維新、他党と過半数目指す…大阪知事が連携言及

地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)幹事長の松井一郎大阪府知事は6日、候補者擁立の準備を進める次期衆院選を巡り、「政策が一致するグループで過半数を目指す」と述べ、他党と連携した連立政権づくりを目指す考えを示した。

 どの政党や政治グループと連携するかについては「今は誰と一緒にやると言うタイミングではない」と語った。

 松井知事は府庁内で報道陣に対し、「国民との約束を実現するには過半数がいる。同じ方向性に進み、国の形を変えるための仕事ができればと思う」と話した。

 維新は衆院選で300人を擁立、200議席の獲得を目標に掲げている。

 現時点で、維新の連携相手として有力視されるのはみんなの党だ。渡辺喜美代表は「政策はうり二つ」と秋波を送る。大阪市議会で協力を得ている公明党についても、維新幹部は「公明が大阪、兵庫で擁立する6選挙区に対立候補は立てない」と明言している。

 新党構想に意欲を見せる石原慎太郎東京都知事も維新塾の講師を引き受けるなど橋下氏との関係を強めている。橋下氏は民主党の小沢一郎元代表についても、「(消費増税に)反対する小沢先生には頑張ってもらいたい」と発言している。