僕はリーマンショックをモロに食らい、当時大きく増やしていた資産はあっという間に激減し、気が付けば元本を割って損失が出ていました。

それでも、リーマンショックを辛うじて生き残れました。

上手く取引できなかったのですが、退場しないという最低限の事は出来ました。

なぜ、生き残れたのか?

それは、とりあえず利益確定をしてキャッシュを確保したからです。

リーマンショックの前は1000万円の投資資金が2500万円になっていました。まさかここから損失などは出ないと思っていました。なので、バイアンドホールドが最強だと思っていました。

ところがここから、ドンドンと資産が失われていきます。

上昇相場の時は株で保有していると資産はドンドン増えていきますが、逆に下落相場では株でフルインベストメント(キャッシュがほとんどなくリスク資産ばかりの状態)だとドンドンと資産が加速度的に減ってきます。

なので、投資資金のほとんどを株式のままにしていた僕は下落相場の影響をもろに食らってしまいます。

保有銘柄は乱高下を繰り返し、5%程度の下落は当たり前、時には10%程度の下落もあるという事が続き、一旦は上がっても結局は市場は下がり続け、もう底だろうと思うところからまだ下がっていました。

ちなみに上海指数の当時のチャートがこんな感じ
上海指数リーマンショック

これをみても分かるように何度も下がっては上がってを繰り返して下落します。

あっという間に、資産が元本に近づいてしまいました。

ここで、慌ててキャッシュ比率を高めます。

投資資金の60%ほどをキャッシュに、残りは株のままにしておきました。

ある程度をキャッシュに戻して、株の保有比率を低くしていたので、大きく下がっても何とか耐えれるだろうと考えていたのです。


ところが、これでも最後のとどめを刺されます。


10月中旬の木曜日に保有株が10%下がって元本に近づき、金曜日には25%も下がるという理解不能の事態が起こり、いきなり損失が拡大。なすすべもなく、一気に100万円持っていかれました。

月々に稼ぐ金額の何倍もの金額が瞬時に飛んでいく。流石に恐怖しかなかったです。

・・・でも、これ、ある程度の資金をキャッシュに戻していたから良かったものの、全額ホールドしていたら、とてつもない金額が含み損となり、普段の日常生活も株の事が気になって不安に際悩まされていたでしょう。


全部ホールドしていたら、どれだけの損失が出ていたのか?今考えると恐ろしいです。


頭の中では、暴落時は買いだというのは分かっていました。


そして、実際に暴落時に買い増したり、新規に買った株もあります。それでも、買ったとたんに更に下がりだすと、購入したこと自体が正しいのか分からなくなります。

そして、不安に際悩まされて結局は損失のまま売ってしまうのです。

「暴落の状態でもホールドしていれば、いずれ戻ってくる。」

もちろん分かっていました。

それでも、戻ってくるのを待っている余裕はなかったです。

今の僕には耐えることが出来る事でも、当時の僕には無理でした。

でも、当時の僕はもちろん「暴落時は買い。暴落時は耐えることが大切。市場はいずれ戻る。」という事を知っており、そうするつもりでした。


当時の僕では、暴落した状態のままですべてをホールドしたまま耐える事なんて不可能でした。全部ホールドしたままであれば、暴落して大損害を出した状態で恐怖に耐え切れず投げ売りして、多額の損失を確定させて、再び株式市場に戻ることはできなかったでしょう。


つまりは、最良のアドバイスや、最良の行動は、自分にしか分からないという事です。他人に最適な方法であっても、自分が同じ行動を取れるとは限らないんですよね。


「暴落時は買い」「暴落時はガチホでいい。いずれ市場は戻る」


確かに間違いないのですが、そのように行動できるかどうかは人それぞれで、アドバイス通りに従って、恐怖に打ち勝てないと大損を食らって退場する羽目になるんですよね。

だから、暴落などを経験していないのであれば、安全策として損切ラインを設定したり、キャッシュポジションを増やして安心感を高めた方がいいと思えるんですよね。


僕があの当時にキャッシュポジションを高めたのは、ビビッて怖くなってキャッシュポジションを増やしただけですが、結果的に僕にとってはそれが良かったです。

もしも、ホールドしたままでいたら、大きな含み損を目の前に耐え切れず、投げ売りして大損額を確定させて退場していたはずです。


さて、時は流れ・・・現在へ・・・


今の僕は、たぶんアマゾンをガチホするでしょう。


でも、それは今までの経験を通して、大丈夫だと自分なりの自信を持っているからであり、それをそのまま同じように今これを見ている方々がしたらいいとは思っていません。

下落相場への恐怖の度合いが人によって違うからです。

含み益の状態・資金力の状態・経験・心理状態によって取るべき戦略は当然変わってきます。

僕にとっては正しい行動でも、皆にとって正しい戦略とは限らないです。

「暴落時は買い」「暴落した市場は戻る」「アマゾンはガチホでいい」

どれも言いたい内容は基本的に同じような事です。

でも、それは正しくもあり、間違いでもあるのです。


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