雨がしばらく降っていない。何時から降っていないかわからないぐらい長い。しかし、カンカン照りの晴天の日もない。今朝など空一面に雲が広がっている。かと思うといきなり日が射して来る。この調子では午後に雷が鳴るかもしれない。例年であればフジバカカマの水やりで大童なところだが、適当に手を抜いている。今朝も見に行ったが水をやらなくても生き生きしている。水補給担当者も手を抜いているらしく、水タンクは空っぽだった。異常気象というのか、それともこれが正常なのか。

私が大学生の頃、七つ年上の兄が月刊雑誌「文芸春秋」を読んでいた。なんでも反発する年頃だったから、「なんだ、あんなくだらない」と馬鹿にしていて振り向きもしなかった。80を超えた今、同じ文芸春秋を抵抗なく読んでいる。雑誌そのものは昔と変わっていない。もう発刊から100年も経っているのだ。仕掛人は菊池寛だとわかった。広告ページが多いのは相変わらずで気に入らないが、あまり抵抗はなくなった。今しも「芥川賞」というのが出ている。年2回発表されるらしいが、新聞広告を見ると他にも文芸雑誌はたくさんある。そんなにたくさん作家がいてもしょうがないと思うが、いったい食って行けるのだろうか。特に若い女性作家が輩出している。

いい文章を書きたいと思う。どうすれば美しい文章が書けるか。まず人の文章をたくさん読むことである。野上弥生子を読んでそう思った。彼女は流れるような文章を書いている。どれが美しい文章か、味わってみることだ。そのためには、たくさん読むことだ。次には自分で書くことである。とにかく書かないことには始まらない。若い頃にはラブレターを書くことで文章修行をした。恋人にいい格好することで練習したものだ。日記は人に見せないものだが、それでも丁寧に書けばうまくなる。むずかしい漢字や言い回しは、面倒がらずに辞書を引く。読書百遍意自ずからなる、のたとえの通りだ。

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