人気スターのパク・ヨンハ自殺、遺書は発見されず

20100630-00000028-jijp-int-view-000俳優や歌手として活躍していたパク・ヨンハさん(32)が30日午前5時半ごろ、ソウル・江南の自宅で遺体で発見された。

警察によると、自室でビデオカメラ充電器のコードで首をつり、死んでいるのを母親が発見したという。遺書はまだ見つかっていない。遺体はソウル聖母病院の葬儀場に移された。
 
パクさんは同日夜、胃がん末期の父親の背中や足をさすりながら、家族に「ごめん、ごめん」と言い、午前零時過ぎに自室に戻ったとされる。パクさんは普段から父親を手厚く看病しており、眠れずに睡眠薬を服用してきたとされる。
 
パクさんは1997年にデビュー。韓流ブームのきっかけとなったドラマ「冬のソナタ」に出演し、人気を博した。その後「オンエアー」「ザ・スリングショット〜男の物語」、映画「作戦〜THE SCAM〜」などに出演し、最近では香港映画「ラブソング(原題:甜蜜蜜)」をリメークした韓国ドラマで、ユン・ウネとともに主人公にキャスティングされた。俳優だけでなく歌手としても活動し、日本や東南アジアで人気を集めていた。
 
一方、芸能界では2005年に女優イ・ウンジュさん、2007年に女優チョン・ダビンさん、2008年に俳優のアン・ジェファンさんと女優のチェ・ジンシルさん、ことし3月にチェ・ジンシルさんの弟、チェ・ジニョンさんなど、2000年代後半に入りトップスターの自殺が相次いでいる。