2025年05月05日

東海道新幹線開業20周年「新幹線記念号」のマルス券

1984年10月1日、東海道新幹線開業20周年を記念して「新幹線記念号」が運転されました。
列車は東京発9時04分、新大阪発8時50分の上下各1本が設定され東京・新大阪間の各駅に停車しました。11両編成、全車指定席でグリーン車1両は非営業でした。
 また、10月14日及び15日には、主催旅行(現在の募集型企画旅行)による団体の「新幹線記念号」が運転されています。
 特記すべきは、新幹線記念号の旅客運賃及び新幹線特急料金が、開業当時の金額(2等)で発売され、マルスシステムにも収容されました。
発売額は、「¥2,280 内訳:乗1,180・特1,100」と印字されています。券面には、「〇企」や「割引」等の印字がなく通常の様式ですが、「乗車券1日間有効」「下車前途無効」が印字されています。旅客運賃が新幹線記念号乗車限定の割引運賃のため、同列車を前途放棄して下車した場合、乗車券部分についても前途無効になります。おそらく列車降車時点で前途無効になり、別途特急券を購入しての後続列車乗車や在来線乗車もできなかったと思われます。
 なお、往路又は復路については、通常の旅客運賃及び新幹線特急料金での発売でした。

新幹線記念号 東京⇒大阪 56.10.-1










八王子駅−2発行 新幹線記念号の乗車券・新幹線特急券です。
東京9時04分発 11号車15番A席


ひかり178 新大阪⇒東京 56.10.-1










八王子駅−2発行 復路の乗車券・新幹線特急券です。
発売額は、「¥10,760 内訳:乗5,760・特5,000」と印字されています。乗車券については、通常7,200円ですが「学生割引」が適用され5,760円で発売しています。
復路の乗車列車は、新大阪14時22分発 ひかり178号ですが、新幹線記念号の新大阪到着が13時18分なので、約1時間の滞在で東京へとんぼ帰りしていることがわかります。まさに新幹線記念号乗車目的のみの行路だったようです。

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2025年03月22日

上所⇒新潟間のマルス券

2025年3月15日、越後線白山・新潟間に上所駅が開業しました。
同駅は駅員無配置駅で窓口や券売機の設備がなく、ICカードの簡易改札機と乗車駅証明書発行機が設置されています。よって、東京駅において、上所⇒新潟間のマルス券を購入してみました。

上所⇒新潟 経由上所 2024.-3.20









上所⇒新潟 経由越後 2024.-3.20









東京駅MV825発行 上所⇒新潟間のマルス券です。
顧客操作型端末MV形端末で発券しています。2枚のマルス券を比較すると経由印字が異なります。前者が「上所」、後者が「越後」と印字されています。
越後線は、起点柏崎及び終点新潟ともに信越本線と接続しているため、経由線のほかに特殊経由線が設定されています。券面上の経由印字は、経由線(越後線)の印字「越後」と特殊経由線(越後線新潟)の印字「上所」の二つのパターンがあります。なお、上所駅開業以前の特殊経由線の印字は「白山」でした。
上所⇒新潟間の乗車券は、越後線内で完結しているため「越後」の印字が適当であり、発駅である上所の駅名が経由として印字されるのは違和感があります。
ネット上で同区間等のマルス券の画像を見ると「上所」の印字が圧倒的に多く、「越後」の印字は見かけません。ちなみに逆方向の上所⇒白山間の経由印字は皆「越後」の印字です。
どうして、「上所」の印字が多いのか。これは、マルス端末のプログラムによるもので、上所⇒新潟間を要求した場合、特殊経由線(越後線新潟)に置き換えて、中央装置に要求しているためです。
MR形端末に例えるなら、経路自動案内による要求と経路入力による要求とでは、プログラム上、経由線への置き換えが異ることがあります。この場合、要求した経由線の経由が券面に印字されます。

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2024年09月29日

駅名カナ入力のマルス乗車券

今回は、降車駅名がカタカナで入力されたマルス券を観察します。
降車駅名カナ入力は、駅名ファイルに降車駅名が収容されいない場合、カタカナ(16字まで入力可能)及び事務管理コードを入力して中央装置に要求する操作方法です。
特にJR自動車線の駅は未収容の駅名が多く、2024年3月31日限りで普通乗車券の連絡運輸が廃止された西日本ジェイアールバス中国高速線の駅も未収容駅名が多く存在していました。
参考までに駅名ファイルに収容された駅名で印字されたマルス券についても掲げておきます。

東京⇒トウキョウスカイツリー 2021.-3.11










青森駅E5発行 東京⇒トウキョウスカイツリー間のマルス券です。
事務管理コードは「6311102」です。

東京⇒とうきょうスカイツリー 2021.-3.20










小岩駅E2発行 東京⇒とうきょうスカイツリー間のマルス券です。



菊名⇒キクナ 2021.11.-2










館山駅E1発行 菊名⇒キクナ間のマルス券です。
事務管理コードは「6431140」です。

菊名⇒(東横線)菊名 2021.11.-4










菊名駅F1発行 菊名⇒(東急線)菊名間のマルス券です。



松戸⇒チカテツマチヤ 2021.-9.24










成田駅E1発行 松戸⇒チカテツマチヤ間のマルス券です。
事務管理コードは「6321710」です。

松戸⇒地下鉄町屋 2021.-9.24










成田駅E1発行 松戸⇒地下鉄町屋間のマルス券です。


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2024年09月08日

東京山手線内⇒東京山手線内間のマルス券

「山」⇒「山」経由新幹線 2024.-9.-7









秋葉原駅電気F1発行 東京山手線内⇒東京山手線内間のマルス券です。
券面の経由は「東京・新幹線・上野・東海・横浜線・中央東・上野・新幹線」と印字されています。
なお、中央装置からは、手書事項として経由あふれ「東京」が回答されるので、係員が手書きで記入しています。
券面の印字を観察すると、重複乗車で再考になりそうな経路ですが、マルスシステムのプログラム上、購入可能な乗車券です。
ちなみに営業キロは117.0Km、発売額1,880円です。

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2024年04月29日

大阪駅JR高速BT⇒大阪・新大阪間のマルス券

大阪駅JR高速BT⇒大阪・新大阪










京都駅F3発行 大阪駅JR高速バスBT⇒大阪・新大阪間の連絡乗車券です。
経由は「中国高速線・津山・姫新・山陽・東海道」と手書きで記入されています。
JR自動車線発、旅客鉄道線着の形態となるため、マルス端末の「金額入力−基準額」要求操作で発売しています。
京都駅には、西日本JRバスチケットセンターがありますが、事前に西日本ジェーアールバスのお客様センター宛てメールでJR自動車線(大阪駅JR高速バスBT)発の連絡乗車券について、同センターでの発売の可否を問い合わせたところ、「西日本ジェーアールバスの窓口では発売できないのでJR西日本の駅で購入してください。JR西日本の方には駅で発売するよう連絡しておきます。」との回答がありました。
もっとも、姫路・新大阪間は新幹線の指定席を利用する予定で、事前に新幹線特急券を購入しているため、旅客連絡運輸規則第14条第2項第3号の規定により、JR西日本の駅においてJR自動車線発の連絡乗車券が問題なく発売できることになります。

幹特 みずほ604姫路⇒新大阪









連絡乗車券と同時に使用した中野駅MV6発行 みずほ604号 新幹線指定席特急券です。

バス指定券 大阪駅JR高速BT⇒津山





















大阪駅のJR高速バスチケットセンター 西日本JR−西大2発行 急行(津山)305号のバス指定券です。
終点の津山では。連絡乗車券を提示して「JR線に乗り継ぎます。」と申し出たところ、何故かバス指定券は回収されませんでした。

