2014年02月

2014年02月22日

上信電鉄発行の東武鉄道⇒JR⇒上信電鉄の補充乗車券

特補 区変 西小泉から西山名まで上信電鉄株式会社 高崎車掌区発行
西小泉から西山名までの特別補充券です。
発行事由は「区変」、発行日は12月19日◯ヨ、列車番号欄は抹線が引かれています。
きっぷに関する掲示板や他のブログ等の記事によると、この補充券は車内で車掌が発売したものではなく、上信電鉄株式会社高崎駅と東日本旅客鉄道株式会社高崎駅がワンラッチ接続駅で連絡運輸が行われてた当時、上信電鉄高崎駅連絡口の窓口で発売していたようです。
西小泉駅は東武鉄道小泉線の駅で同駅から140円区間の乗車券を所持した旅客が、伊勢崎、両毛線及び上越線経由で高崎駅に至り、連絡口の窓口で西山名まで区間変更(乗越)を申し出たものと思われます。
この当時、東武鉄道と東日本旅客鉄道伊勢崎駅はノーラッチ接続駅でしたので、西小泉⇒140円区間の乗車券で高崎駅まで乗り継げました。
現在は伊勢崎及び高崎駅ともツーラッチ接続駅となり、上信電鉄については連絡運輸も廃止となりました。
同区間の運賃内訳は次のとおりです。
西小泉・伊勢崎間450円、伊勢崎・高崎間400円、高崎・西山名間340円、合計1190円
原券控除額140円、1190円−140円=領収額1050円

特補 片道 剛志から馬庭まで上信電鉄株式会社 高崎車掌区発行
剛志から馬庭までの特別補充券です。
発行事由は「片道」、発行日は12月27日◯ヨ、列車番号欄は抹線が引かれています。
剛志駅は東武鉄道伊勢崎線の駅で同駅は駅員無配置駅(簡易委託)で無札の旅客が、伊勢崎、両毛線及び上越線経由で高崎駅に至り、連絡口の窓口で馬庭まで乗車券の購入を申し出たものと思われます。
発行事由は無札なので「片道」になっています。
㋰剛志⇒140円の簡易委託乗車券で乗り越したら発売事由が「買替」になったのか気になるところです。
同区間の運賃内訳は次のとおりです。
剛志・伊勢崎間160円、伊勢崎・高崎間400円、
高崎・馬庭間470円、合計1030円、領収額1030円
ところで、これらの乗車券は結果的に社1(東武)⇒JR⇒社2(上信)となる3社連絡の形態で発売しています。
旅客連絡運輸規則上、同区間の3社連絡乗車券は発売できませんが既乗区間と上信電鉄区間を併せて1枚の乗車券で発売していたことは制度上興味深い発売方と思います。
例えば、接続駅がノーラッチの時代に常盤平⇒新京成線140円区間の乗車券を所持した旅客が松戸、常磐線、北千住、東武伊勢崎線、伊勢崎、両毛線、新前橋、上越線経由で高崎駅に至り、上信電鉄線内ゆきの乗車券を求めた場合、同所において社1(新京成)⇒JR⇒社2(東武)⇒JR⇒社3(上信)の乗車券が発売又は精算ができたのでしょうか。
改札精算の場合は、ノーラッチ等の接続駅の構造、直通運転等の運行上の理由から連絡運輸区域外からの乗車券が到着することが容易に考えられますが、果たして改札での精算は規則上又は実務上、どの範囲まで行えたのか気になります。
上信電鉄がこのような補充券を発券する理由は、おそらく各社の精算額の内訳を明確にすることで運賃配分を正しく行うためと考えられますが、東京圏の主な連絡会社線の運賃精算は、ある一定期間の精算額の統計をとり、その結果に基づいてとりきめた割合で配分しているという話を聞いたことがり、いわゆるどんぶり勘定で処理しているようです。
過去に東日本旅客鉄道のPOS導入前の改札日報処理駅で聞いた話によると、通常不足運賃がある乗車券は原券枚数を帯封で束ね原券◯枚と記し、改札日報に収納器による運賃・料金の金額及び原乗車券枚数を記入すればよく、一件(一枚)ごとに収受区間及び金額を記入するのは統計をとる期間だけとのことです。

yosi44125 at 13:18|PermalinkComments(5)TrackBack(0)