城ガール隊 blog♫

―歴女というよりは城女―

城ガール隊のオフ会開催情報や、城や戦国時代など歴史に関する話題で楽しむブログです^^

2014年10月

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丹波合宿レポ[後編]

さて始まりました二日目。
晴れてはいたけれど何処か肌寒かった初日とは打って変わって、お日様ピカーンの暑い一日でした。
最初の目的地は、丹波市と篠山市の境にある金山城!
・・・に行く前に、少し寄り道です。
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般若寺城(写真の左中央部分に見えてる森がその位置です)。
八上城を攻略するための向城として明智光秀が築いた城で、八上攻めに於ける明智軍本陣でした。
私が指さしてる方角の、本当すぐそこに八上城が見えます。
そしてまたまた、今度はお宿の方に教えて貰った場所へ寄り道、土居の内
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現在でも住んでおられるので、写真は看板のみで失礼します。
空堀と高い土塁に囲まれた、何ともセキュリティー万全な御宅でした。
城の防御は、現在の住宅に適応しても通じる部分が大いにあるのでは?と考えてしまうのは、城ガールならではですね
そこから目的地まで車を走らせたのですが・・・な、何と此処で、私の車(真田丸)と明日香さんの車(山猫丸)が、正反対の道を走り出すという事態発生
物凄く焦りましたが、ほぼ同じ時間に金山城の麓に辿り着けましたので、ホッとしました
どうやら街道沿いに行くか、そうじゃない道で行くか、の二つでナビが分かれてしまってたみたいです。
合流が適ったところで、さてお城を攻めましょう。
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(マツリさんと坂本さんの、励まし合うようなすごくいい笑顔)
金山城は、明智光秀が丹波攻略の際、黒井城の荻野氏と八上城を分断するために築いた城です。
そのため、頂上からは八上城と黒井城、双方が肉眼で確認出来ます。
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合宿二日目、しかも立て続けに山城ばかりなので、ほんのり蓄積され始めた疲労と戦いつつ、 (。・ω・)ヾエイ(。・ω・)ヾエイ(。・ω・)ノオー!!!
ペースは人それぞれあると思いますが、慣れてない人を最後尾に置いて先に行く、だ何てことは絶対に致しません。
必ず山城に慣れた人が一人、殿を務めます。
そうやって援け合って城を楽しむ、それが城ガール隊です
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思い足を引きずって・・・はあはあ・・・き、キター石垣!しかも形良好!
園林寺の跡で、ここも出丸だったようです。
ここからは遺構が続きまして、登りもずっと楽になります。
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馬場の曲輪の虎口を曲がると・・・そこには「よく来たな」と仁王立ちするあむさんのお姿が・・・!
城ガール隊なら知っている!虎口殲滅能力の高さ!
キャ~急いで逃げないとー
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命からがら、あむさんの守る虎口を突破すると、そこには尾根を利用した、山の中とは思えないほど直線的な馬場が。
ざっと100メートルはあったでしょうか。
そして、いよいよ本丸へ。
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北には黒井城、 南には八上城が見えます。
とはいっても周りは山だらけのパノラマビュー、どの山がその該当なのか、そこはみかんがしっかりガイドです。
抜群に見晴らしが良いのですが、ふたつのお城(と街道)を見張るための役割を帯びた城なのですから、ある意味当然ですよね。
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往時は、本丸は総石垣だったのだろうな・・・と思うくらい、石垣がぎっしり残っております。
昨日の八上ほどに、切なくなるほどシダってないのが嬉しいです。
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「こだまでしょうか、いいえ、坂本です」
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隊員たちのあつ~い視線の先には、殿方・・ではなく、本丸下の立派な石垣が
そんなことをして遊びながら、金山城名物「鬼の架け橋」を目いっぱい堪能した後、タイムスケジュールが押していたので、下山体勢に入ります。

