ジェットコースター点検中に衝突 男性作業員が意識不明 茨城・日立

19日午後1時10分ごろ、茨城県日立市宮田町の日立かみね公園レジャーランドで、遊具「シースルーコースター」の走行点検のためコースターに乗車していた同公園レジャーランド課施設係の男性職員(40)が鉄パイプに頭を打ち、病院に運ばれた。男性は意識不明の重体。茨城県警日立署が詳しい事故原因を調べている。

 同署の調べによると、男性職員はほかの男性職員(24)とともに4両連結のコースターの最前列に乗車し点検作業を行っていたが、頂上から約30メートル下の左カーブで作業のために設置された足場の鉄パイプに衝突した。コースターは当時、時速約30キロの速度が出ていたとみられる。

 同レジャーランドは日立市公園協会が運営。シースルーコースターは高低差がある自然の地形を生かした人気遊具。13日から周辺に足場を組んで塗装作業をしており、この日は営業再開に向け、職員が乗車して安全確認を行っていた。