続・菓子箱電車で行こう!

とりあえず「手」動かせば、なんか「!」が浮かぶかもしれんよ~

2019年03月

〈20〉下回り全部やりなおし

慌ただしい年度末、皆様如何お過ごしでしょうか。
お待たせしました、毎度お馴染み「卓袱台返し」の時間です(そんなのは嫌だ

ライトケースの設置まで終わった車体に、以前に作っておいた下回りを組み付けて試走させておりましたところ、

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スプリングが捻じれて修復不能の状態になってしまいました。
もともと非常にビミョーなバランスで走っていたものですから、今後も同様の事象が起こる可能性が高いと思われます。

ということで、中間車にモーターを置いて連接台車の4軸を駆動させる方式は諦めて、並行して作成している広電3900と同様の「2モーターで乗り越しギヤの4軸駆動」方式に改めることにしました。

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70形の台車は内側台枠なので、今回は端切れの4x4アングルを使います。
とりあえず、軸穴を明けないとなりませんので、2つのアングルを背中合わせにパーンダします。
背面同士になった部分にφ2.0の軸穴とボルスター用のネジ穴(φ1.6)を明けるワケです。

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明けたらニコイチに切り離して、車輪の逃げを作るべくサーキュラーソーで切り込みを入れて両端をカットします。

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ヤスリであちこち整えて、バラす前に組み合わせが違わないよう
「・    」「・・   」「・・ ・ 」「・・ ・・」
などの刻印を打っておきました。

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熱を加えてバラしてから再びヤスリで整えました。刻印がないと組み合わせなんてワカリマセン。

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モジュール0.3のなんちゃってMPを移植しました。写真では見えていませんが、台枠と車輪の間には絶縁用としてM2用(2.1×4×0.5)のポリカーボネイトワッシャーを入れてあります。
ボルスターは5.0x0.4の真鍮帯板をコの字に曲げたものにM2x8の皿ネジを半田付けしたものです。

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当然床板も全部作り直しです
・・・(´・ω・`)

〈19〉ライトケース

「ぐりーんらいなー」のライトケースが何とかなったので、70形も勢いでやっつけてしまいます。

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約8mm角の「タンスの外側」みたいなやつを紙で組みまして。

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サフェ塗ってから内側を黒で塗りつぶしました。

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ヘッド/テールのパイプを囲むようにして木工用ボンドで貼り付けて、接着剤が固まったらこれまた黒で塗って光を遮る努力をします。
左右のライトは日本では使ってないようでしたので不点灯とし(彼の地で光ってたかどうかも分からないですが)、レンズを入れるだけにする予定です。

窓の上にある行先表示・標識灯は同時に点灯させます(系統番号表示は不点灯)ので、半円状の仕切り板をとりつけて点灯準備としました。

【10】前面下部

「叡電のきらら」とか「阪堺701」「堺トラム」の作り方と同様の工法です。

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ヘッドライトとテール/ストップのコンビネーションランプ部分に四角い穴を明けた前板を用意しました。
ランプの上1mmぐらいで屈曲していますので、こちらには裏からナイフで筋を入れてあります。枕木方向にはごく僅かですが湾曲しているようですから、軽く曲げておきました。

裏側には横桟が2本、ヘッド/テールの間に縦桟が2本入っています。前板の形態保持とライトケースを兼ねます。
ヘッドライトの外側にカレンダーの紙を光漏れ対策として縦に追加で2本。工作用紙では側板に取り付けたアングルと干渉してしまいました。

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具合を見たところです。このまま貼ってしまうとLED基板が装着できない可能性が高いので、

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アングル部を3mmほどカットすることにしました。
きっちり設計しておけば・・・(´・ω・`)

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光漏れ対策として裏側の桟は艶消し黒で塗っておきました。

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車体の下端から4mm上がったところに貼り付けました。

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鉄道ファンの図面によれば、最下部には密連(電連付き)が設置されているのですが、実物写真ではカバーが設置されており、そこに非常用の棒連結器が引っ掛けられています。
車体側は「く」の字になっているのですがカバーは平板なので(面倒ですなぁ)、接着後に容易に切除するために深く切り込みを入れました(下のパーツの右側は深く切り込みすぎて切れた失敗作です)。

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僅かにカーブさせて接着します。もちろん中央部は接着せずにおきます。

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左右の部分だけ「瞬着しみしみ」でガチガチに固めてから、あらかじめ切れ込みを入れておいた中央部分を切除ししました。
この方が左右別々に作るよりもキレイに出来そうな気がしただけですが、作業も楽でした。

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窓柱の内側0.4mmぐらいの場所に0.7x0.4真鍮帯板を貼り付けました。正面窓の受けと柱の補強も兼ねてます。

【9】ハコに組む

いわゆる「開き」が出来上がりましたので、妻板を取り付けるワケですが。

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中間車は両側に妻板があるので素直にハコ組できました。

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先頭車は「お顔」が現物合わせなので後回しになります。
ですので、連結面のみ妻板が接着された状態でしばらく作業が進みます。
ここでも寸法取りだけの仮の妻板をGPクリヤーで仮固定してます。
この状態で妻板と側板の接続部や屋根肩にエポキシを流しておきました。

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エポキシが固まって寸法があらかた固定された時点で、工作用紙2枚を重ねて前頭部の幅を決める板を作り、木工用ボンドとかエポキシ系接着剤で接着しておきます。

【8】屋根板をつける

屋根板を作る前に、寸法を取るために妻板を作ります。

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開口部の大きな妻板です。そのままでは床板近くの車体幅が保てませんので、内側に真鍮角棒の横梁を入れておきました(すみません、見えてません)。

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いつもでしたら屋根板は1枚なんですが、寸法出しに自信が持てなかったので「脳天唐竹割り」でやってみます。

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短冊で寸法を出したのにもかかわらず縦も横も寸足らずでした。ちょっとだけ足しました。

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屋根板と側板の接合後、幕板部の補強として長期保管品の1.8x1.8真鍮角線を貼り付けました。かなりのオーバークオリティです(滝汗

2枚の屋根板の突合部に木工用ボンドを塗って突き合わせ、仮固定したところで室内側に補強の工作用紙をゴム系ボンドで貼り付けます。
固まった後に表面の突合部に瞬間接着剤を盛りました。

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瞬着が固まったら#600の空砥ぎペーパーで均します。
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