そして本合宿一番の目的地である黒井城へ。
黒井城丹波の赤鬼と名高い赤井直正(荻野直正)の居城です。
彼が黒井城主に納まるまでの経緯は少しややこしいので、ここでは割愛。
私は訪城二回目でしたが、相変わらずの急斜面っぷりです
でも、私的にはロープを使ってよじ登った、昨年の有子山の方がきつかったように思えますが、さてさて。
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ラストのお城と言うことで、体も限界に近いのですが、それでも遺構に出会えたら元気になれます。
見よ!このウォータースタイダーもかくやと言わんばかりの三段曲輪を!
そして隊員が立っているところから、撮影者の私のところまでの、斜面の角度がもう笑うしかないレベル。
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三段曲輪から先は、また暫く斜面をよじ登ります。
少し緩やかな登山コースもあるのですけど、緩やかな分物凄く時間がかかるのですよね。
難しいものです(´・_・`) 
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途中、時間の関係上体力に余裕があるamさん・しろうさぎさん・あんこさん・みかんの四人が道を分かれ、太鼓の段から東出丸に行こう・・・としたのですけれども、何と八月に来た台風の影響で道が崩れておりました。
そこで山肌に取り付いて、GPSと縄張り図を頼りに道なき道を行くという強硬手段に出ました(山城初心者は絶対に真似しないで下さい)。
この時、鹿二頭と遭遇。
多分「アンタら何やってんねや」って思われたでしょうね(笑)。
しかしそうやって尾根を乗り越え、何とか道まで戻ったものの、東出丸までの下り道はまたもやウォータースタイダーレベル。
下りても、また上ってくる時間を考えると、残り時間では到底無理なので、涙を呑んで本丸へ向かいます。
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本丸に近付くと、頑張って良かったと心底思えるような石垣が出迎えてくれます。
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早速隊員のカメラが石垣に集まります。
なかなかにシダってましたが、石垣の全容が見えた時の迫力といったら、もうもう。
個人的には、秋が深まった頃に来られるのがおすすめです。
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二の丸、そして本丸。
標高356メートルのパノラマビューです。
黒井城も実は雲海の出る「天空の城」ではあるのですが、竹田城とは違って楽には上がって来れませんので荒らされてません(苦笑)。
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普段は高い秋の空が、少しは近くなった感じでしょうか。
見ていない部分は沢山ありますが、時間の関係上、これ以上の散策は打ち切りで、という方向に。
リベンジは勿論ですが、行程全部が山城だったのも体力と時間的に問題だったかな~と、幹事のみかんは空を眺めながら反省点を洗っておりました。
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その頃、明日香さんは本丸下部分で栗泥棒の真っ最中でした・・・姿が見えないと思ったら(笑)。
未消化な黒井城に後ろ髪を引かれつつ、楽な方の道を使って下山。
最後に麓にある斎藤利光居館、興禅寺へ。
居館と言っても高石垣と水濠という防備が施されており、そしてあの春日局生誕地でもあります。
故に、この地名も「春日町」と言います。
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お寺の中にはお福の腰かけ石や、お福産湯の井戸が(お福=春日局)。
(楼門に巨大なスズメバチの巣が二つぶら下がってたのは内緒話)


こうして、丹波合宿全行程が消化されました。
天候にも恵まれ、全員怪我なく、事故もなく終われて本当に良かったです。
戦国時代といえば、信長さんにスポットがどうしても集まりますが、今回の丹波合宿と丹波のお城の歴史を通じて、織田家明智軍を手古摺らせた人や城が丹波には存在した、織田だけが戦国史じゃない、というのが少しでもお伝え出来たらな、と思います。
但馬、丹波と来ました近畿支部主催の合宿、来年は播磨か淡路か阪神で続けて行けますように。
開催が決まりました際には、この度参加を見送られた皆様もふるってご参加くださいませ

(みかん@hutakigusa)

丹波合宿レポ[中編]

お城でかいた汗は、温泉で流すのが近畿支部主催合宿のお決まりパターンです。
というわけで、篠山城のすぐ近く、王地山にある温泉へと移動。
実はこの王地山、明智光秀が八上城を攻める時には砦を築いた場所 であり、また江戸時代篠山城が築城される際には、その候補地のひとつとして挙げられた場所でもあります。
そんな場所の湯に浸かりながら、今日攻めて来たばかりの八上城に想いを馳せておりました。

温泉の次はご飯
城攻めの後は居酒屋へ、がいつもの流れですが、合宿らしく皆で宿所で自炊する、というのも近畿支部主催合宿のお決まりパターンです
車を走らせお宿へ移動・・・今回のお宿は街道沿いにある、古民家ゲストハウスです。
築約100年の民家ですが、改装によってキッチンなどは現代風に。

台所奉行のわたくし、みかんの采配のもと、各自一斉に調理に取り掛かります。
500円の燃料代をお支払すれば、おくどさん(京都・大阪弁です。一般呼称は竈)を借りてご飯を炊けます。
本日の白米の担当はあむさんと、忍者スタイルの坂本さん。
お米が炊けたら準備完了☆
今回の合宿の夕餉メニューはカレー でした。
その他、から揚げ、枝豆マリネと豆腐、それと宿の畑で採れたばかりの夏野菜を頂きましたので、それらを使った品々・・・と、物凄く色鮮やかな食卓に!

