2020年01月13日

西日本旅客鉄道と近畿日本鉄道の乗継割引乗車券

前回の「小田急線の乗車券(5)」で、乗継割引普通乗車券を取り上げましたが、今回は西日本旅客鉄道が発売する乗継割引乗車券を観察します。

柏原駅













(関)柏原駅は、共同使用駅で西日本旅客鉄道が、出改札業務を行っています。
画像の左側が近畿日本鉄道道明寺線、右側が西日本旅客鉄道関西本線下り方面ホームです。
ノーラッチ接続駅のため、ホームにはICカード乗車券改札機が設置されています。

高井田から柏原⇒近鉄線160円区間 2019.12.28





道明寺から柏原⇒JR線130円 2019.12.28





高井田から(関)柏原⇒近鉄線160円区間と道明寺から柏原⇒JR130円区間の連絡片道乗車券です。
西日本旅客鉄道会社線と近畿日本鉄道株式会社線は、(関)柏原を接続駅として連絡運輸を行っており、次の区間において、連絡普通旅客運賃の乗継割引を適用しています。

 西日本線志紀又は高井田と柏原接続近鉄線柏原南口、道明寺又は土師ノ里との相互間

乗継割引普通旅客運賃の計算方は、西日本旅客鉄道旅客連絡運輸取扱細則第6条第2項で次のとおり規定されています。
(1)大人片道割引普通運賃
連絡規則第48条に定めるところにより計算した大人片道普通運賃から20円を差引いた額
(2)小児片道割引普通運賃
連絡規則第51条に定めるところにより計算した小児片道普通運賃から10円を差引いた額
大人運賃は20円割引、小児運賃は10円割引すると規定されていますが、西日本旅客会社線又は近畿日本鉄道株式会社線どちらから割引額を差引くのか、その内訳は細則では規定されていません。
一方、近畿日本鉄道株式会社は、同社旅客営業規則第32条で乗継割引普通乗車券の発売が規定(発売区間は連絡運輸取扱要項で規定)されており、乗継割引普通旅客運賃は、同規則第38条で次のとおり規定されています。
(1)大人
 大人普通旅客運賃から10円を差し引いた額
(2)小児
 小児普通旅客運賃から5円を差し引いた額
普通旅客運賃から差引く割引額が、西日本旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸細則と近畿日本鉄道株式会社旅客営業規則とでは、掲げられた金額が異なります。
高井田・道明寺間の連絡片道乗車券面の発売額は270円(小児130円)ですので、高井田・(関)柏原間130円(小児60円)、柏原・道明寺間160円(80円)、合計290円(小児130円)の普通旅客運賃から大人20円、小児10円が差し引かれて発売されています。
したがって、近畿日本鉄道の旅客営業規則に掲げられている乗継割引普通旅客運賃は、一鉄道事業者あたりの普通旅客運賃から差引く金額を示しているものと思われます。
双方の鉄道事業者から大人10円、小児5円をそれぞれ差し引くと運賃は大人20円、小児10円が差し引かれることになります。

往 高井田⇒道明寺 経由柏原 2019.12.28










復 道明寺⇒高井田 経由柏原 2019.12.28










河内堅上駅発行
高井田⇒道明寺間の往復乗車券です。
発売額は、540円と印字されていますので片道の旅客運賃は270円です。よって、西日本旅客鉄道は東日本旅客鉄道と異なり往復乗車券についても乗継割引普通旅客運賃が適用されていることが分かります。
券面には、西日本旅客鉄道旅客連絡運輸取扱細則第6条第3項第1項で定める旅客運賃の割引に対する表示「割引」が規定どおり印字されています。

続1 河内堅上⇒志紀 2019.12.28










続2 志紀⇒道明寺⇒ 2019.12.28










河内堅上駅発行
河内堅上⇒志紀間と志紀⇒道明寺間の連続乗車券です。
近畿日本鉄道との連絡乗車券は、片道、往復のほか、連続乗車券についても発売することができます。

往復 志紀⇒道明寺 経由柏原 2019.12.28










往復 道明寺⇒志紀 経由柏原 2019.12.28









志紀⇒道明寺間の往復乗車券です。
マルスMR-52形端末の「金額入力−基準額」発売操作で発券しています。
運賃は540円です。基準額は割引後の旅客運賃「JR 120円」、「自・社1 150円」を入力して発売していますが、券面には「割引」表示はありません。
なお、乗継割引普通旅客運賃適用区間である志紀及び高井田の各駅は、「みどりの券売機プラス」が設置され、みどりの窓口が廃止されています。

yosi44125 at 09:06|PermalinkComments(0)

2020年01月05日

小田急電鉄の乗車券(5)

「小田急電鉄の乗車券」第5回は、小田急電鉄株式会社のMSR端末券と鉄道情報システム株式会社のマルス端末券を比較し観察します。
また、タカタカBで過去に幾度か話題にしている、東日本旅客鉄道株式会社の乗継割引運賃相違問題のマルス券を久しぶりに購入してみました。
喜多見⇒宿河原 経由登戸 2020.-1.-1










宿河原⇒喜多見 2020.-1.-2










喜多見⇒宿河原間と宿河原⇒喜多見間の連絡乗車券です。
小田急電鉄と東日本旅客鉄道は、登戸駅を接続駅として連絡運輸を行っています。また、次の区間のおいて、乗継割引乗車券を発売しています。

小田急電鉄成城学園前・読売ランド前間各駅と東日本旅客鉄道久地・中野島間各駅との相互間

乗継割引運賃適用区間の旅客運賃の割引額は、大人10円、小児10円で発売額は次のとおりです。
・130円(喜多見・生田間各駅)+140円(久地・宿河原間各駅)
=270円(小児140円)乗継割引運賃260円(小児130円)
・160円(成城学園前、読売ランド前各駅)+140円(久地・宿河原間各駅)
=300円(小児150円)乗継割引運賃290円(小児140円)
※小田急電鉄160円区間については、千歳船橋、祖師谷ケ大蔵及び百合ケ丘の各駅について、乗継割引運賃が適用されず口座割れします。

なお、割引額の内訳については、小田急電鉄株式会社旅客営業規則第78条の2(乗継割引運賃の計算方)で次のとおり規定されています。
(1)大人乗継割引運賃
ア 前条第1号及び2号は、当社線大人片道普通旅客運賃から10円を差引いた額と他社線の大人片道普通旅客運賃を併算した額とする。
イ 省略
(2)小児乗継割引運賃
ア 前条第1号及び2号は、当社線小児片道普通旅客運賃から10円を差引いた額と他社線の小児片道普通旅客運賃を併算した額とする。
イ 省略

前条第1号及び2号は、次のとおり規定されています。
78条(乗継割引運賃の適用区間)
(1)南新宿〜代々木上原間各駅と東日本旅客鉄道中央本線信濃町〜東中野間、山手線高田馬場〜原宿間各駅相互間
(2)成城学園前〜読売ランド前各駅と東日本旅客鉄道南武線久地〜中野島間各駅相互間
(3)以下、省略
なお、小田急電鉄株式会社は旅客営業規則をWEB公開していませんが、東急電鉄は公開しており、東急電鉄株式会社旅客営業規則第94条の2(乗継割引普通旅客運賃)において、割引額の内訳等が確認することができます。

券面を観察するとMSR券には、乗継割引運賃を示す「乗割」が印字されているのに対し、マルス券は割引を示す印字がありません。
東日本旅客鉄道発足当時の通達「東京地区における連絡普通旅客運賃の乗継割引の実施について」では、「(1)旅客運賃の割引に対する表示は、旅客営業規則第188条(旅客連絡運輸規則83条で準用)第1項二の(ハ)に定める「割引」とする。」と通達されています。
現在は、どのように通達されているか分かりませんが、同じ内容で通達されているならば、券面に手書又は印章で「割引」表示が必要になります。
参考までに自動券売機で発売した連絡乗車券を掲げておきます。
宿河原から登戸⇒小田急線130円 2020.-1.-1





宿河原から登戸⇒成城学園前 2020.-1.-1





券面には、乗継割引運賃を示す「割引」が印字されています。
小田急線130円区間は金額表示、160円区間は区間は口座割れするため、着駅を駅名表示しています。

往 喜多見⇒宿河原 経由登戸 2020.-1.-1










復 宿河原⇒喜多見 経由登戸 2020.-1.-1










往 宿河原⇒喜多見 2020.-1.-2










復 喜多見⇒宿河原 2020.-1.-2










喜多見⇒宿河原間及び宿河原⇒喜多見間の往復乗車券です。
券面の旅客運賃を観察すると小田急電鉄発売が520円、東日本旅客鉄道発売が540円と印字されており発売額が異なります。
東日本旅客鉄道株式社は、他の鉄道事業者と異なり、乗継割引運賃の適用は、片道乗車券に限ると解釈しており、往復又は連続乗車券を発売する場合、割引運賃が適用されず、通常の旅客運賃で発売します。
ちなみに西日本旅客鉄道株式社は、東日本旅客鉄道株式社と解釈が異なり、往復又は連続乗車券の場合も乗継割引を適用した運賃で連絡乗車券を発売します。
なぜ、東日本旅客鉄道株式社が乗継割引運賃適用は片道乗車券に限るとしているのか。
一説によると、これらの連絡乗車券の乗継割引運賃導入については、昭和56年7月に運輸政策審議会から答申された「長期展望に基づく総合的な交通政策の基本方向」において乗継運賃の積極的な導入が提言され、交通行政の政策として、運輸省が各鉄道事業者に導入を推進して実現したものです。
これを受けて、日本国有鉄道は、昭和57年4月20日の運賃改定に際し、帝都高速度交通営団と乗継割引運賃を適用した連絡乗車券の発売を開始しました。
昭和57年4月19日付の日本国有鉄道公示第19号(日本国有鉄道と帝都高速度交通営団との連絡特殊割引乗車券の発売方)及び首都圏本部通達第6号(営団地下鉄との連絡特殊割引乗車券の取扱方等について)
当時は、連絡特殊割引乗車券といいましたが、帝都高速度交通営団と日本国有鉄道との連絡普通乗車券の発売券種が旅客連絡運輸規則の規定により、片道乗車券に限り、往復及び連続乗車券が発売できなかったことから連絡特殊割引乗車券の発売は片道乗車券に限るとの定説が確立し、これが現在まで続いているのではないかと言われています。
現在も東京地下鉄株式会社線と東日本旅客会社線の連絡乗車券は片道の発売に限ります。

昭和59年4月20日からは、西武鉄道株式会社、京王電鉄株式会社、東京急行電鉄株式会社及び京浜急行電鉄株式会社各線とノーラッチ接続の連絡乗車券に対して乗継割引運賃制度を開始(昭和59年4月19日付、首都圏本部通達第6号西武鉄道ほか3社線の連絡普通旅客運賃の乗継割引制度の設定について)し、その後も順次拡大しましたが、最近は鉄道事業者が乗継割引制度に消極的で新規に導入することがないようです。

yosi44125 at 16:17|PermalinkComments(0)

2020年01月03日

小田急電鉄の乗車券(4)

あけましておめでとうございます
   本年もタカタカBをよろしくお願い申し上げます


「小田急電鉄の乗車券」第4回は、登戸⇒登戸間の連絡乗車券を購入して、途中下車の旅に出かけてきましたので、乗車券とともに途中下車印も併せて観察します。
登戸⇒登戸 経由松田 2020.-1.-1










