“黒船”アンジェラベイビー日本来襲

上海出身のモデル・アンジェラベイビー(21)が、P&Gのヘアケアブランド「ヴィダルサスーン」の新CMキャラクターに選ばれ27日、都内でお披露目イベントを行った。拠点とする香港ではトップモデルとして名高く、昨年5月に日本進出する際、大手芸能事務所6社競合の末にエイベックスと契約した大型新人。今回のCM曲で歌手デビューも果たし、アジアの女神が本格的に日本に襲来する。

 安室奈美恵(32)に続く「ヴィダルサスーン」の新CMキャラクターに上海出身の大型新人が大抜てきされた。

 日本ではまだ知名度の低いアンジェラベイビーだが、活動拠点の香港で昨年度のモデル部門の収入ランキング1位に輝いた中華圏のトップモデル。香港では、これまでに20本のCMに出演した“CM女王”でもあり、2月に中華圏で公開された主演映画「ホットサマーデイズ」(日本未公開)では「チャン・ツィイー以来、20年に1人の逸材」と絶賛された。

 ドイツ人の祖父を持つクオーターで、アジア人のオリエンタルさとヨーロッパ的なはっきりとした目鼻立ちが同居するカラフルな顔立ちが人気の理由。アンジェラの存在を知ったエイベックスの松浦勝人社長(45)がほれ込み、6社競合の末に日本進出を果たした“アジアの黒船”だ。

 イベントでは、真っ赤なドレスからスラリとした美脚をのぞかせ、CMで流れる歌手デビュー曲「Beauty Survivor」(28日から配信)を披露。28日からオンエアされるCMの撮影を「チョータノシカッタ!!」と勉強中の日本語で振り返った。

 今後はモデル、女優、歌手とマルチに活動する予定。女性ファッション誌「GLAMOROUS」がアンジェラのための特集号を発売するなど、日本中にアンジェラベイビーの名を広めていく。