霧のかなたに（黛ジュン）

「霧のかなたに」は1967年（昭和42年）にリリースされた

黛ジュンのシングル第２弾。

作詞：なかにし礼、作曲：編曲は中島安敏

デビュー曲の「恋のハレルヤ」に続き、これまた大ヒットを記録した。

パンチが効いた前作とは一転してバラード調の歌謡曲でありながら、

バックにはエレキを使ってＧＳ風に仕上げたアレンジになっている。

幻想的なイントロや演奏が、それまでの青春歌謡やエレキ歌謡とは

明らかに違ったビート感を備え、大人気となった。

女性シンガーが歌う新しい歌謡曲の先駆けとなった黛ジュンは

翌年「天使の誘惑」でレコード大賞を受賞。

６０年代後半を代表する歌手となり大活躍した。