登戸⇒登戸間の乗車券です。
経由は「松田」と印字されており、小田急電鉄株式会社線登戸駅から東日本旅客会社線登戸駅までの連絡乗車券です。
登戸駅において、この乗車券の購入を申し出たところ、「本社に発売できるかどうか確認しなければならず、運賃も調べないと分からないので、お時間をいただきたいのですが。」との回答がありました。
以前、町田⇒町田間の連絡乗車券を購入したときも発売に至るまで時間を要した経験があるので、ある程度予想はしていました。
ちなみに「どの駅までの連絡きっぷなら直ぐに購入できるのですか。」と尋ねたところ、MSR端末を叩いてくださいました。
すると「出ました。登戸まで発売できます・・・。」
結局MSR端末で発券できることが判明し購入に至りました。
ただし、MSR端末は接続駅から相手方連絡会社線着駅までの経由について、最短経路で運賃計算するので、松田以遠の経由については、御殿場線・下曽我・東海道本線・新川崎・南武線経由となります。券面には、接続駅以外の経由が印字されないため、町田⇒町田間の乗車券のように補充券で発券し経由を明確にしたほうが、旅客はもとより東日本旅客会社の社員にも分かりやすくなると思われます。
営業キロ及び旅客運賃の内訳は、次のとおりです。
登戸・新松田間 56.6Km  640円
松田・登戸間  83.8Km 1,520円
合計141.0Km  2,160円
※松田・国府津間が東京近郊区間外につき、2日間有効、途中下車可能

券面上部右方のコード番号を観察してみましょう。発駅コードが0019、着駅コードが0019、接続駅コードが81と印字されています。登戸の駅コードが発着とも0019ですが、接続駅の駅コードは、松田(新松田)を除き、同一の駅コードが設定されています。例えば、最近開業した羽沢横浜国大は、JR、相鉄とも駅コードは8155です。

登戸⇒登戸 2019.−1.−1済










「途中下車印の旅」終了後の乗車券です。
向ヶ丘遊園・宿河原間すべての駅で途中下車しています。
小田急の途中下車印は、駅により大きさ等が異なり、愉しませてくれます。
小田急相模原の巨大下車印は健在でした。向ヶ丘遊園は、改札ごとに異なり、南口が(遊園南)、北口が(遊園北)でした。
柿生と本厚木は、駅名小印代用でした。
なお、小田急線内の駅で、途中下車と申し出ているに「乗車記念/使用済」のゴム印を捺そうとした駅が2駅ありました。途中下車する際は注意が必要です。

yosi44125 at 06:17|PermalinkComments(0)

2019年12月30日

小田急電鉄の乗車券(3)

「小田急電鉄の乗車券」第3回は、地下鉄線の駅名表示について考察します。
南新宿⇒新宿三丁目 2019.11.16










南新宿⇒都営新宿三丁目 2019.11.16










南新宿から新宿経由、新宿三丁目及び都営新宿三丁目間の乗車券です。
新宿三丁目駅は、東京地下鉄株式会社線(丸ノ内線、副都心線)と東京都交通局線(新宿線)それぞれに所在する駅名ですが、東京地下鉄株式会社線着は「新宿三丁目」、東京都交通局線着は、「都営新宿三丁目」と表示され、「都営」を冠することにより区別しています。
この「都営」を冠した駅名表示は、旅客案内上便宜的に冠したものではなく、規程に基づいた表示で正式な駅名あると考えられます。
小田急電鉄株式会社旅客営業規則第2条では、適用範囲として次のとおり規定されています。
「社の経営する鉄道による旅客輸送については、別に定める場合を除いて、この規則を適用する。」
別に定めるもののおもなものは、旅客営業関係単行規則類集(社則別冊)、旅客連絡運輸規則(東日本旅客鉄道株式会社公告21号)、旅客連絡運輸取扱基準規程(東日本旅客鉄道株式会社営達21号)、旅客営業規則(同公告第4号)、旅客営業取扱基準規程(同営達第2号)等が列挙されていますが、乗車券の駅名表示については、旅客営業取扱基準規程(同営達第2号)第180条第2号に掲げる乗車券類の文字の表示方(連基16条により準用)以外では確認できなかったことから、小田急電鉄から他社線へ連絡乗車券の駅名表示については、東日本旅客鉄道株式会社の旅客営業取扱基準規程を準用しているものと考えられます。
なお、小田急電鉄の各駅には東日本旅客鉄道株式会社の旅客連絡運輸規則・同取扱基準規程別表(通称赤表紙又赤本等といわれるもの)が配布され、同表に掲げられた旅客運賃表及び小田急電鉄自社が作成している連絡旅客運賃表に掲げられた駅名表示ともに東京都交通局線新宿三丁目は「都営新宿三丁目」と掲載されています。

往 東北沢⇒地下鉄赤坂










往 下北沢⇒綾瀬 2019.11.24










東北沢⇒地下鉄赤坂間と下北沢⇒綾瀬間の乗車券です。
何れも東京地下鉄株式会社線の駅ですが、赤坂は「地下鉄赤坂」と表示されているのに対し、綾瀬は地下鉄を冠せず、「綾瀬」と表示されています。
この表示についても前記の各業務用の旅客運賃表に掲げらた駅名表示どおりに印字された結果です。
東京地下鉄株式会社線の駅のうち、同社以外の会社線に同一駅名がある場合、原則として駅名に「地下鉄」を冠し、「地下鉄〇〇」とした形で旅客運賃表に記載されています。
ただし、東日本旅客鉄道会社線との連絡運輸運輸行っている接続駅のうち、連絡普通乗車券が発売できる接続駅については、「地下鉄」を冠しません。(北千住、西日暮里、中野等)
綾瀬についても連絡普通乗車券が発売できる接続駅のため「綾瀬」の表示となります。
地下鉄を冠した駅名は、定期乗車券の場合は印字されますが、普通乗車券の場合、地下鉄が印字されず、「〇地」の表示をもって地下鉄表示を省略しています。
なお、地下鉄成増及び地下鉄赤塚の各駅については、営団成増、営団赤塚からの改称により、地下鉄が冠されたので、他の駅の「地下鉄」表示とは少し意味合いが異なります。よって、同駅の普通乗車券の表示については、「〇地」表示ではなく、地下鉄成増又は地下鉄赤塚と印字されます。

往 東北沢⇒地下鉄北千住










東北沢⇒地下鉄北千住間の乗車券です。
地下鉄北千住が誤表示であると噂されている乗車券です。北千住は、東日本旅客鉄道会社線との連絡普通乗車券が発売できる接続駅なので、地下鉄北千住ではなく北千住です。連規別表及び小田急電鉄の各旅客運賃表とも北千住と記載されているので「地下鉄北千住」の表示は誤りで「北千住」が正当であると思われます。

特 メトロはこね90成城学園前⇒地下鉄北千住 2019.11.24










特 メトロはこね90 成城学園前⇒北千住 2019.12.-8










メトロはこね90号の特別急行券です。
小田急電鉄の券売機で購入すると「地下鉄北千住」表示、東京地下鉄の券売機で購入すると「北千住」表示になります。

下の画像は、小田急電鉄の券売機の特別急行券購入画面です。
霞が関は「地下鉄霞が関」ですが、北千住は地下鉄が冠されていません。やはり、地下鉄北千住は誤りで「北千住」が正しいのでしょう。
小田急券売機

yosi44125 at 23:32|PermalinkComments(0)

2019年12月22日

小田急電鉄の乗車券(2)

「小田急電鉄の乗車券」第2回は、新松田駅関連の乗車券を観察します。
新松田⇒小田急線220円 2019.11.10










松田⇒小田急線220円 2019.11.10










新松田⇒小田急線220円(小児110円)区間と松田⇒小田急線220円(小児110円)区間の乗車券です。発駅名が異なりますが、発売駅は何れも小田急線新松田駅です。
券面上部右方のコード番号を観ると発駅コードが0052(新松田)又は0053(松田)、着駅コードは、0048(秦野)と印字されているので、新松田又は松田から秦野ゆきの乗車券であることが分かります。
前者が小田急線新松田から小田原線の秦野までの乗車券、後者が御殿場線松田から連絡線経由小田原線秦野までの乗車券です。MSR端末は、特急ふじさん号乗車用として、御殿場線松田駅発の小田急線単独の乗車券が発券することができます。

新松田⇒秦野 2019.11.10








松田駅MR002発行 新松田⇒秦野間マルス券です。
東海旅客鉄道松田駅では、特急ふじさん号用の小田急線単独乗車券を同列車の停車駅に限って、マルスMR-52形端末で購入することができます。
秦野、本厚木、相模大野、新百合ヶ丘及び新宿の各駅については、ワンタッチメニューに経路入力発売操作(経由:松田「4637」)で登録されています。

新松田⇒本厚木 経由小田急線 2019.11.27










松田駅MR002発行 新松田⇒本厚木間マルス券です。
秦野ゆきのマルス券と比較すると、経由に「小田急線」が印字されています。小田急線の印字は、本厚木及び新宿着の乗車券に印字されますが、他の駅着の乗車券には印字されません。
新宿着の乗車券であれば、東日本旅客鉄道との接続駅なのでマルスのプログラム上、印字される理由が分かるのですが、本厚木着の乗車券に小田急線の経由が印字される理由はわかりません。
ところで、小田急のMSR端末は、御殿場線松田発の乗車券を発売するのに、実際乗車する御殿場線松田駅のマルス端末は、松田発を発売せず、何故新松田発を発売するのか。不思議といえば不思議です。
マルスのシステム上、松田発の乗車券を発売できるか否かは分かりませんが、できるものならば、松田発の方が適切であると考えます。

松田から新宿 6.-9.15




御殿場線松田駅発行 松田から新宿ゆき硬券乗車券です。
松田駅の小田急線硬券乗車券については、2018年の夏ころに廃止され、マルス発券に切り替わりました。晩年の硬券乗車券は、新松田発でしたが、以前は硬券乗車券も松田発で発売していました。

開成から松田⇒JR東海線240円 2019.11.10










開成から松田⇒JR東日本線240円 2019.11.10










開成から松田経由の旅客鉄道会社線連絡乗車券です。
松田⇒JR東海線240円区間と松田⇒JR東日本線240円区間の乗車券です。
松田は東海旅客鉄道御殿場線の駅で東日本旅客鉄道は通じていませんが、松田⇒JR東日本線表示の連絡乗車券も購入することができます。
これは、MSR端末で着駅を東日本線管内の駅を入力した場合に発券される様式です。コード番号を観察すると下記のとおり、入力した駅を特定することができます。
発駅コード0054(開成)、JR東海線着駅コード1727(駿河小山)、JR東日本線着駅コード0257(二宮)
御殿場線松田駅の自動券売機で旅客会社線の乗車券を購入した場合、駿河小山も二宮も「JR東海会社線240円区間」と印字された乗車券が発券されるので、松田⇒JR東日本線表示の乗車券は、少し違和感があります。
なお、国鉄からJRへ分割民営化された当時、他社境界駅付近の駅では、他社関連乗車券の様式を「JR東海会社線〇〇円区間」等の旅客鉄道会社名表示ではなく、「下曽我経由〇〇円区間」の例の様に経由駅名を表示して発売していた時期がありました。
MSR端末発券の乗車券も、接続駅「松田」印字の下あたりに下曽我経由あるいは、国府津経由等と経由印字したら分かりやすいと思われます。

yosi44125 at 10:40|PermalinkComments(0)

