JR西日本関西本線 関駅のPOS乗車券区間外乗車の特例を適用した乗車券

2018年04月08日

長谷駅に見る乗車券の駅名表示

西日本旅客鉄道株式会社三江線(三次・江津間)が3月31日限りで廃止になりました。
乗車券類に興味がある方は、三江線関連の乗車券購入に明け暮れたことでしょう。
ネットで三江線に関わる乗車券の話題を検索していたら「三江線長谷(ながたに)駅のマルス券は、なぜ線名略号が印字されないのだろう」との記事が目に留まりました。
長谷駅は、三江線のほかに播但線長谷(はせ)駅、江ノ島電鉄株式会社線長谷(はせ)駅が存在します。
三江線長谷駅は読み仮名が異なりますが、漢字表記は同じ長谷です。
乗車券類に表示される駅名については、旅客営業取扱基準規程第180条第1項第2号において次のとおり規定されています。

(2)旅客鉄道会社の駅名は、旅客運賃・料金算出表の駅名欄(左欄)の例により、連絡会社線の駅名は、旅客連絡運輸取扱基準規程第6号別表により表示する。ただし、次に掲げるものにあつては、それぞれ定めるところにより取り扱うことができる。
 ア 旧国名を冠した駅名の旧国名は、ひらがなで表示する。
 ウ 片道200Km以内の乗車券にあつては、所属線名の略号を省略する。

旅客運賃・料金算出表の駅名欄には、三江線が「(三江)長谷」、播但線が「(播)長谷」と記載されており、それぞれ線名略号の表示が必要となります。
ただし、下記に掲げるマルス乗車券の駅名表示については、発着区間が片道200Km以内の乗車券にあたり、線名略号は省略できるため規程上問題がないといえますが、201Km以上についても線名略号が印字されないため、規程どおり「(三江)長谷」及び「(播)長谷」が印字されるようプログラムすべきだったと考えます。
長谷⇒尾関山 横浜駅MV12







横浜駅V12発行
長谷⇒尾関山間のマルス券


長谷⇒新井 横浜駅MV12







横浜駅V12発行
長谷⇒新井間のマルス券


西日本旅客鉄道のPOSシステムによる乗車券です。
POSシステムは、マルスシステムと異なり所属線名を表す(三江)又は(播)の線名略号が印字されています。
(三江)長谷⇒尾関山 佐那具駅001






佐那具駅001発行
(三江)長谷⇒尾関山間の
POS券


(播)長谷⇒新井 佐那具駅001







佐那具駅001発行
(播)長谷⇒新井間のPOS券



東日本旅客鉄道のPOSシステムによる乗車券です。
マルスシステムと同様(三江)又は(播)の線名略号は印字されませんが、新井が「(播)新井」と印字されています。
播但線新井(にい)駅は、以前東日本旅客鉄道信越本線に新井(あらい)駅が存在していたことから、当時の旅客運賃・料金算出表の駅名欄には、所属線名を冠した駅名「(播)新井」と「(新)新井」が記載されていましたが、信越本線新井駅は2015年3月14日、えちごトキめき鉄道に移管され、「(播)新井」の表示は不要となりました。
マルスシステムでは既に線名略号「(播)」の表示が外れ、「新井」が印字されますが、東日本旅客鉄道のPOSシステムでは、現在も線名略号が印字されます。
長谷⇒尾関山 経由:三江線







西松井田401発行
長谷⇒尾関山間のPOS券


長谷⇒(播)新井 経由:播但線







西松井田401発行
長谷⇒(播)新井間のPOS券



参考までに江ノ島電鉄株式会社線長谷駅着の連絡乗車券を掲げておきます。
旅客連絡運輸取扱基準規程第6号別表の駅名欄には、「長谷」と記載されているため、券面表示についても「長谷」と印字されます。
なお、現在は普通乗車券の連絡運輸は廃止されているため、この乗車券は購入することができません。
北鎌倉⇒長谷 経由:横須賀線・鎌倉










北鎌倉駅@1発行 北鎌倉⇒長谷間のマルス券

yosi44125 at 20:34│Comments(0)

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