2019年04月

2019年04月21日

おおさか東線関連の乗車券

3月16日のダイヤ改定に合わせ、おおさか東線久宝寺・新大阪間が開業しました。
開業当日は、仕事と重なり訪問できませんでしたが、3月23日に乗車してきました。
遅ればせながら新開業区間に関わる乗車券をご覧ください。

JR淡路⇒JR淡路 経由おおさか東










千葉駅−E1発行 JR淡路⇒JR淡路間のマルス券です。
経由は「おおさか東・片町線・大阪環状・東海道・おおさか東」と印字されてます。
発売駅の千葉は、ME-4形端末が設置されているので線名カナコード直接入力により発券しました。
経由「オサヒ2¥−カタマ¥−オオサ1¥−トウカ¥−オサヒ2¥」
MR形端末の経路入力は、入力用の経由線名から線名カナコードに置き換えて中央装置に要求するのに対し、ME形端末は現在でも昔ながらの線名カナコード入力が可能です。
ちなみにMR形端末の経路入力は次のとおりです。
経由「おおさか東 鴫野 片町線 京橋 環状線 外 大阪 東海道 新大阪 おおさか東」

JR野江⇒野江 経由おおさか東・片町線










鴫野駅MK1発行 JR野江⇒野江間のマルス券です。
おおさか東線は、京橋を接続駅として京阪電鉄株式会社線と連絡運輸を行っているので、ご覧のような連絡乗車券を購入することができます。
JR野江駅は、みどりの窓口がなく、自動券売機にも連絡乗車券の口座がありません。また、顧客操作型端末(MV形端末)が設置されていますが、オペレーターを呼び出して運送申し込みができる「みどりの券売機プラス」は設置されていないため、JR野江駅で京阪線の連絡乗車券を購入することはできません。
なお、京橋から京阪線の初乗り区間(150円)は、西日本会社線との乗継割引運賃が適用され中央装置に運賃が収容されていないため、金額入力−自・社区間発売操作で発券しています。

野江310円京橋⇒西日本160円小





野江駅発行 野江からJR野江ゆきの乗車券です。
京阪線野江駅は自動券売機の口座に京橋経由西日本会社線ゆき連絡乗車券の口座がありますので購入することができますが、金額式のためJR野江駅が印字されません。
野江駅の連絡運賃表には、新しく開業したJR野江・南吹田間の駅名もきちんと掲示しています。趣味で乗車する人はともかく、野江駅から京橋のりかえでおおさか東線の各駅まで乗車する人はいないでしょうから、おおさか東線の欄に「※京橋のりかえ」と表示し注意喚起しています。
京阪野江駅運賃表
京阪線野江駅の連絡運賃表


JR淡路⇒阪急塚口 










鴫野駅MK1発行 JR淡路⇒阪急塚口間のマルス券です。
おおさか東線は、大阪(阪急梅田)を接続駅として阪急電鉄株式会社線と連絡運輸を行っていますので、ご覧のような連絡乗車券を購入することができます。
なお、阪急線の淡路駅は連絡運輸区域外のため、残念ながらJR淡路⇒淡路間の連絡乗車券を購入することはできません。

今回開業したJR野江・南吹田間の各駅は、みどりの券売機(MV形端末)が設置されましたが、プラス機能(遠隔センター係員との通話により運送申し込みができる機能)が施されていない機種のため、プラス機能の設置がある鴫野駅で購入しました。
購入を申し出るとオペレーターは「他の駅から乗車する乗車券は発売できません。乗車駅までの定期券や回数券などがあれば発売できます。」と他乗代(他駅発乗車券代理発売の略)はできないと説明しました。
試しに本日有効の(企)青春18きっぷを提示したところ、「確認します。」とモニターの画面が消え待つこと約5分、「お待たせしました。発売できます・・・」

他乗代の取扱いについては、旅客鉄道各社とも、みどりの窓口の廃止、営業時間の短縮、駅員無配置駅化のなど合理化が進み、旅客が鉄道事業者と運送契約する機会が著しく減少している状況にかんがみ、実務上柔軟に対応しているのが実情です。
東日本旅客会社のMV形端末では、社線発を含めた他乗代を当たり前のように行っていますし、西日本旅客会社のMV形端末でも操作方法によっては、他駅発の乗車券を購入することができます。また、支社の方針や地域特性などから普段から条件なしで他乗代を取り扱っている場合もあります。