食事の後は、そのまま城好き女子会です。
ここであらかじめ配布しておいた「丹波テスト」の答え合わせをし、景品の近畿所縁の品々が皆様のお手元に嫁いで行きました

その後、明日香さんの出陣式をし、お城トークをして、丹波の夜は更けて行きました


さて二日目です。
一日の始まりは朝食から!
各自持ち寄ったお土産などなどで、なんとも多国籍な朝餉になりました(笑)。

エチオピアのコーヒー&カモミールティー、ドバイのチョコレート、フィリピンのマンゴー、会津のお米、京都のお漬物(筍と長芋)、みかんお手製のスイートポテトパイ。
これに昨晩の残り物カレーと、残り物のおかずが少々。

皆で仲良くちゃぶ台囲んで、いただきます
お宿の方や一緒に宿泊していた他のグループの方と挨拶を済ませ、いざ出発


[後編]に続く・・・。
(みかん @hutakigusa)

丹波合宿レポ[前編]

皆様、ごきげんよう(*^^*)
近畿支部補佐のみかん です。
2013年秋に行われた城ガール隊スピンオフ「天空の城ツアー」(通称:但馬合宿)に引き続きまして、今年も近畿支部中心となって合宿をやろう!ということで、今回は丹波にて合宿を行いました。
例の如く、城あり、温泉あり、美味しいものあり、城好き女子夜会あり、の豪華4点セットの合宿のレポ[前編]を、以下。

ご参加くださった隊員の方は以下の通り
みかん 明日香 しろうさぎ  あんこ マツリ 坂本 am(敬称略)

スペシャルサンクス(車):真田丸、山猫丸

今回マツリさんが山城デビューだったのですが、記念すべき彼女のデビュー戦は丹波三大山城のひとつ、八上城でした。
まずは麓の前田主膳屋敷をぐるっと解説&見渡した後、レッツ攻城☆


丹波一の要塞とも言われる八上城は、ハイキングコースとして足下が整備されています。
それでも最初の遺構である鴻巣砦までは道また道と、ちょっと退屈だったりします(・ε・)

下の茶屋丸から、振り返って篠山盆地を一望。
ここから篠山城の姿を確認することが出来ます。
王地山公園、東岡屋の飛の山など、篠山城築城候補地などの位置を説明させて頂いて、下の茶屋丸~中の壇~上の茶屋丸をてくてく。
途中、竪堀らしきものを発見して、縄張り図と見比べてどうかな?どうかな?と討議した結果・・・

先発隊のあむさん・明日香さんが下りて行って、目視確認を行うことに(笑)。
残りのメンバーは上で高みの見物(?)ですw
話し合いの結果、自然陥没かな、というところで落ち着きました。
ちょっと縄張り図と、山に立ってる案内板のズレが生じてまして、この辺り混乱するんですよね、八上城

右衛門丸~三ノ丸~二ノ丸を経て本丸へ。
途中、毒は持ってない蛇に遭いました。
石垣群がようやく見えて来・・・た・・・あれれ?シダってるー

本当はシダの下に、それはそれは素晴らしい石垣が残っているのですが・・・植物の力、恐るべし。
ちょっとシダを剥がしたいところですが、石垣って蛇が棲家にしてることも多いので、藪を突いて蛇を出してはいけない!出てきた蛇が毒蛇なら危険だし!と、そっと自重。


伝蔵さんのお屋敷跡・・・ではありません、蔵屋敷です(笑)。
ここから池東番所~朝路池を目指します。

本丸近辺のシダっぷりに、ちょっぴり肩を落としましたが、こちらの大堀切は健在でした☆ 

相変わらず、斜面を抉るというか穿ってると言いますか。
2014-12-05-13-50-23 朝路池に到着。

(※一部地域の皆様にご不快を与える表現がありましたので、該当写真及び文章の差し替えをさせていただきました。)
 