2019年12月19日

小田急電鉄の乗車券

代々木八幡⇒代々木公園 2019.11.24










代々木八幡⇒代々木公園間(経由代々木上原)の乗車券です。
八幡、公園、上原の代々木三兄弟が印字された乗車券です。両親はもちろん代々木駅と都営代々木駅です。
冗談はさて置き、今回から数回に分けて小田急電鉄の乗車券をいろいろ観察してみます。
小田急線と東京メトロ千代田線は、代々木上原を接続駅として、普通乗車券の連絡運輸を行なっています。連絡運輸の範囲は小田急線各駅(除く新宿・代々木八幡間)と千代田線各駅です。したがって、代々木八幡から千代田線各駅への連絡乗車券は連絡範囲外となり発売できませんが、例外として次の乗継割引運賃適用区間に限って連絡乗車券が発売することができます。
小田急線新宿・豪徳寺間各駅と千代田線代々木公園、明治神宮前の各駅

ところで、代々木八幡駅南口と代々木公園駅1番出口(八幡口)は直近(約50メートル、徒歩1分)に位置しているので、あえて遠回りとなる代々木上原を経由し、代々木公園駅へ至る乗車券を移動手段として購入する旅客はいないとう理由から代々木八幡駅の自動券売機には、代々木公園、明治神宮前ゆきの口座は設定されていません。よって、同区間の連絡乗車券は窓口で購入することになります。
ちなみに自動券売機に口座設定がないのは、同駅と新宿で隣接の参宮橋、南新宿及び代々木上原から下り方面の各駅には、口座設定があります。

代々木上原駅を接続駅とする乗継割引運賃適用区間の旅客運賃の割引額は、大人20円、小児10円で発売額は次のとおりです。
・130円(南新宿・梅が丘間各駅)+170円(代々木公園、明治神宮前各駅)
=300円(小児160円)乗継割引運賃280円(小児150円)
・160円(新宿、豪徳寺各駅)+170円(代々木公園、明治神宮前各駅)
=330円(小児170円)乗継割引運賃310円(小児160円)

MSR端末で発券する連絡乗車券は原則として、金額式で発券されますが、途中下車が可能な乗車券や乗継割引運賃適用区間の乗車券等については、着駅が単駅で表示された乗車券が発券されます。
単駅表示にする理由は、乗継割引運賃適用区間の一部区間に口座割れする区間があり、金額表示では割引適用区間外の乗車券であるか否か違いが分かりづらく、不都合が生じる場合があるためです。
なお、代々木上原接続で口座割れする区間は、次のとおりです。
・小田急線160円区間(新宿、豪徳寺・千歳船橋間)のうち
新宿及び豪徳寺は乗継運賃適用、経堂及び千歳船橋は適用しない
・東京メトロ線170円区間(代々木公園・地下鉄赤坂間)のうち
代々木公園及明治神宮前は乗継運賃適用、表参道、乃木坂及び地下鉄赤坂は適用しない

下北沢⇒明治神宮前 2019.12.15










下北沢から代々木上原⇒東京メトロ線170円 2019.12.15










下北沢⇒明治神宮前間の乗車券と下北沢から代々木上原⇒東京メトロ線170円(小児90円)区間の乗車券です。
東京メトロ線170円区間表示の乗車券は、着駅が印字されませんが、券面に印字された駅名コードからMSR端末の降車駅に表参道を入力して発券したことが分かります。なお、駅名コードについては、券面上部右方の羅列された数字のうち左から0007(下北沢)が発駅、次の3442(明治神宮前)又は2741(表参道)が着駅となります。また、着駅コードの右二桁は、接続駅コードを示し、代々木上原接続千代田線は58となります。接続駅コードは、東京メトロ線内の方面ごとに異なり、例えば、表参道経由銀座線各駅は51、国会議事堂前経由丸ノ内各駅は54等となり、経由線区ごとに個別の接続コードが設定されてます。
代々木上原からの千代田線旅客運賃は、明治神宮前、表参道とも同じ170円ですが、代々木公園及び明治神宮前の各駅は乗継割引運賃が適用するのに対し、表参道以遠の各駅は適用されないため、様式を変えて区分しています。

世田谷代田から代々木上原⇒明治神宮前 2019.12.-8





世田谷代田から下北沢⇒京王線130円 2019.12.-8





世田谷代田⇒明治神宮前間と世田谷代田から下北沢⇒京王線130円区間の乗車券です。
何れの乗車券も乗継割引運賃適用区間の連絡乗車券ですが、着駅が駅名式の東京メトロ線連絡乗車券に対し、下北沢接続の京王線連絡乗車券は、金額式で発券されています。これは、下北沢から京王線130円区間すべての駅が乗継割引運賃適用区間に含まれ、口座割れしないためです。

yosi44125 at 01:53|PermalinkComments(0)

2019年12月01日

羽沢横浜国大駅開業に伴う乗車券

2019年11月30日 羽沢横浜国大駅が開業しました。
同駅は、相模鉄道株式会社と東日本旅客鉄道株式会社の共同使用駅で相模鉄道株式会社側が出改札業務を行っています。

羽沢横浜国大⇒180円 2019.11.30





羽沢横浜国大⇒東日本線140円 2019.11.30





羽沢横浜国大⇒相鉄線180円(小児90円)区間と羽沢横浜国大⇒東日本線170円区間の乗車券です。
相模鉄道仕様の自動券売機2台が設置され、東日本会社線の乗車券についても購入することができます。同駅の掲示によると東日本会社線の乗車券類は、自動販売機に設定された口座に限り発売するとのことで、その他の乗車券類は発売しないと案内されています。

羽沢横浜国大⇒鶴見 2019.11.30 -










羽沢横浜国大⇒鶴見間のマルス券です。
経由は、「ーーー」と印字されています。
新駅開業に伴い、鶴見・羽沢横浜国大間に次のとおり経由線(線名カナコード)が設定されました。なお、経由印字はご覧のとおり設定されていません。

東海道本線3(トウカ3)
端末入力用経由線
MR形端末 羽沢支線
ME形端末 東海道本線3(東日本会社線POS端末についても同様)

ちなみに東海道線関連の経由線は、次のとおりです。
東海道本線(トウカ)東京・神戸間
東海道本線2(トウカ2)大垣・美濃赤坂間
東海道本線3(トウカ3)鶴見・羽沢横浜国大間
横須賀品鶴線(ヒンカ)品川・武蔵小杉・鶴見間
横須賀品川線(ヒンカシ)品川・新川崎間
横須賀鶴見線(ヒンカツ)鶴見・西大井間

羽沢横浜国大⇒鶴見 P 2019.11.30 -










羽沢横浜国大⇒鶴見間のPOS券です。
同区間は、口座方式において発売できますが、経路方式の入力方は次のとおりです。
東海道本線3(カナで入力する場合はトウカ3)

羽沢横浜国大⇒武蔵小杉 経由横須賀線 2019.11.30 -










羽沢横浜国大⇒武蔵小杉 経由新川崎 2019.11.30 -










羽沢横浜国大⇒武蔵小杉間のマルス券です。
同区間の乗車券ですが、次のとおり経由印字が異なります。
前者が「横須賀線」経由線トウカ3−ヒンカ
後者が「新川崎」経由線トウカ3−ヒンカツ
入力方により経由印字が異なります。
MR形端末の場合、自動案内又は経路入力により、経由線(線名カナコード)への置換えが異なる場合があり、結果的に経由印字が異なることがあります。


横浜⇒平沼橋 2019.1130










横浜⇒平沼橋間のマルス券です。
経由は「東海道・羽沢横浜国大」と印字されています。
相鉄線羽沢横浜国大・平沼橋間については、中央装置に運賃が収容されていないため、乗車券(自・社額入)操作で発券しています。
経由:東海道本線−東海道本線3
接続コード4676(羽沢横浜国大) 自・社分基準額230円 自・社線営業キロ8.1Km
発売額@540円

横浜⇒平沼橋 P 2019.11.30 -










横浜⇒平沼橋間のPOS券です。
経由は「東海道線・羽沢横浜」と印字されています。
経由印字は、マルス券と異なります。
マルス券については、経由線が5経路を超えた場合、接続駅である「羽沢横浜国大」が「羽沢横浜」に省略されて印字されますが、POS券の印字については、経路数に関係なく「羽沢横浜」と印字されます。

鶴見⇒西谷 2019.11.30 -










横浜⇒西谷間のマルス券です。
経由は「羽沢横浜国大」と印字されています。
羽沢横浜国大・西谷間については、中央装置に運賃が収容されているため、経路入力操作で発券しています。

羽沢横浜国大⇒西横浜 2019.11.30









羽沢横浜国大⇒西横浜間のマルス券です。
経由は「東海道・横浜」と印字されています。
相鉄線横浜・天王町間は、乗継割引運賃設定区間のためか、中央装置に運賃が収容されておらず、金額入力−自・社区間発売操作で発売しています。
経由:羽沢支線 鶴見 東海道
接続コード4674(横浜) 自・社分基準額150円 自・社線営業キロ1.8Km
発売額@460円

羽沢横浜国大⇒西谷 2019.11.30










羽沢横浜国大⇒西谷間のマルス券です。
経由は「東海道・横浜」と印字されています。
横浜・西谷間については、中央装置に運賃が収容されているため、経路入力操作で発券しています。

羽沢横浜国大駅開業に伴い、同駅接続の普通乗車券の連絡運輸が開始されるか否か、話題になりましたが、相鉄線各駅との連絡運輸が設定されました。
ただし、旅客連絡運輸取扱基準規程別表に掲げる旅客運賃及び営業キロ程表には、羽沢横浜国大から横浜までの旅客運賃及び横浜から羽沢横浜国大までの旅客運賃が記載されていないため、羽沢横浜国大(4676)接続で横浜着と横浜(4674)接続で羽沢横浜国大着の連絡乗車券は発売できません。
よって、次のような環状線一周連絡乗車券は発売できません。
横浜⇒(相鉄線)横浜 経由:東海道・羽沢横浜国大
羽沢横浜国大⇒(相鉄線)羽沢横浜国大 経由:東海道・横浜

yosi44125 at 02:44|PermalinkComments(0)

2019年10月22日

東武鉄道の出札補充券で川越まつり号に乗る

埼玉県川越市で行われる川越まつりの開催日に運転された「川越まつり号」に乗車しました。
当日、池袋駅のMV形端末でシートマップを確認したところ、余裕で空席があり購入に至りました。
また、乗車券は川越市から川越経由で横浜まで購入しました。

ザ 川越まつり 川越⇒大宮 2019.10.20











出補 川越市から横浜 2019.10.20
























川越市駅〇出 発行 川越市から横浜まで(川越経由)の出札補充券です。
当初の予定では、東武鉄道川越駅で川越⇒川越市(第一区間)、川越市⇒横浜(第二区間)の形態による連続乗車券の購入を企てたのですが、同駅から上位部署に発売の可否を確認したところ、連続乗車券では発売できないとの回答でした。
理由は、東武鉄道線内が連続乗車の形態にならず、往復乗車の形態になるため、川越⇒川越市間の片道乗車券と川越市⇒横浜間の片道乗車券の形態になるとの解釈でした。
次の区間のように東武鉄道線内が連続乗車となる場合は、発売が可能とのことでした。
新河岸⇒川越市(第一区間)、川越市⇒横浜(第二区間)
川越市⇒霞が関(第一区間)、霞が関⇒横浜(第二区間)
タカタカBは、川越市⇒横浜間が片道乗車券で発売できるので、連続乗車券が発売できると考えましたが、東武鉄道の解釈は当方と異なるようなので、川越⇒東武線150円区間の乗車券で川越市まで乗車し、川越市駅で横浜までの乗車券を購入しました。

yosi44125 at 09:57|PermalinkComments(0)

