ファイル共有…サーバー管理者を初摘発 「うたたね」利用で仙台の男

インターネットのファイル共有ソフト「うたたね」を利用した著作権法違反行為を手助けしたとして、徳島県警は10日、著作権法違反幇助(ほうじょ)の疑いで、「うたたね」による違法なファイル共有に使われたサーバーの管理者で仙台市青葉区の専門学校1年生、吉田直晃容疑者(29)を逮捕した。容疑を認めているという。

 海賊版映像などのファイルを同ソフトで交換するにはサーバーを経由する必要があり、県警は利用者同士の違法なファイル共有を吉田容疑者が認識していたとして立件に踏み切った。サーバー管理者を同容疑で逮捕するのは全国初という。

 逮捕容疑は「うたたね」のサーバーを管理運営し、4月中旬〜5月下旬、不特定多数の利用者が音楽や映画の海賊版データを交換できる状態にし、5月25日、神戸市の無職女=同法違反で有罪判決=が海賊版映画のデータを送信できる状態にして著作権侵害を手助けしたとしている。吉田容疑者のサイトには常時約百人が接続していたという。