第一生命 株主総会 株価低迷で批判相次ぐ

20100628-00000007-maip-bus_all-view-0004月1日に相互会社から株式会社に転換し、東京証券取引所に上場した第一生命保険が28日午前、初の株主総会を千葉市内で開いた。4月16日の基準日現在で、株主数は137万1035人と国内最多。約1万6000人を収容できる幕張メッセを会場に用意し、混乱に備えた。

 第一生命は株式会社化に伴い、保険契約者約738万人に対してこれまで支払った保険料などを勘案して株式や現金を割り当てたため、一気に多数の個人株主が誕生した。

 上場時の初値は16万円と売り出し価格(14万円)を14.3%上回るまずまずの滑り出しだったが、その後は株価が低迷。28日は一時12万300円をつけ、取引時間中の年初来安値を更新しており、株主から経営陣に対する批判が相次いだ。