宮崎の家族3人殺害、高裁が死刑判決支持

宮崎市で2010年3月、同居する家族3人を殺害したとして、殺人と死体遺棄罪に問われ、1審・宮崎地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた宮崎市花ヶ島町、無職奥本章寛(あきひろ)被告(24)の控訴審判決が22日、福岡高裁宮崎支部であり、榎本巧裁判長は1審を支持し、被告の控訴を棄却した。

 起訴状によると、奥本被告は2010年3月、自宅で長男(当時5か月)の首を絞めるなどして窒息死させ、妻(同24歳)と義母(同50歳)をハンマーで殴って殺害。長男の遺体を当時働いていた会社の資材置き場に埋めたとしている。