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2024年04月20日

西日本JRバス中国高速線単独マルス券

西日本ジェイアールバス中国高速線と西日本旅客鉄道の連絡運輸が3月31日をもって廃止され模様です。(タカタカBが駅所等で約款等を確認しものではなくSNS等で得た情報です。)
今回は、中国高速線単独マルス券を観察します。
連絡会社線の単独マルス券は、旅客鉄道会社管理の共同使用駅で発売される形態として知られていますが、JR自動車線単独マルス券についもマルスシステム上、発売可能でした。端末の要求操作については、MR形端末「金額入力−自動車」、ME形端末「乗車券(自動車線額入)」となります。
様式は、ご覧のとおり金額式120ミリ券で発券されます。
この操作方は、国鉄自動車線の時代から引き継がれており、鉄道線との接続駅(大阪、新大阪及び津山)発の乗車券の場合は、接続コード及び運賃を入力することにより発券することができます。
通常、連絡乗車券は「金額入力−自・社区間」又は「金額入力−基準額」要求操作での発売が必要ですが、実務では前記金額入力操作での発売に加え、鉄道乗車券とJR自動車線乗車券の個別発売を上位部署が許可したことがありました。

大阪駅JR高速BT⇒880円 30.-3.25










野洲駅F1発行 大阪駅JR高速BT⇒自動車線880円区間のマルス券です。
接続コード6055 大人運賃880円を入力して要求します。


新大阪⇒自動車線820円 30-3.25










南彦根駅@1発行 新大阪⇒自動車線820円区間のマルス券です。
接続コード6056 大人運賃820円を入力して要求します。


津山⇒自動車線300円 30.-3.25










河瀬駅F1発行 津山⇒自動車線300円区間のマルス券です。
接続コード6057 大人運賃300円を入力して要求します。


最後に惜別の意をこめて、中国高速線タリフを掲げておきます。
平成9年4月1日及び昭和60年10月1日現行の運賃表です。以前タカタカBが作成した運賃表は、平成9年の運賃表を参考としており、駅名等の一部に誤りがありますので昭和60年の運賃表と併せてご覧いただけると幸いです。

中国高速線タリフ 9.-4.-1


































中国高速線タリフ 60.-1.-1

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2024年04月15日

ハピラインふくい線連絡乗車券2

蒲田⇒越前高田 2024.-3.20









鹿島田駅F1発行 蒲田⇒越前高田間のマルス券です。
券面の経由は、「東海・南武・鶴見線・横須賀線・東京・新幹線・福井・ハピふく・花堂・越北」と印字されています。
発駅は旅客連絡運輸規則第46条(特定都区市内にある旅客会社線駅又はこれに接続する連絡会社線駅発着旅客に対する旅客会社線区間の片道普通旅客運賃の計算方)但し書きの規定により、東京都区内とならず、単駅(蒲田)となります。
 なお、この経路で要求するとマルス中央装置は、再考(重複乗車)を回答するため、「補正禁止」操作が必要になります。

経由線名カナコードは、次のとおりです。
「トウカ¥−ナンフ−ナンフ2−ツルミ−ヒンカ−トウカ−トミトウB−ホクシ−カナフイB
−5219−6218−エツホ」

鯖江⇒「京」 2024.-3.20









品川駅MV816発行 鯖江⇒京都市内間のマルス券です。
券面の経由は「ハピふく・敦賀・北陸・東海・草津線・関西・奈良線」と印字されています。
ハピラインふくい線の連絡運輸区域は、越美北線各駅、小浜線西敦賀・青郷間、北陸本線、湖西線近江塩津・山科間及び東海道本線米原・大阪間各駅です。
なお、ハピラインふくい線は、顧客操作型マルス端末(MV形端末)で社線発の連絡乗車券を購入することができます。また、連絡運輸区域内各駅に至る経路については、行路途上の駅(3駅入力可能)を任意に指定し、経由が構成されれば、ご覧の乗車券のように連絡運輸区域内を外れ、う回となる経由の乗車券を購入することができます。

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2024年04月03日

ハピラインふくい線連絡乗車券

2024年3月16日、北陸新幹線敦賀延伸開業に伴い、並行する在来線の北陸本線敦賀・大聖寺間が、ハピラインふくいに経営移管されました。
今回は、西日本旅客鉄道からハピラインふくい線の連絡乗車券を観察します。
六条⇒福井(ハピラインふくい)間の乗車券をマルス券及びPOS券(西日本、東日本)を比較してみます。

M 六条⇒福井 新横浜 2024-.-2.24









新横浜駅MV854発行 六条⇒福井間のマルス券です。
券面の経由は、「越美北・越前花堂・ハピふくい」と印字されています。

西 六条⇒福井 2024.-3.31









東小浜駅001発行 六条⇒福井間のPOS券です。
券面の経由は、「越美北・越前花堂・ふくい」と印字されています。

東 六条⇒福井 2024.-3.-3









下総松崎駅401発行 六条⇒福井間のPOS券です。
券面の経由は、「越美北線・越前花堂」と印字されています。東日本のPOS券は、連絡会社線名が印字されません。


つづいて、新たに開業した新幹線駅である越前たけふ⇒六条間の通過連絡券を比較してみます。
西日本旅客鉄道越美北線各駅は、ハピラインふくい線越前花堂・福井間を経由して、旅客鉄道各社各駅相互間と通過連絡運輸がおこなわれており、下記のとおり通過連絡乗車券が購入することができます。

M 越前たけふ⇒六条 2024.-2.18









鹿島田駅VF1発行 越前たけふ⇒六条間のマルス券です。
券面の経由は、「越前たけ・新幹線・福井・ハピふく・花堂・越北」と印字されています。

西 越前たけふ⇒六条 2024.-3.-3









東小浜駅001発行 越前たけふ⇒六条間のPOS券です。
券面の経由は、「越前たけ・新幹線・福井・ふくい・越前花堂・越美北」と印字されています。

東 越前たけふ⇒六条 2024.-3.11









新木駅401発行 越前たけふ⇒六条間のPOS券です。
券面の経由は、「越前たけ・新幹線・福井・越前花堂・越美北線」と印字されています。

POS券は、西日本、東日本とも口座は構成されず、経路入力が必要でした。経路入力において、北陸新幹線の次に新幹線乗換駅である福井を入力すると発券できないので注意が必要です。とりわけ、東日本は、新幹線の接続検索ガイド場面において降車駅の入力を求められるので、福井を一旦選定後、同駅を消去して、ハピラインふくい福井を入力しなければなりません。
「北陸新幹線−福井−ハピふく福井−ハピふく花堂−越美北線」の入力ではエラーとなるので、「北陸新幹線(ホクシ)−ハピふく福井(6219)−ハピふく花堂(6218)−越美北線(エツホ)」と入力が必要です。

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2024年03月22日

JR-社1-社2-JRの通過連絡乗車券(IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道)

JR−社1−社2−JRの形態となる通過連絡乗車券です。西金沢⇒新高岡間の乗車券を例にマルス券とPOS券(西日本及び東日本)を比較してみました。
西金沢・金沢間は、3月16日の北陸新幹線敦賀延伸開業に伴い、西日本旅客鉄道からIRいしかわ鉄道に経営移管されたので、同区間の連絡乗車券は発売できなくなりましたが、西日本旅客鉄道七尾線発着の乗車券は発売できるので、JR−社1(IRいしかわ鉄道)−社2(あいの風とやま鉄道)−JRの通過連絡乗車券は現在も購入することができます。
西金沢⇒新高岡24-.3-.-3









空港第2駅VF1発行 西金沢⇒新高岡間のマルス券です。
券面の経由は「北陸・金沢・IR・倶利・とやま・高岡・城端線」と印字されています。

「西」西金沢⇒新高岡24.-3.-8









越中中川駅001発行 西金沢⇒新高岡間のPOS券です。
券面の経由は「北陸・金沢・いしかわ・倶利伽羅・とやま・高岡・城端線」と印字されています。IRいしかわ鉄道の印字は、マルス券の「IR」と異なり「いしかわ」と印字されています。なお、マルス券についても北陸新幹線金沢開業当初は「いしかわ」でしたが、しばらくして「IR」表示に改修された経緯があります。

