補正予算「判断は時期尚早」=日銀の外債購入に慎重―城島財務相

城島光力財務相は2日の閣議後記者会見で、景気対策に向けた2012年度補正予算案について、「やる、やらないを判断するにはちょっと時期が早い」と述べ、雇用情勢など今後の景気動向を見極めた上で、編成の是非を決める考えを示した。
 また、赤字国債発行に必要な特例公債法案について財務相は「今は早く臨時国会を開いてもらい、可及的速やかに成立させてもらうことにエネルギーを注ぎたい」と強調。財源の枯渇を先延ばしにするために実施している今年度予算の執行抑制に関しては「一段と踏み込んだ何かを用意しているわけではない」と述べた。
 前原誠司経済財政担当相が金融緩和の一環として主張する日銀の外債購入については「非常に慎重な検討が必要だ」との認識を示した。