ガンダーラ（ゴダイゴ）

「ガンダーラ」は、ゴダイゴの代表曲である。

作詞は奈良橋陽子（英語詞）と山上路夫（日本語詞）、

作曲はタケカワユキヒデによる。

テレビドラマ『西遊記』のエンディング・テーマとして使用された。

1978年（昭和53年）に日本コロムビアからシングル盤が発売され、

彼らの作品としては最多となる160万枚以上を売り上げた。

「ガンダーラ」はゴダイゴにとって初の日本語詞のシングルで、

それまでは英語詞が当たり前であった。

またこのシングルが売れなかったら、

ゴダイゴは解散しようという話にまで進んでいたという。


ガンダーラは古代インド地域にあった王国で、

この曲の中では「理想郷」を意味する。

彼らのバンド名の由来にもあるような、

東洋の神秘的な世界への憧れがこの作品にこめられている。

ただし、現在の領域でいうなら、ガンダーラはインドでは無く、

アフガニスタン東部からパキスタン北西部に当たる。


この年のゴダイゴは人気の絶頂期であった。

オリコン・シングルチャートにおいて『ガンダーラ』、

『モンキー・マジック』、『銀河鉄道999』の3曲で

通算9週間2位という記録も残した。