「東」西金沢⇒新高岡24.-3.-3 









下総松崎駅401発行 西金沢⇒新高岡間のPOS券です。
券面の経由は「北陸本線・金沢・倶利伽羅・高岡・城端線」と印字されています。連絡会社線名は印字されず、接続駅のみ印字されています。なお、券面右下に自動改札が通れない乗車券であることを意味する「〇✕」が印字されています。





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2024年02月18日

桜ノ宮⇒西宮北インター間の西日本ジェイアールバス連絡乗車券

桜ノ宮⇒西宮北インター 2019.-7.12










小 桜ノ宮⇒西宮北インター 2019.-7.12










京橋駅F3発行 桜ノ宮⇒西宮北インター間の西日本ジェイアールバス中国高速線連絡乗車券です。
発売額は大人1,050円、小児520円です。内訳は次のとおりです。
1 桜ノ宮・大阪間120円(小児60円)
2 大阪駅JR高速バスターミナル・西宮北インター間930円(小児470円)
発売額大人1,050円、小児520円
小児運賃は530円ではなく520円になります。
連絡乗車券の旅客運賃は連絡旅客営業規則で次のとおり規定されています。

(大人普通旅客運賃)
第48条 大人普通旅客運賃は、次の各号に定めるところにより計算した額とする。
(1)大人片道普通旅客運賃は、次に掲げる旅客会社線と連絡会社線の大人片道普通旅客運賃を併算した額とする。
イ 旅客会社線 旅客規則の定めるところによって計算した運賃
ロ 連絡会社線 別に連絡会社線ごとに定める旅客運賃
(2)大人往復普通旅客運賃は、前号によって計算した大人片道普通旅客運賃を2倍した額とする。ただし、関係運輸機関のうち特定大人往復普通旅客運賃の定めのあるときは、その特定大人往復普通旅客運賃と、その他の運輸機関の大人片道普通旅客運賃を2倍した額との併算額とする。
(注) 旅客規則第90条第1号ただし書に規定する往復普通旅客運賃は、特定大人往復普通旅客運賃に含まれる。

(小児普通旅客運賃)
第51条 小児普通旅客運賃は、次の各号に定めるところにより計算した額とする。
(1)小児片道普通旅客運賃は、旅客会社線とJR自動車線にまたがる場合を除き、次によって計算したものを併算した額とする。
イ 旅客会社線区間 大人片道普通旅客運賃を折半し、端数整理した額
ロ 連絡会社線区間 連絡会社ごとに大人片道普通旅客運賃を折半し、10円未満の端数を10円に切り上げた額。ただし、IRいしかわ鉄道株式会社線にあっては、大人片道普通旅客運賃を折半し、端数整理した額。また、特定小児片道普通旅客運賃の定めのある連絡会社については、その特定小児片道普通旅客運賃
(2)旅客会社線とJR自動車線にまたがる場合の小児片道普通旅客運賃は、第48条第1号に規定するところによって計算した大人片道普通旅客運賃を折半し、端数整理した額とする。
(3)小児往復普通旅客運賃は、前各号の規定によって算出した小児片道普通旅客運賃を2倍した額とする。ただし、関係運輸機関において特定大人往復普通旅客運賃又は特定小児往復普通旅客運賃の定めのある場合は、次によって計算したものを併算した額とする。
イ 特定大人往復普通旅客運賃の定めのある運輸機関については、その特定大人往復普通旅客運賃を折半し、10円未満の端数を第1号の規定によって処理した額
ロ 特定小児往復普通旅客運賃の定めのある運輸機関については、イの規定にかかわらず、その特定小児往復普通旅客運賃
ハ その他の運輸機関については、第1号の規定によって算出した片道普通旅客運賃を2倍した額
(4)小児連続普通旅客運賃は、各区間ごとに、第1号又は第2号によって算出した運賃を合算した額とする。

JR自動車線連絡乗車券の小児運賃は、同規則第51条第2号の規定により、次のとおり計算します。
大人運賃120円と930円を併算(1,050円)し、折半(525円)した額を端数整理(520円)した額となります。よって、同規則第51条第1号に規定する一般的な計算方で運賃を算出した場合の小児運賃530円と比較すると10円ですが低廉となります。
なお、この乗車券は、マルスMR51形端末の「金額入力−自・社区間」要求操作で発売していますが、小児運賃計算方の区別は接続コードで識別しているものと思われます。

桜ノ宮⇒西宮北インター間を連絡乗車券によらず、個別に購入した場合は、下記の乗車券のように小児運賃が10円高くなります。
小 桜ノ宮⇒大阪 2019.-7.12









大阪駅JR高速BT⇒西宮北インター 20190712





















西日本ジェイアールバスの小児運賃は大人の半額ですが、5円の端数は切り上げとなりますので大阪駅JR 高速バスターミナル・西宮北インター間の小児運賃は470円になります。

(432)の2 西日本ジェイアールバスの旅客運賃及び営業キロ程表を作成してみました。この表は、タカタカBが自らの趣味の範疇で作成したもので旅客鉄道及び西日本ジェイアールバス様とは一切関係がございません。あくまで参考としてご覧ください。実際に連絡乗車券を購入される方は、事前に関係各社へお問い合わせください。
(432)の2西日本ジェイアールバス

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2024年02月12日

西船橋駅発行 東京メトロ単独マルス乗車券

西船橋は、東日本旅客鉄道、東京地下鉄及び東葉高速鉄道の共同使用駅で、東日本旅客会社が出改札業務をおこなっています。
同駅のみどりの窓口は、2024年2月19日をもって営業を終了しますが、今回は、かつてみどりの窓口で発売されていた東京地下鉄株式会社線単独のマルス乗車券を観察します。
 なお、同マルス乗車券については、現在、発売しておらず、窓口には「みどりの窓口では 東京メトロ・東葉高速線のきっぷは 発売しておりません。 ※各社の自動券売機をご利用ください。西船橋駅発の磁気定期券は発売しております。」と案内が掲示されています。
磁気定期券についても2月19日までの発売となります。

西船橋からの東京メトロ線の普通旅客運賃は、マルス中央装置に収容されていないため、発券するには、「乗車券(基準額入力)」要求操作が必要でした。(ME形端末の場合)

メトロ線西船橋⇒ メトロ線中野 2011.11.18










西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒メトロ線中野間のマルス券です。
発着駅名には「メトロ線」が冠されています。帝都高速度交通営団の時代は「(営団線)」でしたが、2004年4月1日、東京地下鉄株式会社移管後、メトロ線表示になりました。この線名表示は、マルスシステムによる表示で規定上の根拠は確認できませんでした。
西船橋及び中野駅は、旅客会社線、東京地下鉄線双方とも同一駅名のため旅客案内上における区別の目的で冠されているものと考えられます。なお、この「メトロ線」表示は、旅客会社線との普通乗車券の接続駅に見られる表示で、定期乗車券の接続駅には表示されません。


メトロ線西船橋⇒地下鉄東京 29.11.-5










メトロ線西船橋⇒地下鉄稲荷町 2019.-3.-3










メトロ線西船橋⇒地下鉄浅草 30.-1.-3










西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄東京間、地下鉄稲荷町間及び地下鉄浅草間のマルス券です。
これらの着駅名には「地下鉄」が冠されています。この「地下鉄」の表示は、旅客営業取扱基準規程第180条(旅客連絡運輸取扱基準規程第16条による準用規定)に基づく表示であり、同条は次のとおり規定されています。
(乗車券類の文字の表示方)
第180条 乗車券類の使用文字は、次の各号に定めるところにより、明らかに表示しなければならない。
(1)省略
(2)旅客会社線の駅名は、鉄道・航路旅客運賃・料金算出表の駅名欄(左欄)及び自動車線普通旅客運賃表の例により、連絡会社線の駅名は、旅客連絡運輸取扱基準規程第6条別表により表示する。ただし、次に掲げるものにあつては、それぞれに定めるところにより取り扱うことができる。
ア 旧国名等を冠した駅名の旧国名等は、ひらがなで表示する。
イ 片道の営業キロが200Km以内の乗車券にあつては、所属線名の略号を省略する。
(3)ローマ字をもって、駅名を併記する場合は、修正ヘボン式による。
(4)数字は、算用数字で表示する。

