2017年08月07日

85ミリと120ミリサイズのマルス乗車券

現行のマルス券のサイズは2種類あり、横85ミリ×縦57.5ミリ又は横120ミリ×縦57.5ミリの券が発売されます。
旅客営業規則では前者を「特殊指定共通券第4種」、後者を「特殊指定共通券第5種」と規定し、通称85ミリ券、120ミリ券等と呼ばれています。
85ミリ券と120ミリ券の違いは、自動改札機使用の可否を表しているといわれ、自動改札機を使用できる券は、券裏面に乗車券の効力情報を磁気エンコードを施した券で横85ミリサイズ発券。自動改札機を使用できない券は、磁気エンコードを施されていない券で120ミリサイズで発券されます。
普通乗車券では、乗車経路の磁気情報が一定数を超過した場合、磁気エンコードができなくなり、120ミリ券で発券されると言われています。
なお、サイズでの区別のほか、券面の印字でも区別しており、自動改札機が使用できない券は、券面右下方に「〇✕」(〇の中に✕の記号)が印字されます。
磁気情報の一定数については諸説がありますが、10経路以上は磁気エンコードができないとの情報があります。
磁気情報の経路は、運賃計算で用いる経由線(線名カナコード)とは異なるため、「経由線を10経路以上にして120ミリ券の購入を企てたけれど85ミリ券で発券された。」という経験がある方もいるのではないでしょうか。

それでは、120ミリ券と85ミリ券の発券例を見てみましょう。
駒込⇒駒込 120ミリ









駒込⇒駒込 85ミリ









東神奈川駅@1発行
駒込⇒駒込間の環状線一周乗車券です。
これらの乗車券は、双方とも営業キロ48.4km 運賃小児400円で同一ですが、サイズが異なって発券されています。理由は、120ミリ券が85ミリ券より、経路の磁気情報が1経路(神田・東京間)多く、磁気エンコードできなかったためです。
経由線は次のとおりです。
【120ミリ券】
ヤマテ2−トウホ2−トウホ−ソウフ2
チユト−トウホ−トミトウB−シンカ
トミシナB−ヤマテ1−チユト−ヤマテ2
12経路(乗換駅を除いた場合10経路)

【85ミリ券】
ヤマテ2−トウホ2−トウホ−ソウフ2
チユト−トミトウB−シンカ−トミシナB
ヤマテ1−チユト−ヤマテ2
11経路(乗換駅を除いた場合9経路)


五反田⇒五反田 120ミリ

五反田⇒五反田 85ミリ









東神奈川駅@1発行と五反田駅@2発行
五反田⇒五反田間の環状線一周乗車券です。
これらの乗車券は、双方とも券面の印字が「中央東・東北・中央東・東北・東京・新幹線・品川」と印字され同一ですが、運賃計算経路が異なります。
経由線は次のとおりです。
【120ミリ券】
ヤマテ1−チユト−ヤマテ2−トウホ2
トウホ−ソウフ2−チユト−トウホ
トミトウB−シンカ−トミシナB−ヤマテ1
12経路(乗換駅を除いた場合10経路)

【85ミリ券】
ヤマテ1−チユト−ヤマテ2−アカハ
トウホ2−ヤマテ2−トウホ−ソウフ2
チユト−トウホ−トミトウB−シンカ
トミシナB−ヤマテ1
14経路(乗換駅を除いた場合12経路)
経由線数が多い85ミリ券の方が、磁気情報による経路数が少ないという事例です。

最後に新大久保⇒池袋間の120ミリ券を掲げておきます。
新大久保⇒池袋 120ミリ









おそらく、磁気情報オーバーによる120ミリ券で最も運賃が低廉となる乗車券です。
印字された経由から運賃計算経路を考えてみてください。
営業キロ44.9km 運賃小児360円

yosi44125 at 02:08│Comments(4)

この記事へのコメント

1. Posted by 六角ROM   2017年08月07日 22:48
新大久保[山手線]新宿[中央本線]代々木[山手線]品川[東海道新幹線]東京[中央本線]神田[東北本線]田端[山手線]池袋

でしょうか?
2. Posted by ?   2017年08月12日 23:54
新大久保、山手線2、新宿、中央東線、代々木、山手線、品川乗換、新幹線、東京乗換、東北本線、神田、中央東線、御茶ノ水、御茶ノ水支線、秋葉原、東北本線、赤羽、東北本線2、田端、山手線2、池袋
営業キロ44.9km、大人運賃720円
ですね。

駒込でも同額ですが、同額最遠を狙って池袋着にしたと推測します。
3. Posted by チャコ   2017年08月24日 13:45
チャコこの様な切符大好きですわ。
今度は東戸塚で粘着かしら。で
4. Posted by 永田風吹   2017年11月01日 11:27
1 早く次の記事アップしろよ!

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