2005年10月16日

絶対少年 21話感想4

 サブタイから予想できた通り、りえぞう主体のお話でした。

「いい子でいることの意味」

 今回は、マテリアルフェアリーに関しての話題は一切なし、という人間関係について徹底的に見せてきました。
 暖色系も寒色系も、今回はどっちも出てこなかったし。

>りえぞう
 友達は選びなよ、とも思ったけれど、そんなに簡単じゃないのが女社会。
 成基に対して言った「希紗は、嫌われることをちっとも怖がってないもん! 希紗は強いよ!」という言葉と彼女自身の「少しくらい無理したって周りにあわせて…嫌われないようにっていつも怯えてた」という本音から、女社会で孤独でいることの異端さ、それに伴うリスクが垣間見える。
 りえぞうのキャラは、すごく等身大で生々しいよね…。自分が、もしも女で女社会の厳しさってヤツを肌で感じてきたのなら、彼女にすごく共感してしまったのかもしれない。
 マッキーの「だって、小早川くんの一番、近くにいるのは理恵子ちゃんだよ」という言葉に、「そう?」と。確かに自分と他人の距離って、自分からだと案外わかりづらい。
 「もう……私……やめた」。「いい子でいることの意味」がわからなくなった、というよりは、むしろ「周囲の人間は勝手な人ばかりで、どうして私だけ本音を隠して、いい子ちゃんのままいるのよ!?」という周囲+自分に対する怒りと不満が、ついに弾けてしまったように思う。
 確かに、横浜組の中で一番、周りの人間関係に怯えたり、気を使ったり、振り回されていたのは、りえぞうに思えたし。
 
>希紗
 髪はボサボサ。目の下には相変わらずクマ。だらりと力の抜けた身体、と怒ることにも泣くことにも悲しむことにも疲れ、ただただブンちゃんの欠片を撫でていました。心ここにあらず、といった様子。
 その様は、まるで子供を失って茫然自失となってしまった母親のよう。痛々しくも、かわいそう。
 希紗のことに関しては、りえぞうも成基も「成基は希紗のことわかってない!」「りえぞうの方がわかってない!」と、無駄な言い争いをしてるなー(´−` ) というのが、第三者から見た気持ち。当事者がいない状態で、「お前はあいつのことをわかってない!」って……両方とも間違ってるよ。
 そういう言い争いをするんなら、希紗がいる時にやっとくれ。

>成基
 「歩<彼>が気にするのは手遅れで君が気にするのは手遅れじゃないの?」 
 須河原に痛いところをつかれました。成基もきっとこの辺は気づいてたんだろうな。で、既に手遅れだってわかってるからこそ、何も言い返せない。具体的に何をして希紗を、どうしようかってことがわからなくて、延々と悩み続けてるって感じ。
 ここんところの成基は、ずーーっと悩みっぱなし、考えっぱなしで、答えが出ないのと責任を感じてることでイライラしてるだけ。で、結局、何か目立ったアクションはとれていないで、ブラブラしてるだけだし。
 「希紗は、壊れやすくて…もろい」。あー……自分と重ね合わせてるのかな? 不登校児、学校に居場所がなかったという、同じような境遇のせいで、希紗のことを贔屓目に見てしまっているのかもしれん。気持ちはわからなくもないが。

>マッキー
 前回の変化がいい影響を与えてるようで、拒まれても煙たがられても、がんばって動いています。「今、できること」を精一杯やっています。がんばれ、少年。
 マッキーは、今までの反動ですごくいいなぁ。心なしか、口数が多くなったと言うか、他人に対して深く踏み込むようになったし。
「さすが、理恵子ちゃんだ。」という返信を消去したのは、「茶化さないでよ!」と怒られるのを予想したからかな?
 そういえば、マッキーが好きなりえぞうは、今までの「いい子」な、りえぞうだったのかな。だとしたら、これからのりえぞうに対する気持ちとか変わりそうなものだけど、今までを見る限り、そんなに当人は気にしてなさそうだなぁ。

>須河原
 部屋きったねーーーーー!! 悪化してるぅぅーーーー!! (;゜д゜) 
 流石に、あの状況では他人を部屋に上げる気はなかったか。「ちょっと待っててー」と言って、りえぞうを待たせてた割に着替えもしないで降りてきましたよ、このお姉さんは (´∀`;)
  今回は、あまり目立った動きはなし。それにしても、背中を掻いたりと須河原の行動は、いちいち生々しいな。

