高速バスから出火、乗客ら38人避難 新名神高速道

20130302-00000019-asahi-000-7-view2日午前10時ごろ、滋賀県甲賀市甲南町の新名神高速道路上り線の信楽IC付近で、西日本ジェイアールバス(大阪市)の高速バスから出火した。乗客37人と運転手1人は避難し、けが人はいなかった。消防車3台が放水し、約50分後に鎮火したが、車体が全焼した。影響で上り線の草津田上ICと甲南IC間が約1時間半、通行止めとなった。

滋賀県警高速道路交通警察隊や同社神戸営業所によると、新名神上り線の甲南トンネル入り口手前で、バス後部のエンジン付近から煙があがっているのを大西靖隆運転手(40)がバックミラーで気づき、路肩に緊急停車して乗客を避難させたという。バスは日野自動車製。神戸・三宮を午前8時半に出発、名古屋に午前11時44分に到着予定だった。乗客らは予備のバスに乗り名古屋方面へ向かった。

 目撃した人は「車体後部付近から突然煙があがり、火の勢いが増して黒煙と炎が立ち上がった。バスの後ろ4分の1くらいが燃えた。乗客は風上側に離れたところに避難していた」と話している。