トヨタ、世界販売3年連続で首位も米で伸び悩み

20110124-00000555-san-000-1-viewトヨタ自動車が24日発表した2010年の世界販売台数(グループのダイハツ工業と日野自動車含む)は前年比8%増の841万8000台で、米ゼネラル・モーターズ(GM)の838万9000台を抑えて3年連続の首位を維持した。

ただ、大量リコール問題などで主力市場の米国での販売が伸び悩んでいるほか、韓国メーカーなどとの競争も激しくなっており、今後も首位を維持できるかは不透明だ。

 トヨタの世界販売の内訳は国内が10%増の220万4000台、海外が7%増の621万4000台。国内はエコカー補助金などを追い風にハイブリッド車「プリウス」などが好調だった。海外では、アジアやアフリカなど新興国での販売が大きく伸びた。

 一方、GMの世界販売は前年比12・2%増と高い伸びで、法的整理からの回復を印象付けた。中国では海外メーカーとしては初めて年間200万台を突破し、お膝元の米国での販売も回復した。