消費増税法案、首相「月内に提出」…参院予算委

参院予算委員会は12日午前、野田首相らが出席し、2012年度予算案の審議に入った。首相は衆院解散・総選挙について、「社会保障と税の一体改革を含めてやらなければいけないことをしっかりやり抜いたうえで、適切な時期に判断する」と語った。

 解散の時期に関しては、「時期、やり方を念頭に置いているわけではない」と述べるにとどめた。

 自民党の山本一太氏が、消費税率引き上げ関連法案の成立と引き換えに衆院解散を約束する「話し合い解散」の可能性をただしたのに対し答えた。

 また首相は、同法案について、「年度内に法案を提出するために全力を尽くす」と述べ、今月中の国会提出に向けて決意を表明した。民主党内の了承手続きに関し、「(社会保障・税一体改革の)素案、大綱と丁寧な議論をしながらまとめてきた。さらに丁寧な議論を積み重ねたい」と強調した。