アテネ五輪メダリストに薬物違反=最新の再検査で5人発覚―IOC

2004年アテネ五輪でメダルを獲得した5人のドーピング(禁止薬物使用)が判明し、国際オリンピック委員会(IOC)が12月の理事会で討議する見込みとなった。26日、ロイター通信などが伝えた。IOCが同五輪で採取した約3700検体のうち、110検体を最新の方法で再検査。新たに違反が見つかった。
 ドイツでの複数の報道によると、違反となったのは陸上男子砲丸投げ1位のユーリー・ビロノク(ウクライナ)、同ハンマー投げ2位のイワン・チホン(ベラルーシ)、女子円盤投げ3位のイリーナ・ヤチェンコ(同)、同砲丸投げ3位のスベトラーナ・クリベリョワ(ロシア)、重量挙げ男子77キロ級3位のオレク・ペレペチェノフ(同)。
 IOCは、五輪から8年以内ならばドーピングで選手を失格にできる。