ところで、連絡乗車券と旅客鉄道会社完結となる乗車券では、乗車券の発売範囲の条件が異なることをご存知でしょうか。(下記、旅客連絡運輸規則第14条、旅客営業規則第20条参照)
実は、JR野江⇒野江間及びJR淡路⇒阪急塚口間の連絡乗車券は、鴫野駅からJR野江又はJR淡路駅までの乗車券を所持していたとしても、規則上他乗代ができないことになります。これができるのは、旅客鉄道会社完結となる乗車券の場合で、この連絡乗車券は、西日本旅客鉄道の駅では一切買えない乗車券です。

ここまで書くと「タカタカBは規則上買えない乗車券を恫喝して購入した。」等の批判がでそうですが、これらの乗車券は、タカタカBの運送申し込みに対し、鉄道事業者が発売可能と判断した結果になりますので記事にさせていただきました。

下記の規則を比べると、制度上おもしろい発見がありますね。
例えば、西日本旅客会社京都駅において、津⇒(伊勢線)津 経由:紀勢・関西・河原田の連絡乗車券は規則上購入することができませんが、(伊勢線)津⇒津 経由:河原田・関西・紀勢の連絡乗車券は購入することができます。旅客鉄道発は購入できないのに社線発は購入できる事例で、実際に津⇒(伊勢線)津間の乗車券を購入しようとした旅客に「規則上発売できません。逆方向なら発売することができます。」と案内したら一般旅客は矛盾していると感じるでしょう。

西日本旅客鉄道株式会社連絡運輸規則
(乗車券類の発売範囲)
第 14 条 乗車券類を発売する範囲は、別表に定めるとおりとする。
2 駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限つて発売する。ただし、次の各号に掲げる場合で、その発着区間が別に定める旅客の連絡運輸区域であるときは、他駅から有効な乗車券類(当社と連絡運輸の取扱いを行う連絡会社線の駅着又は発となるものに限る。)を発売することがある。
(1)急行券、特別車両券及び座席指定券を発売する場合
(2)指定券と同時に使用する普通乗車券を発売する場合
(3)旅客規則第3条第9号に規定する指定券と同時に使用する普通乗車券を発売する場合
(4)旅客会社線の駅で次の連絡会社線の駅発となる第2号及び第3号に規定する普通乗車券以外の普通乗車券を発売する場合
道南いさりび鉄道株式会社線
IGRいわて銀河鉄道株式会社線(盛岡を発駅とし、青い森鉄道株式会社線を経由して青森以遠(油川方面)まで乗車する場合に限る。)
えちごトキめき鉄道株式会社線
伊豆急行株式会社線
富士急行株式会社線
伊豆箱根鉄道株式会社線
伊勢鉄道株式会社線
IRいしかわ鉄道株式会社線
WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線
土佐くろしお鉄道株式会社線
(5)発売駅の属する運輸機関内の駅から有効となる団体乗車券を発売する場合
(6)別に定める列車を利用する旅客に対する団体乗車券を発売する場合
(7)発売駅の属する運輸機関内の駅から有効となる定期乗車券を発売する場合
3 車船内において発売する乗車券類は、旅客の当該乗車船に有効な普通乗車券及び旅客の乗車した列車等に有効なものに限つて発売する。ただし、前途に有効な乗車券類を発売することがある。
(注1) 連続乗車券は、各区間ごとの発着駅が連絡運輸区域内にあり、かつ、連絡会社線区間については、規程別表に示されている連絡会社線旅客運賃に基づいて運賃計算ができる場合に限つて発売する。
(注2) 第2項第6号の「別に定める列車」とは、旅客会社線と連絡会社線とに直通して運転する列車のうち、特に指定したものをいう。

西日本旅客鉄道株式会社旅客営業規則
(乗車券類の発売範囲)
第20条
駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限って発売する。ただし、次の各号に掲げる場合は、他駅から有効な乗車券類を発売することがある。
(1)指定券と同時に使用する普通乗車券を発売する場合。
(2)乗車券(通学定期乗車券を除く。)を所持する旅客に対して、その券面の未使用区間の駅(着駅以外の駅については、途中下車のできる駅に限る。)を発駅とする普通乗車券を発売する場合。
(3)駅員無配置駅から有効となる普通乗車券、定期乗車券又は普通回数乗車券を、その駅員無配置駅に隣接する駅員配置駅において発売する場合。
(4)団体乗車券又は貸切乗車券を発売する場合。
(5)急行券、特別車両券、寝台券、コンパートメント券及び座席指定券を発売する場合。ただし、立席特急券及び特定特急券にあっては、別に定める駅からのものに限って発売することがある。
2 車内において発売する乗車券類は、旅客の当該乗車に有効な普通乗車券及び旅客の乗車した列車に有効なものに限って発売する。ただし、前途の列車に有効な乗車券類を発売することがある。

yosi44125 at 08:55|PermalinkComments(45)