2019年09月26日

旅客営業規則第69条(大阪環状線通過)に関わる乗車券

旅客営業規則第69条第7号に基づき、大阪以遠(塚本又は新大阪方面)の各駅と、天王寺以遠(東部市場前又は美章園方面)の各駅との相互間の普通旅客運賃・料金は、その旅客運賃・料金計算経路が大阪環状線内の両線路にまたがる場合を除いて、天満経由大阪環状線の営業キロによって計算し、この区間内については、経路の指定を行わないと規定されています。
なお、この区間については、2004年3月13日に旅客営業規則第70条のから同規則69条に移行された経緯をもつ区間です。
美章園⇒新大阪 経由大阪環状線 2019.-8.16










美章園⇒新大阪間のマルス券です。
経由は、「阪和・大阪環状・東海道」と印字されています。
マルス経由線は「ハンワ−オオサ1−トウカ」です。
規則第69条では、天王寺・大阪間について、経路の指定は行わないと規定していますが、大坂環状線が印字されています。
なお、同区間は、天満経由が「オオサ1」、福島経由は「カンサ−オオサ2」の線名カナコードが設定され、経由印字については、通常前者が「大阪環状・京橋」、後者が「関西・大阪環状・西九条」と表示されますが、大阪環状のみ印字されるようプログラムされているようです。

美章園⇒新大阪 経由阪和線・東海道線










美章園⇒新大阪間の東日本旅客鉄道のPOS券です。
経由は、「阪和線・東海道線」と印字されています。
POS経由線は「ハンワ−オオサ1−トウカ」です。
マルス券と異なり、大阪環状線が印字されないようプログラムされています。
なお、一般的な経路のため、口座方式で発券しています。

天王寺⇒大阪 経由大阪環状線 2019.-8.16










天王寺⇒大阪間のマルス券です。
経由は、「大阪環状・京橋」と印字されています。
マルス経由線は「オオサ1」です。
天王寺・大阪間は、規則第69条が適用されないため、大阪環状に加え、京橋が印字されています。
なお、同区間は、大阪近郊区間相互発着の乗車券であるため、経路入力で「環状線 外」(カンサ−オオサ2)を要求しても最短経路である「環状線 内」(オオサ1)に経路補正されて発券されます。

天王寺⇒大阪 経由−−−










天王寺⇒大阪間のマルス券です。
経由は、「−−−」と印字されています。
POS経由線は「オオサ1」です。
東日本旅客鉄道のPOS券は、特定区間等の条件に関わらす、大阪環状は印字されないようプログラムされているようです。

大阪⇒大阪 経由大阪環状・京橋










大阪⇒大阪間のマルス券です。
経由は、「大阪環状・京橋・関西・大阪環状・西九条」と印字されています。
マルス経由線は「オオサ1−カンサ−オオサ2¥」です。大阪近郊区間相互発着の環状線一周となる乗車のため、「補正禁止」操作が必要です。

大阪⇒大阪 関西線 -










大阪⇒大阪間のPOS券です。
経由は、「関西線」と印字されています。
POS経由線は「オオサ1−カンサ−オオサ2¥」です。
関西線のみが印字され、大阪環状線は全く印字されません。大阪⇒大阪間の乗車券で関西線の経由印字は、違和感がありますね。





yosi44125 at 06:52|PermalinkComments(0)

2019年09月16日

旅客営業規則70条に掲げる太線区間を通過する乗車券

前回は、旅客営業規則第70条に掲げる太線内における賃計算経路(最短)以外に新幹線が介在する場合の経由印字について事例を記事にしましたが、今回は運賃計算経緯路上に新幹線が介在する場合の経由印字について調べてみました。

西大井⇒三河島 経由横須賀線・常磐線










西大井⇒三河島間のマルス券です。
券面の経由は「横須賀線・常磐」と印字されています。
マルス経由線は、次のとおりです。
「横須賀品鶴線−東海道本線−東北本線−常磐線」
旅客営業規則第70条の規定に基づき、品川・日暮里間については、経路を指定しないため、マルスシステムについても同区間の経由である「東海道・東北」が印字しないようプログラムされ、規定どおりの経由が印字されたマルス券が発券されます。

西大井⇒三河島 経由横須賀線・品川・新幹線










西大井⇒三河島間のマルス券です。
券面の経由は「横須賀線・品川・新幹線・東京・新幹線・上野・常磐」と印字されています。
マルス経由線は、次のとおりです。
「横須賀品鶴線−品川乗換−新幹線−東京乗換−東北新幹線−上野乗換−東北本線−常磐線」
品川・日暮里間については、印字が省略されず、新幹線及び乗換駅の印字が入力したとおりに表示されています。
この区間は、旅客営業規則第16条の2の規定により、新幹線と在来線は同一の線路として取扱いしますが、旅客営業規則第156条の規定により新幹線は東京近郊区間から外れること。これに基づき有効期間(旅客営業規則第154条)や選択乗車の可否(旅客営業規則第156条の2)等の効力が異なることから敢えて新幹線経由を印字するようプログラムしているのでしょうか。

pos西大井⇒三河島 経由横須賀線・常磐線










東日本旅客鉄道株式会社のPOS端末で発券した西大井⇒三河島間の乗車券です。
券面の経由は「横須賀線・常磐線」と印字されています。
経路入力したPOS経由線は、次のとおりです。
「品鶴線−品川−東海道山陽新幹線−東京−東北新幹線−上野−東北本線−常磐線三河島」
経路方式入力において、「経路入力ガイド」に「F8入力支援」から経由線を選定して発券していますが、POS端末では、下記のとおり線名カナコードによる入力についても可能です。
「ヒンカ−シンカ(乗車駅02品川、降車駅01東京指定)−トホシ(乗車駅01東京、降車駅02上野指定)−トウホ−シヨハニ」
POS端末は、旅客営業規則第70条の「太線内は、経路の指定を行わない。」の条文を遵守し、品川・日暮里間の経由を印字しないようプログラムされています。
新幹線の印字は経由として表示されませんが、在来線との区別は(幹)の印字で示し、
「■■■■・・・・・・・・」と(2−タ)の印字から品川・東京間が新幹線経由の他社関連の乗車券であると識別することができます。

yosi44125 at 17:48|PermalinkComments(0)

2019年09月15日

宮原⇒安善間の区間変更券

区変 宮原⇒安善










大宮駅F14発行 宮原⇒安善間の区間変更券です。
宮原⇒東日本会社線190円区間の乗車券を大宮駅にて、安善まで区間変更しました。
券面の経由は「高崎線・大宮・新幹線・東京・中央東・横浜線・東海・鶴見線」と印字されており、発売額は1.940円(原券190円+収受額1,750円)です。
券面印字の経由は上記のとおりですが、実際に乗車した経路は次のとおりです。
高崎線−東北本線4(埼京線)−赤羽線−山手線2−東北本線−上野−東北新幹線−東京−東海道本線−山手線1−中央東線−横浜線−東海道本線−鶴見線
営業キロ145.7Km 2,590円
なお、実際乗車する経路を入力し、マルス端末で要求すると中央装置は「要求区間 誤り」を回答します。
これは、旅客営業規則第70条に掲げる太線内の運賃計算経路(最短)以外の経路に東北新幹線(上野・東京間)が介在しているためです。上野・東京間が在来線経由であれば、東京近郊区間内相互発着の乗車券になりますので、発売額970円(営業キロ59.5Km)の乗車券が発券されます。
マルスシステムは、大都市近郊区間内相互発着の乗車券を要求した場合、入力した経路に関わらず、最安経路で発券する機能(経路自動補正)が備わっていますが、経路上に新幹線(一部区間を除く)を入力することによって、同近郊区間外の乗車券と判断し、入力どおりの経路で発券します。
ところが、規則第70条に掲げる太線内の運賃計算経路上(最短)に新幹線が介在しない場合は、中央装置が「要求区間 誤り」を回答するといわれています。

もう一度、画像の乗車券の経由を見てみましょう。
「高崎線・大宮・新幹線・東京・中央東・横浜線・東海・鶴見線」
MR形端末の入力経路は次のとおりです。
「高崎線 大宮 東北新幹線 東京 中央線 八王子 横浜線 東神奈川 東海道 鶴見
鶴見線」
規則第70条に掲げる太線内の運賃計算経路(最短)から外れている「新幹線・東京」が印字されています。
上野・東京間を東北新幹線で入力した場合は、「要求区間 誤り」を回答すのに対し、大宮・東京間を東北新幹線で入力すれば、券面に「新幹線・東京」が印字され、かつ運賃については規則70条に掲げる太線区間内を最短経路で計算された乗車券が発売されます。
この発券方は、大宮以遠(大宮及び土呂、宮原又は日進方面)の各駅と新横浜以遠(新横浜及び菊名又は小机方面)の各駅から規則第70条に掲げる太線内を通過する乗車券には対応していますが、東京・上野間及び東京・品川間相互について新幹線を経由し、同太線内を通過する乗車券には、システム的に対応していないため、問題がある取扱い方となっています。
規則70条は「太線区間を通過する場合の普通旅客運賃・料金は太線区間内の最も短い営業キロによって計算する。この場合、太線内は、経路の指定を行わない。」と規定していますので、「新幹線・東京」の経由印字は規則に反した表示となります。
ちなみに、大宮・赤羽間については旅客営業規則第69条が適用され、浦和・川口経由で運賃を計算しますが、与野本町・戸田公園経由でも乗車することができます。
規則第69条についても「各号の区間内については、経路の指定を行わない。」と規定されているため、経由印字は不要と考えますが、双方とも東北本線なので「東北」印字については特に問題はないでしょう。

規則上は、次のような経由表示が正しい表示となります。
  区間変更券 (幹)
 宮原 ⇒ 安善
 経由:高崎線・東北・中央東・横浜線・東海・鶴見線

さて、この乗車券を購入した目的のひとつは、乗車経路上の駅において途中下車を試みて対応を検証することでした。JR東日本の自動改札は途中下車に対応しており、その挙動等を観察しました。
まず、規則第69条の大宮・赤羽間については、東北本線4(埼京線)の駅で自動改札の通過が可能でした。規則第70条に掲げる太線内は、最短区間の経路(赤羽線−山手線2)では、自動改札の通過が可能でしたが、最短経路以外の駅では「乗り越しです。」の案内が出て扉は閉じました。また、途中乗車は「区間外です。」の案内がでました。ただし、上野駅の新幹線のりかえ口の自動改札については通過可能でした。乗車券に入場記録が赤で印字されました。
新幹線のりかえ口の自動改札は、通過できるよう磁気情報が記録されているようです。
東京駅では、在来線のりかえ口ではなく、直接出場できる日本橋口の自動改札に通してみました。結果は、「区間外です。」と案内しました。在来線の自動改札の出場は「乗り越しです。」でしたが、新幹線の自動改札は区間外となりました。係員がいる通路で、「途中下車します。特急券は記念にください。」と申し出たところ、新幹線特定特急券に無効印をペタリを捺し、「どうぞ」と言って出してくださいましたが、途中下車印は捺されませんでした。

