2009年03月08日

470.判決(控訴審)

この判決のスクエニのシステム運営に関する部分は、個人情報保護法から離れ、文体もノビノビしているように感じる。スクエニのシステム運営といっても、オンラインシステムやコンピュータシステムに限定した判断ではなく、一般的な商業サービス運営者としての判断だ。

・スクエニのシステム運営に関する判断

1.他にも大量に被害者がいることを判断ベースとした。

判決にこう書かれた。
「本件サービスにおけるなりすまし入会が月10件から数十件発生し,その事実を被控訴人も把握していると認められる」

数千件のなりすまし入会があることを裁判所は認識し、この事実を基礎に判断してくれた。これは予期せぬ、想像以上の素晴らしい成果だ。
私は書面で繰り返し多数の被害者の存在を書いたし、なりすまし入会数に関するスクエニ証人発言を書面中に転載もしたが、正直なところ、他の被害者のことを判決文に書いてもらうのは無理かなと考えていた。

ところが、実際の判決では、他の被害者のことを書いてくれた。しかもシステム運営に関する部分の冒頭に書いてくれた。
この裁判は慰謝料請求裁判で、私に対する慰謝料を払うかどうか、いくら払うかを決める裁判で、特に他の被害者を取り上げなくても裁判は成立ったはずなのに、わざわざ他の被害者のことを取り上げてくれた。私は、嬉しいだけでなく、何があったのだろうかとチョット不思議な気持ちだった。

今は、こういうことではないかと考えている。

裁判長は公開法廷では、「個別に考える」と言っていたので、その時点では他の被害者のことを取り上げる気はなかっただろう。
公開法廷後に長く続いた和解交渉で何かがあったのだ。一つはスクエニが悪い心証を裁判長に与えたのだろうが、それ以外にも注目すべき出来事があった。

具体的な他の被害者の存在(また来たよ様のケース)

私は和解交渉で、他に被害者がいること、その人に15通も通知証ハガキが来た、20通以上も来たと、実況中継の如く裁判長に伝えていた。裁判長は「そうですか」というだけで反応はイマイチだった。裁判長の前でスクエニに対し「これはどういうことだ」と言ったこともある。その時も裁判長は特に反応しなかった。
裁判長とスクエニの和解交渉の中で、他の被害者のことも話し合われたのではないかな。どんな話をしたのかは分らないが、スクエニはなりすましを防ぐのは不可能との主張をしていた。裁判長からすれば、数千件の規模に達するスクエニのなりすまし問題は社会的に看過できない問題と認識したのかもしれない。

要するにスクエニは裁判所を舐めたのではないか。裁判所を試したと言ってもよいかもしれない。裁判所からすれば、慰謝料請求訴訟が起っているにもかかわらず、それと同じ被害、あるいはより大規模な被害が併行して起っていることになる。
裁判長には舐めるないい加減にしろという気持ちがあり、他の被害者のことを判決文に書いたのではないかな。

一般社会はヴァナ・ディールではない。現実社会の司法制度は尊重すべきものだ。裁判所を舐めてはいけない。



yoshy2k7 at 14:25│Comments(2)clip!まとめ 

この記事へのコメント

1. Posted by プチ被害者A   2009年03月10日 10:36
5 まとめて裏事情等ふくめて経過を読ませて貰うと、
待ち時間9 : 自分が話す時間1くらいなのですね。

スクエニから入金が以降は先方から何かしらのアクションはありましたか?
2. Posted by 応援者1   2009年03月11日 18:29
この判決の賜物かもしれませんがスクエニが新しくワンタイムパスの導入をはじめるそうです。

まぁ、有料でのサービスなんですが…

http://www.playonline.com/ff11/index.shtml

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