JR難波⇒高速東条間のマルス券旅客営業規則70条に掲げる太線区間を通過する乗車券

2019年09月15日

宮原⇒安善間の区間変更券

区変 宮原⇒安善










大宮駅F14発行 宮原⇒安善間の区間変更券です。
宮原⇒東日本会社線190円区間の乗車券を大宮駅にて、安善まで区間変更しました。
券面の経由は「高崎線・大宮・新幹線・東京・中央東・横浜線・東海・鶴見線」と印字されており、発売額は1.940円(原券190円+収受額1,750円)です。
券面印字の経由は上記のとおりですが、実際に乗車した経路は次のとおりです。
高崎線−東北本線4(埼京線)−赤羽線−山手線2−東北本線−上野−東北新幹線−東京−東海道本線−山手線1−中央東線−横浜線−東海道本線−鶴見線
営業キロ145.7Km 2,590円
なお、実際乗車する経路を入力し、マルス端末で要求すると中央装置は「要求区間 誤り」を回答します。
これは、旅客営業規則第70条に掲げる太線内の運賃計算経路(最短)以外の経路に東北新幹線(上野・東京間)が介在しているためです。上野・東京間が在来線経由であれば、東京近郊区間内相互発着の乗車券になりますので、発売額970円(営業キロ59.5Km)の乗車券が発券されます。
マルスシステムは、大都市近郊区間内相互発着の乗車券を要求した場合、入力した経路に関わらず、最安経路で発券する機能(経路自動補正)が備わっていますが、経路上に新幹線(一部区間を除く)を入力することによって、同近郊区間外の乗車券と判断し、入力どおりの経路で発券します。
ところが、規則第70条に掲げる太線内の運賃計算経路上(最短)に新幹線が介在しない場合は、中央装置が「要求区間 誤り」を回答するといわれています。

もう一度、画像の乗車券の経由を見てみましょう。
「高崎線・大宮・新幹線・東京・中央東・横浜線・東海・鶴見線」
MR形端末の入力経路は次のとおりです。
「高崎線 大宮 東北新幹線 東京 中央線 八王子 横浜線 東神奈川 東海道 鶴見
鶴見線」
規則第70条に掲げる太線内の運賃計算経路(最短)から外れている「新幹線・東京」が印字されています。
上野・東京間を東北新幹線で入力した場合は、「要求区間 誤り」を回答すのに対し、大宮・東京間を東北新幹線で入力すれば、券面に「新幹線・東京」が印字され、かつ運賃については規則70条に掲げる太線区間内を最短経路で計算された乗車券が発売されます。
この発券方は、大宮以遠(大宮及び土呂、宮原又は日進方面)の各駅と新横浜以遠(新横浜及び菊名又は小机方面)の各駅から規則第70条に掲げる太線内を通過する乗車券には対応していますが、東京・上野間及び東京・品川間相互について新幹線を経由し、同太線内を通過する乗車券には、システム的に対応していないため、問題がある取扱い方となっています。
規則70条は「太線区間を通過する場合の普通旅客運賃・料金は太線区間内の最も短い営業キロによって計算する。この場合、太線内は、経路の指定を行わない。」と規定していますので、「新幹線・東京」の経由印字は規則に反した表示となります。
ちなみに、大宮・赤羽間については旅客営業規則第69条が適用され、浦和・川口経由で運賃を計算しますが、与野本町・戸田公園経由でも乗車することができます。
規則第69条についても「各号の区間内については、経路の指定を行わない。」と規定されているため、経由印字は不要と考えますが、双方とも東北本線なので「東北」印字については特に問題はないでしょう。

規則上は、次のような経由表示が正しい表示となります。
  区間変更券 (幹)
 宮原 ⇒ 安善
 経由:高崎線・東北・中央東・横浜線・東海・鶴見線

さて、この乗車券を購入した目的のひとつは、乗車経路上の駅において途中下車を試みて対応を検証することでした。JR東日本の自動改札は途中下車に対応しており、その挙動等を観察しました。
まず、規則第69条の大宮・赤羽間については、東北本線4(埼京線)の駅で自動改札の通過が可能でした。規則第70条に掲げる太線内は、最短区間の経路(赤羽線−山手線2)では、自動改札の通過が可能でしたが、最短経路以外の駅では「乗り越しです。」の案内が出て扉は閉じました。また、途中乗車は「区間外です。」の案内がでました。ただし、上野駅の新幹線のりかえ口の自動改札については通過可能でした。乗車券に入場記録が赤で印字されました。
新幹線のりかえ口の自動改札は、通過できるよう磁気情報が記録されているようです。
東京駅では、在来線のりかえ口ではなく、直接出場できる日本橋口の自動改札に通してみました。結果は、「区間外です。」と案内しました。在来線の自動改札の出場は「乗り越しです。」でしたが、新幹線の自動改札は区間外となりました。係員がいる通路で、「途中下車します。特急券は記念にください。」と申し出たところ、新幹線特定特急券に無効印をペタリを捺し、「どうぞ」と言って出してくださいましたが、途中下車印は捺されませんでした。

東京駅で途中下車しなければ、旅客営業取扱基準規程第151条の規定により、神田・東京間を区間外乗車することができますが、途中下車する場合は、東京以遠の乗車経路によって、取扱いが異なります。旅客に同駅から先の乗車経路をお聞きし、東海道本線−山手線1経由で中央東線に至るのであれば、途中下車可能で途中下車印を捺して出場。中央東線(四ツ谷経由)で乗車する場合は、神田・東京間の運賃140円を収受、券面に「神田駅下車代」と証明し、乗車時は東京⇒神田間の乗車券を別途購入するよう案内しなければなりません。
ちなみに、同様の乗車券をMV形端末で購入した場合、購入時、画面のご案内に「東京駅を含む折り返しの区間では、途中下車できません」と表示されると思われます。

特幹特 上野⇒東京










使用した上野・東京間の特定特急券 この区間を新幹線で移動する旅客は一日どのくらいいるのだろうか。


yosi44125 at 05:05│Comments(0)

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