こちら方面は左程整備が行き届いてないのですが、池から仰ぎ見ると、これまた見事に抉った堀切がありますので、そこだけ見て下山体勢に入ろう、と、堀から続く竪堀をヨジヨジ。

その後、明智光秀のお母さんが磔にされたという逸話が残る松の跡~馬駆場~芥丸~西蔵丸を見て下山。
篠山城かまで戻り、腹ごしらえです

今回、牡丹(イノシシの肉)を所望されてた方が多く、しかし結構ジビエは癖があるからなぁ~ということで、一番癖のない味付けをして下さるお店に行って、皆で仲良くイノシシ丼をもぐもぐ
皆様のお口に合ったようで、ほっと一安心です。
イノシシは江戸時代、山鯨とも呼ばれておりまして、低カロリーかつ栄養満点な食材なのです。
少し前までは10月~3月しか食べられないものでしたが、ここ数年では冷凍技術の発達に伴い、ほとんどのお店で年中食べられます☆

お腹が満たされたところで、次は金山城へ・・・の予定でしたが、行程を鑑みるに今から金山は無理!という判断を下し、明日の朝に行く予定だった籾井城へと向かいました。
籾井城は波多野秀治の妹を娶っている籾井教業ら籾井氏のお城で、教業の武勇は「赤鬼」赤井直正と並んで「青鬼」と伝わっていますが、本当にそんなに武勇があったのか、というところも含め、不明なところが多いようです

明智光秀が天引峠を越えて丹波に侵攻して来たとき、この籾井城の教業と、安口城に隠居していた教業の父が迎撃しました。
街道沿いの高所に城を建てた、とうことは、その街道の交通権を支配する、という意思表示にほぼ等しく、午前中に訪れた八上もまた、街道沿いに建てられています。
という説明も交えながら、ハイキングコースをさくさくっと登って、レッツ散策。

お決まりの土橋ポーズ\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
をしてたら、その時山の斜面に物陰が
視線を向けると、そこには山の急斜面を駈け下りて行く野生動物の姿。
私はイノシシだと思ったんですけど、明日香さんは鹿に見えたと・・・何はともあれ、山は彼らの縄張りであり棲家です。
山城に行くということは、そこにお邪魔させて貰っているのだということを、忘れないでおきましょう
しかし八上城での蛇とマムシといい、今回は色んなものに遭遇しました(苦笑)。
気を取り直して、散策を続けます。

籾井城は縄張り図と比較しやすい、分かり易いお城で、それは上の写真を見て頂くだけでもお分かりいただけるかと。
(写真は南西方向の尾根にある堀切や曲輪)
こんな感じの曲輪と堀切が、主郭から三方向に展開されております。
派手さは決してありませんが、地味ないいお城です

籾井氏については、まだまだはっきりしていない部分が多いのが現状。
そのせいか、籾井城の名前もイマイチ振るわず・・・ですがこれだけ分かり易くて、それなりに整備された城跡です。
もうちょっとスポットが当たればなぁ~などと思いながら。
丹波に侵攻してきた明智軍と、丹波の入り口間近のこの城がぶつかり合ったんだな~と400年ほど前のことを妄想しながら。
そうして、一日目の行程が消化されました。


[中編]に続く。。。
(みかん @hutakigusa)
来てくれてありがとう♥
  • 今日:
  • 累計:

城ガール隊 活動報告♫
現在の隊員数

2018年5月4日現在

221名




2012年6月

NHK大津『おうみ発610』

NHK大阪『ニューステラス関西』

NHK『おはよう日本』

上記番組で城ガール隊が紹介されました♫ 



2013年2月9日20時~

BSスカパー 241ch

「あなたのココロ動くTV 全力で実現しますSP!!」

俳優 田中圭さんが城ガール隊の城巡りを取材してくださりました♫



2013年8月 中京テレビ『キャッチ!』

名古屋市内のお城を紹介しました



2013年・2014年11月 恵那山麓博覧会えなか企画

『岩村城攻めツアー』に参加しました



広報朝来12月号

『特集・竹田城跡』に登場しました。



2015年2月 NHK長崎『長崎人』

2015年3月 NHK『クイズ百人力』近畿支部が出演しました



2017年夏 徳川美術館『天下人の城』展を応援中!



2018年春 第13回遠征in富山県

【城ガール隊 メンバー募集】

お城や戦国時代などの歴史に興味のある方、城巡りの仲間が欲しい方、城ガール隊に入りませんか?

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