東京駅で途中下車しなければ、旅客営業取扱基準規程第151条の規定により、神田・東京間を区間外乗車することができますが、途中下車する場合は、東京以遠の乗車経路によって、取扱いが異なります。旅客に同駅から先の乗車経路をお聞きし、東海道本線−山手線1経由で中央東線に至るのであれば、途中下車可能で途中下車印を捺して出場。中央東線(四ツ谷経由)で乗車する場合は、神田・東京間の運賃140円を収受、券面に「神田駅下車代」と証明し、乗車時は東京⇒神田間の乗車券を別途購入するよう案内しなければなりません。
ちなみに、同様の乗車券をMV形端末で購入した場合、購入時、画面のご案内に「東京駅を含む折り返しの区間では、途中下車できません」と表示されると思われます。

特幹特 上野⇒東京










使用した上野・東京間の特定特急券 この区間を新幹線で移動する旅客は一日どのくらいいるのだろうか。


yosi44125 at 05:05|PermalinkComments(0)

2019年08月19日

JR難波⇒高速東条間のマルス券

2019年4月1日 西日本ジェイアールバス株式会社中国高速線の運賃改定(値上げ)以降、西日本旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸取扱基準規程別表の旅客運賃欄に掲げられた東条及び社の駅名表示が、高速東条及び高速社にそれぞれ改められましたが、マルス端末の駅名ファイルについても東条(自)から高速東条(自)に改められました。

JR難波⇒高速東条 2019.-7.12










JR難波駅F2発行 JR難波⇒高速東条間のマルス券です。
発券は「金額入力−基準額発売操作」で行っており、経由は下記のとおり手書事項になります。
「関西 今宮 環状線外 大阪 東海道 尼崎 JR東西 京橋 環状線外 天王寺 関西 久宝寺 おおさか東/」で、ほぼMR形端末の経路入力どおりの経由が記入されています。接続駅の記入がありませんが新大阪です。

なお、「金額入力−自・区間発売操作」で上記の経路、接続コード6056、自・社分基準額1,120円及び自・社線営業キロ53.7KMを入力し発信するすると中央装置は「接続コードなし」を回答しました。
これはおそらく、入力した経路からマルス経由線(線名カナコード)への置き換えが正しく処理できなかったことが原因と思われます。
「金額入力−自・社区間発売操作」において、接続コードなし又は要求区間誤りが回答した場合の対処として、降車駅を一旦接続駅に指定し、経路入力で経路確定後、降車駅を自・社着駅に変換して発信する方法があります。
この場合は、乗降駅をJR難波⇒新大阪で経路入力確定後、JR難波⇒高速東条(自)にして発信する方法です。ところが、この方法を試みると中央装置は、「最大経路数オーバー」を回答します。
「接続コードなし」は解消されましたが、新たに「最大経路数オーバー」がエラーの原因になりました。
マルス経由線(線名カナコード)は、次のとおりです。
カンサ−オオサ2−トウカ−トウサ
オオサ1−カンサ−オサヒ1−カタマ
オサヒ2
以上9経路です。
「乗車券発売操作」の最大経路数は16経路ですが、「金額入力−自・社区間発売操作」の最大券路数は8経路のため、オーバーと回答したのです。
最大経路数オーバー=補充券対応との認識が定着しているため、補充券で発売する場合がありますが、発着区間が自社完結の場合は、「金額入力−基準額発売操作」で発券及び発売することが可能です。

yosi44125 at 01:26|PermalinkComments(0)

2019年05月05日

分倍河原⇒分倍河原間の片道補充乗車券 2

東日本旅客鉄道南武線分倍河原駅は、京王電鉄株式会社との共同使用駅で京王電鉄の社員が出改札業務を行っています。
同駅には、東日本旅客会社の補充片道乗車券及び補充往復乗車券が設備されていることは有名で、自動券売機で発売していない区間であれば購入することができます。
これらの乗車券は、定期券うりばの窓口で発売していましたが、下記(京王電鉄HPから引用)のとおり窓口が廃止になりました。

お知らせ
分倍河原駅 定期券発売窓口閉鎖について
 2019年4月12日(金)をもちまして、分倍河原駅定期券発売窓口を閉鎖いたします。
 なお、京王線が発駅の定期券につきましては、自動券売機でこれまで通りご購入いただけます。また、JR線の定期券以外の乗車券類につきましては、引き続き発売いたします。

窓口廃止後も補充片道乗車券及び補充往復乗車券は、引き続き発売するとのことで、5月3日に分倍河原⇒分倍河原間の乗車券を購入し途中下車の旅に出かけてきました。
なお、今後、補充乗車券を購入するときは、京王、JR共同の改札ラッチにいる係員に申し出て購入することになります。
購入した補充券を観察すると元号名がない西暦対応の券でした。券番4001以降、新券になったようです。参考までに過去に購入した分倍河原⇒分倍河原間の乗車券を併せて掲げましたのでご覧ください。
すべて経由に新幹線を組み入れて、途中下車可能の乗車券として購入しています。経由表記の特徴として、新幹線を「〇幹」と記入しています。これは、同駅に設備されている経由ゴム印の新幹線経由が「〇幹」となっているため、ゴム印に習い手書きについても「〇幹」で記入する伝統があります。
よろしければ関連記事もご覧ください。
関連記事

分倍河原⇒分倍河原4006












2019年5月3日発行 券番4006 発売額1,940円
経由:南武・中央東・横浜線・新横浜・新幹線・品川・山手線・中央東・武蔵野・南武


分倍河原⇒分倍河原3563












平成30年2月17日発行 券番3563 発売額1,840円
経由:南武・東海道・東京・新幹線・上野・東北・武蔵野・中央東・南武


分倍河原⇒分倍河1368












平成22年3月11日発行 券番1368 発売額2,520円
経由:南武・中央東・横浜線・相模・東海道・横浜線・新横浜・新幹線・品川・東海道・南武

yosi44125 at 03:33|PermalinkComments(398)

2019年05月02日

かいじ123号自由席特急券

2019年3月16日のダイヤ改正で中央東線(あずさ号の運転区間千葉・新宿及び塩尻・南小谷間を含む)を走る特急列車の自由席が廃止になり、全車両が指定席化されました。
これにより同日から自由席特急券の発売が終了し、新たに座席未指定券の発売が開始されました。
ダイヤ改正前日から当日にかけて日を跨いで運転する列車の特急券等は、改正当日に同名称の列車が2本運転することになり、当日に運転する区間に対する特急券等の発売がマルス端末によらず、料金補充券対応になる場合がありダイヤ改正のたびに話題になります。
今回は、かいじ123号の大月・甲府間における自由席特急券について、マルス端末での発売制限がかかり、料金補充券対応になりました。

料補 かいじ123号












越生駅発行 大月⇒塩山間の自由席特急券です。料金補充券で発券しています。
記事欄には「3月16日乗車 かいじ123号限定」と記入しています。
3月9日、越生駅で東武線単独のマルス乗車券を購入していたら、窓口内に何やら料金補充券の報告片とPOSで実績入力したレシートがたくさん置いてあるのを発見。
「料金補充券ですか。」と聞くと、「そう、かいじの特急券、今日は皆買っているよ」と、暗に「買わない?」と言っていると解釈したタカタカBが「1枚買ってもいいですか。」と伺うと「乗らないなら子供でいいよね。」との配慮に甘え、小児券を1枚購入しました。

pos かいじ123










POS端末発行の大月⇒塩山間のB自由席特急券です。
券面には「かいじ123号に限り有効」と記入され、駅名小印が押されています。
POS端末ではシステム上、発売制限は行われておらず購入することができました。


マルス かいじ123





マルス端末発行の大月⇒塩山間のB自由席特急券です。
券面には「3/15(始発駅基準)かいじ123号に限る」と記入されています。
自由席特急券の要求では中央装置側で発売制限をかけているため発券できませんが、基準額−自由席券発売操作ではマルス端末で発券が可能です。
券種別「自由席特急券」
自他区分「自社完結」
基準額−JR(急行料金)「510」
B料金適用指定
ただし、この操作は自社完結に限ります。かいじ123号の運転区間は東日本旅客会社管内ですので、東日本旅客株式会社以外の駅では購入することはできません。

3月16日、大月・甲府間のかいじ123号については自由席特急券で乗車可能のため、POS又はマルス端末による同区間の自由席特急券の発売は制度上問題ありません。今回は3月16日以降、自由席特急券を誤って発売するのを防止する目的で発券を制限したものです。

yosi44125 at 00:19|PermalinkComments(61)

2019年04月21日

おおさか東線関連の乗車券

3月16日のダイヤ改定に合わせ、おおさか東線久宝寺・新大阪間が開業しました。
開業当日は、仕事と重なり訪問できませんでしたが、3月23日に乗車してきました。
遅ればせながら新開業区間に関わる乗車券をご覧ください。

JR淡路⇒JR淡路 経由おおさか東










千葉駅−E1発行 JR淡路⇒JR淡路間のマルス券です。
経由は「おおさか東・片町線・大阪環状・東海道・おおさか東」と印字されてます。
発売駅の千葉は、ME-4形端末が設置されているので線名カナコード直接入力により発券しました。
経由「オサヒ2¥−カタマ¥−オオサ1¥−トウカ¥−オサヒ2¥」
MR形端末の経路入力は、入力用の経由線名から線名カナコードに置き換えて中央装置に要求するのに対し、ME形端末は現在でも昔ながらの線名カナコード入力が可能です。
ちなみにMR形端末の経路入力は次のとおりです。
経由「おおさか東 鴫野 片町線 京橋 環状線 外 大阪 東海道 新大阪 おおさか東」

JR野江⇒野江 経由おおさか東・片町線










鴫野駅MK1発行 JR野江⇒野江間のマルス券です。
おおさか東線は、京橋を接続駅として京阪電鉄株式会社線と連絡運輸を行っているので、ご覧のような連絡乗車券を購入することができます。
JR野江駅は、みどりの窓口がなく、自動券売機にも連絡乗車券の口座がありません。また、顧客操作型端末(MV形端末)が設置されていますが、オペレーターを呼び出して運送申し込みができる「みどりの券売機プラス」は設置されていないため、JR野江駅で京阪線の連絡乗車券を購入することはできません。
なお、京橋から京阪線の初乗り区間(150円)は、西日本会社線との乗継割引運賃が適用され中央装置に運賃が収容されていないため、金額入力−自・社区間発売操作で発券しています。

野江310円京橋⇒西日本160円小





野江駅発行 野江からJR野江ゆきの乗車券です。
京阪線野江駅は自動券売機の口座に京橋経由西日本会社線ゆき連絡乗車券の口座がありますので購入することができますが、金額式のためJR野江駅が印字されません。
野江駅の連絡運賃表には、新しく開業したJR野江・南吹田間の駅名もきちんと掲示しています。趣味で乗車する人はともかく、野江駅から京橋のりかえでおおさか東線の各駅まで乗車する人はいないでしょうから、おおさか東線の欄に「※京橋のりかえ」と表示し注意喚起しています。
京阪野江駅運賃表
京阪線野江駅の連絡運賃表


JR淡路⇒阪急塚口 










鴫野駅MK1発行 JR淡路⇒阪急塚口間のマルス券です。
おおさか東線は、大阪(阪急梅田)を接続駅として阪急電鉄株式会社線と連絡運輸を行っていますので、ご覧のような連絡乗車券を購入することができます。
なお、阪急線の淡路駅は連絡運輸区域外のため、残念ながらJR淡路⇒淡路間の連絡乗車券を購入することはできません。

