最重要2州でオバマ氏リード=「生活への理解度」で優位―米大統領選

米キニピアック大学は1日、11月の大統領選で勝敗のカギを握るとして民主、共和両党から最重要視される南部フロリダ、中西部オハイオ両州で実施した世論調査結果を発表した。それによると、オバマ大統領と共和党のロムニー前マサチューセッツ州知事の支持率はフロリダ州で51%対45%、オハイオ州で50%対44%となり、いずれも大統領が6ポイントのリードを奪った。
 今回の調査は7月24〜30日に行われた。4月下旬の調査では、大統領が1〜2ポイント差をつけるにとどまっていた。
 大統領とロムニー氏の「国民生活への理解度」を尋ねた質問では、大統領は国民生活に理解があると思う人は両州とも55%。これに対し、ロムニー氏が理解していると思う人はフロリダ州で42%、オハイオ州で38%にとどまり、億万長者ぶりに焦点が当たるロムニー氏を敬遠する空気が広がっている様子を示した。