ラウルがレアル退団=ドイツかイングランドへ―スペイン・サッカー

20100727-00000009-spnavi-socc-view-000サッカーのスペイン1部リーグ、レアル・マドリードは26日、同国元代表FWラウル(33)の退団を発表した。現役続行の意向で、シャルケ(ドイツ)やイングランドのクラブへの移籍に向けて交渉する。

 ラウルは1992年にレアルの下部組織に入り、94年に17歳でトップデビューして以来、レアルでプレー。6度の国内リーグ優勝や3度の欧州制覇に貢献し、通算741試合出場、323得点はクラブ歴代最多。スペイン代表でも歴代最多の44得点をマークしているが、2006年10月以降代表から遠ざかり、同国が初優勝したワールドカップ(W杯)南アフリカ大会には出場しなかった。

 長年、クラブの象徴的存在として主将も務めてきたが、昨季はチームが大型補強をしたあおりで、出場機会が減っていた。ロイター電によると、本拠地サンティアゴ・ベルナベウで記者会見したラウルは「きょうはとてもつらく、難しい日だ」と涙ながらに語り、「まだ選手は続けられる。自分の未来はドイツかイングランドにある」と話した。