今回開業したJR野江・南吹田間の各駅は、みどりの券売機(MV形端末)が設置されましたが、プラス機能(遠隔センター係員との通話により運送申し込みができる機能)が施されていない機種のため、プラス機能の設置がある鴫野駅で購入しました。
購入を申し出るとオペレーターは「他の駅から乗車する乗車券は発売できません。乗車駅までの定期券や回数券などがあれば発売できます。」と他乗代(他駅発乗車券代理発売の略)はできないと説明しました。
試しに本日有効の(企)青春18きっぷを提示したところ、「確認します。」とモニターの画面が消え待つこと約5分、「お待たせしました。発売できます・・・」

他乗代の取扱いについては、旅客鉄道各社とも、みどりの窓口の廃止、営業時間の短縮、駅員無配置駅化のなど合理化が進み、旅客が鉄道事業者と運送契約する機会が著しく減少している状況にかんがみ、実務上柔軟に対応しているのが実情です。
東日本旅客会社のMV形端末では、社線発を含めた他乗代を当たり前のように行っていますし、西日本旅客会社のMV形端末でも操作方法によっては、他駅発の乗車券を購入することができます。また、支社の方針や地域特性などから普段から条件なしで他乗代を取り扱っている場合もあります。

ところで、連絡乗車券と旅客鉄道会社完結となる乗車券では、乗車券の発売範囲の条件が異なることをご存知でしょうか。(下記、旅客連絡運輸規則第14条、旅客営業規則第20条参照)
実は、JR野江⇒野江間及びJR淡路⇒阪急塚口間の連絡乗車券は、鴫野駅からJR野江又はJR淡路駅までの乗車券を所持していたとしても、規則上他乗代ができないことになります。これができるのは、旅客鉄道会社完結となる乗車券の場合で、この連絡乗車券は、西日本旅客鉄道の駅では一切買えない乗車券です。

ここまで書くと「タカタカBは規則上買えない乗車券を恫喝して購入した。」等の批判がでそうですが、これらの乗車券は、タカタカBの運送申し込みに対し、鉄道事業者が発売可能と判断した結果になりますので記事にさせていただきました。

下記の規則を比べると、制度上おもしろい発見がありますね。
例えば、西日本旅客会社京都駅において、津⇒(伊勢線)津 経由:紀勢・関西・河原田の連絡乗車券は規則上購入することができませんが、(伊勢線)津⇒津 経由:河原田・関西・紀勢の連絡乗車券は購入することができます。旅客鉄道発は購入できないのに社線発は購入できる事例で、実際に津⇒(伊勢線)津間の乗車券を購入しようとした旅客に「規則上発売できません。逆方向なら発売することができます。」と案内したら一般旅客は矛盾していると感じるでしょう。

西日本旅客鉄道株式会社連絡運輸規則
(乗車券類の発売範囲)
第 14 条 乗車券類を発売する範囲は、別表に定めるとおりとする。
2 駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限つて発売する。ただし、次の各号に掲げる場合で、その発着区間が別に定める旅客の連絡運輸区域であるときは、他駅から有効な乗車券類(当社と連絡運輸の取扱いを行う連絡会社線の駅着又は発となるものに限る。)を発売することがある。
(1)急行券、特別車両券及び座席指定券を発売する場合
(2)指定券と同時に使用する普通乗車券を発売する場合
(3)旅客規則第3条第9号に規定する指定券と同時に使用する普通乗車券を発売する場合
(4)旅客会社線の駅で次の連絡会社線の駅発となる第2号及び第3号に規定する普通乗車券以外の普通乗車券を発売する場合
道南いさりび鉄道株式会社線
IGRいわて銀河鉄道株式会社線(盛岡を発駅とし、青い森鉄道株式会社線を経由して青森以遠(油川方面)まで乗車する場合に限る。)
えちごトキめき鉄道株式会社線
伊豆急行株式会社線
富士急行株式会社線
伊豆箱根鉄道株式会社線
伊勢鉄道株式会社線
IRいしかわ鉄道株式会社線
WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線
土佐くろしお鉄道株式会社線
(5)発売駅の属する運輸機関内の駅から有効となる団体乗車券を発売する場合
(6)別に定める列車を利用する旅客に対する団体乗車券を発売する場合
(7)発売駅の属する運輸機関内の駅から有効となる定期乗車券を発売する場合
3 車船内において発売する乗車券類は、旅客の当該乗車船に有効な普通乗車券及び旅客の乗車した列車等に有効なものに限つて発売する。ただし、前途に有効な乗車券類を発売することがある。
(注1) 連続乗車券は、各区間ごとの発着駅が連絡運輸区域内にあり、かつ、連絡会社線区間については、規程別表に示されている連絡会社線旅客運賃に基づいて運賃計算ができる場合に限つて発売する。
(注2) 第2項第6号の「別に定める列車」とは、旅客会社線と連絡会社線とに直通して運転する列車のうち、特に指定したものをいう。

西日本旅客鉄道株式会社旅客営業規則
(乗車券類の発売範囲)
第20条
駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限って発売する。ただし、次の各号に掲げる場合は、他駅から有効な乗車券類を発売することがある。
(1)指定券と同時に使用する普通乗車券を発売する場合。
(2)乗車券(通学定期乗車券を除く。)を所持する旅客に対して、その券面の未使用区間の駅(着駅以外の駅については、途中下車のできる駅に限る。)を発駅とする普通乗車券を発売する場合。
(3)駅員無配置駅から有効となる普通乗車券、定期乗車券又は普通回数乗車券を、その駅員無配置駅に隣接する駅員配置駅において発売する場合。
(4)団体乗車券又は貸切乗車券を発売する場合。
(5)急行券、特別車両券、寝台券、コンパートメント券及び座席指定券を発売する場合。ただし、立席特急券及び特定特急券にあっては、別に定める駅からのものに限って発売することがある。
2 車内において発売する乗車券類は、旅客の当該乗車に有効な普通乗車券及び旅客の乗車した列車に有効なものに限って発売する。ただし、前途の列車に有効な乗車券類を発売することがある。

yosi44125 at 08:55|PermalinkComments(45)

2019年04月12日

連絡運輸契約をしていない旅客会社線を経由する連絡乗車券

新横浜⇒東武ワールドスクウェア










新横浜駅VF1発行 新横浜⇒東武ワールドスクウェア間の乗車券です。
経由は「新横浜・新幹線・東京・東北・栗橋」と印字されています。
新横浜・東京間は、東海道新幹線を経由する連絡乗車券ですが、東海旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸規則別表には、東武鉄道株式会社線の記載がありません。また、東日本旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸規則別表の「経由運輸機関名及び区間」の欄についても東海旅客会社線の記載がありませんので、東海道新幹線経由の東武鉄道連絡乗車券は、規則上誤発売になります。
顧客操作型マルス端末(MV形端末)では、システム上、このような連絡運輸契約をしていない旅客会社線経由の連絡乗車券を購入することができます。
ただし、連絡乗車券の発売は東日本旅客会社のMV形端末に限り、東海旅客会社のMV形端末では購入できません。なお、日光号、きぬがわ号及びスペーシアきぬがわ号の連絡特急券については、東海旅客会社のMV形端末でも購入することができます。

B特 日光1号 大宮⇒下今市










米原駅MK31発行 大宮⇒下今市間の日光1号のB特急券です。
券面下部に(4−タ)の印字がありますので、西日本会社線米原駅発行の連絡特急券です。
連絡特急券についても東武鉄道と連絡運輸を行っていない旅客会社で購入することができますが、規則上発売できる根拠は確認できませんでした。

yosi44125 at 04:14|PermalinkComments(33)

2019年04月06日

横浜⇒大阪間(単駅表示)のマルス券

横浜⇒大阪 単駅










戸塚駅F1発行 横浜⇒大阪間のマルス券です。
経由は「東海・新川崎・南武・東海・品川・新幹線・新大阪・おおさ東・関西・大阪環・JR東西・東海」と印字されています。
マルス経由線(線名カナコード)は次のとおりです。
トウカ−ヒンカツ−ナンフ−トウカ
トミシナB−シンカ−オサシオB−オサヒ
カンサ−オオサ1−トウサ−トウカ

横浜⇒大阪間の乗車券を購入すると、券面表示は通常「浜」横浜市内⇒「阪」大阪市内と表示されますが、画像の乗車券は単駅表示されています。
「浜」横浜市内や「阪」大阪市内などの表示は、「特定都区市内」といい旅客営業規則第86条で次のとおり規定されています。

(特定都区市内にある駅に関連する片道普通旅客運賃の計算方)
第 86 条 次の各号の図に掲げる東京都区内、横浜市内(川崎駅、尻手駅、八丁畷駅、川崎新町駅及び小田栄駅並びに鶴見線各駅を含む。)、名古屋市内、京都市内、大阪市内(南吹田駅、高井田中央駅、JR河内永和駅、JR俊徳道駅、JR長瀬駅及び衣摺加美北駅を含む。)、神戸市内(道場駅を除く。)、広島市内(海田市駅及び向洋駅を含む。)、北九州市内、福岡市内(姪浜駅、下山門駅、今宿駅、九大学研都市駅及び周船寺駅を除く。)、仙台市内又は札幌市内(以下これらを「特定都区市内」という。)にある駅と、当該各号に掲げる当該特定都区市内の◎印の駅(以下「中心駅」という。)から片道の営業キロが 200 キロメートルを超える区間内にある駅との相互間の片道普通旅客運賃は、当該中心駅を起点又は終点とした営業キロ又は運賃計算キロによって計算する。ただし、特定都区市内にある駅を発駅とする場合で、普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内の外を経て、再び同じ特定都区市内を通過するとき、又は特定都区市内にある駅を着駅とする場合で、発駅からの普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内を通過して、その特定都区市内の外を経るときを除く。

横浜市内の中心駅横浜と大阪市内の中心駅大阪間の片道の営業キロは200Kmを超えていますが、同規則後段の規定により発着駅とも単駅表示になります。
横浜市内は鶴見・鹿島田間及び川崎・新横浜間、大阪市内は新加美・加美間及び加島・塚本間が特定都区市内外又は通過となる区間です。
なお、この乗車券を中央装置に要求したところ、マルスシステムは発着区間を「横浜⇒大阪市内」で回答しました。横浜市内は自動的に横浜(単駅表示)になりましたが、大阪市内についてはフルキーの「降車駅 単駅指定」を押下して大阪にしました。
大阪市内が自動的に単駅表示にならないのは、おそらく旅客営業取扱基準規程第150条第2項に規定する区間外乗車の特例(下の図)が起因しているのかもしれません。

同区間の乗車券は、次のパターンが考えられます。
1 横浜⇒「阪」大阪市内 9,290円
  経由:東海・新川崎・南武・東海・品川・新幹線・新大阪
  
2 横浜⇒「阪」大阪市内 9,610円
  経由:東海・新川崎・南武・東海・品川・新幹線・新大阪・おおさ東・関西・大阪環・
     JR東西・東海

3 横浜⇒大阪 9,610円        
  経由:東海・新川崎・南武・東海・品川・新幹線・新大阪・おおさ東・関西・大阪環・
     JR東西・東海

大阪市内、久宝寺及び尼崎で途中下車の要が無ければ、1の乗車券を購入すれば大阪市外である新加美・加美間及び加島・塚本間を経由して乗車することができます。
中央装置の回答のとおり、2の乗車券を購入した場合は、久宝寺及び尼崎に限り途中下車が可能となりますが、旅客営業規則第86条後段の規定から着駅表示は大阪(単駅)にして発売すべきであると考えます。
3の乗車券を購入した場合は、経路上の各駅で途中下車することができます。

大阪市内特例
(「JR西日本 JRご利用ガイド きっぷのご案内」より)


yosi44125 at 05:24|PermalinkComments(13)