この規程により、連絡会社線の駅名は、旅客連絡運輸取扱基準規程別表の旅客運賃及び営業キロ程の項に記載されている駅名が券面に表示されます。
別表の駅名欄を見ると地下鉄が冠されている駅名は、原則として同一の駅名が他に存在する場合です。
東京は東日本旅客鉄道、稲荷町は富山地方鉄道、浅草は東武鉄道に同一駅名があるので、同程別規表記載の駅名には地下鉄が冠されて記載されています。ただし、例外もあり、日比谷線入谷駅のように東日本旅客鉄道相模線に同一駅名があるにもかかわらず、地下鉄が冠されていない場合があります。
ちなみに都営浅草線浅草駅は「都営浅草」と記載されています。


メトロ線西船橋⇒入谷 2019.-1.-3
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒入谷間のマルス券
規程別表の駅名欄には「入谷」と記載されており、地下鉄が冠されていない。よって、マルス券の印字についても「入谷」と表示される。


メトロ線西船橋⇒地下鉄成増 29.11.-5









西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄成増間のマルス券です。
着駅の地下鉄成増は、前者に掲げた地下鉄駅名と由来が異なり、駅名改称により誕生した駅名です。同駅は帝都高速度交通営団時代、隣駅の赤塚とともに営団が冠され、それぞれ営団成増、営団赤塚と称していましたが、東京地下鉄移管後、地下鉄成増及び地下鉄成増になりました。
駅名標等の構内の掲示類についても「地下鉄成増」と表示され、他の地下鉄表示駅と取扱いを異にしています。なお、改称にあたって、メトロ成増、メトロ赤塚の方がよかったとの意見もあったようです。

地下鉄成増⇒東京メトロ200円 2018.-2.12





地下鉄成増⇒東京メトロ線200円区間の乗車券です。本物?の地下鉄表示駅だけあって、金額式乗車券についても「地下鉄成増」と表示されています。他の駅では、地下鉄表示はなく地下鉄を意とする略記号「〇地」が表示されています。


メトロ線西船橋⇒地下鉄麻布十番 29.11.-5










西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄麻布十番間のマルス券です。
南北線麻布十番駅は、2000年9月26日に開業しました。当時都営大江戸線麻布十番駅は開業していませんでしたが、規程別表の駅名欄には「地下鉄麻布十番」と掲載されました。同年12月12日には都営大江戸線麻布十番駅が開業しましたが、都営は「都営麻布十番」と記載されています。


メトロ線西船橋⇒新宿三丁目 30.-1.-3










西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒新宿三丁目間のマルス券です。
新宿三丁目駅は、他に都営新宿線にありますが、規程別表の駅名欄には「新宿三丁目」と記載されおり、地下鉄は冠していません。なお、都営の方は「都営新宿三丁目」と記載されています。
参考までに小田急電鉄のMSR端末で発券した新宿三丁目ゆきの乗車券を掲げておきます。
南新宿⇒新宿三丁目 2019.11.16









南新宿⇒都営新宿三丁目 2019.11.16











最後にメトロ線又は地下鉄表示がない着駅のマルス券をご覧ください。
メトロ線西船橋⇒新宿御苑 2018.11.18










メトロ西船橋⇒中野富士見町 30.-8.25










メトロ線西船橋⇔六本木一丁目 30.3-18










メトロ線西船橋⇒溜池山王 2018-11.15

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2024年01月01日

連絡運輸契約をしていない旅客会社線を経由する連絡乗車券2

あけましておめでとうございます
本年もタカタカBをよろしくお願い申し上げます


投稿が永らく滞っている状態にもかかわらず、閲覧いただいている皆様に感謝申し上げます。これからも少しづつですが、記事を投稿していきますので、よろしくお願いいたします。

大宮公園⇒さいたま新都心 2023.-8.-4









えきねっと10(横浜駅VF12)発行 大宮公園⇒さいたま新都心間の乗車券です。
経由は「大宮・武蔵野・中央東・横浜線・新横浜・新幹線・東京・東北」と印字されています。なお、プログラムにより、大宮・武蔵浦和間の「埼京」の印字が省略されています。
新横浜・東京間は、東海道新幹線を経由する連絡乗車券です。東武鉄道と東海旅客鉄道は旅客連絡運輸契約を締結していませんので規則上発売できない連絡乗車券ですが、東日本旅客鉄道の「えきねっと」における運送申し込みではシステムのプログラム上、購入することができます。
同様の連絡乗車券については、マルス端末(MV形端末)の顧客操作においても購入できた時期がありましたが、現在はプログラムが改修され購入できなくなったようです。一方「えきねっと」では何故か現在も改修されず購入することができます。
東日本旅客会社線と東武鉄道株式会社線は、栗橋を接続駅として相互に直通する連絡特急列車を運行している関係上、連絡運輸区域内かつマルス中央装置に旅客運賃が収容されている区間については、「えきねっと」で連絡乗車券が購入することができます。大宮公園・さいたま新都心間は、連絡特急列車と直接関係がない区間ですが、乗継割引運賃適用区間で連絡運輸区域が設定されており、かつマルス中央装置に旅客運賃が収容されているため購入することができます。ただし、同連絡運輸区域であっても北大宮発着等の連絡乗車券は、マルス中央装置に旅客運賃が収容されていないため購入することはできません。


(東武線)栃木⇒熱海 経由:大宮・新幹線・金沢 2023.12.-2









えきねっと10(川崎駅VF02)発行 (東武線)栃木⇒熱海間の乗車券です。
経由は「東武線・栗橋・大宮・新幹線・金沢・米原・新幹線・熱海」と印字されています。この乗車券は、プログラムにより、栗橋・大宮間の「東北」及び金沢・米原間の「北陸」の印字が省略されています。
北陸新幹線上越妙高・米原間は、西日本旅客鉄道となりますが、東海旅客鉄道と同様に東武鉄道と旅客連絡運輸契約は結ばれていません。
乗車形態は、社(東武)−JR(東日本)−JR(西日本)−JR(東海)の連絡乗車券です。
「えきねっと」では、発着駅が連絡運輸区域内であれば、経路検索において連絡運輸区域を外れて経由候補が構成された場合であってもプログラム上のチェック機能がありません。また、熱海のように旅客会社境界駅についても東日本会社、東海会社双方の駅としており、この乗車券のように、東海道新幹線経由、東海会社熱海着であってもの東武鉄道連絡乗車券が購入することができます。

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2023年08月20日

東日本旅客会社POS端末による新幹線の経由印字

大塚⇒向ケ丘遊園 東P幹線 22-.1-.9









巣鴨⇒向ケ丘遊園 東P幹線 22.-1.-9









大塚又は巣鴨⇒向ケ丘遊園間の連絡乗車券です。この区間の連絡乗車券は、旅客連絡運輸取扱基準規程改定(連絡運輸区域縮小)により、現在購入することができませんが、東日本会社のPOS端末で発売しています。
乗車経路は、「山手線 外 上野 東北新幹線 東京 新幹線 品川 横須賀線 武蔵小杉 南武 登戸 小田急線」(MR形端末の場合)です。
双方の乗車券の経由印字を観察すると次のとおり相違がみられます。
大塚発「東北本線・上野・新幹線・東京・新幹線・品川・横須賀線」(以降、経由あふれ)
巣鴨発「東北本線・東海道線・横須賀線・南武線・登戸」
巣鴨発の乗車券については、上野・東京・品川間について、新幹線経由を指定しているのに新幹線が印字されず在来線が印字されています。新幹線経由であることは、券面の(幹)及び(2−タ)の印字で確認することができます。
 なぜ、巣鴨発の乗車券は新幹線が経由印字されないのでしょうか。
これは、東日本会社のPOS端末における「謎仕様」のひとつで、旅客営業規則第160条(特定区間発着の場合のう回乗車)に係わる乗車券で、同規則70条に掲げる太線区間内において、新幹線経由を要求すると経由印字が在来線に変換されるようにプログラムされているからです。
 それでは、大塚発の乗車券は、なぜ新幹線が印字されているのでしょうか。
双方の乗車券の経路上における旅客営業規則第70条に掲げる太線区間内の出口駅は品川ですが、発駅から品川までの最短経路が、巣鴨発「山手線2−東北本線−東海道本線」に対し、大塚発が「山手線2−中央東線−山手線1」になるため、大塚発の乗車券で上野・東京・品川間を新幹線経由で要求した場合、マルスシステムと同様に「補正禁止」が必要となります。結果、「補正禁止」を操作した場合、本来の経路補正禁止と共に新幹線が在来線経由に変換される印字補正についても併せて解除されるためです。

