トンネル14本で不具合=つり天井板型の緊急点検で―国交省

中央自動車道の笹子トンネル(山梨県)で9人が死亡した天井板崩落事故を受け、国土交通省は13日、緊急点検の結果、笹子トンネルを除いたつり天井板型トンネル47カ所59本のうち14本で不具合が見つかったと発表した。いずれも安全上の大きな問題はなく、補修措置を実施しているか補修予定という。
 上下線でトンネルが一体の新御坂トンネル(山梨県、国道137号)と愛宕トンネル(同、甲府韮崎線)の2本は点検中という。
 国交省は3日以降、高速道路会社や自治体などに対し、高速道路や国道、県道などで天井板をつっている構造のトンネルを緊急点検するよう要請。13日までに57本の点検が終了し、14本で不具合が見つかった。