「現状渡し」で買ったモケーですから、「買った人が買ったあとでやる納車整備」やりましょう。
Gützoldのウェブサイトから取扱説明書をダウンロードして分解方法を確認します。
DCCに改造するための上回り脱着はありましたが、下回りの分解方法までは載っていませんでした・・・(´・ω・`)
車体の下から見えたネジ2つを外し、ブレーキ周りを分解するとこの状態になりました。
先輪-第1動輪はプラ製、第2-第3動輪は「日」型の薄板でイコライジングされていました。
良く考えられてます。
第4動輪はギヤ付きで、従輪の上に置かれたモーターからの動力を受けていました。
ロッドで第1-第3動輪に伝達していますが、ロッドがプラ製ですから駆動力に期待はできないです。
主としてゴムタイヤ付きの従輪2軸で牽引力を保持する極めてヨーロッパ的発想だと感心しきり。
こんなところをコジって外して
バルブギヤとシリンダ廻りを動輪から分離して
スッキリさせて油分を除去しておきました。
2軸従台車がパワトラ状態になっております。この4輪全てにゴムタイヤが付いています。
この写真だと第4動輪への平ギヤがある箇所がボールジョイントのようになっていることが良く分かります。
ここで主台枠と従台車が「く」の字に屈曲する仕組みです。従台車は円筒部を中心にして、主台枠も第1動輪より前のシリンダー付近を支点として左右に振れますから、R430程度のカーブは全く問題なく通過します。
左右分割式のダイキャストユニットは3本の皿ネジで固定されていますが、1つはこんなところに隠れていました。車輪を抜かないと見えません。
ようやく目標にたどり着きました。予想通りグリースべったりで、これでは夏場は溶けだすのも当たり前です。
ちなみにモーターはマシマ製。平ギヤがこれだけあるのに静かなことに正直びっくり。
中性洗剤でキレイに洗って組み直しました。セラミックグリスを使いましたよ。
組み立て完了です(笑
客車でも貨車でも混合でも何でも似合いそうですが、東ドイツ国鉄仕様ですから緑の2階建て連接客車なんか牽かせたいですねぇ(買えないけど