 なお、POS端末の経路方式による経由線は次のとおり入力していますが、大塚駅発の乗車券は補正禁止が必要なため、山手線2の経由線が「山手線2¥」となります。

山手線2−東北本線−東北新幹線(接続検索ガイド乗車駅02上野、降車駅01東京)
東海道山陽新幹線(接続検索ガイド乗車駅01東京、降車駅02品川)−品鶴線
南武線−小田急電鉄 登戸(4635)「決定」

 参考までに西大井⇒上野間の乗車券を事例として、マルス端末券と他社のPOS端末券を掲げておきます。いずれの乗車券についても品川・東京・上野間を新幹線経由で入力しています。
東日本会社のPOS端末券については、補正禁止後(2枚目)の乗車券も掲げました。
西大井⇒上野 品川・東海道線2023.-2.12









西大井⇒上野 品川・新幹線 2023.-2.12









東日本会社 新木駅発行 POS端末券


西大井⇒上野 2121.12.12









東日本会社 大崎駅F1発行 マルス端末券


西大井⇒上野 西P幹線 21.12.29









西日本会社 坂越駅発行 POS端末券


西大井⇒上野 四P幹線 21.12.28









四国会社 端岡駅発行 POS端末券

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2023年06月25日

連続乗車券における経路自動補正

旅客鉄道会社線から京王電鉄株式会社ゆきの連続乗車券を観察します。
乗車形態は「連続1 JR⇒京王」「連続2 京王⇒JR」です。
京王電鉄株式会社線は、マルス中央装置に旅客運賃が収容されていなかったので、特別補充券で発売しています。なお、事例の区間は、第1区間の着駅及び第2区間の発駅が旅客会社線との接続駅のため、マルス端末装置の金額入力-基準額要求操作による発売についても可能です。(ME形端末を除く)

続1 渋谷⇒(京王)渋谷 23.-5.13























続2 (京王)渋谷⇒渋谷 23.-5.13























渋谷駅発行 渋谷⇒(京王)渋谷間、(京王)渋谷⇒渋谷間の連続乗車券です。
経由は、第1区間が「新宿・京王線」、第2区間が「京王線・新宿」と記入され、旅客運賃は双方とも320円です。発着区間及び経由からすると連続乗車券ではなく、往復乗車券の乗車券形態になりますが、連続乗車券として発売されています。
実際の乗車(運送申込)経路は、次のとおりです。
第1区間 山手線 外 新宿 京王電鉄線 明大前 京王井の頭線
    (ヤマテ1−チユト−4646)
第2区間 京王井の頭線 明大前 京王電鉄線 新宿 中央線 東京 山手線 外
    (4645−4646−チユト−トウカ−ヤマテ1)
第2区間が第1区間と旅客運賃が同額なのは、新宿・渋谷間の旅客運賃をマルス端末装置で照会した結果、マルスシステムの経路自動補正により、最短経路である山手線 内(チユト−ヤマテ1)経由で回答された運賃を適用して発売したためです。

続1 新宿⇒新宿 23.-5.14























続2 (京王)新宿⇒新宿 23.-5.14























新宿駅発行 新宿⇒(京王)新宿間、(京王)新宿⇒新宿間の連続乗車券です。
経由は、第1区間が「渋谷・京王線」、第2区間が「京王・渋谷・山手線・東海道・中央」と記入され、旅客運賃は、第1区間が320円、第2区間が500円です。こちらの連続乗車券は、実際の乗車経路どおりに補正禁止操作をおこない運賃を算出して発売されています。
実際の乗車(運送申込)経路は、次のとおりです。
第1区間 山手線 内 渋谷 京王井の頭線 明大前 京王電鉄線 
    (チユト−ヤマテ1−4645)
第2区間 京王電鉄線 明大前 京王井の頭線 渋谷 山手線 内 東京 中央線
    (4646−4645−ヤマテ1−トウカ−チユト)

連続乗車券を発売する場合、経路補正の運賃又は補正禁止後の運賃どちらの運賃を適用するのが正当であるのか。
これらの連続乗車券は、渋谷駅及び新宿駅ともマルス指令の指示で発売しましたが、マルス指令の回答は、平成23年5月13日の指令が経路補正の運賃適用、翌日5月14日の指令が不可でした。
 なお、MV形端末等、顧客操作形端末の発券やえきねっと等での購入では、経路補正による運賃で発売してる一方、窓口発売では補正禁止を操作する係員が多く混在しているのが実情です。

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2023年06月18日

(東武線)伊勢崎⇒東京間のマルス券

東武線伊勢崎⇒東京 29.-3.26










伊勢崎駅A1発行 (東武線)伊勢崎⇒東京間のマルス券です。
旅客会社が発売した東武鉄道発旅客会社線着の連絡乗車券です。
かつて伊勢崎駅は、共同使用駅で旅客会社が出改札業務を行っていましたが、2010年3月13日(土)、高架化工事に伴い出改札が分離されました。
 この乗車券は、出改札分離後に発売したのもですが、発売当時東武鉄道は、既に新幹線経由の乗車券の発売を取り止めていたので、新幹線を利用(経由)する場合、旅客会社の駅で申し出ると購入可能でした。
社線発の乗車券を発売できる条件は、指定席特急券と同時に使用する場合ですが、特定特急券と同時に使用する場合でも発売していました。
 券面を観察すると太田及び館林駅の特別下車印が押なつされています。
東武鉄道は、旅客会社と同様に旅客営業取扱基準規程第154条第2項(接続駅で一時出場させる場合の取扱方)で特別下車印が規定されています。

幹自特 上野⇒東京 29.-3.26









伊勢崎駅A1発行 連絡乗車券と同時に使用した上野⇒東京間の新幹線特定特急券です。

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2023年05月14日

JR−東武−JRの通過連絡券(マルス金額入力券)

東武鉄道を経由する普通乗車券の通過連絡運輸は、現在すべて廃止になりましたが、過去には複数の連絡運輸区域が存在しました。比較的一般旅客に利用されたのは、柏−東武野田線−船橋間、池袋−東武東上線−川越間を挟む通過連絡券で硬券時代は常備の口座がありましたし、マルス中央装置には旅客運賃が収容されていました。
東武鉄道は、旅客会社線との接続駅が比較的多く、通過連絡運輸区域が多数存在することから現場の出札係員が把握していないことも多く、「別々に買ってください。」と発売を断られることもありました。JR発着の通過連絡は、JR区間の営業キロを通算して運賃を算出するので、区間を分けて購入するより通過連絡券の方が運賃が低廉になることが多く旅客の利益になる一方、発着区間によっては逆に高価になる場合がありました。
それでは、マルス金額入力−基準額要求操作で発売した通過連絡券を観ていきましょう。


新日本橋⇒新前橋 8.10.11










神田駅MR1発行 新日本橋⇒新前橋間の通過連絡券です。
接続駅は亀戸(4566)⇒伊勢崎(4564)です。発売当時は両毛線が東京近郊区間から外れていたため、有効日数が2日間で途中下車が可能でした。


