よしぞうがハワイに旅立っている頃に、世界最大の企業が上場します。

その名も・・・万州国際・・・う〜ん、何の会社か分からない(笑)

8月5日に上場予定の万州国際。世界最大の豚肉生産企業なんですよ。豚の解体処理・養豚・冷蔵冷凍豚肉販売・生鮮豚肉販売・食肉加工(ハム・ソーセージ等)の生産販売を一貫して手掛けている企業です。養豚・生鮮豚肉販売・豚肉パッケージ製品販売がいずれも世界シェアトップの豚の世界では知らない人はいないというぐらい(ほんまかいな)の巨大企業みたいです。

万州国際は去年に、アメリカの豚肉加工大手企業であるスミスフィールドを47億ドル(4800億円)で買収しており、中国企業による企業買収としては過去最大の買収劇でした。これにより、中国だけでなく、アメリカも主要市場となり、中国・アメリカという2大消費大国に足場を持つ強力な企業となったのです。

当初は4月ごろに上場を予定していたのですが、市場環境が思わしくなかったことから延期を行い、それに伴い、上場規模も縮小しています。それでも、時価総額がなんと885香港ドル(1兆1500億円)となり、日本円で計算すると1兆円を超える巨大企業です。食品メーカーでは康師傅の時価総額が1兆6000億円ぐらい、蒙牛乳業が9700億円ぐらい、となっています。

公開価格は6.2香港ドルぐらいで予定されており、2014年度予想PERでは、11.5倍ぐらいです。これは康師傅や蒙牛乳業の半分以下なので魅力的な価格設定だと思います。

・・・まあ、業種が違うから同じ土俵で比べたら駄目だけどね(笑)

食品の安全を揺るがすニュースが多い中国なので、品質管理の信頼性は微妙ですが、そこをクリアできるのならば、投資対象として十分魅力的な企業だと思います。

とりあえず、投資家の人気は集めそうな銘柄だと思います。