関空に過去最多の覚醒剤7・9キロ 密輸の女容疑で逮捕・起訴

関西国際空港に覚醒剤約7・9キロ(末端価格約6億3千万円相当)を密輸したとして、大阪府警関西空港署は30日、覚せい剤取締法違反(営利目的密輸)の疑いで、名古屋市東区徳川の会社員、首藤泉容疑者(27)を逮捕したと発表した。大阪地検は同罪などで起訴した。

 大阪税関関西空港税関支署によると、単独で関空に持ち込んだ覚醒剤の押収量としては、開港以来最多という。

 起訴状などによると、首藤被告は8日午後、ウガンダからドバイ経由の便で関空に到着した際、内部に覚醒剤を入れたコーヒー豆袋20袋をスーツケースに隠し、密輸したとしている。

 税関のX線検査で発見された。府警によると、首藤被告は「なぜ覚醒剤が入っているか知らない」と容疑を否認しているという。