3-4x10月 [DVD]

詳細ページへ

3-4x10月 [DVD]

沸点の低い男
無駄な贅肉をギリギリまで削ぎ落とし、しかしながら、でる所はでているといった妖艶なスーパーモデルをソナチネとするならば、北野はその第一回作品にしてすでに洗練された完璧に近いモデルを作りあげている。構成は少々乱雑ではあるが、北野演じるヤクザの狂気、計り知れないオーラが感じとれる。女を徹底的に見下し、物のように扱う。兄弟分への甘えは一切許さない。北野作品で私が最も狂気を感じる作品である。主演の柳ユーレイ演じる男を、外国では、沸点の低い男と称しているのも頷ける。しかしながら、これが人間の本質ではないだろうか、と考えさせられた。星四つは、ソナチネが五つと考えたため。