小向容疑者が激白「出頭する、実刑平気」
覚せい剤取締法違反(譲り受け)容疑で逮捕状が出ているタレント、小向美奈子容疑者(25)が、事件発覚後初めて取材に応じていたことが20日、分かった。21日発売の「週刊ポスト」(3月4日号)が潜伏先のフィリピン・マニラ市内で直撃。小向容疑者は容疑を否定。「私は逃亡犯じゃない」とし、帰国して出頭すると断言しているが、取材から1週間経っても“逃亡生活”は続いている。フィリピンの首都マニラで“逃亡生活”を送っているとみられていた小向美奈子容疑者が、同地で重い口を開いた。
21日発売の「週刊ポスト」によると、フィリピンに飛んだ同誌記者が直撃に成功したのは今月14日。『小向美奈子「覚醒剤と妊娠とイラン人」』のタイトルで、見開き4ページにわたり報じている。
今回の容疑が浮上したのは、東京・品川区を拠点に覚せい剤を売買していたイラン人密売人グループの摘発(昨年10月)がきっかけだったが、小向容疑者は容疑を否定。今後について「出頭します」「逃亡犯じゃない」「実刑判決も平気」などと話している。また、一部の関係者から指摘されていた“妊娠説”についても、「妊娠はしていない」などと否定した。
小向容疑者は取材を受けた2日後の16日、マニラ発成田行き「デルタ航空172便」を予約していた。しかし、搭乗寸前にキャンセルして姿を消し、再び“逃亡生活”に入っている。
小向容疑者はマニラ首都圏マカティ市のホテルを2月10日にチェックアウト。翌11日に同ホテル近くで、コーヒーを手に男性と2人で歩いているところをテレビ朝日記者に取材されたのを最後に所在は不明のままだ。このときも無言だった。
日本の警察関係者は、依然として「外国に捜査協力を要請しても、身柄確保まではなかなか至らない。帰国させたところで逮捕するのが現実的」という見解を崩していないが、一方では外務省の協力を仰ぎ、水面下で「旅券返納命令執行」を進めている。
小向容疑者がフィリピンから“やっかい払い”されるのは、いずれにしても時間の問題とみられる。