新川崎⇒新小岩 9.12.16










新川崎駅ME発行 新川崎⇒新小岩間の通過連絡券です。
接続駅は北千住(4560)⇒亀戸(4566)です。この当時は、横浜支社もME端末がありました。


さいたま新都心⇒我孫子 10.-2.16










さいたま新駅M1発行 さいたま新都心⇒我孫子間の通過連絡券です。
接続駅は大宮(4557)⇒柏(4561)です。


南千住⇒古河 10.-2.16










南千住駅M1発行 南千住⇒古河間の通過連絡券です。
接続駅は北千住(4560)⇒栗橋(4559)です。


東京⇒西川越 10.-5.22










東京駅MR43発行 東京⇒西川越間の通過連絡券です。
接続駅は池袋(4569)⇒川越(4570)です。東武東上線池袋・川越間はマルス中央装置に旅客運賃が収容されていましが、金額入力−基準額要求操作で発売してます。



参考までに「東武線対JR線通過連絡運輸区域」を掲げておきます。(「業務用」営業キロ程表 平成17年8月 東武鉄道株式会社より)
なお、東上線の連絡駅「東京」は、東日本旅客鉄道旅客連絡運輸取扱基準規程別表前文により東京都区内各駅を含みます。
東武線対JR線通過連絡運輸区域表


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2023年05月05日

国鉄−小田急−国鉄の通過連絡券(印刷発行機券)

特共 東京⇒稲田堤60.-8.28特共 東京⇒南多摩 60.11.27














特共 東京⇒武蔵中原 60.12.-4特共「東」東京⇒稲田堤 62.-4.-9














東京駅発行 小田急線経由、南武線内ゆきの通過連絡券です。
東京駅の印刷発行機には、小田急線通過連絡券の口座が設定されていました。連絡運輸区域は「小田急線新宿・登戸間を経由し、東京山手線内各駅と南武線武蔵中原・南多摩間各駅」でしたが、2010年3月13日、横須賀線武蔵小杉駅開業を機に廃止されました。
山手線内駅発行の印刷発行機券は券面の着駅表示が、上り、下り方面別の単駅(運賃帯最遠駅)表示の券が多く見られましたが、東京駅発行の券は、ご覧の様に運賃帯ごとに2駅表示の口座が設定されていました。また、同通過連絡券は国鉄民営化後も口座が維持されました。
 なお、東急東横線通過連絡については、口座設定されず、着駅補充の金額入力券の発売でした。

参考までに東急東横線通過連絡券を掲げておきます。
特共 東京⇒武蔵新城 62.-1.-3特共「東」東京⇒武蔵新城 62.-4.24


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2023年04月25日

東武−JR−東武の2社連続乗車券

続 東武竹沢から東武竹沢 31.-3.17






















東武竹沢駅発行 東武竹沢から東武竹沢までの連続乗車券です。
経由は「寄居・八高線・小川町」と記入されています。
東武鉄道の連続乗車券は、旅客鉄道と異なり、往復乗車券と同様、一葉(1券片)で発売するため、ご覧の乗車券の様に発着駅が同一の連続乗車券が発売できました。
打切り区間は次のとおりです。

第1区間 東武竹沢⇒用土(寄居経由)
第2区間 用土⇒東武竹沢(小川町経由)


続 新河岸から大宮公園 31.-3.21






















新河岸駅発行 新河岸沢から大宮公園までの連続乗車券です。
東武鉄道東上線発、野田線着の連絡乗車券です。経由欄は記入されていませんが、記事欄には「新河岸−川越−西川越−大宮−大宮公園」と記入されており、川越・大宮経由の連続乗車券であることが分かります。
打切り区間は次のとおりです。

第1区間 新河岸⇒西川越(川越経由)
第2区間 西川越⇒大宮公園(大宮経由)


続 大山から東向島 29.-1.-2






















大山駅発行 大山から東向島までの連続乗車券です。
東武鉄道東上線発、伊勢崎線線着の連絡乗車券です。経由欄は「池袋・北千住」と記入されています。記事欄には「大山−上中里(池袋経由)¥320- 上中里−東向島(北千住経由)¥320-」と記入されており、打切り区間ごとの旅客運賃についても併せて記入されています。
打切り区間は次のとおりです。

第1区間 大山⇒上中里(池袋経由)
第2区間 上中里⇒東向島(北千住経由)




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2023年03月30日

秋葉原⇒とうきょうスカイツリー⇒秋葉原間の連続乗車券

特補 続1 秋葉原⇒東京スカイツリ− 24.-3.17






















特補 続2 とうきょうスカイツリー 24.-3.17






















横浜駅発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
打ち切り区間は次のとおりです。

連続1 秋葉原⇒とうきょうスカイツリー間
    経由 三河島・北千住・東武線)
連続2 とうきょうスカイツリー⇒秋葉原間
    経由 東武線・亀戸)

会社線区間である北千住・とうきょうスカイツリー間及びとうきょうスカイツリー・亀戸間は、マルス中央装置に旅客運賃が収容されていないため、特別補充券で発売しています。
同区間の連続乗車券はPOS端末の補充券実績入力ができないため、手書き団体乗車券・その他実績入力で処理しています。
この連続乗車券は平成24年3月17日、とうきょうスカイツリー駅が業平橋から改称された当日に購入したものです。券面を観察すると事由欄は「連続券」、記事欄に打ち切り区間がしっかり記入されており、かなり完成度が高い補充券と言えます。
現在の東日本旅客会社でここまできちんと発行できる出札担当者は少ないでしょう。もっともこの当時は、補充券の発行に慣れている国鉄組の出札のベテランもいましたから簡単には比較できません。今の若い人たちは、おそらく別所の営業研修センターでも補充券の発行方等は習わないでしょうから無理もないでしょう。

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2023年03月26日

連絡運輸に係わる連続乗車券

2023年3月18日の旅客連絡運輸規則(別表)改正で、東京圏の連絡会社線の連続乗車券が廃止されました。前日まで連続乗車券が発売できた連絡会社線は次のとおりです。

秩父鉄道株式会社線
東武鉄道株式会社線
京成電鉄株式会社線
小田急電鉄株式会社線
京王電鉄株式会社線
箱根登山鉄道株式会社線

連続乗車券の発券方は比較的煩瑣であり、とりわけマルス中央装置に連絡会社線の旅客運賃が収容されていない区間で第一区間の着駅及び第二区間の発駅が連絡会社線駅となる形態の場合は特別補充券での発券となります。POS端末の入力についても「補充券実績入力」又は「手書き団体乗車券・その他実績入力」を伴うことからできれば取扱いたくないという意識があることが、出札担当者の対応から察するものがありました。

今回はPOS端末及びマルス端末で発売した連続乗車券を観ていきましょう。

 【京王電鉄】
続1 新宿⇒(京王)新宿 2023.-3.11










続2 (京王)新宿⇒新宿 2023.-3.11










長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 新宿⇒(京王線)新宿
      経由:中央東線・吉祥寺・京王線
第2区間 (京王線)新宿⇒新宿
      経由:京王線・渋谷・中央東線


 【東武鉄道】
続1 北千住⇒(東武線)北千住 2023.-3.11










続2(東武線)北千住⇒北千住 2023.-3.11










長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 北千住⇒(東武線)北千住
      経由:常磐線・総武本線・亀戸・東武線
第2区間 (東武線)北千住⇒北千住
      経由:東武線・亀戸・総武本線・常磐線
※第1区間と第2区間の経由を観ると往復乗車券の形態ですが、乗車経路(入力経路)次のとおりです。
第1区間 シヨハニ−トウホ−ソウフ2−ソウフ−4566
第2区間 4560−4566−ソウフ−トウホ−シヨハニ
第2区間が最短経路に補正され券面の経由印字になります。


