よしぞうの中国株ブログにようこそ!

もうすぐクリスマス。長男(小学5年生)に何が欲しいか聞いてみると「何でもいい」と素っ気ない返事。その後も、何度か尋ねるが「今は特に欲しいものはないから何でもいい」と、親とは違い物欲がないみたい。

数日後、ショッピングモールに行ったときに、「そういえば今はこれが欲しい」と指さしたのは、トレーディングカードケース。薄いビニールのケースでカードを保護カバーするようなものです。これ100枚入っていてお値段は・・・

・・・198円・・・そんなの今すぐに買ってあげるよ(笑)

さて、肝心のクリスマスプレゼントは何にしたらいいのやら(-_-;)

では、中国のネット通販の話題でも・・・

昨日のブログに書いたように、アリババが作り出した独身の日は今ではネット通販の一大イベントとなり、各サイト・各モールで値引きフェアをやり、巨大な集客力と売り上げを叩きだすまでに成長しました。

今では中国の小売業における売上高全体の中で、ネット通販のシェアは10%を超えるまでに成長しています。日本の小売業全体の売上高におけるネット通販のシェアは20%ですので、中国のネット通販の小売業売上高におけるシェアはいずれ日本を追い越していくかもしれませんね。

しかしながら、現時点においても、中国のネット通販自体はイメージがいいとは言い難い部分もあります。実店舗の商品でさえ、偽物が横行していたりする場合もあるため、商品の品質を確かめるために現物を実際に触ったり・動かしたりして確認してから購入する人々もいまだに沢山いたりします。

中国の方々が日本に旅行にきて物を買う際に、棚においてある商品のビニールカバーを外して中身を確認したりしていることがあるのも、こういった文化・風習によるものなので、日本の感覚からすると常識外れですが、向こう側からすると騙されないための生活の知恵だったりするんですよね。

中国のインターネットモール側でも、悪質業者の摘発には力を入れていて、こういったイメージの払しょくを心掛けており、信頼できるネット通販事業者も数多く存在しており、安心して購入できる信頼感が更に高まっていけば、中国の通販事業は更なる飛躍をしていくはずです。

日本と違い、国土が広い中国においては、様々なものを自宅に居ながら注文・配達してくれるネット通販はまさに必要不可欠な存在であるはずです。

現在、中国のBtoC(消費者と小売業者の売買)ネット通販のシェアをみてみると、ご存知のようにアリババが断トツのトップに君臨しています。その次は、テンセントがバックについている京東商城です。それ以外の事業者はシェアが数パーセント程度なので相手にならず実質的には中国のネット通販事業者はアリババとテンセント系の2強対決となっています。

いぜんとして圧倒的なシェアを占めているアリババですが、テンセント系も巻き返しており、徐々に差は縮まりつつあります。アリババのシェアは55%なのでいまだ過半数以上のシェアを占めていますが、テンセント系の京東商城は25%のシェアを確保しており、アリババ追撃を目論み奮闘しているようです。

この2強を脅かす存在は今のところ現れておらず、先行有利とされるインターネット業界においては、今後も2強の牙城を崩す企業が現れるのは厳しいと思われます。

いずれは、どちらかが天下を取るものと思われますが、しばらくは2強対決が続いていくでしょうね。



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