小田急電鉄の乗車券(2)小田急電鉄の乗車券(4)

2019年12月30日

小田急電鉄の乗車券(3)

「小田急電鉄の乗車券」第3回は、地下鉄線の駅名表示について考察します。
南新宿⇒新宿三丁目 2019.11.16










南新宿⇒都営新宿三丁目 2019.11.16










南新宿から新宿経由、新宿三丁目及び都営新宿三丁目間の乗車券です。
新宿三丁目駅は、東京地下鉄株式会社線(丸ノ内線、副都心線)と東京都交通局線(新宿線)それぞれに所在する駅名ですが、東京地下鉄株式会社線着は「新宿三丁目」、東京都交通局線着は、「都営新宿三丁目」と表示され、「都営」を冠することにより区別しています。
この「都営」を冠した駅名表示は、旅客案内上便宜的に冠したものではなく、規程に基づいた表示で正式な駅名あると考えられます。
小田急電鉄株式会社旅客営業規則第2条では、適用範囲として次のとおり規定されています。
「社の経営する鉄道による旅客輸送については、別に定める場合を除いて、この規則を適用する。」
別に定めるもののおもなものは、旅客営業関係単行規則類集(社則別冊)、旅客連絡運輸規則(東日本旅客鉄道株式会社公告21号)、旅客連絡運輸取扱基準規程(東日本旅客鉄道株式会社営達21号)、旅客営業規則(同公告第4号)、旅客営業取扱基準規程(同営達第2号)等が列挙されていますが、乗車券の駅名表示については、旅客営業取扱基準規程(同営達第2号)第180条第2号に掲げる乗車券類の文字の表示方(連基16条により準用)以外では確認できなかったことから、小田急電鉄から他社線へ連絡乗車券の駅名表示については、東日本旅客鉄道株式会社の旅客営業取扱基準規程を準用しているものと考えられます。
なお、小田急電鉄の各駅には東日本旅客鉄道株式会社の旅客連絡運輸規則・同取扱基準規程別表(通称赤表紙又は赤本等といわれるもの)が配布され、同表に掲げられた旅客運賃表及び小田急電鉄自社が作成している連絡旅客運賃表に掲げられた駅名表示ともに東京都交通局線新宿三丁目は「都営新宿三丁目」と掲載されています。

往 東北沢⇒地下鉄赤坂










往 下北沢⇒綾瀬 2019.11.24










東北沢⇒地下鉄赤坂間と下北沢⇒綾瀬間の乗車券です。
何れも東京地下鉄株式会社線の駅ですが、赤坂は「地下鉄赤坂」と表示されているのに対し、綾瀬は地下鉄を冠せず、「綾瀬」と表示されています。
この表示についても前記の各業務用の旅客運賃表に掲げらた駅名表示どおりに印字された結果です。
東京地下鉄株式会社線の駅のうち、同社以外の会社線に同一駅名がある場合、原則として駅名に「地下鉄」を冠し、「地下鉄〇〇」とした形で旅客運賃表に記載されています。
ただし、東日本旅客鉄道会社線との連絡運輸運輸行っている接続駅のうち、連絡普通乗車券が発売できる接続駅については、「地下鉄」を冠しません。(北千住、西日暮里、中野等)
綾瀬についても連絡普通乗車券が発売できる接続駅のため「綾瀬」の表示となります。
地下鉄を冠した駅名は、定期乗車券の場合は印字されますが、普通乗車券の場合、地下鉄が印字されず、「〇地」の表示をもって地下鉄表示を省略しています。
なお、地下鉄成増及び地下鉄赤塚の各駅については、営団成増、営団赤塚からの改称により、地下鉄が冠されたので、他の駅の「地下鉄」表示とは少し意味合いが異なります。よって、同駅の普通乗車券の表示については、「〇地」表示ではなく、地下鉄成増又は地下鉄赤塚と印字されます。

往 東北沢⇒地下鉄北千住










東北沢⇒地下鉄北千住間の乗車券です。
地下鉄北千住が誤表示であると噂されている乗車券です。北千住は、東日本旅客鉄道会社線との連絡普通乗車券が発売できる接続駅なので、地下鉄北千住ではなく北千住です。連規別表及び小田急電鉄の各旅客運賃表とも北千住と記載されているので「地下鉄北千住」の表示は誤りで「北千住」が正当であると思われます。

特 メトロはこね90成城学園前⇒地下鉄北千住 2019.11.24










特 メトロはこね90 成城学園前⇒北千住 2019.12.-8










メトロはこね90号の特別急行券です。
小田急電鉄の券売機で購入すると「地下鉄北千住」表示、東京地下鉄の券売機で購入すると「北千住」表示になります。

下の画像は、小田急電鉄の券売機の特別急行券購入画面です。
霞が関は「地下鉄霞が関」ですが、北千住は地下鉄が冠されていません。やはり、地下鉄北千住は誤りで「北千住」が正しいのでしょう。
小田急券売機

yosi44125 at 23:32│Comments(0)

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