 【京成電鉄】
続1 金町⇒京成金町 2023.-3.12










続2 京成金町⇒上野 2023.-3.12










長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 金町⇒京成金町
      経由:常磐線・日暮里・京成線
第2区間 京成金町⇒上野
      経由:京成線・日暮里・東北本線


【小田急電鉄】
続1 田町⇒町田 2023.-2.11










続2 町田⇒田町 2023.-2.11










田町駅F1発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 田町⇒町田
      経由:東海道・新宿・小田急線
第2区間 町田⇒田町
      経由:小田急線・登戸・南武・横須賀線・東海道
※当該区間の小田急線はマルス中央装置に旅客運賃が収容されています。第1、第2区間とも経路自動案内の経路候補が構成されるため容易に発券することができます。


続1 厚木⇒海老名 2021.12.26










続2 海老名⇒海老名 2021.12.26










寒川駅F1発行 JR⇒JR、JR⇒社の形態となる連続乗車券です。
第1区間 厚木⇒海老名
      経由:相模
第2区間 海老名⇒海老名
      経由:相模・厚木・小田急線
※当該区間の小田急線はマルス中央装置に旅客運賃が収容されています。第1区間は経路自動案内の経路候補が構成されるため容易に経路選定することができますが、第2区間は「候補なし」のため、経路入力(相模・厚木・小田急線)で発売しています。

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2023年03月23日

西武−JR−西武の2社連絡乗車券

西武−JR−西武の2社連絡乗車券は、東日本旅客鉄道旅客連絡運輸取扱基準規程(別表)の連絡運輸区域に記載がありましたが、2023年3月18日の規程改正で廃止されました。
連絡運輸区域は次のとおりでした。

東日本会社線池袋・高田馬場間を経由し、西武鉄道線池袋線椎名町・秋津間各駅、西武有楽町線新桜台と新宿線西武新宿・小平間各駅

社1−JR−社1の形態となる連絡乗車券は、JR−社−JRの形態となる通過連絡乗車券と異なり、前後の連絡会社線の旅客運賃を合算した金額と旅客会社線の旅客運賃を併算した金額が発売額となります。(しなの鉄道を除く)
よって、個別に購入しても運賃は変わりません。なお、当該連絡乗車券は乗継割引運賃が適用されないため区間によっては、個別に購入するより高額になる場合がありました。
(旅客運賃は発売当時のものです。)

特補 江古田から沼袋まで 29.-5.14























江古田駅発行 江古田から沼袋までの特別補充券です。
経由は「池袋、高田馬場」と記入さています。
発売額500円
内訳は江古田・池袋間180円+池袋・高田馬場間140円+高田馬場・沼袋間180円=500円です。


特補 西武新宿から東長崎 29.-1.-2























西武新宿駅発行 西武新宿から東長崎までの特別補充券です。
経由は「高田馬場、池袋」と記入さています。
発売額440円
内訳は西武新宿・高田馬場間150円+高田馬場・池袋間140円+池袋・東長崎間150円=440円です。
西武新宿⇒池袋間と池袋⇒東長崎間又は西武新宿⇒高田馬場間と高田馬場⇒東長崎間の乗車券を2区間に分けて個別に購入すれば、一方が乗継割引適用区間のため、430円(280円+150円)で乗車することができます。


特補 新井薬師前から椎名町 29.-1.-2























新井薬師前駅発行 新井薬師前から椎名町までの特別補充券です。
経由は「高田馬場、池袋」と記入さています。
発売額440円
内訳は新井薬師前・高田馬場間150円+高田馬場・池袋間140円+池袋・椎名町間150円=440円です。
新井薬師前⇒池袋間と池袋⇒椎名町間又は新井薬師前⇒高田馬場間と高田馬場⇒椎名町間の乗車券を2区間に分け個別に購入すれば、一方が乗継割引適用区間のため、430円(280円+150円)で乗車することができます。

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2023年03月21日

乗継割引運賃相違問題の解消

2023年3月18日の旅客連絡運輸規則(別表)の改正では、乗車券類の種別から往復乗車券及び連続乗車券が一部(東武鉄道株式会社線栗橋接続等)を除き削除され発売できなくなりました。
 この改正により、普通旅客運賃の乗継割引適用区間において、東日本旅客会社と対連絡会社で発売する往復乗車券又は連続乗車券の発売額が異なる「乗継割引運賃相違問題」が解消されました。
 それでは、今回の改正で発売ができなくなった乗継割引適用区間の往復乗車券を観ていきましょう。(発売額は発売当時のものです。)         

 【東武鉄道】
大和田⇒さいたま新都心(往 2021.-6.30










大和田⇒さいたま新都心(復 2021.-6.30










コンビ二金融機関発行(えきねっと発券)
大和田⇒さいたま新都心間の往復乗車券です。
発売額は580円 内訳は大和田・大宮間150円+大宮・さいたま新都心間140円=290円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。


特補 往 大和田からさいたま新都心 21.-7.-3






















大和田駅発行
大和田⇒さいたま新都心間の往復乗車券です。
発売額は560円 内訳は大和田・大宮間140円+大宮・さいたま新都心間140円=280円×2です。
東武鉄道が鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されます。


大和田⇒さいたま新都心 2021.-6.30










コンビ二金融機関発行(えきねっと発券)
大和田⇒さいたま新都心間の片道乗車券です。
発売額は280円 内訳は大和田・大宮間140円+大宮・さいたま新都心間140円=280円です。
東武鉄道の普通旅客運賃が150円から10円差引かれ140円に割引されます。


 【西武鉄道】
往 熊川⇒西武立川 2021.-9.11










復 西武立川⇒熊川 2021.-9.11










拝島駅E1発行 熊川⇒西武立川間の往復乗車券です。
発売額は580円 内訳は熊川・拝島間140円+拝島・西武立川間150円=290円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。
西武鉄道拝島・西武立川間は旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため、乗車券(自・社区間額入)要求操作で発券しています。


特補往 西武立川から熊川まで 2021.-9.11























西武立川発行 西武立川⇒熊川間の往復乗車券です。
発売額は540円 内訳は西武立川・拝島間140円+拝島・熊川間130円=270円×2です。
西武鉄道の普通旅客運賃が150円から10円差引かれ140円に東日本旅客鉄道が140円から10円差引かれ130円に割引されます。


熊川⇒西武熊川 2021.-9.11










拝島駅E1発行 熊川⇒西武立川間の片道乗車券です。
発売額は270円 内訳は熊川・拝島間130円+拝島・西武立川間140円=270円です。
東日本旅客鉄道の普通旅客運賃が140円から10円差引かれ130円に西武鉄道が150円から10円差引かれ140円に割引されます。
西武鉄道拝島・西武立川間は旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため、乗車券(基準額入力)要求操作で発券しています。なお、旅客会社線、西武鉄道線双方とも割引運賃が適用され乗車券(自・社区間額入)要求操作では発券できないため、乗車券(基準額入力)要求操作で発券しています。

 
【小田急電鉄】
往 宿河原⇒向ヶ丘遊園 2023.-3.-5










復 向ヶ丘遊園⇒宿河原 2023.-3.-5










鹿島田駅F1発行 宿河原⇒向ヶ丘遊園間の往復乗車券です。
売額は540円 内訳は宿河原・登戸間140円+登戸・向ヶ丘遊園間130円=270円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。


往 向ヶ丘遊園(社⇒宿河原 2023.-2.26










復 宿河原⇒向ヶ丘遊園(社 2023.-2.26









向ケ丘遊園駅発行 向ケ丘遊園⇒宿河原間の往復乗車券です。
発売額は520円 内訳は向ケ丘遊園・登戸間120円+登戸・宿河原間140円=260円×2です。
小田急電鉄が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されます。

yosi44125 at 10:29|PermalinkComments(0)

