ソニー、赤字2200億円=円高、タイ洪水で業績悪化―今期

ソニーは2日、2012年3月期(今期)の連結業績(米国会計基準)について、営業損益が950億円の赤字(従来予想は200億円の黒字)に転落し、純損益の赤字は2200億円(同900億円の赤字)に拡大するとの見通しを発表した。テレビ事業の不振に加え、急激な円高・ユーロ安、タイの洪水などで業績が大幅に悪化する。
 テレビ事業は、韓国サムスン電子との液晶パネル合弁事業の解消などで2200億〜2300億円の赤字を見込む。タイ洪水の全社的な影響は、営業損益段階で約700億円に上るとしている。
 11年4〜12月期の連結決算は、前年同期には1292億1700万円の黒字だった純損益が、2014億4700万円の赤字に転落した。