2006年11月

2006年11月21日

区間外乗車の特例?

秋葉原→大宮 経由:東京・新幹線・大宮秋葉原→大宮 経由:東北・山手・東北左の乗車券は、秋葉原駅M3発行 秋葉原→大宮間のマルス券です。この乗車券は、同駅のみどりの窓口で「東京から新幹線で大宮まで」と申し出て購入したものです。経由は「東京・新幹線・大宮」と印字されています。運賃は450円ですので東北本線経由の運賃です。
右の乗車券は、東京駅M19発行 秋葉原→大宮間の区間変更券です。秋葉原→130円区間の乗車券で乗車、東京駅の新幹線乗換え口のみどりの窓口で「新幹線経由で大宮まで」と申し出て購入したものです。経由は「東北・山手・東北」と印字され、運賃合計は、原券130円+領収額320円で上記と同じく450円です。何れの乗車券も秋葉原・東京間が区間外乗車となります。

東京→大宮 経由:東京・新幹線・大宮私は、当初この区間の乗車券は、連続乗車券が発売されると思っていたのですが、片道乗車券で発売されたのは意外でした。
左の乗車券は、東京駅M26発行 秋葉原→大宮間の乗車券です。この乗車券も秋葉原→130円区間の乗車券で乗車、東京駅の新幹線乗換え口のみどりの窓口で「新幹線経由で大宮まで」と申し出て購入したものです。この乗車券は東京で運賃が打ち切られ、東京→大宮間 運賃540円の片道券が発売されています。運賃合計は130円+540円で670円になります。
どちらの取扱が正しいのでしょうか。実は、窓口担当者により発売方が異なるのです。
運送約款では、当該区間外乗車の規定は見つかりませんでしたが、東日本旅客鉄道株式会社旅客営業取扱細則(規程)に関連する規定がありました。
同則第41条 次の各号の区間発着の普通乗車券所持の旅客が、列車と列車に乗継乗車するため一部区間を復乗、若しくは区間外乗車する場合は、別に旅客運賃を収受しないで、乗車の取扱をする。ただし、復乗区間及び券面区間外においては、途中下車の取扱いをしない。
(1)省略
(2)区間外乗車の特例
電車大環状線所在駅発又は着の旅客で別表第2に掲げる区間以外の区間着又は発となる旅客が電車大環状線内で復乗又は区間外乗車となる場合
(注1)本条における列車は、東京、上野、新宿を始発又は終着駅とし、大都市近郊区間で一部の駅を通過する列車である。
(注2)電車大環状線とは、旅客営業規則第70条に規定する太線区間(東京付近)をいう。ただし、大井町・鶴見間、西大井・鶴見間、赤羽・武蔵浦和・大宮間及び川口・大宮間は除く。
別表2に区間外乗車の特例が適用できない区間が列挙されており、東北本線「東京−大宮、赤羽−武蔵浦和−大宮間」が記載されています。よつて、大宮が別表2の区間に含まれていることから、同則が現在も適用されているとすれば、上記区間の乗車券の発売方は、秋葉原→東京、東京→大宮間の連続乗車券が正しいことになります。
なお、この細則は、昭和62年4月JR発足当時の規定ですので、現在は改正されていることも考えられます。現に大井町・鶴見間、西大井・鶴見間、赤羽・武蔵浦和・大宮間及び川口・大宮間は、旅客営業規則第70条の太線区間から除外されています。

秋葉原→土呂 経由:東京・新幹線・大宮・東北この乗車券は、秋葉原MV1発行 秋葉原→土呂間(経由:東京・新幹線・大宮・東北)のマルス券です。土呂は別表2の区間に含まれないので同則41条を適用した乗車券を発売しています。なお、秋葉原→大宮間(経由:東京・新幹線・大宮)の乗車券は、MV形端末で購入することはできません。このことからMV形端末は、同則の規定を適用してプログラムされているものと思われます。
秋葉原→土呂間(経由:東京・新幹線・大宮・東北)を購入して乗車後、大宮で前途を放棄して出場した場合、大宮駅の自動改札の反応及び改札担当者の対応が、どのようになるか興味深いところです。

yosi44125 at 18:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 乗車券