2023年03月19日

京王−小田急−JRの3社連絡乗車券

2023年3月18日のダイヤ改正を機に首都圏の鉄道事業各社が発売する連絡普通乗車券について、接続駅の廃止、発売する券種の変更(往復券、連続券の廃止)及び連絡運輸区域の縮小等がおこなわれました。
 これは、ICカード乗車券の普及に伴う連絡乗車券の発売実績減少が理由です。連絡乗車券の廃止は、普段からICカード乗車券を利用している旅客には何ら支障がないと思われますが、連絡乗車券を利用して連絡会社線内で途中下車を愉しみながら旅するといった人たちには残念な改正となりました。
改正後に残存する連絡乗車券は、主に連絡普通旅客運賃の乗継割引を実施している区間、列車直通運転を実施している区間等です。
 
 タカタカBでは、今日からしばらくの間、今回の改正で廃止された連絡乗車券を観ていきたいと思います。
第一回は「京王−小田急−JRの3社連絡乗車券」です。
この乗車券は、京王電鉄株式会社線発に限り発売されていたいわゆる「片発売」の連絡乗車券です。
同3社連絡乗車券は、東日本旅客会社線発の発売が廃止された以降、同社旅客連絡運輸取扱基準規程別表の連絡運輸区域は削除されましたが、京王電鉄株式会社の連絡運輸取扱範囲には記載がありました。
連絡運輸範囲は、「小田急線下北沢・新宿間を経由し、京王井の頭線神泉・高井戸間と東日本会社線連絡運輸区域各駅」でした。

特補 池ノ上から高田馬場 小田急新宿経由 2023.2.26






















池ノ上駅発行 池ノ上から高田馬場までの特別補充券です。
経由は「下北沢、〇小新宿」と記入されています。

出補 高井戸から渋谷 経由下北沢・小田急・新宿 1.-5.-4






















高井戸駅発行 高井戸から渋谷までの特別補充券です。
経由は「下北沢、小田急 新宿」と記入されています。


yosi44125 at 06:10|PermalinkComments(0)

2022年11月27日

新越谷⇒南越谷間の特別補充券

出補 新越谷から南越谷 2022.-7.17






















東日本旅客鉄道南越谷駅発行 新越谷⇒南越谷間の特別(出札)補充券です。
この区間の乗車券は、マルス端末の「金額入力−基準額」発売操作で発券が可能ですが、マルス指令の指示により特別補充券での発売となりました。
経由は「東武線・伊勢崎・両毛線・上越線・高崎・上越新幹線・大宮・東北本線・武蔵野線」ですが、経由欄に「別紙参照」と記入され、下記のとおり別紙対応になりました。
記事欄には、旅客連絡運輸規則第14条第2項第3号の規定に基づいて発売した社線(東武線)発の乗車券であることを示すため「指定席特急券同時発売済」と記入されています。
東武鉄道では、新幹線経由の連絡乗車券が発売できないため、東日本旅客鉄道旅客営業規則第3条第9号に規定する指定券と同時に使用する乗車券として、東日本旅客鉄道の駅で購入する必要があります。
 なお、南越谷駅のみどりの窓口は、2022年7月22日をもって、通年営業を終了しました。

新越谷⇒南越谷 別紙

















幹特 とき340 高崎⇒大宮 2022.-7.17









南越谷駅F1発行 高崎⇒大宮間の新幹線指定席特急券です。
乗車券と同時に購入した特急券です。





yosi44125 at 11:33|PermalinkComments(2)

2022年11月06日

桑名⇒(近鉄線)桑名間のマルス券

2022年4月1日、西日本旅客鉄道及び東海旅客鉄道の旅客連絡運輸取扱基準規程(細則)が改正され、近畿日本鉄道株式会社線着の連絡乗車券が東海旅客鉄道各駅(一部の駅を除く)で発売できるようになりました。

桑名⇒(近鉄線)桑名 2022.-8.12










蟹江駅MR発行 桑名⇒(近鉄線)桑名間の連絡乗車券です。
券面の経由は「関西・名古屋・近鉄線」と印字されています。
経路入力及び経由線は次のとおりです。
 関西 名古屋⇒近鉄名古屋 近鉄名古屋線
 カンサ−6532
この乗車券は、4月1日の改正により購入可能になった乗車券です。
 なお、桑名駅はかつて東海旅客鉄道、近畿日本鉄道及び養老鉄道の共同使用駅でしたが、2020年8月20日から橋上駅舎化に伴い改札が分離されました。


続1 「浜」⇒近鉄蟹江 2022.-8.10










続2 近鉄蟹江⇒蟹江










新横浜駅MR905発行 近畿日本鉄道発着となる連続乗車券です。
各券片の打ち切り区間は次のとおりです。
第1区間 「浜」横浜市内⇒近鉄蟹江
     経由:新横浜・新幹線・名古屋・近鉄線
第2区間 近鉄蟹江⇒蟹江
     経由:近鉄線・名古屋・関西

この乗車券は、新横浜駅で購入しましたが特に問題なく購入できました。第二券片についてもすんなり発券できたことから経路自動案内が構成されものと思われます。新横浜駅の端末画面は旅客から見えない位置にあるため断定はできませんが。
 なお、蟹江駅と近鉄蟹江駅は、図測で約1.3Km(徒歩約20分)離れている別の駅です。


八田⇒近鉄八田










八田駅MR発行 八田⇒近鉄八田間の連絡乗車券です。
この乗車券は、4月1日の改正以前から購入できたマルス券です。
改正以前の八田駅は名古屋接続の連絡運輸区域表中に記載がありませんが、連絡運輸取扱基準規程別表前文第1号の規定に基づき、名古屋駅(連絡運輸区域表中「豊橋・岐阜間各駅」と記載)が連絡運輸区域に含まれることにより、特定都区市内である名古屋市内の各駅が連絡運輸区域内になるため購入が可能でした。
一方、近畿日本鉄道では連絡運輸取扱基準規程別表前文第1号の概念がなく、近鉄八田⇒八田間の連絡乗車券は発売できませんでした。
 なお、東日本旅客鉄道では、連絡運輸取扱基準規程別表前文1号に基づき、特定都区市内の中心駅が連絡運輸区域に含まれる場合は、連絡運輸区域表中に直接特定都区市内名を記載しています。

2022年4月1日以降、近畿日本鉄道の連絡運輸区域が東海旅客鉄道各駅に拡大された一方、西日本旅客鉄道では、旅客連絡運輸規則(定型約款)上発売できる連絡乗車券を実務で発売しない(割引となる乗車券等を除く)とするなど、旅客鉄道で連絡運輸の要否に対する方針が全く異る改正となりましたが、東海旅客鉄道が連絡運輸区域を各駅にしたことにより、出札担当者が接続駅ごと異なる連絡運輸区域を確認する作業に要する労力を軽減でき、誤発売を防げる観点からすれば良いことだと思います。

 さて、西日本旅客鉄道側の改正は、津接続の普通乗車券の連絡運輸が廃止され、通勤定期券及び通学定期券に限る発売となりました。
廃止となった普通連絡乗車券をご覧ください。

関⇒久居 30.-3.24










関駅001発行 関⇒久居間の連絡乗車券です。
POSシステムに運賃収容がなく、単価入力により発売しています。


続1 加太⇒柘植 30.-3.24










続2 柘植⇒豊津上野 30.-3.24










柘植駅001発行 近畿日本鉄道着となる連続乗車券です。
各券片の打ち切り区間は次のとおりです。
第1区間 加太⇒柘植
     経由:関西
第2区間 柘植⇒豊津上野
     経由:関西・紀勢・津


(409)近畿日本鉄道株式会社の連絡運輸区域表を作成してみました。この表は、タカタカBが自らの趣味の範疇で作成したもので旅客鉄道及び近畿日本鉄道様とは一切関係がございません。あくまで参考としてご覧ください。実際に連絡乗車券を購入される方は、事前に鉄道会社へお問い合わせください。
※近畿日本鉄道が発売する普通乗車券の連絡運輸区域は、改正前(現行)となり変更がなことに注意が必要です。
近鉄連絡運輸区域改正22.-4.1


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