中国を代表するIT企業であるテンセント。中国版LINEである微信(ウィーチャット)を武器に利用者を拡大しながら事業を拡大してきています。

さすがに右肩上がりだった利用者数も8億8千万人に達するようになっており、そろそろ利用者の増加は頭打ちになりそうな雰囲気。

そうなると利用者増加による増収増益効果は薄れていき、利用者がどれだけ使用料等のお金を落としておくかにかかっています。ここからがテンセントの正念場でありますが、獲得した膨大な利用者数を武器にライバルIT企業に攻勢をかけている感じなので、今後の成長にも期待は出来そうです。

今、テンセントにおいて一番の収益ポイントはゲームなどの課金による収益です。もちろん、これも大切なのですが、今後はネット決済が重要なポイントとなっていくことになるでしょう。

現在、中国においてのネット決済の最大手はライバル企業のアリババです。アリババはネットショッピングモールを武器にそこで使用できるネット決済を他社に先駆けていち早く導入しており、数年前まではネット決済の市場シェアの80%を占めていました。

一方のテンセントのネット決済機能はアリババよりも大幅に遅れて導入を開始しており、3年前には15%程度の市場シェアしかありませんでした。

ところが近年、テンセントは中国版LINEの微信(ウィーチャット)を武器に顧客にネット決済を導入してアリババを追い上げし、去年はアリババの市場シェアが50%程度まで下がってきているのに対して、テンセントは37%ほどの市場シェアを確保して猛追しております。

中国において、店舗に買い物する際にお札はイマイチ信用されておりません。なぜならニセ札が多く出回っており、小さな小売店でもニセ札を確認するための簡易機械が導入されているほどです。かといって、クレジットカードが大きく普及しているわけでもなく、中国にとって決済機能としてのネット決済は非常に便利かつ安心なのです。

スーパーやタクシー、レンストランや小売店など今では様々なところで日本以上にスマホでのネット決済が当たり前にできるようになっており、広大な国土と人口、消費施設を抱える中国においては、ますます爆発的にネット決済が進んでいくとされています。

テンセントはスマホ利用者の9割がダウンロードしているという微信を武器に、消費者と小売店などを引き合わせるツールとして活用してもらい、店舗が発行している割引クーポンを利用しながらスマホで決済したり、生活必需品として微信のインフラ化を目指しています。

微信で利用できる金額は、利用者が開設している銀行口座・設定内容によって異なりますが、30〜100万円ほどは利用できるようになっており、通常のクレジットカードと同じぐらいの金額の使用が可能となっています。

今後、中国においては他国におけるクレジットカードやポイントカードのような存在となるのがテンセントやアリババが提供するネット決済機能となると思われます。

ゲーム課金・ネット決済・クラウドサービスなど、利用者を増やしながら利用者に少しづつでも使用料を徴収できる体制をさらに築き上げていけば、今後数年は盤石の体制を維持できるだろうと思われます。

テンセントが中国における生活のインフラとなったとき、テンセントの実りを収穫する時期になるのだと思います。






ちなみに・・・

コメント欄を8年ぶりに再開してみました。
ブログのアクセスを解析すると、中国株や投資の内容よりも、旅行などの記事内容で訪問している方が多いみたいです。
一応、基本は投資ブログなのにね(笑)

なので、基本的に投資内容で訪れる人が少ないようなのでノンビリできそうだし、以前のように荒れることもなさそうな気がするし、嫌になればまた閉鎖すればいいだけだしね(笑)。

では、皆様、今後も暖かく優しく見守ってくださいませ。





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