ジュースとどう違う? アサヒから“アルコールゼロ”カクテル登場

20100716-00000003-tkwalk-ent-view-000各社から、アルコール0.00%のビールテイスト飲料が続々と登場する中、ついにカクテルにも、アルコールゼロ&カロリーゼロ商品が登場。活気づく「ビールテイスト清涼飲料市場」に、新風を巻き起こしそうだ。

7月15日、アサヒビールが発表したのは、9月21日(火)発売の「アサヒ ダブルゼロカクテル ジントニック」と、11月2日(火)発売の「同 カシスオレンジ」の2品。ともに、アルコールゼロ、カロリーゼロという画期的なカクテルテイスト飲料だ。

スッキリとしたジントニックテイストと、甘酸っぱい味わいのカシスオレンジテイストの2フレーバーだが、特徴はなんと言っても「アルコールゼロなのに、お酒っぽい」ところ。「ノンアルコールのカクテル=ジュースなのでは?」と思いつつ、実際に一口飲んでみると、なぜかノドのあたりが熱くなるような気も。

その理由を聞いてみると、「ジンやカシスのフレーバーは清涼飲料にはないものです。そのため、簡単に言えばですが、脳がお酒と“勘違い”して、アルコールを飲んでいるように感じるんですよ」と、商品開発第一部 担当部長の石原哲也さん。確かに、ジンフレーバーがしっかり効いているせいか、“気のせい”と分かっていても、だんだん頭の芯がジーンとしてくるから、不思議だ。

運転や次の日が気になるため、飲むのをためらってしまうユーザーや、そもそも飲めないユーザーに、アルコールの持つ“高揚感”や“楽しさ”を味わってもらいたいという考えから生まれたこの新ドリンク。お酒のような味はするけど“酔わない”特徴と、爽やかな炭酸テイストで、今まで“飲みたかったのに飲めなかった”というユーザーに向け、新たな市場を開拓していくという。

ちなみに、同社では8月3日(火)に、アルコール0.00%&カロリーもゼロというビールテイスト飲料「アサヒ ダブルゼロ」も発売。“ゼロ系ビール”と“ゼロ系カクテル”が、この夏の酒席を賑わしそうだ。

※栄養表示基準に基づき、エネルギー5kcal(100ml当たり)未満をカロリーゼロと表示