2019年04月01日

西日本JRバス中国高速線運賃改定と連絡運輸

2019年4月1日 西日本ジェイアールバス株式会社中国高速線の運賃が改定(値上げ)されました。
西日本旅客会社線各駅と中国高速線の各駅(規程別表の旅客運賃欄に運賃表示が無い駅を除く)では、連絡運輸が行われています。連絡運輸の改廃についてはダイヤ改正や運賃改定時に行われることが多く、運賃改定後の動向が話題になっていましたが、3月20日付の西日本旅客鉄道株式会社営本達において、4月1日中国高速線旅客運賃改正後の規程別表が示され、4月1日以降も連絡運輸が継続することが分かりました。
なお、2018年4月1日のダイヤ改正時に改称された東条及び社の各駅についても一年の時を経て、規程別表の表示も高速東条及び高速社に改められました。

塚本⇒東条
塚本⇒東条間のマルス券です。
経由は「東海道・大阪」と印字されています。
東条の表示も3月31日限りで廃止されます。3月31日から4月1日にかけてのマルス改修で、高速東条が駅名ファイルにダウンロードされれば、4月1日以降、高速東条の表示になります。
乗車券は、金額入力−自・社区間発売操作で発券しています。
旅客運賃は次のとおりです。
塚本・大阪間160円(小児80円)
大阪(大阪駅JR高速バスターミナル)・東条間1,130円(小児570円)
合計1,290円(小児650円)
小児運賃は650円ですが、券面の表示は640円と印字されています。
これは、西日本旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸規則第51条第1項第2号に基づいて運賃を算出しているためです。

(小児普通旅客運賃)
第51条 小児普通旅客運賃は、次の各号に定めるところにより計算した額とする。
(2)旅客会社線とJR自動車線にまたがる場合の小児片道普通旅客運賃は、第48条第1号に規定するところによつて計算した大人片道普通旅客運賃を折半し、端数整理した額とする。

上記の規定により小児片道普通旅客運賃は、80+570=650円ではなく、160+1,130÷2=645円 端数整理して640円になります。
したがって、同区間を小児が乗車する場合、連絡乗車券を購入せず旅客会社線と中国高速線を個別に乗車券を購入したときは10円高くなります。

京橋⇒コウソクトウジョウ - コピー

京橋⇒コウソクトウジョウ間のマルス券です。
乗車日は4月1日で旅客運賃は640円です。運賃の内訳は塚本⇒東条間の乗車券と同様です。
着駅名はフルキーの「駅名カナ 事務管」を指定して入力しています。
この乗車券を連絡乗車券で購入せず旅客会社線と中国高速線を個別に購入したときは運賃が、80+600=680円となります。
これは、中国高速線の乗車券が西日本ジェイアールバス株式会社一般乗合旅客自動車運送事業運送約款に基づき、乗車時(4月1日)の運賃(大人1,200円、小児600円)が適用されるためです。

第3節 運賃及び料金
第22条 運賃及び料金
当社が旅客から収受する運賃及び料金は、乗車時(定期乗車券、定期回数乗車券及び乗降停留所を指定した回数乗車券においては当該乗車券の購入時)において国土交通大臣又は地方運輸局長へ届け出て実施しているものによります。

連絡乗車券の場合、旅客連絡運輸規則(同規則第8条 旅客営業規則第5条準用)に基づいて発売するため、3月31日までに購入すれば、4月30日までの乗車分は、旧運賃で乗車できることになります。

天王寺⇒コウソクトウジョウ 経由:大阪環状・大阪 - コピー











天王寺⇒コウソクヤシロ 経由:大阪環状・大阪 - コピー






天王寺⇒コウソクトウジョウ間と天王寺⇒コウソクヤシロ間のマルス券です。
高速東条及び高速社への改称は、1年前の2018年4月1日で旅客連絡運輸取扱規程別表の旅客運賃表に掲げられた駅名は修正されませんでしたが、一部の駅では「駅名カナ 事務管」入力で改称後の着駅名で発売していた駅がありました。
これは、中国高速線の営業キロが規程別表に掲げられていないため、駅から西日本ジェイアールバス株式会社へ電話で問い合わせた際、駅名が改称されたことを知り、改称後の駅名で発売した事例です。

yosi44125 at 02:25|PermalinkComments(6)

2019年03月22日

越生駅のマルス券

越生駅1




  越生駅の改札と精算窓口
 東日本旅客鉄道の駅で精算窓口が現存する駅は珍しい。設備としての窓口が残る駅はあるが、その多くは窓が塞がれ、改札通路に面した窓口で対応することが多い。
越生駅の精算窓口は、カーテンが開かれ、実際に精算業務を行う駅として貴重な存在で国鉄時代を彷彿とさせる駅であった。
 なお、精算業務は専ら不足運賃収受等であり、払戻し業務は出札で行われ、出札窓には「払いもどし」と書かれていた。実務では出札窓口で取扱われている払戻し業務であるが、本来、改札業務であり、おそらく運輸収入上は改札払戻しとして処理され、出札から改札へ資金交付されていたと思われる。

 同駅は、東日本旅客鉄道八高線と東武鉄道越生線の共同使用駅で、旅客鉄道が出改札業務を行っており、POS端末で東武線単独の乗車券を発売する駅として知られた存在でしたが、2018年の夏にPOS端末装置の機器更新が行われた際、発券装置が撤去され、POS端末による乗車券の発売は終了しました。
 その後、マルスME-X形端末により乗車券を発売していましたが、マルス中央装置には東武東上線の運賃が収容されていないため、発券は乗車券(基準額入力)発売操作で発売していました。 
 
 東日本旅客鉄道越生駅は、3月16日のダイヤ改正を機に駅員無配置駅となり、旅客鉄道が発売する東武線単独乗車券は過去のものになりましたが、新築の待合室内に東日本線の自動券売機1台が設置されました。
 一方、東武鉄道越生駅は新たに自動券売機及び自動改札機がホーム端の通路に設置されましたが、通路が狭隘で窓口等の建物を設置する場所がなく、駅員は改札口付近に立って案内業務を行っています。
 
それでは、越生駅のマルス券をご覧ください。
越生⇒(秩父線)熊谷 経由寄居










越生駅A1発行 越生⇒(秩父線)熊谷間のマルス券です。
秩父鉄道線はマルス中央装置に運賃が収容されているため、経路入力(自動案内で経路が構成される。)で発売することができます。

越生⇒(東武線)越生 経由:八高・小川町










越生駅A1発行 越生⇒(東武線)越生間のマルス券です。
経由は「八高・小川町」と印字されています。
東武鉄道東上線はマルス中央装置に運賃が収容されていないため、乗車券(自・社区間入力)で発売しています。(自・社分基準額470円)

(東武線)越生⇒つきのわ





越生駅A1発行 越生⇒つきのわ間の東武線単独マルス券です。
東武鉄道東上線はマルス中央装置に運賃が収容されていないため、乗車券(基準額入力)で発売しています。(大人基準額 自・社1 420円)


(東武線)越生⇒大宮 経由:川越





越生駅A1発行 越生⇒大宮間のマルス券です。
社1⇒JR形態の連絡乗車券です。東武線及び旅客会社線とも基準額を入力して乗車券(基準額入力)で発売しています。(大人基準額JR 320円 自・社1 360円)
経由は手書事項となり「川越」と記入しています。

(東武線)越生⇒小田原 経由:東武線・池袋






越生駅A1発行 越生⇒小田原間のマルス券です。
社1⇒JR形態の連絡乗車券です。東武線及び旅客会社線とも大人基準額を入力して乗車券(基準額入力)で発売しています。(大人基準額JR1660円 自・社1 720円)
経由は手書事項となり「東武線・池袋・山手線・上野・新幹線・東京・東海道」と記入しています。
新幹線を経由しているため、有効日数が2日となり、途中下車が可能となります。この乗車券は、ムーンライトながら乗車用として購入したもので(企)青春18きっぷと併用しました。
なお、東武鉄道では新幹線経由の乗車券を発売できないため、この乗車券は東武鉄道受託業務員たる出札係員が発売したものではなく、東日本旅客鉄道出札係員が本務として旅客連絡運輸規則第14条第2項第3号の規定に基づいて発売したものです。
120ミリ券で自動改札が通れないため、東武鉄道の係員に申し出たところ、改札印(チケッター)で入鋏してくれました。

yosi44125 at 21:42|PermalinkComments(10)

2019年03月18日

成田⇒藤代間の鹿島臨海鉄道線通過連絡マルス乗車券(3)

成田⇒藤代 経由:「海」










池袋駅MV14発行 成田⇒藤代間の鹿島臨海鉄道通過連絡のマルス券です。
マルス経由線(線名カナコード)は、次のとおりです。
ナリタ−カシマ−4551−4552
シヨハ−ミト−トウホ−アカハ
ヤマテ2−チユト−ヨコハ−トミシヨB
シンカ−トミトウB−トウホ−シヨハ
以上16経路
券面の印字は「成田線・サッカー・水戸・東北・中央東・横浜線・新横浜・新幹線・東京・常磐」と表示され、鹿島サッカースタジアムの印字がサッカーと短縮表示されています。なお、MV形端末のプログラムにより、カシマ(鹿島)、ミト(水戸線)及びトウホ(東北)が省略されています。
アカハ(赤羽線)及びヤマテ2(山手)の表示については、経路が旅客営業規則第70条第1項に掲げる図の太線区間を通過する乗車券であり、同太線区間内発着の乗車券ではないため印字されません。

ところで、券面を観察すると、下部に(2−タ)と印字されています。これは、東日本旅客鉄道株式会社が発売した他社関連の乗車券であることを示す印字です。
新横浜・東京間を東海道新幹線経由で要求しているため他社関連の乗車券として発売されましたが、鹿島臨海鉄道株式会社線は、東海旅客鉄道株式会社線と連絡運輸を行っていませんので明らかに誤発売の乗車券となります。
現行のえきねっと及びMV形端末のプログラムでは、経由駅選定入力(3駅入力可能)により案内した経路に連絡運輸を行っていない旅客会社線が構成された場合であっても発売を制限するプログラムが施されていないため、ご覧のような乗車券が誤発売されてしまいます。
なお、発着駅については連絡運輸区域内に制限されています。

yosi44125 at 23:17|PermalinkComments(2)

2019年03月05日

恵比寿⇒向河原間のマルス券

恵比寿⇒向河原 済











池袋駅MV14発行 恵比寿⇒向河原間のマルス券です。
中野駅MV30形端末の120ミリ券に引き続き、池袋駅でも120ミリ券の購入を企てました。
マルス経由線(線名カナコード)は、次のとおりです。
ヤマテ1−チユト−ソウフ2−トウホ
シヨハ−ナリタ2−ナリタ−ソウフ
トウカ−トミシナB−シンカ−トミシヨB
ヨコハ−トウカ−ナンフ
以上15経路
券面の経由は次のとおり印字されています。
「山手・総武・東北・常磐・成田線・成田線・総武・東海・品川・新幹線・新横浜・横浜線・東海・南武」
線名カナコードと比較すると「中央東」チユト(中央東線代々木・御茶ノ水間)の印字が省略されていることが分かります。
発駅の恵比寿が旅客営業規則第70条第1項に掲げる図の太線区間内に所在しているため、恵比寿・日暮里(太線区間出入口の駅)間の経路が最短となる山手線1・中央東線・総武本線2・東北本線経由に自動補正され、券面には「山手・総武」が印字されています。(「中央東」はMV端末のプログラムにより自動省略)
成田線が連続して印字されるのは、経由線のナリタ2(我孫子支線)及びナリタ(成田線)が双方とも成田線が印字するプログラムになっているためです。

