ガイアが40億円所得隠し=パチンコ大手、追徴10億円―東京国税局

全国で店舗展開しているパチンコホール大手のガイア(東京都中央区)と関連会社が東京国税局の税務調査を受け、過去数年間で合わせて約40億円の所得隠しを指摘されたことが9日、関係者の話で分かった。人件費の水増しなど、経理処理に悪質な仮装・隠蔽(いんぺい)があったと認定され、追徴税額は総額約10億円に上ったという。
 関係者によると、所得隠しを指摘されたのはガイアと関連会社の計約20社。税務調査の結果、従業員への給与を実際の支払額より大きく計上したり、役員の私的な支出を経費として処理したりしていたことが判明した。
 ガイアは1984年設立。同社のホームページによると、北海道から九州まで約200店舗を展開し、2012年5月期の売上高は4130億円だった。
 同社人事総務部は取材に、「現時点でお話しできることはない」としている。