1000万円の投資資金が一時は2500万円にまで膨らんだ絶好調時のリーマンショック前。

それが脆くも崩れ去り、リーマンショックでは100万円ほどの損失になります。

そのリーマンショック時の2008年度の売買記録を振り返ってみましょう。


2008年度(リーマンショック時)売買記録


この当時に保有していた銘柄は10銘柄です。


(1)リーマンショック前

まずはリーマンショック前の市場が軟調になり始めた時期。

このころは、まだ保有株もほとんどの銘柄は含み益があり、利益確定をしている段階だった。

2銘柄を売却、8銘柄はホールド。

「四川高速道路」
購入金額    232,979円
売却金額    305,822円
リターン    +72,843円

「中国交通建設」
購入金額  1,060,720円
売却金額  2,597,237円
リターン +1,536,517円

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(2)リーマンショック中期

そして、リーマンショックで大幅に株価が下がり続け、損失が拡大する銘柄とまだ含み益が残っている銘柄が混在している状態である(2)の段階では、損失が拡大した銘柄は投げ売りして、比較的傷が浅いものを残している状態でした。

市場が下がり続け、含み益がドンドンなくなっていき、損失が出ている銘柄は留まる事を知らないかのように下がり続けていました。こういうのを見ていると、我慢できなくなって手放すぐらいであれば、適時損失ラインを設定して損切りするほうがいいと感じるんですよね。

4銘柄を投げ売り、4銘柄をホールド。


「アリババ(香港市場上場時)」
購入金額    831,380円
売却金額    511,184円
リターン   −320,196円

「玖龍紙業」
購入金額  1,802,740円
売却金額    395,565円
リターン −1,407,175円

「広州富力地産」
購入金額  1,635,377円
売却金額    498,901円
リターン −1,136,476円

「李寧」
購入金額  1,705,788円
売却金額  1,152,266円
リターン   −553,522円

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(3)リーマンショック末期

この頃になると、もう底だと思ったところから何度も更に下がり続け、怖くて仕方がない状態。出来るだけキャッシュを増やしておこうと思い、1銘柄(当時の主力株であるウェイガオ)のみを残して更なる損失を限定的にすることを選択する。

3銘柄を損切りして、1銘柄ホールド。


「康師傅」
購入金額  2,517,134円
売却金額  2,455,944円
リターン    −61,190円

「中国人寿保険」
購入金額  2,313,939円
売却金額  2,128,734円
リターン   −185,205円

「テンセント」
購入金額  1,126,258円
売却金額    944,599円
リターン   −181,659円

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(4)リーマンショック終期

この時点で、キャッシュが800万円とウェイガオ(保有株)の評価額300万円を合わせて、ほぼ元本である1100万円を確保しており、最悪ウェイガオが更に大暴落しても損失は300万円のみと限定的になるように考えていた。

そのため、これ以降はガチホして、ウェイガオがどれだけ下がろうとも我慢していればいいと思っていた。

最悪、ウェイガオが倒産しても最大損失は300万円であり、投資元本の1100万円から考えればマイナス27%程度の損失であり、この程度であれば許容範囲であり、倒産さえしなければリーマンショックが終われば回復するだろうと考えていた。

しかしながら、たった1日でウェイガオが大暴落を起こすのです。

評価額が300万円だった時に、1日で33%も下がる大暴落を起こして、一気に100万円ほどが飛んでいき、1日で資産が100万円ほどの損失を抱える事になります。

ドンドン下がり続ける市場。

暴落し続ける資産。

そして、ほとんどの銘柄をキャッシュに戻して、最後の銘柄のみをホールドしていたにも関わらず、更に資産が下がり、1日で一気に100万円の含み損が出たことでパニックになります。

徐々に資産が減っていくのであれば損失は想定していたので耐えれたかもしれませんが、一気に大きく下げて資産を削られていくと恐ろしさしか感じませんでした。

市場はバッドニュースしかなく、どの銘柄も下がり続けている現状。

暴落に次ぐ暴落が起こり、ドンドンと下がる中で、逃げる事しか選択できなかったです。


「ウェイガオ」
購入金額  3,965,521円
売却金額  2,267,259円
リターン −1,698,262円


「2008年度売却分のリターン」
リターン  −3,934,325円


「2008年度最終損益」
投資元本1100万円 
回収キャッシュ973万円(損失127万円)


ボロボロですね(笑)

含み益はドンドン減っていき、キャッシュを確保しながら保有株を随時損切りしていき、最終的に保有株は、すべて売り払いました。

僕が最後に売却した場面は、リーマンショックの底の場面であり、その後、株価はどれも急上昇を引き起こしていきます。

リーマンショック後に株価が急上昇したことを考えると、どの銘柄もホールドしたままでいれば良かったことになります。

大きな損失を確定して売却した銘柄でさえも、リーマンショック後は買値を上回るどころか大幅な利益をもたらすぐらいに回復していく事になります。

しかしながら、保有株を売らずに全ての銘柄をホールドしてままであれば、リーマンショック末期には含み損はどのほどの大きな物になっていたのか。

巨額の含み損を抱えたまま、ホールドし続けるなんて狂気の世界です。


含み益が減っていく事は我慢できても、投資元本が減っていく事を我慢する事は難しいものです。

例えば、含み益が500万円減っても、それほど怖くないです。金額は大きく減っていてもまだ余裕があります。

ところが、投資元本が50万円減った場合は、金額はたったの50万円だったとしても、資産が含み損になってしまい、そうなると怖いものです。

含み損が増えていくると適時損切りをしたり、資産が元本に近づくとフルインベストメントよりはキャッシュ比率を高めたほうがよいと感じるのは、人は想定よりも遥かに損失を我慢できないものだと思えるからです。


損失を抱えるという事は、想像以上の精神的負担を強いられるものです。


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