。その他、船中はアタリすら無い人がほとんど。

どうしてこうなった?他の船はバリバリではないが、ポツポツと釣れていたのに。同じ福栄丸の本船はちゃんと釣れていたようだし。どうして、俺が乗った別船だけがこうなった?

申し訳ないけど、船の設備の問題(ソナーが無い)に加えて、別船の船長の釣らせるテクの問題のような気がしてならない。カツオ釣りの醍醐味というか特徴である、「群れを追いかけて次から次へと船が移動、群れを待ち構えて仕掛けを投入」というのが、本日は皆無だったような気がする。我々の船は、他の船が「はい、あげて」と言っているような場所に移動して、誰もいなくなった海に仕掛けをおろしてぼーっと、みたいな瞬間が多すぎた。ソナーが無いならないでもっとやり様はないですか?他の船の動きをもとに群れの動きを推測して移動とか、そもそも本船について行って協力しあって釣るとか(本船は洲崎の方に行ったらしい)、いろいろ工夫はあるじゃん?

俺にとって2度目の相模湾カツオ・キメジだったが、他の船宿もいろいろ検討したが、やっぱり一度乗った福栄丸に乗りたいと思って今日も選んだ。緩い雰囲気とともに、船長の群れを攻める迫力がよかったからね。それなのに、別船の船長の船に乗ってちゃ意味がないよね。船宿が同じでも船長が別なら、釣りの内容は大きく異なるという事実は、俺は鹿島の幸栄丸で散々知っていたはずなのに・・・。

要リベンジです。いつかは釣るよ、相模湾の20kgオーバーのキハダを。

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  • 2023/9/3 外房 御宿岩和田 太平丸 中深場五目
  • 2023/9/3 外房 御宿岩和田 太平丸 中深場五目
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  • 2022/8/18 茅ヶ崎 一俊丸 ライブベイト カツオ・キハダ
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