>はなさん
 やっぱり頼りになります、このおばーちゃんは。
 「あんたが戻ろうが戻るまいが、それであの子の問題が、どうこうなるってわけじゃない」「あの子も成基も、誰だって自分でどうにかするしかないのさ」。
 前回のマッキーの「みんな、このままじゃだめだ」という言葉と彼自身の「自分から動かなくちゃ」という行動が活きています。
 他人は、助言したり、相談をうけることはできるけれど、何を言ったって、なにをしてやったって、結局、自分自身の問題は、自分自身で片付けなければならない。当たり前だけど、やり通すには、実に困難なことを言ってくれました。
 
 今回は、前回と一転してネガティブな方に落ち着いて終わってしまいました。これからの、りえぞうが周りに、どんな態度をとるのか。そして、「翼の生えた魚」が希紗にどんな影響を及ぼすのか、はてさて。

 次回は、「消えたものと生まれたもの」「さらば、麗しのオカカ婆ぁよ!」「幻の美少女タルトの謎」「オカカは、夕闇に消えて」「タルト、その愛と旅立ち」「ファイナルウォーズ ロク! あの星を討て!!」「暗黒に消えた焼きうどんのオカカ」「華麗なるタルトのスター誕生!」「忠犬ロクのろくでなしブルース」「出撃! オカカロボ一号!!」「タルトよ、永久に……」「宇宙船ロク新たなる旅立ち」「悲しみはオカカのように」「憂鬱で奇妙なタルトのはじまり」「ロクロクロックンロール」と、豪華15本立て! ごめん、嘘。
yoshiki46 at 00:41│Comments(2)TrackBack(6)感想 | アニメ

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1. 絶対少年 第21話  [ LUNE BLOG ]   2005年10月16日 05:58
理絵子ちゃんのがんばりはもう誰にも伝わらなくなっていました。 そもそも最初から伝わっていた人もいなかったんじゃないか、ってくらいに。
2. 絶対少年 第21話  [ パズライズ日記 ]   2005年10月16日 07:05
横浜編第9回。 早いもので、残すところ後5回です。 先週今週とマテリアルフェアリー絡みの話がほとんど進んでいないのが大いに気になるのですが、大丈夫なんでしょうか。 今回は理絵子の話でした。 希紗はほとんど進展なしかと思われましたが、あの魚の背びれが光....
3. 絶対少年 #21  [ 日々の記録 ]   2005年10月17日 11:28
希紗は本格的に壊れてしまったようです。どうして蜂の歌を歌っているのかと思ったら、
4. 絶対少年第21話「他者は原則として理解できないこと」  [ 蜂列車待機所日記 ]   2005年10月17日 16:13
今回の話はマテリアル・フェアリーと無関係なのかというとそうではなくて、結構明確に関わってくるのではないかというのが私の考え。要するに、同じ脳を持ち同じ言葉を話す人間同士でもこんなにも意思は伝わらないのだから、まったく異質な存在であるマテリアル・フェアリー....
5. 絶対少年 第21話「いい子でいることの意味」  [ 神速の錬金術師の更なる練成〜三位合体〜 ]   2005年10月17日 21:53
ますます話が重くなって、こっちも見るのがつらくなる時があります。                   左上の画像ようになるのはいつの日だろうか? 今回は理絵子メインのストーリーです。理絵子がいつものように希紗と成基に....
6. 『絶対少年』第21話  [ 白猫宮 ]   2005年10月17日 23:59
 今回はほとんど青春ドラマでしたね。簡単に短く書けそう。てか他のブログの感想も読ませてもらいましたが、今回は全体的にみなさん短めだ(笑)  でも、りえぞーへの評価はきれいに分かれてますね。彼女への好感や嫌悪感がそのまま反映されてる感じ。いっぽう成基につい...

この記事へのコメント

1. Posted by LUNE   2005年10月16日 23:43
こちらこそTB&コメントどもですー

>どう接すれば、一番いい人間関係を築けるのか

かなり難しいですよねぇ。

やっぱ月並みですがそれは人それぞれで、
誰に対しても同じ態度だと
あんまりよく見られることはないかな
って思いました(^_^.)

成基君じゃなくて、りえぞーの今後に期待!!

2. Posted by こ〜ど   2005年10月17日 06:14
 LUNEさん、コメントありがとうございます。

>誰に対しても同じ態度だとあんまりよく見られることはないかなって思いました(^_^.)
 特に女の子の世界だと、それが顕著ですよね。八方美人だと「あの子、誰にでも調子いいよね」って言われそうだし、かといってそうじゃなくても、「人によって態度変わりすぎ」とか、言われそう。
 頼れそうな人が、もうハナさんだけになってしまった、りえぞうはかわいそうです。

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