この乗車券をえきねっとで申し込みの際、当初、発着区間を大崎⇒向河原間で要求したところ、「指定された区間の乗車券は、お申込みできません。3228JPP0457」を回答しましたが、発駅を恵比寿にすることによって申し込みが可能になりました。
マルスシステムに詳しい方であれば、理由はお分かりだと思いますが、MV形端末は補正禁止を伴う乗車券を発売することができないためです。
大崎⇒向河原間の乗車券を窓口において、MR形端末で発売する場合、経路は次のとおり入力します。
「山手線 外 代々木 中央線 御茶ノ水 御茶ノ水支線 秋葉原 東北 日暮里 常磐線
 我孫子 我孫子支線 成田 成田線 佐倉 総武 東京 東海道 品川 新幹線 新横浜
 横浜線 東神奈川 東海道 川崎 南武」確定
以上の経路で要求すると中央装置は「重複乗車」を回答します。
多くの窓口担当者は、「どうして重複乗車なの?」との形相で、JR時刻表のさくいん地図を見ながら再度経路入力を試みることになりますが結果は同じです。
重複乗車になる原因がわからないとマルス指令室等に問い合わせることになりますが、指令室も担当者のスキルによっては、即答できないことがあります。
重複乗車を回答する原因は、大崎・日暮里(太線区間出入口の駅)間の経路が経路自動補正のプログラムにより、最短である山手線1・東海道本線・東北本線経由に補正され中央装置に要求するためです。このため、品川・東京間が重複乗車になります。
よって、発券するには同区間に対する「補正禁止」操作が必要になります。

「成田線・成田線」の経由印字については、成田線から総武本線へ至る場合の経路が、特殊経由線(ナリタ2−ナリタサ−ソウフ)への置換えではなく、通常の経由線(ナリタ2−ナリタ−ソウフ)へ置換えているため成田線が重複して印字されます。
成田線と総武本線の接続駅は、佐倉及び松岸の2駅が存在するため、成田線に特殊経由線が次のとおり設定されています。
佐倉・椎柴間・・・成田線佐倉(ナリタサ)経由印字:酒々井
松岸・酒々井間・・成田線松岸(ナリタマ)経由印字:椎柴
MV形端末及びMR形端末の経路自動案内から発券した場合、総武本線千葉・物井間の各駅及び銚子発着の乗車券の場合は、特殊経由線への置換えを行わず、南酒々井・猿田間の各駅発着の乗車券に限って特殊経由線への置換えを行います。
なお、MR形端末の経路入力については、特殊経由線へ置換えを行います。
「成田線・成田線・総武」の印字では、一見すると佐倉経由又は松岸経由であるか判別が難しいですね。恵比寿⇒向河原間の乗車券のように発売額が比較的高額な乗車券の場合、経路外の駅、例えば佐原駅などで途中下車と申告すれば、途中下車印を捺されそうです。

下総松崎⇒物井 経由成田線・成田線・総武










日暮里駅F2発行 下総松崎⇒物井間のマルス券です。MR形端末の経路自動案内操作で発券しています。券面の経由は「成田線・成田線・総武」と印字されています。

下総松崎⇒物井 経由成田線・酒々井・総武










御徒町駅F1発行 下総松崎⇒物井間のマルス券です。MR形端末の経路入力操作で発券しています。券面の経由は「成田線・酒々井・総武」と印字されています。
入力経路は「我孫子支線 成田 成田線 佐倉 総武」です。

下総松崎⇒物井 経由成田線・総武










戸塚駅F2発行 下総松崎⇒物井間のマルス券です。MR形端末の経路自動案内操作で要求し、印字省略操作で「我孫子支線」又は「成田線」の何れかを押下すれば、券面の経由は「成田線・総武」と印字されます。なお、この印字省略は、部内的に正しい操作となります。

下総松崎⇒物井 経由成田線・佐倉・総武本線










下総松崎駅401発行 下総松崎⇒物井間のPOS券です。
経由は「成田線・佐倉・総武本線」と印字されています。
線名カナコードは「ナリタ2−ナリタサ−ソウフ」です。POSシステムは、マルスシステムと同様に特殊経由線カナコードで入力しますが、特殊経由線自体は存在せず、接続駅への置換えをもって運賃の算出を行っています。上記の入力では下記のとおり置換えが行われます。成田線2又は成田線の何れかが自動的に印字省略されています。
乗車駅:0430303 下総松崎
降車駅:0431221 物井
経 由:ナリタ2 成田線2
    ナリタ  成田線
    0431222 佐倉
    ソウフ  総武本線


yosi44125 at 00:28|PermalinkComments(5)

2019年02月25日

東京山手線内⇒東京山手線内間のマルス券

「山」⇒「山」 経由:東北・八高 済










中野駅MV3発行 東京山手線内⇒東京山手線内間のマルス券です。
MV30形端末発券の120ミリ券第二弾です。この区間のマルス券は、2016年10月24日付のタカタカBで記事にしています。
マルス経由線(線名カナコード)は、おそらく次の経由であると思われますが、東京・大宮間の置換え処理が異なるかもしれません。
トウホ−カワコ−ハチコ−オウメ
チユト−ムサシ−ナンフ−ヒンカ
トウカ−ヨコハ−トミシヨB−シンカ
以上12経路
券面印字は「東北・八高・青梅線・中央東・武蔵野・南武・横須賀線・東海・横浜線・新横浜・新幹線」と表示されまた。なお、MV形端末のプログラムにより、川越線の印字が省略され、東海道の印字が東海と短縮表示されています。
えきねっと申込時の乗車駅は上野、降車駅は品川を指定しました。えきねっと画面上の経路は次のとおりです。
[上野]−宇都宮線−[赤羽]−埼京線−[大宮]−川越線−[高麗川]−八高線−[拝島]−青梅線−[立川]
−中央線−[西国分寺]−武蔵野線−[府中本町]−南武線−[武蔵小杉]−横須賀線−[東神奈川]−
横浜線−[新横浜]−東海道山陽新幹線−[品川]

当日は、池袋駅のMV30形端末で買い物をしたのち、この乗車券を使用しました。

yosi44125 at 01:36|PermalinkComments(7)

2019年02月18日

おおさか東線放出・新大阪間開業によるマルス券の変化

3月16日、おおさか東線放出・新大阪間開業に伴い、マルスシステムは1か月前の2月16日から開業区間の乗車券の発売を開始しました。
タカタカBも開業区間関連のマルス券を購入してみました。なお、参考までに開業日前日の3月15日乗車分まで発売する同区間のマルス券についても併せて掲げましたのでご覧ください。
新大阪⇒鴫野 経由:おおさか東










池袋駅MV14発行
新大阪⇒鴫野間のマルス券です。経由は「おおさか東」と印字されています。

新大阪⇒鴫野 経由:東海道










中野駅MV3発行
新大阪⇒鴫野間のマルス券です。経由は「東海道・大阪環状・片町線」と印字されています。

高井田中央⇒新大阪 経由:おおさか東










池袋駅MV14発行
高井田中央⇒新大阪間のマルス券です。経由は「おおさか東」と印字されています。

高井田中央⇒鴫野 経由:おおさか東・片町線










中野駅MV3発行
高井田中央⇒新大阪間のマルス券です。経由は「おおさか東・片町線・大阪環状・東海道」と印字されています。

今回の開業により、おおさか東線のマルス経由線が次のとおり変更されました。
おおさか東線(久宝寺・新大阪間)
おおさか東線1(久宝寺・放出間)
おおさか東線2(鴫野・新大阪間)
 ※ 放出・鴫野間は、片町線とおおさか東線の重複区間になりました。ただし、放出・鴫野間は経路入力で「おおさか東線」入力すると、「片町線」への置換え処理がプログラムされています。
 また、高井田中央⇒新大阪間を要求する場合、「おおさか東線」又は「おおさか東線1−片町線−おおさか東線2」が入力可能ですが、券面の経由は何れも「おおさか東」が印字されて発券されます。

yosi44125 at 00:39|PermalinkComments(2)

2019年02月17日

成田⇒藤代間の鹿島臨海鉄道線通過連絡マルス乗車券(2)

成田⇒藤代 経由:成田線・サッカー 済










中野駅MV2発行 成田⇒藤代間の鹿島臨海鉄道通過連絡のマルス券です。
この区間のマルス券は、2013年7月24日付のタカタカBで記事にしていますが、中野駅のMV30形端末が2月12日限りで更新されるという情報に接し、今回は120ミリ券を購入してみました。
マルス経由線(線名カナコード)は、次のとおりです。
ナリタ−カシマ−4551−4552
シヨハ−ミト−トキヤマB−トホシ
トキミヤB−トウホ−ケイヨ−ソトホ
ソウフ−ムサシ−シヨハ
以上15経路
券面印字は「成田線・サッカー・水戸・小山・新幹線・大宮・東北・京葉・外房・総武・武蔵野・常磐」と表示されまた。なお、MV形端末のプログラムにより、鹿島及び水戸線の印字が省略され、鹿島サッカースタジアムの印字がサッカーと短縮表示されています。

旅客運賃は、成田及び藤代駅が通過連絡運輸区域内に含まれているため、旅客鉄道の営業キロが通算されて次のとおり算出されています。
 【旅客鉄道会社線】
成田・鹿島サッカースタジアム間 47.9Km 840円
水戸・藤代間 249.7Km 4,430円
47.9Km+249.7Km=297.6Km 5,080円
 【鹿島臨海鉄道株式会社線】
鹿島サッカースタジアム・水戸間 53.0Km 1,380円
JR線5,080円+社線1,380円=発売額6,460円

yosi44125 at 06:06|PermalinkComments(1)

2019年02月02日

品川⇒香取間の出札補充券

出補 品川⇒香取
























旅客営業取扱基準規程第114条第2項を適用した品川⇒香取間の出札補充券です。
経由は「山手1・代々木・中央東・新宿・山手2・日暮里・東北・上野・新幹線・東京・総武・佐倉・成田」と表示され、マルスシステム上の経由が記入してあります。
発売額は1,940円、経由に新幹線が含まれているので有効日数は2日です。
同区間の営業キロは126.6 Km、旅客運賃が2,270円になりますが、同基準規程の適用により1,940円で発売することができます。
これは、品川から香取以遠の十二橋又は水郷着の乗車券が東京山手線内発となり旅客運賃が1,940円になるためです。旅客が乗車経路上の駅で途中下車を希望した場合に発売します。特に途中下車の希望が無ければ、品川⇒香取間、経由:東海道・総武・酒々井 営業キロ105.7Km、旅客運賃1,940円の乗車券(有効日数1日)が発売されます。
なお、山手線内関連についてはマルス自動化非対象のため出札補充券での発券となります。

この規定を適用した乗車券は、発券実績が非常に少なく、マルス指令室でも発売の可否を即答することが稀で、確認が取れるまで時間を要することがあります。この日のマルス指令もこの運賃で発売していいのか自信がない様子で「今日は上の方が休みで確認をとることができませんが、とりあえず発売します。明日確認して発売できない乗車券でしたら連絡します。」とのことで、出札担当者から電話番号を聞かれました。(旅客営業取扱基準規程第5条を適用)
その後、駅からは連絡がありませんので発売は問題がなかったのでしょう。

yosi44125 at 14:26|PermalinkComments(1)